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キセログラフィカとは?花言葉や育て方をご紹介!鉢植えや増やし方のポイントは?

キセログラフィカとはどのような観葉植物かご存知でしょうか?キセログラフィカはエアープランツとして知られており、初心者でも育てやすく、また株分け等で増やすことも可能です。今回はそんなキセログラフィカの花言葉や育て方から、鉢植え、増やし方のポイントまで解説します!
2020年8月27日
T・S
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キセログラフィカとは?

飾るとお部屋がとてもオシャレに見えるエアープランツは大人気ですよね。そんなエアープランツの中でも、大きく育って存在感があるのがキセログラフィカです。キセログラフィカは初心者でも育てやすく、また増やすことも出来ます。今回はそんなキセログラフィカの花言葉や育て方から、鉢植え、増やし方のポイントまで解説します!

キセログラフィカの特徴

キセログラフィカとは?

キセログラフィカは、正式名称を「ティランジア・キセログラフィカ」と言います。英語で書くと「Tillandsia xerographica」です。ブロメリア科ティランジア属に分類されるエアープランツで、下㎜産地はあ中央アメリカ。ティランジア属は2500種類以上もある大きな種ですが、中でも本種は大きく育つ種として知られています。

キセログラフィカは初心者でも育てやすい

見た目が美しく、また大きく育つ為に、育て方が難しそうに思われがちですが、実は丈夫な植物であり、初心者の方でも育てられます。ただし、エアープランツは空気中の水分を吸収すると言われますが、日本の気候では空気中の水分では足りませんので、水やりを行いましょう。実は絶滅危惧の植物なのですが、グアテマラの方が大量に増やす方法を確立して以来、気軽に育てられるようになりましたので、初心者の方も是非育ててみて下さい。

キセログラフィカに花はある?

エアープランツは花を付けるイメージがあまり無いかもしれませんが、実は花を咲かせます。開花時期は定まっておらず、ある程度大きく育ったタイミングで花を付けます。細長い花で黄色・紫の花を付けます。1ヶ月ほど花を付けますので、しばらくの間楽しみましょう。ある程度育たないと花を付けませんので、それまでのんびり育てていきます。

キセログラフィカの葉の表面

この植物は銀色に見えますよね。これは、葉の表面にトリコームという毛が生えている為です。この毛によって日光を防いだり水を確保したりしています。ティランジア属の植物は必ずこの毛を持っているという訳ではなく、持っていない種は緑色に見えます。本種の銀色は、ホワイト系のお部屋によく合いますよね。

キセログラフィカの花言葉と風水

キセログラフィカの花言葉は?

花を持っていますので、花言葉があります。キセログラフィカの花言葉は「不屈」。この花言葉は、土が無くても育つ強さから付けられました。とてもメッセージ性が強いですよね。努力を積み重ねている方への贈り物に丁度良い花言葉です。育てやすく、寿命も長い植物ですので、ギフトとして贈るのもおすすめです。

キセログラフィカの風水は?

家のどの場所に置くかを考える際に役立つ風水ですが、風水で考えると玄関付近に置くのがおすすめとされています。これは葉の先端がとがっている為で、尖った葉を持つ植物は邪気を払う効果があるとされています。外から邪気が入らないように玄関に置きましょう。逆に、寝室に置くのはあまり良くないとされています。

キセログラフィカの名前の由来は?

聞き馴染まない名前の植物ですが、実はこの名前はギリシャ語を組み合わせて作られています。「乾いた」という言葉と「塗り物」という言葉を合わせた名前になっており、銀色のエアープランツらしい意味と考えられますね。

キセログラフィカの販売価格は?


