植物の天敵「カイガラムシ」の駆除&予防対策!被害を止める退治方法とは?

植物の天敵「カイガラムシ」の駆除&予防対策!被害を止める退治方法とは?

カイガラムシは観葉植物などによく付く害虫です。植物に被害を与えるカイガラムシの駆除や予防法・対策にはどのようなものがあるのでしょうか。カイガラムシ被害をできるだけ少なくするためにその駆除方法や予防方法を知りしっかり対策していきましょう。

記事の目次

  1. 1.カイガラムシの予防と対策・駆除方法をご紹介!
  2. 2.カイガラムシとは
  3. 3.カイガラムシの種類
  4. 4.カイガラムシの具体的な被害
  5. 5.カイガラムシの予防と対策・駆除:原因
  6. 6.カイガラムシの予防と対策・駆除:退治
  7. 7.カイガラムシの予防と対策・駆除:殺虫剤①
  8. 8.カイガラムシの予防と対策・駆除:殺虫剤②
  9. 9.カイガラムシの予防と対策・駆除:牛乳で駆除
  10. 10.カイガラムシの予防と対策・駆除:木酢液で駆除
  11. 11.カイガラムシの予防と対策・駆除:木酢液の作り方
  12. 12.カイガラムシの予防と対策・駆除:自作無農薬液
  13. 13.カイガラムシの予防と対策・駆除:天敵
  14. 14.カイガラムシの予防と対策・駆除:発生時期
  15. 15.カイガラムシには駆除と予防対策が大事!

カイガラムシの予防と対策・駆除方法をご紹介!

カイガラムシという害虫の名前を聞いたことがある人も多いでしょう。もそもそと動き回ることも少なく、見た目もそれほどグロくない害虫だからと放置しておくと思わぬ被害を植物に与えてしまうやっかいな害虫です。カイガラムシの被害やその卵の駆除方法。カイガラムシが発生してしまう原因から出てくる時期まで。カイガラムシの駆除と予防についての情報をお届けします。

カイガラムシとは

カイガラムシはカメムシの仲間?

カイガラムシはカメムシ目ヨコバイ亜目腹吻群カイガラムシ上科の昆虫です。このことからもわかるように、あの臭い匂いで有名なカメムシの遠い親戚くらいの間柄だったんですね。

植物の汁を吸う害虫

カイガラムシは基本的には観葉植物などの葉裏にひっそりといて、気をつけないとまったく気づかないほどの害虫です。それでも、退治しなきゃと思うのはカイガラムシが植物の汁を吸う種類の面倒な害虫だからでしょう。

カイガラムシは種類がたくさん

カイガラムシの種類は全世界で7300種類。熱帯から亜熱帯の地域では何かしらのカイガラムシの種類が存在していると思ってもよいくらいです。日本にいるカイガラムシの種類はだいたい2つに分けられます。普通にカイガラムシとしてよく写真などでも見ることがあるハカマカイガラムシ科。その他、これもカイガラムシなの?という人が多い白いワタフキカイガラムシ科の種類が存在します。

カイガラムシの卵は

カイガラムシの特徴として、「ベタベタしている」ということがあります。これはカイガラムシの排泄物の特徴です。このため、卵はとくに葉から取れないようしっかりベタベタで固定されています。カイガラムシの卵は成虫よりも取りにくくなっているものが多いです。手で取る人はこのカイガラムシの卵には要注意です。

カイガラムシの種類

種類が違うからといっても基本的に葉裏にいるというところは変わりありません。しかし、その行動力や卵に関してはちょっと違った様子や習慣が見られます。

普通のカイガラムシ

カイガラムシは葉の裏についている害虫です。種類が違っても葉裏に潜んでいるというところは変わりません。基本的に普通のカイガラムシはジーッとしているので駆除も楽です。

