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神社にお参りするのは午前か午後どちらがいい?参拝のルールやマナーをご紹介!

神社へのお参りの時間帯やタイミングにはルールやマナーはあるのでしょうか。せっかく神社へ参拝するのですからその作法にのっとった仕方でお参りした方がご利益もありそうです。神社へのお参りの仕方は時間だけでなく行動ひとつひとつに意味があるのでご紹介します。
更新: 2024年8月2日
佐藤3
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はじめに

神社にお参りするときに気をつけることは?

神社にお参りにいくときに午前中がよいとか午後や夕方は避けるべきなどといった俗説を聞いたことがあるでしょうか。もし聞いたことがあったとしてもそのタイミングに関してのいわれを詳しく知っているという方は少ないもの。神社は神様を祀っているところで、お願いことがある場合は特に失礼にあたらないようその参拝の仕方・作法やルール・マナーを守ることできちんとしたお参りができます。まずは時間やタイミングについてから見ていきましょう。

神社にお参りするルール・マナー①参拝時間

午前中と午後どちらが良いなどあるのか

世間一般でいわれる午前が良くて午後や夕方はおすすめしないというのは本当なのでしょうか。きちんとした理由がないものは、ただいわれているだけであまり信用できないですね。参拝するのに向いている時間やタイミングには次のような理由があります。

一般的に良いといわれる参拝タイミングは午前

午前中にお参りすると良いといわれる理由は、朝の清々しく穢れ(けがれ)が少ないときのほうが神様に願いが届きやすいというもの。お参りする人の精神的コンディションも太陽が登って数時間の午前の方が良いため、参拝向きであるとされています。

午後や夕方が悪いタイミングなのは

それと比較して午後や夕方にいくのが良しとされないのは、午前の真反対の意味があることを見逃せません。日が落ちてきた夕方は特に逢魔が時(おうまがとき:悪いものが住む世界との境界が曖昧になる時間のことをいう)でもあることから神様にお願いをするのには不向きとする説。

お参りする人も疲れがたまっている

参拝する人も午後や夕方になると身体的・精神的に疲れや穢れがたまっていて神社のような神聖な場所にでかけては神様に失礼だとされています。

一般的にいわれるだけで迷信的なこと

しかしこれらの神社にいくタイミングの良し悪しは、朝の清々しい時間帯にお参りした方が気持ちがよい。夕方の忙しい時間帯にあわただしく参拝するものではないという出向く人が勝手にいっていること。お参りするという気持ちが大切なので、時間がない人は午後でかけても夕方でかけても悪いことはありません。ただし、神社の閉門時間があるところではその時間内にいければ問題はないでしょう。

神社にお参りするルール・マナー②敷地内に入る

神社の敷地内に入るタイミングでおこなうこと

時間やタイミングは気にしなくてもよいとしても、最低限お参りの仕方やマナーは知っておきましょう。神様の前に出て、お願いをするのに失礼があってはいけませんね。神社へいったならば、敷地内に入る前からお作法が決められています。

鳥居をくぐる前から作法がある


神社の敷地はイコール神様の領域です。それは鳥居で外と中に分けられているので、まずは外側にいるときにこれから神様の領域におじゃまさせていただきますというお願いの気持ちをこめていち礼してから入ること。あまり気にしていない人も多いですが、これが正しい参拝の作法のひとつめとなります。

神社にお参りするルール・マナー③参道を歩く

参道の歩き方の作法

鳥居をくぐったらお参りの仕方的にまず向かいたい場所があるのですが、そこまでは参道を少し歩くことになります。この歩き方には気をつけてほしい、ただしい場所があるのでご紹介しましょう。

真ん中は神様が通る場所

神社への道は参道といいますね。この道は人が本殿へとお参りするために進む道であり、神様も行き来に使う通路です。その中央は神様が通る場所であり、人が通っていると邪魔になります。真ん中は避けて右か左を歩きましょう。

どうしても通る時の仕方

しかし、右から左へ行きたい(またはその逆)でどうしても中央を横切る場合もあるでしょう。それもダメかというとそこまで厳しく通ってはいけないという決まりではありません。ただ通らせていただくのでお礼と、失礼しますという謙虚な気持ちのあらわれとして軽く頭を下げて通るのがおすすめ。

神社にお参りするルール・マナー④身を清める

手水を使うタイミング

鳥居の中にはいったらまずは身を清めるのが一番先です。手水舎と呼ばれるきれいな水がたたえられている場所があるので、まずはそこを目指します。手水は使うことのルールやマナーばかりが注意されがちですが、使ったあとに周りに注意したいこともあるのでご説明しましょう。

手水の仕方・作法

手水の使い方・作法は①右手で柄杓を持つ②左手を清める③左手に持ち替える④右手を清める⑤また右手に持ち替え左手の手のひらに水を入れてそれで口をゆすぐ⑥取っ手を洗う。このような流れになります。

手水舎の周りに注意する

これが終わるとすぐに大きな本殿へといってしまう人も多いですが、ちょっと周りを見てください。小さな祠や拝殿はありませんか?これは身を清めるためにまず拝むように作られた場所です。ここにもお参りをしてから手水舎を後にしましょう。