キセログラフィカの販売価格

キセログライフィカの販売価格はサイズによります。通常のお店で販売されているものは10センチくらいの小さなものが多く、小さなサイズなら2000円ほどで販売されていますね。大きなものは数十センチになり、そこまで大きく育つにはかなりの年月がかかりますので、価格も1万円を超えます。中には20~30年は経っているような個体も販売されていますのでチェックしてみましょう。

キセログラフィカの選び方

購入時の選び方ですが、葉が生き生きとしていて枯れていない、重さがある、病気になっていない、害虫が付いていないといった点をチェックします。多少は葉が枯れていても復活させられますが、病気や害虫はとても困りますのでよく見ておきましょう。

キセログラフィカの育て方①環境

キセログラフィカはどう育てる?

エアープランツですので宙に吊るすように育てるのが一般的ですが、実は着生する為の根が出る植物でもあります。この根は水分を吸収する為のものではなく、着生する為に生えるもので、木などに着生させる楽しみ方が可能です。ただし、種から育てたものと株分けしたものとでは形が少し異なりますので、どちらのタイプかによって着生のさせ方を変えましょう。着生させない場合はワイヤー等で吊るしましょう。

株分け個体の活着

株分けで増やした個体は、画像のようにお尻が横に曲がりやすいのが特徴です。この場合は鉢植えにせず、コルク等に活着させましょう。コルクに水苔を敷いて、本種を乗せ、ヒモで縛って固定させておけば、次第に活着していきます。グラつかないように縛っておきましょう。壁にぶら下げればとてもオシャレになります。

実生個体の活着

種から育てた実生個体はお尻が曲がっていませんので、鉢植えにすることが出来ます。鉢植えと言っても土に植える訳ではありません。蜂に軽石を入れ、キセログライフィカを乗せ、更に周りを軽石で囲むだけです。軽石を使用するのが一般的ですが、発泡スチロールなどでも代用出来ます。鉢植えも可愛らしいので是非試してみて下さい。

キセログラフィカの生育環境

置き場所・生育環境はとても大切です。日光が無いと徒長する特徴がありますので、ある程度日光は必要になりますが、直射日光を当て続けると危険ですので、30%ほど遮光してあげましょう。室内であればレースカーテン越しに光を当てて下さい。また、蒸れに弱い特徴もありますので、風通しも大切です。

キセログラフィカの夏冬の管理

観葉植物を育てる際に怖いのが夏冬の管理ですよね。耐寒性・耐暑性ともにありますが、適温は20~30度です。10度を下回る、または40度を超えるような場合は、室内に入れてあげた方が良いでしょう。室内に入れられない場合は、扇風機を当てるなどして対処します。室内に入れて日光不足になるのも良くないので、日中は外に出すなどして光も当ててあげましょう。

キセログラフィカの育て方②用土・植え付け

土に植えませんので用土は必要ありませんが、着生させる場合はコルクや水苔が必要になります。コルクは樹皮を剥がしたもので、活着させやすく、水を弾く性質を持っています。バークチップも鉢植えでよく使われており、保水性が水苔より低いのが特徴。水苔は使い勝手が良く、湿度を保つのに最も適しています。軽石は鉢植えの時の用土代わりに使いましょう。

キセログラフィカの育て方③水やり・肥料

キセログラフィカへの水やり


管理の重要ポイントとなるのが水やりです。水やりは大きく分けて2つのやり方があり、霧吹きをするミスティングと、水に漬けるソーキングを使い分けます。上の画像がソーキングの様子です。ミスティングは3日に1回行い、ソーキングは2週間に1回行いましょう。ソーキングを時折行うことで、水分がしっかり補給されます。冬時期は水やり頻度を下げて、蒸れないように管理して下さい。

キセログラフィカへの肥料

肥料は必須ではありませんが、早く大きく育てたい方は使いましょう。土がありませんので、液体肥料を与えます。希釈倍率1000倍だと濃い場合がありますので、2000倍に薄めて与えると良いでしょう。週に一回ペースで与えるのがおすすめです。また、夏冬は育ちが悪くなりますので、その時期は肥料を与えずに育てて下さい。