コナカイガラムシ

普通のカイガラムシと比べて、このコナカイガラムシは移動して繁殖していきます。その点で非常にやっかいなカイガラムシといわれています。普通のカイガラムシもコナカイガラムシも卵のときから葉裏に隠れているので、見つけるには葉を裏返して見てあげることが大切です。

カイガラムシの具体的な被害

カイガラムシに汁を吸われる

カイガラムシはその食料を植物の汁から得ています。一度美味しい食事(植物の汁)を見つけるとそこにずっと居座って足まで退化してなくなってしまう種類もいるくらい植物に寄生して栄養素を奪ってしまう害虫です。カイガラムシに汁を吸われると植物は栄養が不十分となり色が悪くなったり、病気になったり。ひどい時は枯れてしまうこともあるでしょう。

カイガラムシの排泄物はすす病の原因に

カイガラムシの排泄物はとてもベタベタしています。部屋の中で管理している観葉植物や多肉植物だと、この排泄物に部屋のほこりが付着してしまいます。そのほこりが原因となって観葉植物にすす病が発生しやすくなってしまいます。

カイガラムシの予防と対策・駆除:原因

カイガラムシ被害を少なくするには、その発生原因をつきとめて防除するのもひとつの手ですね。ここではカイガラムシが発生する原因を知り、その原因を排除することでカイガラムシ駆除にアプローチしていくために知っておきたいことをまとめました。

原因①人が持ち込む

カイガラムシが発生してしまう原因にはいくつかありますが、その一つに人が知らず知らずのうちに運んでしまうということもあります。カイガラムシが服やカバンなどの持ち物についていて・・・ということです。自然がたくさんあるところでなくても、たとえば「観葉植物を置いているおしゃれなお店でお茶をした時についてしまった」ということもあるのでカイガラムシは厄介な害虫です。

原因②ほこりっぽい部屋

カイガラムシが好むのは暗くてほこりっぽいところです。部屋がそのような環境になっていると、カイガラムシが繁殖しやすくなり増えてしまう原因となります。

原因③風で飛んでくる

外から帰ったら服やカバンを叩いてから部屋に入っている。部屋はよく掃除をして換気も欠かさない。そんな状況でもカイガラムシが発生する原因はあります。それは換気しようとあけた窓から。カイガラムシの中でも小さくて軽い種類のものは、その発生の原因が風に乗って飛んでくるということもあるのです。

カイガラムシの予防と対策・駆除:退治

原因を作らないよう気をつけてもカイガラムシが発生してしまった!そんな時は退治するしかありません。カイガラムシ退治の中でも用意するものもなくすぐ試せるポピュラーな方法を2つご紹介しましょう。

卵を見つけたら拭き取る退治・防除方法

こまめに葉裏をチェックして、カイガラムシの卵を見つけ次第、布などで拭き取ってあげるのが確実な方法です。しかし、たくさんの植物を育てている人はすべての植物の葉裏の卵チェックを頻繁にするのは大変なことですね。家の中に観葉植物が1本くらいの少規模の植物を管理する時に向いている卵、カイガラムシ成虫の退治、防除方法です。

水で洗い流してやる退治・防除方法

拭き取る退治方法は無理という人は、ハダニなどの退治・防除と同じようにある程度の水圧のある水を葉に吹きかけて洗い流してしまうという方法をおすすめします。この方法なら拭き取る退治・防除方法よりもいっぺんにたくさんの葉をカイガラムシから防除することができます。カイガラムシの成虫だけでなく卵も駆除することが可能です。

カイガラムシの予防と対策・駆除:殺虫剤①

手で見つけ次第カイガラムシを駆除するのにも限界があります。植物の数が多かったり、葉がたくさん茂っているもの。多肉植物など一般的な駆除方法ができないものもあります。そんな植物には殺虫剤を使ってカイガラムシ駆除をしていきましょう。

