夏休みはどんな長野の観光地に行きたい?
涼しい日本アルプスの景色
街からほんのちょっと足を伸ばすだけで、夏でもひんやりとした空気で満たされているのが長野です。それは県内全域に日本アルプスの山々が連なって、夏も気温が20度台をキープする環境だからです。夏休みの時期は、日本アルプスの高原の避暑地を目指す旅行がおすすめです。
長野の水辺の避暑地
壮大な3,000m級の山並みが普通にある長野は、斜面を流れる清流や湖といった水辺の景色には事欠きません。特に夏休みに行きたいのは、涼しく過ごせる水辺や川遊びができるスポット。子供向けの安全な場所から、ちょっとハイキングしてたどり着く、感動をもたらす夏の水辺までも見つけられます。
見逃しそうな穴場の観光地
「ここはちっとも知らなかった」と、そんな感想が漏れる穴場の夏向き観光地を求めてみませんか。たとえば長野の日本アルプスの中では、動物とたわむれる穴場的な魅力にも満ちています。市街地のほうを探してみても、意外と知らない洞窟の穴場の名所もあったりするのです。
夏の長野でおすすめ避暑地①(山ノ内町)
SORA terrace
白い雲の上の別世界に出会えるのは、菅平高原のソラテラス。焼額(やきびたい)山に向かう竜王ロープウェイの世界一大きなゴンドラに乗り込めば、標高1,770mの信州の高原へと運び上げてくれます。長野が夏真っ盛りな時期も、山頂は気温20度以下という涼しさで満たされています。
観光の見どころ
空中に張り出したソラテラスは、朝から夕方までの雲海発生率が60%を超えるという、日本有数の雲海観賞ポイント。雲の絨毯の上に島のように山が突き出た姿が神秘的で、特に長野が雨の日には観賞率が高まります。景色を見ながらカフェで休憩したり、夏は星空が迫るナイトクルーズも見どころです。
基本情報
【所在地】長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬11700
【電話】0269-33-7131
【営業期間】4・5月:土日祝、夏営業:5月25日~11月4日
【営業時間】4月:9:00~17:00、4月27日~5月6日:9:00~19:00
夏の長野でおすすめ避暑地②(長野市)
奥裾花自然園
原生林が残されている妙高戸隠連山の中では、高原の穴場といえる鬼無里(きなさ)エリアも注目です。裾花(すそばな)川の上流に位置する奥裾花自然園は、長野の夏を涼やかに過ごせる魅力の場所。ここはハイキングが人気ですが、鬼無里での林業体験までも叶えられます。
観光の見どころ
谷あいには長野を代表するほど水芭蕉が群生する湿地帯があり、夏の頃にも水面に浮かぶ尖った白い花々が観賞できます。太古に海だった名残を留め、貝の化石も見られる地層があるのも見どころ。古道を散策したり、夏休みの信州は自然に溶け込む旅行になります。
基本情報
【所在地】長野県長野市鬼無里日影
【電話】026-256-2429
【開園期間】4月29日~10月31日
夏の長野でおすすめ避暑地③(長野市)
松代象山地下壕
市街地に接する舞鶴山の地下に、信じられない規模の洞窟が縦横無尽に伸びているのをご存知ですか?松代象山地下壕は、第二次大戦の最中、大本営と政府の施設として極秘に掘り進められた戦争遺跡です。長野の夏に訪れると、洞窟ならではの冷たい空気を感じる、まさに穴場な旅行地です。
観光の見どころ
ヘルメットを装備して内部に潜入すれば、真夏の間も気温15度を維持して鳥肌が立つほど涼しい空間です。総延長は10kmもあるというトンネル内部は、突貫工事をした当時のまま。ゴツゴツした岩肌の風景が迫ります。長野の穴場で過ごす夏休みは、戦時の迫力に圧倒される時間になります。
基本情報
【所在地】長野県長野市松代町西条479-11
【電話】026-224-8316
【営業期間】通年(第三火曜・年末年始休業)
【営業時間】9:00~15:30
夏の長野でおすすめ避暑地④(須坂市)
米子大瀑布
米子のお不動さんや鉱山跡などの名所も多い、四阿(あずまや)山の北の谷あい。この長野の秘境の地に行けば、滝が好きなら是非行きたい、国の名勝の米子大瀑布があります。標高1,500m地点の絶壁から流れ落ちる双子の滝の景色は、信州の暑い夏を忘れさせるほどの涼しさで満たされています。
観光の見どころ
駐車場から30分の夏ハイキングをすれば、滝へと近づくほどに特有の轟音が近づきます。岩むき出しな断崖絶壁の右側には、落差85mを誇る不動滝。左側には80mの権現滝です。2筋の巨大な滝が並んで流れ下る景色は、長野の他の場所には見られない圧巻の姿です。
