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(海水魚)ミスジリュウキュウスズメダイ(1匹)
リュウキュウスズメダイとは?
これから海水魚飼育を始める方であれば、色々な候補の中にリュウキュウスズメダイが入っているかもしれません。リュウキュウスズメダイはとても可愛らしい魚で、生命力も強いので初心者でも育てやすく、値段も安いので人気があります。今回はそんなリュウキュウスズメダイの種類や性格、飼育方法などを詳しく解説していきます!
リュウキュウスズメダイの特徴
リュウキュウスズメダイとは?
リュウキュウスズメダイは、スズキ目スズメダイ科に分類される海水魚で、白黒のツートンカラーが特徴的。日本では和歌山県より下に生息しており、沖縄などでよく見かける魚ですね。世界では南アフリカから中央太平洋あたりに生息しています。食性は雑食ですので、藻も食べますし、プランクトンや底生生物も食べます。
リュウキュウスズメダイは丈夫で育てやすい!
リュウキュウスズメダイの人気の理由の一つが、生命力が強く、病気にもなりにくく、初心者でも育てやすいことにあります。そもそも小型のスズメダイは丈夫な魚が多いので、海水魚飼育の初心者にはうってつけの存在ですね。昔から飼育されてきた定番の魚でもありますので、これから始める方は是非検討してみて下さい。
リュウキュウスズメダイの種類
リュウキュウスズメダイはミスジリュウキュウスズメダイ属に属しており、この属には10種類いますが、日本で泳いでいるのは4種類います。その内の3種類が縞模様のツートンカラーとなっていますのでご紹介していきます。
フタスジリュウキュウスズメダイ
名前の通り、二つしかスジが無い種類です。体は丸みがあり、目が大きく、どこかキュートな印象を受けますよね。帯と帯の間もかなり離れているので、判別しやすい種類です。また、サイズは4センチ程度しかなく、小さいのも特徴。普段は枝状のサンゴの周囲にいて、危険を感じるとすぐに逃げていきます。
ミスジリュウキュウスズメダイ
一番知られているのがミスジです。こちらは顔と胴体とお尻のあたりに帯が入っており、その帯が背びれのところで綺麗に繋がっているのが特徴。基本的に浅いサンゴ礁で過ごしている為、ダイビングなどでもよく見かける魚ですね。成魚は8㎝ほどまで成長します。一般的な種類ですので、値段も安くてオススメです。
ヨスジリュウキュウスズメダイ
ミスジと非常に似ているのがヨスジです。ヨスジは尾まで黒色が入っており、尾も含めて4本ということになっています。ヨスジは6センチ程度にしかなりませんので、ミスジよりも少し小さな種類。また、取り扱いもミスジより少なく、沖縄でもミスジよりは見かけません。ただ、レアな魚ではありませんので、普通に飼育することが出来ます。
リュウキュウスズメダイの幼魚の特徴
幼魚も成魚も同じくツートンカラーではありますが、幼魚はヒレの縁に綺麗な青色が入っているのがポイント。お店で購入する時に幼魚だと少し青みがあるかもしれませんが、幼魚から成魚に変わる時に無くなっていきます。幼魚のヒレの青はとても綺麗ですので、機会があれば幼魚も育ててみて下さい。
ミスジスズメダイは別種
ミスジスズメダイはとても似ている魚ですが、これは別の種類の魚です。ポイントは背ビレ。ミスジ等はセビレで帯が繋がっていますが、こちらは背ビレで繋がっていませんので判別が出来ます。また、ミスジ等と比べてこちらの方が値段が高いのもポイント。是非覚えておいて下さい。
リュウキュウスズメダイの性格
リュウキュウスズメダイの性格は荒い
スズメダイの仲間と言えば、性格が荒いとされていますよね。実はこのリュウキュウスズメダイの性格も荒いので、育てる際は注意が必要です。とはいえ、他の性格の荒い種類よりはまだ穏やかな方ですので、多少は安心出来ますね。因みに、フタスジとヨスジよりもミスジが少し性格が荒いとされています。
混泳出来る魚は?
そんな性格の荒い魚と混泳させる際は注意が必要です。ライブロック等で隠れ家を作ってあげましょう。問題なく混泳出来るのは、クマノミやアイゴ、ベラなど、ある程度の大きさがあり、性格も弱くない魚が適しています。また、遊泳区間が異なるキイロハギなども混泳に向いていますね。同じくらいのサイズのスズメダイと混泳させると喧嘩になりますので注意して下さい。
同種混泳も注意!
