フルマラソン走ったことある?
日本では年間100万人がフルマラソンに挑む
そこに山があるから登山に挑む人がいるように、道があれば42.195kmを走る人が大勢います。フルマラソンの大会は毎年のように大都市から小さな村まで開催されるほど、今や人気の競技です。日本だけでも年間に100万人以上がフルマラソンを走っているというから驚かされます。そこで参加者が気になるのが、参加者の平均タイムです。
男性や女性別の平均タイムが知りたい
これからフルマラソンに挑むとしたら、ぜひとも知っておきたい平均タイム。企業の有名な選手のように2時間10分で走ることは無理でも、自分と同じ世代の完走タイムは、クリアしてみたいものです。男性と女性の完走タイムの目安を知っておけば、それを元にしてマラソン練習に挑むことができます。
フルマラソンのデータ
フルマラソンの世界記録
【ベルリン・マラソン】キプチョゲが世界新!人類初の2時間1分台に突入https://t.co/P1aMNEcFJK
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 16, 2018
2時間1分40秒で2連覇。これまでの記録は、デニス・キメットが14年にマークした2時間2分57秒だった。 pic.twitter.com/ooOaPpIKf4
世界のマラソン界は、すでに2時間を切る寸前まで迫っています。世界一速い男性はケニアのエウリド・キプチョゲ選手で、2018年に2時間1分40秒というとんでもないタイムを叩き出し、世界記録を樹立しました。女性もケニア出身のブリジッド・コスゲイ選手で、2019年のシカゴマラソンで2時間14分4秒を記録しています。
9割を超えるフルマラソンの完走率
来年の東京マラソン、エリート選手のみ開催は考えず https://t.co/wEbXUOumAr 完走率95%、3万8千人走って2千人しかリタイアしない。確かに制限タイムは長いけど歩いては間に合わない。たいしたもんですね。で、トレーニング開始して良いんですか!?
— マキヤマノブヲ (@makinobukun) August 29, 2020
そんな世界記録タイムも目安にして良いフルマラソンですが、参加者の完走率はかなり高いのはご存知でしたか?主要なマラソン大会の平均完走率は、2019年には91%に達しました。つまりアマチュアが100人参加すれば、91人は完走できるわけです。しかし猛暑や強風などの悪条件により完走率は下がり、大会によっては50%まで低下することもあります。
初心者は5時間以上かけて完走
マラソンシーズン開幕🤗
— RUNNAL(ランナル)【公式】 (@runnal_running) October 6, 2019
・フルマラソン平均タイム
男子 4時間36分39秒
女子 5時間7分55秒
・ハーフマラソン平均タイム
男性 2時間6分12秒
女性 2時間21分19秒
・10km平均タイム
男性 1時間2分8秒
女性 1時間11分39秒
・5km平均タイム
男性 28分36秒
女性 31分54秒
ひとまず男女別や世代別ではなく、全てのフルマラソン参加者を総合した平均タイムも見ておきましょう。RUNNALの公式記録によれば、2019年の平均タイムは男性が4時間36分39秒、女性が5時間7分55秒でした。5kmの平均では男性が28分台、女性は31分台ということで、ペース的に見れば不可能な感じはしません。
フルマラソンの平均タイム
20代の平均タイム(東京マラソン)
まずは若さも全開な、20代のフルマラソンの平均タイムからです。2018年の東京マラソンを例にすると、男性の20代前半の平均タイムは4時間22分、20代後半は4時間31分となっています。女性のほうを見れば、20代前半では5時間1分、20代後半は5時間8分というタイムです。20代なら、このタイムが今後の練習や大会の目安になります。
発展途上の20代
柔軟性といえば、日本人男性のマラソンの記録を年代別に取ると、20代が一番遅いらしいです。20代の男性は無謀なペース配分で自滅する人が多いからだとか。 pic.twitter.com/ENV5uSRBJo
— Ghostface melOn (@Ghostface_melOn) June 4, 2020
20代という年齢はあらゆる基礎的なスポーツで、体力の全盛期。そのためフルマラソンを始めれば発展途上であり、今後男性も女性もどんどんタイムを伸ばして行ける可能性があります。練習をこなせば、平均タイムを大幅に上回れることは確実です。しかし経験不足の初心者だと、30代や40代の世代より結果が出ない人も多いようです。
