明治神宮のお守りの種類や効果とは？販売時間やご利益など含めご紹介！

明治神宮とは！

創建と祭神

明治神宮に祀られている神様は、明治天皇と昭憲皇太后です。明治天皇は京都の伏見桃山陵に葬られました。すると東京市民から、東京に神宮が欲しいとの声が上がりました。そこで渋沢栄一らが中心となって建設計画が持ち上がり、大正9年に創建されました。

「永遠の杜」は建設途上

神宮を造るにあたって、大きな森が必要になりました。そこで「永遠の杜」を目指して、150年計画の「明治神宮御境内林苑計画」が作られました。初めは全国から365種10万本の樹木が献納されました。やがて東京に不適な木は淘汰され、今は234種で椎、樫、楠などの照葉樹が中心となっています。

東京ドーム15個分の広さの敷地に広がる神宮の杜では、日本新発見の昆虫も見つかっています。広く深い森は東京の真ん中にあって、静けさと荘厳さを保っています。明治神宮創建以来約110年が経ちましたが、神宮の杜はまだ建設途上なのです。

明治神宮のお守り

今や日本一の初詣客が参拝する明治神宮です。そこで販売されているお守りは、さぞかしご利益があるのだろうと期待をします。明治神宮では多くの種類のお守りを販売しています。それぞれにご利益があります。明治神宮のお守りを紹介します。
 

本来お守りについて、「買う」「販売」「値段」などのことばは使わないものです。「お守りをいただく」「お守りを受ける」と言います。神社側も「〇〇円を、お納めください」と言います。値段も「御初穂料」などと言います。
 

ここでは分かりやすいように、「買う」「販売」「値段」を使います。ご了承ください。お守りは参拝してから受けるものなので、参拝は忘れないでくださいね。なお、値段等の情報は2018年9月29日のものです。

ご利益のある明治神宮のお守り①

開運木鈴「こだま」

明治神宮のご神木から作る木の鈴が「こだま」です。150年計画で作られた神宮の杜も110年を経て、風雨を受けて倒れる木が出てきました。また自然に倒れてしまう木もあります。このようなご神木から「こだま」を作ります。神々しい清らかな鈴の音は、木霊（こだま・樹の命）の音です。

開運木鈴「こだま」には白木造りの「こだま」と、漆塗りの「こだま」との2種類があります。白木の「こだま」はなめらかな手触りで、さわやかな風合いがあります。漆塗りの「こだま」は、木目がはっきりと表れ、独特の風合いとしっとりとした手触りがあります。
 

開運木鈴「こだま」は明治神宮のご神木から作られているため、木肌も音も同じ「こだま」は一つもありません。掌に触れる木のぬくもりと、神々しい鈴の響きを伝える「こだま」の音に耳を傾けると100年の歴史を感じさせてくれます。
 

「こだま」の値段

白木の「こだま」の値段は1,000円、漆塗りの「こだま」の値段は2,000円です。どちらの「こだま」も桐箱に入っています。お守りは長殿、南授与所、神楽殿で販売しています。販売時間は9:00から閉門時間までです。

開運木鈴「こだま」はご神木から作られているため、数に限りがあります。売り切れて、販売されていないこともありますから、注意してください。

ご利益のある明治神宮のお守り②

特別授与品:「相和守」(そうわもり)

「相和守」は夫婦円満、家内安全のお守りです。教育勅語が発表されて120年目の年に、教育勅語の中の「夫婦相和し」ということばから命名されました。明治神宮の祭神は明治天皇と奥様の昭憲皇太后です。お二人は大変仲睦まじかったとのことです。皆さんも夫婦お二人で参拝してください。

お二人にあやかって夫婦の縁結び、安産の願いをこのお守りに託してはいかがでしょうか？社殿前の夫婦楠のように2体で一組です。二つを並べると円の模様が現れます。まさに縁結び(円結び)です。大変にご利益がありそうです。いつまでも仲睦まじく、という効果が望めそうです。

「相和守」の値段

「相和守」の値段は2体一組で1,000円です。境内の楠のアロマ(芳香)が染み込ませてあります。夫婦楠のように、二人がいつまでも仲睦まじくいられる効果がありそうです。お守りの販売時間は9:00から閉門時間までで、長殿、南授与所、神楽殿で販売しています。

ご利益のある明治神宮のお守り③

守札(しゅさつ)

守札はいわゆるお守りです。常に身近に携帯することで効果があります。守札は大小2種類あります。大のお守りはバッグやカバンに入れても邪魔にならない大きさです。小のお守りは財布などに入れて持ち歩くといいでしょう。災いを除け、福を招くご利益があります。

