神社仏閣の起源
神社仏閣は運気を高めるパワースポットが存在すると言われています。その起源とされているのは、古代において農耕や狩猟を糧とした民族や、魚などを獲って暮らしていた民族が、山や海などの自然界に神という存在を具象化して崇拝し、生活の無事を祈ったり占いをしたのが始まりとされています。
その様な自然崇拝によって神聖とされた場所には神社仏閣が建立され、やがて霊場であるとか聖地という呼ばれ方がされる様になったのです。自然崇拝には山や海の外、川や湖、年輪を重ねた樹木、奇岩なども崇拝される対象にされています。
神社仏閣の種類
神社仏閣という呼び名は本来、古来からの自然崇拝によって吉凶の占いの場として生まれ、信仰の対象としたご神体を祀る施設をいい、飛鳥時代538年に日本に伝来した仏教によって、教義を説く場所や仏教的儀式を執り行う施設を寺院あるいは仏閣と呼称したもので、総称して呼ばれているものです。
古来より神社も仏閣寺院も信仰の場としての概念から、神仏習合の捉え方によって人々にとっては区別することもなく呼ばれてきたものです。
神社の格式・呼称
現在日本には約8万社と言われる神式の施設があり、それぞれの神社が祀られている祭神の由緒来歴によって決められた、格式を表す「社号」と呼ばれる称号が付けられています。
大神宮
特別の社号で、神道また皇室の祖とされる伊勢神宮の出先機関施設である東京大神宮にのみ与えられています。
神宮
格式が高く、皇室とも関わりが深い由緒、歴史のある社に付けられた社号です。
大社
地域の信仰によって祀られている社の本元となるものです。国譲りの大儀によって功績があったため戦前まで「出雲大社」のみの社号とされていましたが、現在では各地域で広く崇敬を集めている神社の社号となっています。
宮
皇室に深い関わりあり、名跡を残した人物を祀る神社の社号です。徳川家康を祭神とする日光東照宮の様に歴史的に功績のある人物を祀る例もあります。
神社
地域を守る「産土神」や、一族を守る「氏神」と呼ばれていたりします。全国各地にあり武運の神を祀る八幡神社の様に一般的な社号として用いられています。
社(やしろ)
お稲荷さんや馬頭神、山や海の畔などに祠などを建てて祀られている小さい神社のことをいいます。
属性とは!
各地に点在する神社仏閣、そして、人にはそれぞれ誕生日などによって定まった属性が有ります。その神社仏閣と人の属性には相性があるとされています。パワースポットが存在するという神社仏閣を訪れて何らかの気を感じるのは人それぞれであって、神社仏閣の属性と生年月日による各人が持っている属性との相性とによって感じ方が違います。
相性の良い神社でお参りして運気アップ!
神社仏閣の属性は元々定まっていますので、人は各人に具わっている属性を調べて相性の良い神社仏閣を探し、お参りすることによって厄除けや運気が掴めると言われます。但し、相性の悪いパワースポットを訪れたから悪い事が起きる、などという事はなく、ただ単に”ご利益が期待できない”とだけの解釈で良いでしょう。
属性と相性
神社仏閣と属性の関係は、自然の働きによって与えられる恵みを上手に活用するという、基本的な考え方による思想によって診断する「陰陽道」が基になっています。
その基本的な考え方に「陰陽五行説」があって、自然界にあるものは「木・火・土・金・水」の五行に分類されて互いに影響しあうものとされています。この事を陰陽道では「相性(そうじょう)」といって、現在使われている「相性(あいしょう)」の語源とされています。
人の属性
人それぞれにも属性があるとされています。前述の通り陰陽道の陰陽五行説を基にした五つの属性が当てはめられています。自然界にある五行や生年月日、干支、血液型によって「地・水・火・風・空」の属性に別けられ、これを総称して「繭気属性(けんきぞくせい)」と呼んでいます。
繭気(けんき)属性の相性
自分の属性が分かったら、その属性ごとの相性の調べ方や占い診断の方法があり、結果として合う、合わないという相性が分かります。上記の図を参考にして下さい。
属性が連結しているものは相性が悪いとされ、五芒星(ごぼうせい)が直線で結ばれている属性の相性は良いとされています。先にも述べましたが、診断によって相性が悪いという意味は縁起が悪いということではなく、お互いの利益には結びつかないことがあるということで深刻な意味ではありません。
繭気属性同士の相性
