はじめに
神社へ参拝に行くと男女の厄年が貼り出されているのを見かけませんか?厄除けの主な方法として各神社やお寺でのおはらいや祈祷があります。ですが中には厄除けのお守りを購入して済ませる方も多いでしょう。
実際に厄除けのお守りを手に入れたら、とりあえず身に着けておけばよいと思ってる方がほとんどでしょうか。今回は知っておいて損はない、むしろ知っておくべき厄除けのお守り本来の意味や効果、また正しい持ち方や置き方についてお話しします。
厄について
厄とは災厄や災い、またそれに伴って降りかかる病苦のことを指します。財布をどこかに落としてしまったいった運の無いことが続いたり、病気や怪我と診断されたわけでもないのに体が重い、そういったことはありませんか?それらが厄につかれている状態を指します。厄にもいくつか種類がありますのでまずはそれについて話しましょう。
厄の種類
大きくは3つ、災難や災いに遭いやすい年齢のことを指す”厄年”、体の部分部分に降りかかってくる”六三”、年毎に星などの方位によって役位がもたらされる”方災”、最も聞き覚えのある言葉だと厄年が聞いたことがあるのではないでしょうか。次ではそれぞれの厄について説明していきます。
厄年の意味とは
厄年とはまさに厄の降りかかる年のことを指します。厄年には前厄、本厄、後厄の3種類があり、主に厄年とは本厄のことを指します。男性は本厄が25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33脚・37歳・61歳となっています。
前厄は本厄の1年前、後厄は1年後、そのままですね。一応各々厄除けによる開運の方法がありますが、神社やお寺にはいろいろな種類の効果を持った厄除け開運のお守りが用意されていますので注意が必要です。
六三の意味とは
六三とは身体の部分的な厄を意味します。まず六三とは身体の頭から足まで9か所を指し、これらが病むことをいいます。年齢によって個所は変わり、病んでいる個所を割り出す方法としては自身の数え年を9で割ったときの余りの数字と身体の各部位を表す数字が合致した箇所、そこがその年の六三になります。
方災の意味とは
方災は年毎の星の方位からなる凶作用の意味します。主に引っ越しや住居の建て替えの際に関わってくることが多く、方位盤によってその方位は示されます。方位除けであったり、吉方位を見定めることで凶作用を緩和、回避することができます。
厄除けのタイミングは?
できれば皆さん厄にまみれた年なんて過ごしたくないですよね?そんな方のために神社やお寺にて厄除け、厄払いを受けるといった開運方法が存在します。じゃあいつ行けばいいの?となるでしょうが、基本的に1年間いつでも大丈夫です。
前厄、本厄、後厄、それぞれ都合のいい時期で神社やお寺にて厄除けをしていただく形で大丈夫です。この時期に行かないと意味が無い!効果が得られない!といったことは基本的にありません。
厄除けのお守りの効果について
厄を払う手段はわかりましたが、だからと言って誰もがそんな神社やお寺で厄除け、厄払いを受ける時間があるわけでもないことでしょう。そんな人には厄除けのお守りが有用です。前述の厄除けと似たようなものであらゆる種類の災いから守ってくれる開運の効果があります。
厄除けのお守りの効果、役割
厄除けのお守りとは、それを持つことでそれぞれの神様の御加護を得られるものです。お守りには大きく2つの効果があります。1つは神様の依り代となり御加護の力を発揮する効果、もう1つは所有者の身に降りかかる災難や災いを溜めこんで厄から守ってくれる効果があります。
厄除けのお守りの効果的な持ち方
お守りを手に入れるということは皆さん何かしらの厄除け開運の効果を期待してのはずですよね。となれば当然身に着けるのであれば最も効果が出る身に着け方をしたいですよね?