守札の値段

大のお守りは500円、小のお守りは300円です。お守りの販売場所は長殿、南授与所、神楽殿です。時間は9:00から閉門時間までです。

ご利益のある明治神宮のお守り④

健康のお守り

健康のお守りには「心身健全守」「心身健全守・平型」「心身健全守・根付型」「児童健全守」「病気平癒守」の5種類があります。「心身健全守」は明治神宮を代表するお守りで、明治神宮創建当時から販売しています。心と体の健全を守るお守りで、紺色と朱色の2種類があります。

「心身健全守・平型」は携帯に便利なように「心身健全守」を平らにしたものでご利益は同じです。金色と紺色の2種類があります。「心身健全守・根付型」はより身近に持ち運びができるよう、バッグやベルトに付けやすい根付型をしています。金色と銀色の2種類があります。
 

「児童健全守」は子どもの健全と安全を願うお守りです。「病気平癒守」は病気の回復祈願に特化したお守りです。心身ともに健全でいられるように、一日も早い回復を祈るお守りです。

健康のお守りの値段

「心身健全守」は800円です。「心身健全守・平型」は800円です。「心身健全守・根付型」は800円です。「児童健全守」は500円です。「病気平癒守」は桐箱入りで1,500円です。お守りの販売時間は9:00から閉門時間までです。長殿、南授与所、神楽殿で販売しています。

ご利益のある明治神宮のお守り⑤

厄除けのお守り

明治神宮の厄除けのお守りは「厄除守(錦守)」と「厄除守(携帯型)」の2種類あります。厄年は数え年で数えます。そして前厄・本厄・後厄の3回参拝します。本厄で男の42歳、女の33歳を大厄と言います。とは言っても、厄年以外の人も厄除のお守りを身につけることは差し支えありません。

厄除のお守りの値段

「厄除守(錦守)」は800円、白地に金糸で刺繍をした錦で包まれています。「厄除守(携帯型)」は財布に入れやすいように薄く作られています。800円です。お守りは長殿、南授与所、神楽殿で販売しています。時間は9:00から閉門時間までです。

ご利益のある明治神宮のお守り⑥

交通安全のお守り

明治神宮で販売している交通安全のお守りは、「交通安全守(錦守)」、「交通安全守(携帯型)」、「交通安全守(おふだ型)」の3種類です。おふだ型は自動車の中に入れておくもので、ボディの貼るためのステッカーも付いています。交通量の多い現代です。自分と家族をしっかりと守りましょう。

交通安全のお守りの値段

「交通安全守(錦守)」は800円です。「交通安全守(携帯型)」は800円です。「交通安全守(おふだ型)」は1,000円です。お守りは長殿、南授与所、神楽殿で販売しています。販売時間は9:00から閉門時間までです。

ご利益のある明治神宮のお守り⑦

旅行のお守り

明治神宮で販売されている「旅行安全守」です。旅行中は何が起こるか分かりません。旅行中の事故にあわないよう、心身の安全を守るお守りです。スーツケースなどに貼ることができるステッカーが付いています。

旅行のお守りの値段

「旅行安全守」の値段は1,000円です。お守りの販売は長殿、南授与所、神楽殿でおこなっています。販売時間は9:00から閉門時間までです。

ご利益のある明治神宮のお守り⑧

学業のお守り

明治神宮で販売している学業のお守りは「学業守(錦守)」、「合格成就守」、「学業神殿守」の3種類です。「学業守」は桃色と紺色の2種類があります。「合格成就守」は学校の入学試験のみならず、あらゆる試験の合格を祈るお守りです。幅広くご利益があります。

「学業神殿守」は手の平サイズの神殿型のお守りです。小さいとはいえ屋根には千木や鰹木も乗っていて、神殿に上がる階段も付いている本格的なものです。机の上に置いておくと家で参拝した気分になり、気持ちも引き締まり勉強がはかどることでしょう。

学業のお守りの値段

「学業守(錦守)」は800円です。「合格成就守」は800円です。「学業神殿守」は800円です。お守りの販売時間は9:00から閉門時間まで、場所は長殿、南授与所、神楽殿です。

ご利益のある明治神宮のお守り⑨

縁結びのお守り

明治神宮で販売している縁結びのお守りは2種類です。「縁結守(錦守)」は白地に花柄の模様が施されています。「縁結二人守(ペア根付型)」は青色と桃色の2種類の小さな袋がペアになっています。縁結びをしたい二人で、それぞれに持つことができます。
 

縁結びというと恋愛、結婚を想像しますが、それだけではなく人と人との絆を結ぶことも縁結びです。明治神宮の縁結びのお守りは、幅広く多くの人たちの縁結びに効果があります。