基本情報
【所在地】長野県須坂市米子
【電話】須坂市産業振興部商業観光課:026-248-9005
【開山期間】5月上旬~11月中旬
【観賞時間】朝~日没
夏の長野でおすすめ避暑地⑤(安曇野市)
烏川渓谷緑地
西の常念岳から流れる烏川の渓谷にできた公園は、夏の長野で家族連れで行きたい水辺の避暑地です。安曇野を代表する公園であり、面積は15.7ha、東西に3.4kmも伸びています。西側には日本アルプスの景色を眺めらながら、夏の烏川は水遊びもできやすい絶好の環境です。
観光の見どころ
烏川の吊り橋のそばには離山えん堤の滝があり、その近くが夏の川遊びの中心地です。烏川に沿うビオトープでは、長野のかわいい野鳥や川魚やサワガニなどの姿もあります。誰かさんの顔に見えるという人面岩や、遺跡の見どころもあり、レストランで信州蕎麦を味わうなど多様な過ごし方ができます。
基本情報
【所在地】長野県安曇野市堀金烏川26
【電話】0263-73-0203
【開園期間】通年(年末年始休業)
【開園時間】8:30~17:15
夏の長野でおすすめ避暑地⑥(小谷村)
栂池自然園
冬季のスキーで有名な乗鞍岳も、長野が夏になれば栂池(つがいけ)自然園が旅行者を集める注目の観光地です。栂池パノラマウェイで高原に上がれば、そこは標高1,900mの涼しい高原世界。誰もが行きたいと思う、日本アルプスの山と原生林と湿地の景色が広がる自然の宝庫です。
観光の見どころ
デッキの道が湿地の中に伸び、日本アルプスの山の中に遊歩道が5.5km続いています。夏は水芭蕉が咲き、深緑の中では野鳥やキツネにも出会えます。ネイチャーセンターは遊び要素を含む博物館で、夏休みなら栂池山荘に宿泊したりと、長野の夏は日本アルプスを満喫できます。
基本情報
【所在地】長野県北安曇郡小谷村千国乙
【電話】栂池山荘:0261-83-3113、白馬観光開発株式会社:0261-83-2255
【開山期間】5月~11月上旬、栂池パノラマウェイ:6月初旬~11月末
【営業時間】栂池パノラマウェイ:8:00~16:40
夏の長野でおすすめ避暑地⑦(松本市)
三本滝
くねくねと剣ヶ峰に続くエコーラインを走れば、長野でもココだけにしかない三本滝の景色が待っています。名前のとおりに3つの滝が合わさった見事な絶景なので、日本の滝100選や県名勝にも数えられています。夏に涼しくて感動的な日本アルプスの名所に行きたいならば、この滝は必見です。
観光の見どころ
中央の小大野川、両側の黒い沢と名無沢、3方向からの水流がこの地点で合流しています。それぞれの滝は落差が50~60mほどもあり、高原の滝の水しぶきが夏の気温をぐっと下げています。前日の長野の降水量によって滝の迫力は違っているので、旅行するなら雨の翌日も良さそうです。
基本情報
【所在地】長野県松本市安曇4306-5
【電話】のりくら高原観光案内所:0263-93-2147
【営業期間】通年
【営業時間】9:00~17:00(冬季は16:30まで)
夏の長野でおすすめ避暑地⑧(立科町)
蓼科牧場
避暑地として明治の頃からの歴史がある蓼科山の周囲で、夏に人気の旅行地といったら、信州白樺高原の蓼科(たてしな)牧場も見逃せません。冬に長野で人気のスキー場が、夏には草原が広がる牧場に変わります。ゴンドラで上がっていくと、標高1,800mを超える涼やかな高原の景色が待ち構えています。
観光の見どころ
牧場の眼下には雲海が広がり、そこに歩く牛も何か特別な印象。ミニブタやウサギなどかわいい動物がいるのも行きたい理由で、スラックラインなど遊びの要素も揃います。初夏には女神のそらテラスがオープンし、ウッドデッキの上のくつろぎ空間からは、長野の女神湖と日本アルプスの山並みが綺麗です。
基本情報
【所在地】長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野745
【電話】0267-55-6201
【営業期間】ゴンドラリフト:4月27日~11月4日(水曜定休)
【営業時間】ゴンドラリフト・牧場:9:00~16:30
夏の長野でおすすめ避暑地⑨(茅野市)
北八ヶ岳ロープウェイ
軽快な感じで夏休みの八ヶ岳登山に行きたいなら、ロープウェイで登るのが一番です。蓼科の別荘地からゴンドラに乗り込めば、空中からの日本アルプスの景色が魅力的です。標高2,237mの山頂駅から降り立つと、長野の夏も気温が低くて過ごしやすい、八ヶ岳の高原散策の始まりです。