ただそれを知っているよ!という人はあまりいないのではないでしょうか。当然ながら身に着けるにあたってやってはいけない身に着け方、また最適な身に着け方が存在しますので、次はそれらについて紹介していきます。
厄除けのお守りの効果的な持ち方とは
まず最初に疑問に思うであろうことは、身に着けるならばどんな持ち方が1番いいの?いったところでしょう。おそらくパッと思いつくであろう答えとしては、財布の中、鞄の中、ポケットの中と色々思いつく方もいらっしゃるでしょう。
最適な持ち方、身に着け方
結論からハッキリ言うと、こういった持ち方が最もよい!というのは特にありません。厄から身を守るには肌身離さず身に着けることができれば基本的に問題ないのです。携帯するのに便利な財布の中やキーケース、スマートフォンでも大丈夫です。1つは財布の中、1つは鞄の中というように持ち分けてもいいですね。
厄除けのお守りのやってはいけない持ち方
逆に身に着ける持ち方として、やってはいけないとされる持ち方は存在します。それはお尻のポケットです。
神様の依り代であり、御加護を得るためのお守りをお尻に敷いてしまうというのは絶対にやってはいけません。むしろバチが当たりかねないです。
直接じゃなくてもアウト
お守りを直接お尻のポケットに入れる方はあまりいないでしょうが、財布の中にスマートフォンカバーにお守りを入れたままで無意識でお尻のポケットに入れてしまう方は多いです。
こうなると折角財布などに入れて肌身離さず身に着けていても、持ち方次第で神様をぞんざいに扱う結果となるので厄除け開運どころか逆効果です。このあたりは気を付けるようにしましょう。
厄除けのお守りの効果的な置き方
中には失くしてしまうのが嫌!汚れてしまうから別の方法を!といった理由で身に着けるではなく自宅で保管しておきたいという方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。厄除けのお守りは肌身離さず身に着けるのが最適なのですが、自宅での置き方も存在します。
厄除けのお守りの効果的な置き方、保管の方法
神社で手に入れたもので1番置き方として適しているのは神棚です。当然と言えば当然ですね。神様がおられる場所なのですから。しかし、昨今では神棚が無いというご家庭も多いのではないでしょうか。そういったご家庭の置き方としては部屋の中で1番高い場所に置くようにしましょう。お寺で手に入れたものもこの方法になります。
厄除けのお守りのやってはいけない置き方、保管の方法
当然やってはいけない置き方もあります。埃まみれで人の手の入らない不潔なところや、箪笥の中のような日の目を見ないところに置くのは置き方としては最悪です。先にも言いましたが、お守りは神様の依り代であり、厄からの御加護を得るための大切な物です、雑に扱ってはいけません。
肌身離さず身に着けよう
厄にはいろいろな種類が存在し、神社での厄除けや払い方もさまざまですがお守りに関しては基本的に有効な効果に差異がある程度で大まかには変わりません。一番お手軽なのは財布の中に入れておくことでしょう。
基本的に肌身離さず身に着けるものですし鞄と違って使い分けることも少ないからです。皆さんも普段使いかつ大事に使うもので丁度良いものを探してみてはどうでしょうか。
厄除けのお守りを複数の種類持っていてもいいの?
現代日本では多くの神社やお寺に簡単にアクセスができ1か所だけではなく複数の神社仏閣へ行かれる方も多いことでしょう。気が付いたら厄除けのお守りを3つ4つと複数種類持っていた、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1つに絞るべき?複数持っていても大丈夫?
「厄除けのお守りは複数持っていると神様同士が喧嘩してしまうから良くない」聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。実際そんなことがあるのかと言われると基本的に問題ありません。
相反する神様同士であれば相性というものがありますが、誰が守るかで喧嘩になってしまい結果厄から守ってもらえなくなってしまうなんてことは無いので安心してください。
お守りの数だけ御加護がある
厄除けのお守りというものはそれぞれの神様がお守りの所有者を文字通り災難や災いといった厄から守ってくれるための依り代です。身に着けた厄除け開運のお守りの数、種類だけ神様は寄り添い見守り御加護を与えてくださいます。ですが前述の通り相性だけはありますのでそこだけは注意しておきましょう。
厄除けのお守りに期限はあるの?
気になっている方も少なからずいらっしゃることでしょう。毎年買い替えた方がいいという方もいらっしゃるでしょうし、いいや初めて買った物を今でも大事に今でも大事に持っているよ、という方もいらっしゃることでしょう。しかし効果はどのくらいもつのでしょうか。
お守りの期限は…
実際問題効果はいつまで続くのか、これに尽きると思いますが、特に期限はありません。ただ1年毎に新しいものと交換するという説もあります。言ってることが違うじゃないか、となるでしょうがこれにはちゃんとした理由があるのです。それについてお話ししていきますね。
厄除けのお守りに期限は無いのに交換が必要なの?
期限は無いのに何故厄除け開運の効果が薄れてくるのか、と思う方もいらっしゃることでしょう。理由としてはいろいろありますが、時間の経過であったり、財布やポケットに入れて身に着けているうちに傷んできたり汚れてきたりします。そうすると厄除け開運の効果も薄れてしまい、本来の力を発揮し難くなってしまうという考え方があります。
お守りは器
しっくりこない方は厄除けのお守りをペットボトルのような入れ物として考えると分かり易いです。先に説明した厄除けのお守りにあった2つの効果を思い出してください。
まず新品の厄除けのお守りは御加護の力で満たされています。この力は所有者を厄から守るたびに少しずつ消費されていきます。そして今度は消費され空いたスペースに厄を溜めこんでいくのです。こうして入れ物の御加護の力はなくなっていき厄で満たされていくのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。厄除けのお守りについて効果や意味、また持ち方や置き方についてまとめてみました。厄年と聞くとそんなものは迷信だと笑う方もいれば不安に思いお守りに頼る方も多いでしょう。
持っていて不利益を被るわけでもありません。1つでも身に着けることで神様が厄から守ってくださる。そう思えば厄年だろうと心強いのではないでしょうか。正しい意味と使い方を覚えて厄年を災難の無いように乗り切りましょう。
厄除けのお守りを手に入れる場所が気になる方はこちらをチェック!
厄除け開運のお守りをどこで手に入れたらいいのか、どんな神社があるのか気になっている方もいると思います。そんな方のためにさまざまな神社をご紹介。中には厄除け以外のお守りのご紹介も…。是非とも気になったところに行ってみてはどうでしょうか。
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