縁結びのお守りの値段

「縁結守(錦守)」は800円、「縁結二人守(ペア根付型)」も800円です。お守りは長殿、南授与所、神楽殿で販売しています。販売時間は9:00から閉門時間までです。

ご利益のある明治神宮のお守り⑩

しあわせのお守り

明治神宮で販売しているしあわせのお守りは「福守」と言います。名前からして福をもたらしてくれる気がします。このお守りは黄色の巾着型をしています。「福守(根付型)」は常に身につけておけるように、根付になっています。小さな鈴が付いています。どちらも幅広くご利益があります。

「福守」は幅広くいろいろな「しあわせ」「福」のご利益をもたらします。縁結び、安産、学業成就、家内安全、家業繁盛、交通安全、旅行安全、金運などどんな種類の願いにも効果があります。

しあわせのお守りの値段

「福守」も「福守(根付型)」も、どちらも800円です。お守りの販売場所は長殿、南授与所、神楽殿です。販売時間は9:00から閉門時間までです。

ご利益のある明治神宮のお守り⑪

開運のお守り

「開運守」は明治神宮で販売されている、開運招福のお守りです。多方面の運を開き、福を招くご利益のお守りです。健康に、学業に、家業に、金運に、家庭円満に、縁結びに、安産に、子育てにどんなものにでも運を開き、福を招く効果があります。

開運のお守りの値段

「開運守」の値段は800円です。明治神宮境内の長殿、南授与所、神楽殿で販売しています。販売時間は9:00から閉門時間までです。

ご利益のある明治神宮のお守り⑫

スポーツ、武道のお守り

明治神宮で販売しているお守りの中でもユニークなのが、この「必勝守」です。スポーツ、武道の必勝を願うお守りです。大会前に明治神宮に参拝して、このお守りを手にすれば強い気持ちで試合に臨めます。きっとご利益があることでしょう。

スポーツ、武道のお守りの値段

「必勝守」の値段は800円です。お守りの販売は明治神宮境内の長殿、南授与所、神楽殿でおこなっています。時間は9:00から閉門時間までです。

ご利益のある明治神宮のお守り⑬

安産のお守り

「安産守」はお母さんと赤ちゃんの無事と安産をお祈りするお守りです。お母さんが自分で安産を願って明治神宮に参拝してお守りを受けてもいいし、関係者の方々受けてお母さんに渡してもいいです。また、妊娠されている友人に安産を祈ってお守りを渡してもいいです。

子供を産むことは大変な仕事です。誰もが安産を願っています。明治天皇と昭憲皇太后は仲睦まじかったので、ご自身も安産を願ったはずです。ですからこの安産のお守りのご利益は、大きな効果があることでしょう。淡い桃色の袋も健康な赤ちゃんのようで、安産を見守っているようです。

安産のお守りの値段

「安産守」は桐箱入りで1,500円です。販売場所は長殿、南授与所、神楽殿です。販売時間は9:00から閉門時間までです。

ご利益のある明治神宮のお守り⑭

「やすらぎの鈴」

明治神宮の大きなご利益は「癒し」と「やすらぎ」です。その明治神宮のやすらぎが込められた「やすらぎの鈴」というお守りです。布の房に金と銀の鈴が付いています。鈴は邪気を払う効果があると言われています。明治神宮におけるやすらぎの効果を感じて、この鈴で邪気を払ってください。

「やすらぎの鈴」の値段

「やすらぎの鈴」の値段は800円です。販売時間は9:00から閉門時間まで、場所は長殿、南授与所、神楽殿です。

販売時間・販売場所など

明治神宮の開門時間と閉門時間は、日の出から日の入りまでです。そのため月によって時間が変わりますので注意をしてください。時間が無くなってあわてて参拝しなければならなくなったり、お守りを買い損ねたりしないようにしてください。

お守りの販売時間は9:00から閉門時間までです。販売場所は長殿と南授与所と神楽殿の三か所ですが、実は南授与所の向かい側にある宿衛舎では、9:00前でも買うことができます。宿衛舎では開門時間から8:00頃まで販売しています。

他の販売場所も販売時間前でも神職の方がいれば売ってくれるようです。声をかけてみてください。お守りの効果は、普通一年です。一年たったら参拝をして、お守りを返納してください。他の神社でも構いませんが、明治神宮は郵送でも受け付けています。

まとめ

明治神宮のお守りはとても多くの種類があります。お守りにはそれぞれの意味がありますが、いろいろな方面に効果のあるお守りもあります。値段も手ごろなものが多いので買いやすいです。一度、明治神宮を参拝してみてください。きっと皆さんのハートに響くお守りが見つかると思います。