自然環境では画像のように複数個体がまとまって生息していますが、水槽の狭い環境で同種を混泳させると喧嘩してしまいます。もし同種でまとめて育てたい場合は、大きめの水槽にして、隠れ家をしっかり用意してあげましょう。それでもいじめられる可能性がありますので、もしもの時の為の避難用水槽を用意しておきたいですね。
リュウキュウスズメダイとサンゴとの相性
リュウキュウスズメダイはサンゴと相性が良い
サンゴと非常に相性が良く、普段からサンゴに隠れて生活していますので、是非水槽内でも同じ環境を再現してあげたいところです。サンゴが無いと生きていけない訳ではもちろんありませんが、画像のサンゴのような隠れ家があると、落ち着くのでストレスが減ります。
どのサンゴを入れても問題無し!
どのサンゴを入れてもつついたりすることがありませんので安心です。本来の環境では枝状のサンゴに隠れていますので、そういったサンゴ入れてあげるとベストです。ただし、サンゴの飼育は海水魚飼育よりもデリケートですので、初心者の方はまずは魚の飼育に慣れてからチャレンジすると良いでしょう。
リュウキュウスズメダイの飼育方法①用意
用意するもの①水槽
まずは水槽を用意しましょう。小さい魚ですので小さな水槽でも育てられます。水槽は大きいほど水質が安定しやすいので、スペースに問題が無ければ、60㎝水槽がオススメです。スペースに余裕が無い方は30か45㎝水槽を選びましょう。他にも色々な魚を入れたい場合は、なるべく大きめの水槽を選んでください。色々必要になりますが、お得な水槽セットを下記記事で紹介していますので、気になる方は見てみて下さい。
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用意するもの②ヒーターとクーラー
暖かな海にいる海水魚ですので、ヒーターとクーラーで水温調整をする必要があります。24~25度を好みますが、28度くらいまでなら平気です。30度までいくと暑いので、夏場はやはりクーラーが欲しいですね。オススメの水槽用クーラーは下記記事で紹介していますので、気になる方は見てみて下さい。
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用意するもの③フィルター
魚を育てる際に必須なのがフィルターです。このフィルターで水の汚れを取りますので、必ず用意しましょう。60㎝水槽であれば上部フィルターが、30~45㎝水槽であれば外掛けフィルターがオススメです。下記記事でオススメのフィルターの紹介をしていますので、気になる方は見てみて下さい。
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用意するもの④照明
綺麗に観察する為に、照明も用意しましょう。水槽セットを購入する場合は、ライトも付いている場合が多いですね。もし付いていなければ購入して下さい。値段の安いものから高いものまでありますが、海水魚を育てるだけなら値段の安いライトで大丈夫です。サンゴを育てる場合はメタルハライドランプなどの特殊なものも検討しましょう。
用意するもの⑤サンゴ砂とライブロック
サンゴを入れるにしても入れないにしても、ライブロックは用意しましょう。ライブロックは隠れ家となる上に、水槽の環境を良くする効果があります。ライブロックは海水魚を扱うお店なら販売されていますのでチェックしてみましょう。購入したあとはキュアリングという作業をしてから水槽に入れます。ライブロックの概要やキュアリングのやり方などは下記記事で解説していますので、気になる方は見てみて下さい。
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用意するもの⑥カルキ抜き
水道水には塩素が含まれていますので、カルキ抜きも用意しましょう。カルキ抜きは色々販売されていますが、上記画像左の、テトラ・コントラコロラインは定番です。他にも値段の安いものや高機能なものなどを下記記事で紹介していますので、これから買われる方はチェックしてみて下さい。
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用意するもの⑦人工海水
ライブシーソルト 200L
海水魚ですので、水を海水の状態にする必要があります。そこで使うのが、人工海水。人工海水も色々なメーカーから販売されていますが、上記のライブシーソルトはカルキ抜きも同時に出来る優れものです。カルキ抜きを別で買うのが面倒に感じる方は、検討してみて下さい。
用意するもの⑧餌
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雑食性の魚ですので、餌の選り好みはあまりありません。植物系の餌を与えても大丈夫です。食いつきが良いとされていてオススメなのが、上記のメガバイトレッドです。オススメの海水魚の餌は他にも色々ありますので、下記記事もチェックしてみて下さい。