キセログラフィカの育て方④植え替え・増やし方

キセログラフィカの植え替え

エアープランツですので、基本的には植え替え作業は必要ありません。しかし、水苔を使用している場合は水苔を定期的に交換してあげましょう。水苔の保水力が落ちていれば交換時期です。また、軽石を使用して鉢植えしている場合は、定期的に中を見て、虫が入っていないかを確認して下さい。

キセログラフィカの種まきでの増やし方

増やし方は、株分けと種まきの2種類があります。種まきの場合は、種を採取したらすぐに種まきをしましょう。水苔の上、もしくは濡らしたキッチンペーパーの上に種を置いて、濡らした状態を1~2週間保つと発芽します。発芽したら鉢植えにして育てましょう。こうして種から発芽させた個体はお尻が真っ直ぐになりますので、鉢植えに適します。

キセログラフィカの株分けでの増やし方

大きく育った個体は、花を付けた後に子株を付けますので、株分けが出来ます。綺麗なハサミでカットして株分けしましょう。株分けした子株は鉢植えにするよりも、着生させて飾るのがおすすめです。

キセログラフィカの育て方⑤剪定・手入れ

剪定作業をすることはあまりありませんが、調子が悪くなった葉があれば剪定しましょう。根本の葉が悪くなっていきますので、定期的にチェックしては剪定してあげます。剪定しなくても問題無い場合も多いのですが、悪くなった葉はカビの原因にもなりますので、剪定してあげた方が安心です。剪定は月に1回程度行うと良いでしょう。

キセログラフィカの育て方⑥病害虫・その他

キセログラフィカの病気

本種はあまり病気になりません。逆に、病気の症状が見えてしまった場合は手遅れの可能性が高いので、日頃の管理を徹底しましょう。状態がある程度酷くなってしまった場合は、復活させるのを諦めて、新しい個体を育てた方が良いでしょう。

キセログラフィカはカビに注意

日頃の管理で気を付けたいのが、カビです。風通しが悪いと黒いカビが付くことがあり、カビが増えると非常に見た目が悪くなります。定期的に枯れ葉を剪定しつつ、風通しを良くして防ぎましょう。

キセログラフィカにつく害虫①ハダニ

ハダニは黄緑、もしくは赤色の害虫です。とても小さい虫で、葉の裏によく付きますね。吸汁しますので、大量発生すると枯れる可能性があります。発生しやすいように予防しておきましょう。ハダニの駆除・対策方法は下記記事で解説しています。


キセログラフィカにつく害虫②アブラムシ

アブラムシは3㎜ほどの害虫です。こちらも吸汁しますので、大量発生すると危険です。また、ウイルスを持ってくる可能性がありますので、病気の原因にもなります。見つけたらガムテープ等で補殺しましょう。霧吹きで水やりをすることでも予防出来ます。その他の対策は下記記事を参考にして下さい。

キセログラフィカにつく害虫③カイガラムシ

カイガラムシも吸汁するタイプの害虫です。カイガラムシは殺虫剤が効きにくいという特徴がありますので、見つけ次第補殺しつつ、予防策に努めましょう。カイガラムシの駆除・予防方法は下記記事で解説しています。

キセログラフィカにつく害虫④ナメクジ

ナメクジに葉を食べられる可能性もあります。特に葉の根本を食害されると危険ですので、毎日付いていないかチェックしましょう。忌避剤を置くことで予防も可能です。詳しい駆除・対策方法は下記記事を参考にして下さい。

まとめ:キセログラフィカとは?

今回の「キセログラフィカとは?花言葉や育て方をご紹介!鉢植えや増やし方のポイントは?」はいかがでしたでしょうか?特徴や管理方法、増やし方などを解説させて頂きましたが、とても魅力的なエアープランツでしたよね!基本に従って管理すれば難しくありませんので、初心者の方もぜひ育ててみて下さい。

キセログラフィカが気になる方はこちらもチェック!

今回はキセログライフィカについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。