30代の平均タイム(東京マラソン)
次に2018年の東京マラソンを例として、働き盛りな30代の平均タイムを見てみます。男性のほうは30代前半でも30代後半でも、4時間30分というフルマラソンの平均タイムを出しています。女性の平均タイムを見れば、30代前半で5時間ジャスト、30代後半でもほぼ同じの5時間1分という結果でした。
タイム向上を狙える30代
改めて昨日の東京マラソンの結果です。ネットでもサブ3.5出来て無かった😚一応セカンドベスト、しかもよく考えたら30代最後のフルマラソンかぁ…もう少し頑張ればよかったな😱 pic.twitter.com/SBwhAKMvaF
— nico @低浮上 (@NicoSpqy9ba9) March 4, 2019
人間は30代半ばになると体力的に衰えが始まるものですが、アマチュアのフルマラソンなら気にする必要もありません。平均タイムを見れば、20代の年齢の人々よりも確実にアップしているのがその証拠です。マラソンは経験を重ねた30歳の年齢から、タイム向上の可能性が高まっていく競技なのです。
40代の平均タイム(東京マラソン)
いま巨大なフルマラソン界で、もっとも参加人数が多いのはアクティブな40代で間違いありません。数が多いだけに、2018年の東京マラソンの平均タイムはどうだったか気になります。40代男性の場合の平均は、4時間29分でした。一方で女性のほうは、40代前半が4時間52分、40代後半が4時間54分という結果です。
平均が最も早いのは40代
ランナーズ7月号の付録P.3に興味深いデータが。年齢別のマラソンの平均タイムの表なんですけど、男性は20代・30代の平均タイムが速いわけではなく、40代・50代の方が速い。40代・50代男性はシリアスランナーの割合が高いということでしょうかね。 #run_jp #jog
— ソウ (@osururah) May 22, 2010
ちょっと意外なことですが、若い世代を差し置いて一番早い平均タイムを出しているのが40代です。40代を迎えてフルマラソンのタイムが上がるのは、若い頃から経験を積んできたり、体力が十分である証です。40歳からの年齢でも、マラソン大会で上位に入ることが不可能ではありません。
50代の平均タイム(東京マラソン)
次に中年真っ盛りながら、大会を牽引する50代のフルマラソンの平均タイムを見てみます。2018年開催の東京マラソンでは、50代前半男性は4時間34分、50代後半では4時間37分でした。女性の方を見ると、50代前半では4時間58分となり、50代後半では5時間1分との結果がわかりました。
ガンガン走れる50代
お世話になっている石川眼科ちゃっかり写る
— レッドリバー (@akagawaman) January 3, 2019
ちなみに院長さんは50代後半でフルマラソンサブ3
奥さんも50代で3時間11分代と強者です https://t.co/qXgsOQKthJ
この平均タイムを見ても分かる通り、50代がフルマラソンを走っても40代と変わらぬ結果を出せています。マラソンを走る体力的には、40代からほとんど衰えないのです。中には20代の年齢よりずっと早いおじさんも珍しくはありません。50代からマラソン初心者デビューしてみても、平均を上回れる可能性は高めです。
60代以上の平均タイム(東京マラソン)
60歳でこのタイムはヤバすぎ。ハーフマラソン1時間11分26秒!トミー・ヒューズさんが、14年ぶりに60度しかの年代別世界記録を更新。55歳の男子世界記録よりも1分だけ遅い驚きのタイム。元オリンピアンで20代から50代までフルマラソンを2時間30分以内で走り、60代でも目指す。 https://t.co/0NvADN8Thl
— キャプテン安藤大|大阪ランニングコーチ (@andohiroshii) September 13, 2020
最後に2018年の東京マラソンの記録から、若々し過ぎるシニア世代の結果を確認します。60代前半男性の平均タイムは4時間55分、60代後半では5時間5分でした。一方の女性は60代前半で5時間16分、60代後半で5時間22分です。フルマラソン参加人数が少ない70代男性は5時間10分台から40分台、女性は5時間31分前後という結果でした。
マイペースを貫きたい60代以上
【ブラボー】92歳のおばあちゃんがフルマラソン完走!!女性の世界最高齢記録を樹立http://t.co/6vTlBfLGjy