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用意するもの⑨掃除用具
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フィルターを使っても水は段々汚れていきますので、水換えする為の掃除用具が必要です。上記のような水換え用のホースと、大きめのバケツを用意しましょう。また、コケ等を掃除する為のスポンジも用意しておきましょう。
リュウキュウスズメダイの飼育方法②準備
水槽の立ち上げ
用意が出来たら、水槽をセッティングしていきます。購入した水に触れる機材は一度水洗いをして、拭いてから使いましょう。水槽を設置し、サンゴ砂を敷いて、水を注ぎ、人工海水にして、機材類をセットすれば準備完了です。ヒーターで水温が25度程度まで温まったら、ライブロックも入れましょう。
2週間は空運転
まだ水槽内にはバクテリアが少ない状態ですので、2週間は空運転させておきましょう。この2週間で徐々に水槽環境が良くなっていき、魚にとって良い状態になります。ライブロックを入れることで良くなるスピードが上がりますので、是非ライブロックは入れて下さい。
リュウキュウスズメダイの飼育方法③導入
リュウキュウスズメダイを購入
(海水魚)ミスジリュウキュウスズメダイ(1匹)
リュウキュウスズメダイはメジャーな海水魚ですので、お店に行けば高い確率で見つけられるはずです。値段も非常に安く、一匹数百円程度で販売されていますので、買いやすいのが嬉しいですね。選ぶ際は見た目がキレイで元気そうなものを選びましょう。輸入された直後は疲れているので、出来ればお店である程度過ごした個体を買いたいですね。
水合わせをして導入
画像は金魚ですが、このように袋を浮かべて水温を合わせます。30分ほど水槽に浮かべておくと水温が同じになりますので、次は袋の中に水槽の水を少しだけ入れて、水質を合わせていきます。1分経ったら少し入れて、また1分経ったら少しという風に水を入れていき、一杯になったら水をある程度捨てて、また水を入れてを繰り返し、3周ほどしたら、魚だけを水槽に入れましょう。
しばらくは構わない
水槽に入れた直後はとても緊張しています。この間に餌を与えると体調不良となる可能性もありますので、最低でも2日間は放っておきましょう。また、この2日間はあまり水槽に近寄らず、驚かせないようにしたいですね。既に他の魚がいて混泳となる場合は、一日だけ餌を与えないようにすると良いでしょう。
自然で採集した個体も飼育出来る
お店で購入出来ることを書きましたが、自然に生息している海水魚ですので、海から採集してくることも可能です。南にいくほどよく見かけますので、沖縄のサンゴ礁などで探してみると良いでしょう。水深1mくらいの場所で見つけられるかと思います。
リュウキュウスズメダイの飼育方法④管理
餌やり
餌やりは与えすぎにだけ気を付けましょう。一回3分程度で食べ終わる量を1日2回与えて下さい。朝と夕方に与えると良いでしょう。1日2回与えるのが難しい方は5分で食べ終わる量を1日1回にしても構いません。
水換え
水は放っておくとどんどん汚れていき、病気の原因となりますので、定期的に水換えをします。水替えは週に一回、3分の1程度換えるのがオススメです。水替えをする際は、ホースの先端で底砂に溜まった汚れも吸いだしましょう。上記動画で水換え方法を解説されていますので、是非見てみて下さい。
リュウキュウスズメダイの飼育方法⑤病気・注意点
生命力が強い魚ですので、あまり病気の心配はいりません。病気は体力が下がっている時にかかりますので、水温を保ち、急激な水質変化を起こさないように管理しましょう。もし何か病気になった様子であれば、薬浴で治療します。病気の種類は色々ありますので、症状ごとに調べて対応する必要があります。
まとめ:リュウキュウスズメダイとは?
今回の「リュウキュウスズメダイとは?気になる性格や飼育方法を詳しく解説!」はいかがでしたでしょうか?特徴や種類、値段や病気についてなど様々な点を解説させて頂きましたが、今すぐ育ててみたくなった方も多いかもしれません。混泳の注意点以外は心配なポイントも少なく、初心者でも安心の海水魚です。幼魚も非常に綺麗ですので、是非育ててみて下さい。
リュウキュウスズメダイが気になる方はこちらもチェック!
今回はリュウキュウスズメダイについて解説させて頂きましたが、他にも海水魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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