繭気属性別診断による相性の良し悪しを参考のために挙げてみますと、「地属性」の人は「地・火・風」が相性が良く、「水・空」は悪い。「水属性」は「水・風・空」が良く、「火・地」が悪い。「火属性」は「火・空・地」が良く、「風・水」が悪い。「風属性」は「風・地・水」が良く、「火・空」が悪い。「空属性」は「空・水・火」が良く、「風・地」は相性が悪いとされています。
自分の属性の調べ方
属性の調べ方には、陰陽道による運勢などの占い方として、五行(木・火・土・金・水)、干支と十二支、八卦によって「九星図」を作り、それに生年月日や方位を当てて占う調べ方があります。
九星による各属性は、「一白水星:水」「二黒土星:地」「三碧木星:風」「四緑木星:風」「五黄土星:地」「六白金星:空」「七赤金星:空」「八白土星:地」「九紫火星:火」とされています。人の属性は誕生日によって定まっているという考え方です。
生年月日と血液型によって調べる方法
計算法1
属性の調べ方として、生年月日や血液型から類推して自身の属性を調べる方法があります。自分の生年月日が1999年12月31日で、血液型がA型である場合、生年月日の数字を足します。(例:1+9+9+9+1+2+3+1=35)計35ですが、数字を一桁にしますので(3+5=8)に足し算をして「8」という数を作り出しました。
計算法2
血液型も数字に直します。方法は、血液型を数字に直します。(A=1、B=2、O=3、AB=4)として、生年月日から割り出した数字を足します。この場合も一桁になる様にします。
例がA型ですから(8+1=9)で9という数字が自分の属性に当てはめます。属性表では、「地属性=1・6」「水属性=2・8」「火属性=3・7」「風属性=4・9」「空属性=5」ですから、9は風属性となります。
神社仏閣の属性と相性・地属性
地属性の意味合いとは、地上のあらゆる生物に影響を与えています。地属性の人は、自分の身の周りの人達を大切にするといい、性格は真面目で、信念を貫く努力家タイプが多いとされています。相性が合うとされ、名が知られている神社仏閣を挙げてみました。
相性が合う神社仏閣
香取神宮(千葉県)
社号の「神宮」を与えられているのは伊勢、鹿島、香取のみという格式のある社です。”意を決す場所”とされ、厄除けと総合的に開運を授かるといい、全国的にも有名なパワースポットです。
大國魂神社(東京)
府中市にある「くらやみ祭」で有名な神社で、武蔵の国(現在の東京、神奈川、埼玉)の総社です。厄除けと同時に縁結びでご利益が授かるという、由緒や歴史のある格式の高い神社です。
戸隠神社(長野)
天照大御神が天岩戸(あまのいわと)に隠れた際に、天手力男神(あめのたじからおのかみ)が岩戸を放り投げた地が戸隠山といいます。高野山や比叡山と同等の修験道の霊場です。自分の運の覚醒と才能に目覚めさせてくれるというパワースポットです。
神社仏閣の属性と相性・水属性
水は全ての生物にとって必要不可欠な存在です。占い診断によると水は形を作れませんが、全てのものを飲み込むので、誕生日が水属性の人は包容力があり思いやりがあるとされています。
相性が合う神社仏閣
毛越寺(岩手県
平泉に藤原基衡、秀衡が造営した寺院。大泉が池を中心にした広い庭園は極楽浄土を再現した「浄土庭園」といい、国の特別史跡、名勝に指定されています。大泉は池は強い金の木を発しているというパワースポットです。
下鴨神社(京都府
京都左京区にあり、鴨川の下流に位置するために下鴨神社と呼ばれていますが、正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といいます。境内の末社「相生社(あいおいのやしろ)」は縁結びのご利益があるとされるパワースポットです。
厳島神社(広島県
推古天皇元年創建という歴史のある社です。国宝や重要文化財にしていされている建造物が多くあり、世界遺産に登録されています。嚴島神社は海に浮かぶ神社であることから金運や仕事運、縁結びのパワースポットとされています。
神社仏閣の属性と相性・火属性
占い診断によると、火はあらゆるものを燃やす力を宿していることから、光と熱によって必要なエネルギーを与えます。誕生日によるこの属性の人は情熱的で行動力に溢れている反面、水を掛けられるまで気が付かない自己中心的な性格も併せ持っています。
相性が合う神社仏閣
鹿島神宮(茨城県