神社にお参りするルール・マナー⑤お参りの作法

お参りの仕方は二礼二拍手一礼


神社へのお参りの仕方で一番気になる方が多いのはこの拝礼の作法ではないでしょうか。直接神様と対面してお願いごとをする場面なので、失礼があってはいけませんね。よくいわれる神社のお参りの仕方・二礼二拍手一礼の作法を解説します。

二礼二拍手一礼の仕方・作法1

二礼二拍手一礼のやり方は①まず拝殿の前で一礼し、このときの角度は45度で深く頭を下げないことがポイント。②お賽銭を入れ、鈴などがあれば軽く鳴らしてください。このときガラガラと大きな音を立てるのはマナー違反。やさしくそっと鳴らしましょう。

二礼二拍手一礼の仕方・作法2

さて、いよいよ二礼二拍手一礼ですが、③2回頭を下げる(二礼)④両手を合わせてから右手だけ少し手前側にずらしてから2回拍手(二拍手)して、このときお願いごとがあれば手を合わせたままおこなってください。⑤最後に深く頭を下げて(一礼)二礼二拍手一礼の作法は完了ですが、このあとすぐに立ち去るのではなくまた45度くらい軽く頭を下げてから背を向けます。

拝殿が複数ある大きな神社の参拝順序

先程手水舎のところで、一番最初に清めのお参りをするというお話をしましたがそれが無かった場合どこからお参りしたらよいのか?というと大きな拝殿から順にお参りするのがルールです。

神社にお参りするルール・マナー⑥服装の作法

通常の参拝時の服装

神社へのお参りは行動だけでなく出かけるときの身だしなみにもマナーやルールがあります。まずは通常のお参りの場合は服装には決まりはないけれど、神様の前に立つ服装として恥ずかしくないような格好を心がけてほしいとする神社も無くはないです。服装だけで入場を断られたりすることはないとしても、神社という場所柄をわきまえない行動や格好によっては注意を受ける可能性は否めないでしょう。

昇殿参拝の時の服装

厄除けや七五三など拝殿や本殿内でうけるご祈祷やお祓いの場合は服装について心配りが必要になるでしょう。男性であればスーツとネクタイ着用で、女性もそれと同等なフォーマルないでたちでというものが理想です。ネクタイは不要であったり、襟のついたシャツであればジャケットまでは強制されなかったりと季節や神社によって違いが出てきますが目上の方に接するのに恥ずかしくないような場にあった服装であるのは必要最低限のマナーです。

神社にお参りするルール・マナー⑦しても良いこと

おみくじを持ち帰る

作法やルールとして決まってはいないけれど、意外なしても良いことや実はやってはいけないことというのは神社のお参りにおいてあるものです。まずはおみくじについて。初詣などでその年の運勢を占うおみくじ。木や柵などに結ばれていかれる方がほとんどでしょうが、このおみくじ実は持ち帰った方が良いというのは知っている方も少ないのでは?何かあったときにおみくじを見て、注意をしたり心のよりどころとするためおみくじは持ち帰るものというのが本来の目的です。

複数のおまもりを持つ

おみくじのようにこうした方が良いというものではありませんが、複数の神社のおまもりを持つことを「神様がけんかするからいけない」と心配される方がいますが、この考えは神社的には気にせず持って大丈夫ということです。神社によってその神様が得意とする願掛け内容が違うので、複数のおまもりを持っていたとしても神様がけんかして効果が薄くなるなどという心配はしなくて良いです。

お賽銭金額に決まりはない

もうひとつ気になることはお賽銭の金額。縁結びならご縁と5円をかける方もいますが、それでも良いですし違う金額だからご利益がないということはありません。金額を気にするのはあくまでも人だけで、お参りする御本人の気持ちの問題です。神様はその金銭価値によって叶えるか叶えないか決めるものではないです。


神社にお参りするルール・マナー⑧避けたいこと

ペット同伴は神社に確認を

意外なしても良いこと、本当はこんな意味だという神社の決まりを見てきましたが次に逆に避けたいこと・気をつけた方が良いことのトップはペット同伴問題。これはその神社によって良い・避けてほしいと意見が分かれます。神社によって祀られている神様が違うので、相性のよくない動物ということも考えられますのですべてに悪い・すべてに良いということは言い切れません。できれば連れていかないのが好ましいですが、どうしてもというときは事前に神社に問い合わせをしてみることをおすすめします。

閉門後は参拝しない

小さな神社では24時間お参りできるところもあり、そういったところは昼・夜関係なくお参りすることは可能ですがやはり近隣住民の方々へのご迷惑も考えあまり深夜帯に参拝するのは避けてください。他、閉門時間があるところではそれを過ぎてのお参りや入場自体が規制されていますので時間にも注意しましょう。

荷物を持ったまま参拝しない

最後に意外と知られていない神社のマナーとして「荷物を持ったまま参拝しない」というものがあります。セカンドバッグを小脇に抱えたまま手を合わせたり、赤ちゃんを抱っこしたまま片手で拝むなどがこれに当たります。下における荷物は置いて、赤ちゃんならば同行者に代わりに抱っこしてもらって参拝するのが神様へのマナーです。

まとめ

神社のお参りタイミングは午前中がおすすめ

神社へのお参り方法によって、願掛けが叶うかとても心配という方は午前中の空気も人も穢れていないタイミングを狙っての参拝がおすすめです。その他お参りの服装や参拝の作法なども留意すれば神様も神社で働く方や御本人も気持ちよく儀式をとりおこなうことができるでしょう。

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