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 1, 2015
フィニッシュタイムは7時間24分36秒。自身が過去に克服した、がんの研究資金を募るために参加しました。 pic.twitter.com/PoqFPFD4ji
さすがに60代になって来ると体力は衰えるので、フルマラソンの平均タイムも遅くなるだろうと考えます。しかし結果を見れば、50代からわずかに20分程度遅いだけというものでした。70代以降の年齢では確かに基礎能力が弱るので遅くなりますが、シニア世代の完走率もかなり高くなっています。制限時間のない大会なら、マイペースで完走を目指すのも良さそうです。
フルマラソンのトレーニング法(短・中距離走を中心)
まず5km走れるようになろう
ちなみに5000mの世界記録は12分37秒で1000mを平均2分30秒る。神の領域ですね。マラソン選手も1000mを3分ペースで42キロも走ってる。僕の1000mのベストは2分40秒くらい。30代終わるまでに、もう一度2分台で走れるようになりたい!100夢リストに追加しよう。
— ウェブてこ | 村上広海 (@hiroumi1025) May 18, 2010
全くの初心者でも、ゆっくりペースで5km完走するのは可能です。フルマラソンにチャレンジするなら、始めの頃の練習では5kmの短距離にこだわってみてください。5kmのタイムは、マラソンでも重要な目安です。5kmの平均タイムが30分台のペースになれば、もう10km以上の走破に必要な体力も身についています。
10km走れるようになろう
右足の様子を見ながら10km走。
— タモリ (@monorail_ito) December 28, 2019
今日は向かい風がきつい。#beatyesterday #garmin #ランニング pic.twitter.com/yeQm9I89wo
10km走破できることは、間違いなくフルマラソンをこなすための足がかり。10kmが走れたら、20kmのハーフマラソンの参加は無理ではありません。もし10kmでバテバテなら、余裕なペースでこなせるまで練習を続けます。自分の過去の平均タイムを余裕で上回るようになったら、12km、14kmと少しづつ増やしてみると良いです。
ハーフ(20km)を練習しよう
お疲れ様です。
— go_og (@go_og_tsy) December 10, 2020
今日は昨日より遅めペースで12kmラン。
ラスト1kmは4'30"切りで走りました。
来年のハーフマラソンに向けて、
日頃の練習距離を延ばしてます。
平日に12kmを2日間走ると、疲労がたまる感じです💦
明日はリカバリーランして、
土曜日にハーフを走ってみます。 pic.twitter.com/I8mBPHz4qW
20kmを走り切れたなら、その瞬間にフルマラソンに挑戦できる権利を得たと言えます。初心者の20km走は、できるだけ準備万全にして挑むのが大切。最初は週1~週3で走り、平均タイムのクリアよりは、完走を目安にすると良いです。フルマラソンの距離を走る前に何度も20kmを練習して、とにかく20kmが余裕になるまで繰り返してみてください。
フルマラソンのトレーニング法(長距離)
疲れたらリタイヤしてよいフル練習
すみません。
— @さとう@@ (@BYm2fBzOdU2zpMJ) November 3, 2019
練習不足や準備不足が重なり、やっぱりリタイヤとなりました。
目標の半分近くまで行きましたがこれで終わりにします。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。
また挑戦させて頂きます!#ぐんまマラソン#フルマラソン pic.twitter.com/d02x2vC0fF
20kmの走り込み練習で無理がなくなって来たなら、いよいよ真打ちとなるフルマラソン練習です。全国の平均タイムを目安にして走っても良いですが、まずは自分のペースで完走を目指すことが大切。実際のところ、最初からフルマラソンを走って完走することは不可能かもしれません。リタイヤすることを前提にした練習が必要です。
フルマラソンの練習内容と頻度
今週の21kmランニングは今日‼️
— 高津優 (@youtakatsu501) June 22, 2020
週4ランニング頑張れてる‼️#ランニング#朝ランニング#21km #週4ラン pic.twitter.com/I0htJDnPCO