おすすめ殺虫剤:ベニカJスプレー

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ティッシュで拭き取ったり水で流してカイガラムシの退治・防除をしても良いのですがそれでは大変だという人はカイガラムシに効く薬(殺虫剤)を使った退治方法となるでしょう。カイガラムシが発生している患部に、少し遠くからスプレーしてあげます。それだけでカイガラムシ退治ができるので非常に簡単な方法といえるでしょう。

スプレー式殺虫剤の使い方

カイガラムシ被害に悩むのはほとんどが家の中においている観葉植物でしょう。殺虫剤でカイガラムシ退治・防除する場合は必ず植物を家の外に出しておこないます。カイガラムシ退治を行う時期は風のない日が続く時期を選ぶとよいでしょう。

カイガラムシの予防と対策・駆除:殺虫剤②

戸外や風が少ない時など縛りがあって使い方が難しいスプレー式の殺虫剤。もっと簡単で確実にカイガラムシを駆除するには、蒔くタイプの殺虫剤もおすすめです。

おすすめ殺虫剤:オルトラン

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さきほどは直接植物に吹きかけるタイプの殺虫剤をご紹介しましたが、土に巻いて退治・防除するタイプの殺虫剤もあります。実際に使用している人も多くおすすめなのがオルトランです。蒔いた場所から1メートル四方くらいまでの広さであれば効果があるので観葉植物の鉢ならパラパラ蒔いてあげるだけで十分な効果を実感できるでしょう。

蒔くタイプの殺虫剤の使い方

オルトランなど蒔くタイプの殺虫剤は観葉植物の鉢土に蒔いてその上から水をあげることで効果を発揮します。カイガラムシは汁を吸う害虫なので植物が吸い込んだ殺虫剤成分が効くというわけです。害虫には効果があり、植物には優しいそんな成分でできています。

カイガラムシの予防と対策・駆除:牛乳で駆除

退治方法でも殺虫剤を使わないカイガラムシ駆除をご紹介しましたが、自分で作る自家製無農薬スプレーについてここではまとめてみました。一般的に他の害虫にも有効だといわれている防除方法ですので、カイガラムシだけでなく他の害虫にも使えます。スプレーするだけなので虫に直接触れずに済むというメリットもあります。

牛乳を使う防除法

1つ目はアブラムシの防除に効果があるといわれる牛乳スプレーです。やり方は簡単で、古くなった牛乳で良いのでカイガラムシがいる葉に向かってスプレーして乾かしてあげるだけ。牛乳が乾いたことで膜を作り、カイガラムシなどが窒息するという防除方法です。しかし、これはアブラムシなど小さな害虫には効果的かもしれませんがカイガラムシくらい大きな虫になってしまうと効果が出ない可能性が大きくなってきます。また、ご存知のように牛乳には独特の匂いがありますので家の中の観葉植物にスプレーするのは虫が死ぬまでの間だとしても匂い被害が出てしまいます。

カイガラムシの予防と対策・駆除:木酢液で駆除

木酢液をスプレーする方法

無農薬でスプレーする害虫対策といえば有名なのが「木酢液」ですね。化学薬品を使わずに身の回りにあるものだけで作る害虫退治のスプレーなので、無農薬好きな人の間では使っている人も多い液体です。木酢液は強い薬液なので薄めて使います。くれぐれも原液をスプレーしないようにしましょう。酸が植物も溶かしてしまいます。次の章で木酢液の作り方、木酢液の代用となる無農薬スプレーの作り方も詳しくご紹介しましょう。

カイガラムシの予防と対策・駆除:木酢液の作り方

木酢液で無農薬な害虫退治

木酢液は身の回りにあるもので作れて、害虫に効果があるとされている安心・安全な液体です。市販されているものもありますが、家で手作りすることもできるのでその方法をご紹介しましょう。

木酢液の作り方

木酢液は木炭を焼いた時に出る煙から作ります。木酢液を作るには木炭を焼くことが必要となってきます。木炭を焼いてでてきた煙を集めるようにパイプを配管します。パイプの途中で急激に冷やすことにより、煙から木酢液の原液が抽出されます。これをガラス瓶に集めるだけ。ですが、取れてすぐの木酢液を使うことはしません。ここから3~6ヶ月そのまま放置して、たまった上澄みの部分だけを木酢液として使用します。