観光の見どころ
雨池峠や麦草峠に向かって、幾つかの登山道が伸びています。わずか数時間だけの短めなハイキングでも、坪庭や縞枯山や茶臼山といった、北八ヶ岳の独特な美しい景色が楽しめます。夏休みの泊まりがけの長野旅行ならば、山頂の山荘に宿泊してみるのもおすすめします。
基本情報
【所在地】長野県茅野市北山蓼科4035-2541
【電話】0266-67-2009
【営業期間】通年(4月1日~19日、11月5日~12月13日運休)
夏の長野でおすすめ避暑地⑩(飯島町)
与田切公園
南駒ヶ岳に端を発する与田切川沿いに、夏に水遊びもできるキャンプの穴場があります。緑に囲まれた河川敷から東西の日本アルプスの景色を眺める、飯島町の与田切公園です。特に夏休みの頃になると、オートキャンプ場には長野各地から涼しい空気と水を求めて来た、家族連れが目立ちます。
観光の見どころ
丸石が敷き詰められた与田切川に行けば、勢いの良い清流が流れています。特に石が積み上げられて滝のようになったポイントは、夏の子供が群がる川遊びの中心。公園の中には、競泳プールやウォータースライダーもあります。そんな水に親しむ長野のキャンプは、バーベキューも楽しみです。
基本情報
【所在地】長野県上伊那郡飯島町与田切
【電話】まちづくりセンターいいじま:0265-86-6780
【営業期間】4月上旬~11月下旬
夏の長野でおすすめ避暑地⑪(南木曽町)
桃介橋
レトロなコンクリ主塔が両岸に立つ吊り橋の桃介橋(ももすけばし)は、信州の木曽町で有数の観光名所。日本アルプスより流れる木曽川に架けられたのは、大正11年のことです。桃介橋の架かる天白公園も見どころある穴場の場所で、長野の夏の観光に行きたい魅力を備えています。
観光の見どころ
幅の広い木曽川に架かる桃介橋の全長は、長野どころか日本有数なサイズで247mもあります。橋の手すりは木製で、渡れば橋は揺れるのでスリルもあって楽しい場所です。桃介橋の上からは、夏の日本アルプスと水量も豊富な木曽川の景色が眺められます。
基本情報
【所在地】長野県木曽郡南木曽町読書
【電話】南木曽観光協会:0264-57-2001
【利用期間】通年
【利用時間】24時間
夏の長野でおすすめ避暑地⑫(木曽町)
木曽馬の里
清涼な夏を過ごせる開田高原は、信州でも古来より木曽馬が育まれてきた土地です。高原で馬に乗り込む憧れの光景を実現しに行きたいならば、長野の木曽馬の里がおすすめ。背後に日本アルプスの山々を眺めつつ、美味しいお食事もできてしまう、夏休みに家族で楽しめる穴場の観光地です。
観光の見どころ
白樺の木々が取り囲む牧場には人慣れした大きな木曽馬が30~40頭いて、気ままに草をムシャムシャしたりダラけていたりします。夏の涼しい時期は特に、馬に乗って長野の高原の森や草原を散策するプランが人気。馬車に乗って高原を遊覧したり、優しい馬に癒やされる旅行になります。
基本情報
【所在地】長野県木曽郡木曽町開田高原末川5596-1
【電話】0264-42-3085
【営業期間】通年
【営業時間】8:30~16:30
夏の長野でおすすめ避暑地⑬(大桑村)
阿寺渓谷
あまりに青く透明な流水の綺麗さから、阿寺(あてら)ブルーの異名を取る名所が、長野南西部の阿寺渓谷。大桑村の阿寺川に沿う場所には、渓谷特有の断崖と森林と水辺の見事な景観が、10km以上に渡り伸びています。長野の夏休みには、川遊びに行きたい人々をトリコにして止みません。
観光の見どころ
六段の滝や千畳岩など、阿寺渓谷の景勝地には数々の見どころが存在しています。そんな渓谷に沿った道はサファイアロードと呼ばれて、近くの野尻駅からのハイキングにもおすすめなコースです。長野の夏は阿寺ブルーの中での水遊びの他、キャンプ場で過ごす楽しみ方もあります。
基本情報
【所在地】長野県木曽郡大桑村野尻799-12
【電話】大桑村観光協会:0264-55-4566
【観賞期間】通年
【観賞時間】24時間
夏は長野の避暑地に旅行しよう
水辺や高原など各地の魅力に触れたい
まだ一回も旅行した経験もない、夏向きな名所が長野の各地で見つかりました。夏休みに行きたい場所は、青さを讃えた渓谷や雲が迫る高原など、どこも涼しさと絶景を兼ね備えて魅力的なところばかり。信州の色んな避暑地を巡る旅をしてみませんか。
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