人により走る頻度は異なりますが、フルマラソンに挑むなら1週間に3日の練習頻度は必要です。2日間は10kmからの中距離にして、週に1日は確実に30km~42kmの長距離を実行します。そして走らない日も、軽く筋トレをこなすという形がベスト。毎日走っても疲れるだけで平均タイムは伸びないので、休憩を挟んで体力を回復しながら、無理のないペースでの練習が必要なのです。
フルマラソンのトレーニング法(体力向上)
できるだけ体脂肪を落とす
#ランニング
— まさくん (@nanohaAss) May 10, 2020
雨だ❗️梅雨だ❗️ダイエットだ❗️
最近タイム向上より、目的がダイエットに
なってきている気がします。
朝起きて、バッティングセンターで
一汗かき、帰ってから腹筋100回。
しかし、この後なぜかMac欲に
負けてテイクアウトをしてしまい…
反省を込めて20kmラン❗️ pic.twitter.com/X5YguFHpxG
色んなフルマラソン向きな体力向上方法がある中で、体力を付けながらダイエットをすることで様々な好影響があります。脂肪を無くすことは全身の重りを外して走るようなもので、確実に目安とする平均タイムに近づけます。肥満が気になっているなら、まずは体脂肪率15%以下を目指してみてください。
短い距離の全力疾走を繰り返す
マラソンのタイムをあげるには、短距離走の練習も必要なのか。
— hirapon (@whitehorse_cafe) May 6, 2012
やってみようかな。
短い距離を全力かそれに近い感じで走るのも、体力とタイムを平均以上にアップする方法です。例えば初心者なら、数百mの全力疾走から始めてみます。慣れたら1km、3kmと増やして全力に近い感じで走ってみるのです。繰り返すことで心肺機能が鍛えられて、スプリント能力やフルマラソンを走りこなすための能力もアップしていきます。
水分補給・栄養補給しながら走る
ランニングのパフォーマンスを上げる水分補給のコツ。朝ランなどですっかり人気も定着したランニング。そのパフォーマンス維持に欠かせないのが、水分補給です。水分補給としてはランニング前・ランニング中・ランニング後のそれぞれが大切。3つの… https://t.co/5P5IBVr5Ux pic.twitter.com/Vhy3ySSx55
— 享 (@michell_toru) April 1, 2019
これも重要ですが、フルマラソンでは水分の補給が平均タイムを上回る鍵をにぎっています。水分補給は5~10kmに1回程度は取り入れることで、脱水症状や体調不良から回復させます。練習でも水分補給や栄養補給は重要なので、ホルダーに飲み物やゼリーを携帯したり、自動販売機の利用で水分補給を欠かさないでください。
フルマラソンのコース設定方法
短・中距離コースを作る
そろそろ新しい顔マラソンコース作りを始めようと思います!今回は…\栃(^^)木/ pic.twitter.com/JloJ6Oqg1q
— hama(顔マラソン) (@hama112) October 4, 2013
ずっとフルマラソンより短い5kmや10kmなら、自宅から片道5kmの折返しや周回コースがもっとも単純です。休憩できる公園などを入れて、平均タイムをクリアできそうな理想のコースを目指します。コース設定は、詳細地図やグーグルマップを使うと良いです。20km以上のコース設定でも、途中の休憩ポイントの取り入れが大切です。
フルマラソンコースを作る
Garmin先生にフルマラソンのコース作成をお願いしたら、超スパルタなコース作ってきて草www#Garmin#池田山 pic.twitter.com/r7qyO6ylPE
— どれこれ @次走未定 (@dorekore) February 21, 2020
コース設定の重要性が高まるのは、フルマラソンの練習の場合です。何しろ42.195kmなので、足を痛めてリタイヤすると、帰宅が難しくなることがあります。しかし20kmの折返しコースは引き返しが難しくなる意味で、平均タイムを上回る練習には最適。不安なら高低差のない10kmの短距離コースを4周する設定にしたり、駅やバス停が近いコースを作るのも良いです。
フルマラソンにチャレンジする?
年齢を気にせず走ってみよう
若い年齢から上は80歳台に至るまで、フルマラソンはあらゆる世代が参加している競技です。初心者でも練習を始めてみれば健康的だし、自分の限界を超える可能性も見いだせそう。平均タイムの向上を目指して、年齢を気にせずにフルマラソン大会に挑んでみてはいかがですか。
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