カイガラムシの予防と対策・駆除:自作無農薬液

木酢液以外にも自分で作る無農薬のカイガラムシ駆除液はあります。ここでは、もう一つの無農薬のカイガラムシ駆除をできる薬液の作り方をご紹介します。

木酢液だけじゃない自作できる無農薬薬液

木酢液は自作することも可能といってもかなり作るのに時間も手間もかかる無農薬薬液ですね。もっと簡単で無農薬なものを自分で作ることができないかと思ってしまうでしょう。そんな人におすすめなのが酢やにんにくを使った無農薬害虫駆除液です。材料は酢180cc、油120cc、水1リットル、それににんにくを大さじ1加えます。これをよく混ぜてカイガラムシがいる木に散布しましょう。

カイガラムシの予防と対策・駆除:天敵

どうしても発生してしまうカイガラムシ。防除が難しいなら天敵を置くことで排除することはできないでしょうか。カイガラムシの天敵とは?そして、実際に天敵でカイガラムシ駆除することは可能なのでしょうか。

カイガラムシに天敵をぶつけて駆除できるのか

自然界は強いものと弱い者、捕食するものとされるものなどどんなものにも天敵と呼ばれる相手がいるものです。カイガラムシにも天敵というものが存在します。カイガラムシを無農薬で駆除する方法として天敵を使うことは可能なのでしょうか。

カイガラムシの天敵は

カイガラムシの天敵といえば、てんとう虫や一部の寄生する蜂になります。てんとう虫はカイガラムシを捕食し、蜂はカイガラムシに卵を産み付けることで天敵とされています。

天敵も相手を選ぶ

てんとう虫はカイガラムシなら何でも食べるわけでなく、食べるてんとう虫の種類も、食べられるカイガラムシの種類も決まっています。てんとう虫は意外とグルメなんです。寄生する種類の蜂も同様で、寄生する相手のカイガラムシを選びます。カイガラムシ被害を受けて駆除したいと思ってもその種類によっては天敵がいないということにもなってしまうので、実際に天敵でカイガラムシ駆除をしようとするのは難しいでしょう。しかし、植物に負担がかからない無農薬駆除の方法として天敵法は非常に有能な駆除方法といえますね。

カイガラムシの予防と対策・駆除:発生時期

部屋の観葉植物なら1年中

害虫もつきやすい時期と絶えているように見える時期があります。しかし、通年温かい部屋の中にある観葉植物ではカイガラムシの発生しやすい時期というのは1年中と考えた方が良いでしょう。特に気をつけなくてはいけない時期というのは決まっておらず、その点ではカイガラムシは非常に気を抜けない害虫といえるでしょう。

カイガラムシの駆除時期は「見つけ次第」

1年中いつでも発生する可能性がある害虫、カイガラムシ。退治する時期というのも決まっていませんので見つけ次第退治してあげるのが植物にとって一番良い方法です。時期にこだわらず、いつも観葉植物の様子を観察し、時々は葉の裏側をめくって観察してあげると良いですね。

カイガラムシには駆除と予防対策が大事!

カイガラムシは見た目以上に植物に大きな被害を与える害虫でした。卵のうちから葉裏にいることで気づかないことが多いのが、大量発生させてしまう原因でもあります。また部屋の中の観葉植物についた場合は発生時期も1年中といつでも気をつけておかないとやっかいですね。少しでも被害を少なくするためには、発生の原因を作らないことと早めの駆除・防除が大切です。この記事が少しでもカイガラムシ被害を少なくするお役にたてれば幸いです。

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佐藤3
ライター

佐藤3

ガーデニング、DIYを中心として自分の経験を活かして執筆中!多くの人の役に立つ記事を心がけています。


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