伊勢、香取と伊勢、香取と同格式の社号である神宮が与えられている歴史のある古社です。武の神である「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」で、勝負強い、行動力や統率力が備わっている属性です。祭神は武の神武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)で、勝負強い、行動力や統率力が備わっている属性です。
川崎大師(神奈川県
真言宗智山派の成田山新勝寺、高尾山薬王院と並ぶ関東の三大本山で、「金剛山金乗院平間寺」が正式な名称です。
平安時代に武士の「平間兼乗(ひらまかねのり)」が夢のお告げにより弘法大師の木像を海から拾い上げたことから、偶々諸国行脚をしていた「尊賢上人(そんけんしょうにん)」の力を借りて寺を建立したのが由来です。厄除けはもちろん、心身の健康運にご利益があるとされています。
高野山金剛峯寺(和歌山県)
平安時代空海(弘法大師)が816年に嵯峨天皇から賜った地に真言密教の道場として寺を建立したという由来です。現在は真言宗大本山となっています。1,200年もの歴史を誇るこの地からは強い気を発しているパワースポットとされています。
神社仏閣の属性と相性・風属性
占い診断では、心地よい風の力によって、生活や環境面において安定した運を作ります。誕生日による風属性の人は自由闊達な性格で、マイペースですが集中力に長けています。
相性が合う神社仏閣
彌彦神社(新潟県
古来より越後一宮の「おやひこさん」と呼ばれて親しまれている「彌彦神社」は、天香山命(あめのかごやまのみこと)をご祭神として祀る歴史ある社で万葉集にもその名があります。
神社が鎮座する弥彦山は鬱蒼(うっそう)とした樹齢500年ほどを数える杉の森に囲まれ山全体が気に満ちているパワースポットで、厄除け、金運、仕事運のご利益が授かるとされています。
成田山新勝寺(千葉県
約1,000年の歴史があり、弘法大師が彫り上げたという不動明王像がご本尊とされ関東三大不動で厄除けで有名な寺です。初詣の参拝客は約300万人で明治神宮に次いで2番目です。災厄の消除と、困難な道も切り開く知恵を授かるというご利益があります。
比叡山延暦寺(京都府
伝教大師最澄(さいちょう)が開山した天台宗の総本山です。標高848mの山域全体に約100ほどの建造物や伽藍があり、鬱蒼(うっそう)とした杉木立のなか荘厳な雰囲気のあるパワースポットです。
神社仏閣の属性と相性・空属性
全ての創造物に関わり、占いや風水などの属性診断の解釈では、空気の様に浸透性を発揮するという誕生日が空属性の人は、創造力に溢れた才能を持つと診断されています。
相性が合う神社仏閣
日光東照宮(栃木県
ご祭神は東照大権現(とうしょうだいごんげん)、徳川家康を祀った神社です。全国の武士達を統率し江戸幕府を創始したことで知られている事から、上昇運や仕事運、勝負運に強いパワーを得られるとされています。
善光寺(長野県
創建以来約1,400年を経る古刹で、朝鮮国百済からもたらされたという日本では最古と言われる阿弥陀如来像がご本尊です。周囲の山々から強い気を取り込む場所とされるパワースポットで、災厄除けや開運のご利益があるとされています。
吉備津神社(岡山県
ご祭神は七代孝霊天皇の第三皇子であった大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)で、伝承として伝わる「鳴釜の神事」は上田秋成の「雨月物語」にも著されています。
豪壮で優美な本殿と拝殿は国宝、付随する建造物は国指定重要文化財、「備中神楽」は国の重要無形民族文化財に指定されています。神社裏の吉備中山は山容自体が神が宿る山と言われ気のエネルギーを発するパワースポットとされています。
まとめ
誕生日などによる自分の属性の調べ方と、属性同士の相性及び各地にある、相性の合う神社仏閣の属性をご紹介してみました。神社仏閣に詣でることは気の引き締めにもなりますし、観光や厄除けを兼ねて厳かな雰囲気を楽しむのも良いでしょう。
属性について詳しく知りたい方はこちらもチェック!
属性について、また、相性の良い全国の神社仏閣については「暮らし~の」のWEBマガジンにも種々の情報が有りますので、ぜひご覧になって下さい。
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