青森県への旅行について
青森は本州の最北端に位置し、太平洋と日本海の両方に面する漁獲量豊かなエリア。また、世界遺産の白神山地をはじめ、十和田湖や奥入瀬渓流などの自然にも恵まれ、観光スポットも豊富です。
秋に行くべきなのは?
自然豊かなため、秋の紅葉スポットには事欠きません。ただし、10月も末になったため、紅葉が既に終盤に入ったところもあります。本記事では、2018年10月31日現在でも、紅葉見頃または色づき始めのスポットに絞って、ご紹介します。お出けの際は、再度最新情報をご確認くださいね。
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその1
紅葉の名所といえば岩木山
別名が津軽富士とも呼ばれる美しい山。ブナやナラ、カラマツなどが、山頂からグラデーションで紅葉していくさまも美しく、11月上旬まで長期の紅葉鑑賞が可能です。
旅行の見どころや名物
麓にある岩木山神社は、パワースポットとして有名。境内にある石柱につかまる狛犬が2体。1体は頭を上にして、1体は頭を下にしています。前者は金運アップ、後者は恋愛運アップのご利益があるそうです。津軽岩木スカイラインを利用すれば、岩木山の8合目まで上ることが可能。上からの紅葉も堪能することができます。
観光地の基本情報
【住所】青森県弘前市岩木山一帯
【連絡先】0172-83-3000 岩木山観光協会
【アクセス】公共:弘前バスターミナルからバスを利用 車:東北道大鰐弘前ICから
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその2
紅葉の名所といえば白神山地
世界遺産ともなっているブナの原生林のある白神山地。氷河時代が終了し、日本列島が温暖になった8000年前頃にできたとされています。例年10月中旬から10月下旬になると、揃って黄色の美しい紅葉を見せてくれます。
旅行の名物や見どころ
ブナ林の他にも、「目屋渓」周辺は紅葉の名所として有名。こちらにはカエデやヤマモミジなどの赤も加わり、更にカラフルな絶景を堪能できます。近くには、夕日で有名な、秘湯「黄金崎不老ふ死温泉」もあります。散策で冷えた体を温めてはいかがでしょうか?
観光地の基本情報
【住所】青森県中津軽郡西目屋村田代
【連絡先】0172-85-2800 西目屋村産業課
【アクセス】公共:弘前バスターミナルからバスを利用 車:東北道大鰐弘前ICから
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその3
紅葉の名所といえば川内川渓谷遊歩道
むつ市にある渓谷で、4.4Kmの散策路が整備されています。秋になると青の渓谷に紅葉が映えて絶景となります。渓谷の川底には、何万年もかけてできた「おう穴」と呼ばれる穴があり、観光も楽しいスポット。吊り橋など3つの橋がかかっており、そこからの景色はSNS映え間違いなしです。
旅行の名物や見どころ
散策道近くのふれあい温泉川内は、キャンプ場併設の入浴施設。低温と高温の浴槽があり、少し色のついた無臭のお湯は、神経痛や筋肉痛に効果ありとのこと。窓からは、森林がみえてプチ森林浴の気分。簡易宿泊も可能。
観光地の基本情報
【住所】〒039-5201 青森県むつ市川内町
【連絡先】0175-42-2301 むつ市川内町商工会
【アクセス】公共:JR大湊駅からバス 車:八戸道八戸ICから県道29号、国道104、県道46号などを経由
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその4
紅葉の名所といえば赤石渓流
既にご紹介した、白神山地を源流とする渓流です。秋になると、渓流沿いの然ヶ岳という山では、ナラやカエデがカラフルな色を競いあいます。麓の白神大然河川公園などが、絶景を鑑賞するポイントとして人気。
旅行の名物や見どころ
高さ85mのくろくまの滝も、周辺の見どころの一つ。散策路も整備されていますので、森林浴をお楽しみください。熊の湯温泉は黄色のにごり湯が人気。名前だけでなく、本当にツキノワグマを飼っているとのこと。宿泊も可能ですので、事前予約をどうぞ。
観光地の基本情報
【住所】青森県西津軽郡鰺ヶ沢町一ツ森町
【連絡先】0173-72-2111 鯵ヶ沢町観光商工課
【アクセス】公共:JR鯵ヶ沢駅からタクシーで 車:東北道大鰐弘前ICから
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその5
紅葉の名所といえば城ヶ倉渓流
八甲田山中を流れる渓流で、絶壁の間の急流が特徴。紅葉時にはその白い波が、ブナやカエデの色とのコントラストを作ります。現在、渓谷の散策はできませんが、長さ360m、高さ120mの城ヶ倉大橋から俯瞰することが可能。八甲田山の雄大な紅葉は、青森ならではの風景です。
旅行の名物や見どころ
周辺には、「ヒバ千人風呂」で有名な酸ヶ湯温泉があります。湯治棟もある本格的な温泉。「ヒバ千人風呂」は、基本は混浴ですが、抵抗がある場合は、売店で扱っている湯浴み着の着用や、朝と夜の8時から9時の女性専用タイムや男女別の内湯を利用する方法もあります。ゆっくりと湯治をお楽しみくださいね。
観光地の基本情報
【住所】 青森県青森市荒川南荒川山国有林
【連絡先】017-734-5153 青森市 観光課
【アクセス】公共:JR青森駅またはJR新青森駅からバスを利用。城ヶ倉温泉下車 車:青森道青森中央ICから国道103号経由
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその6
紅葉の名所といえば中野もみじ山
1803年に弘前藩主が、京都からモミジの苗を移植したのが始まり。現在は、県下でも有名なモミジの名所です。一番の見どころは不動の滝周辺。紅葉床という畳のスペースも設けられ、ゆっくりと鑑賞ができます。他にも、観楓台など、散策路の両脇は全てが紅葉スポットといってもいいほど。10月13日(土)から11月4日(日)はライトアップを開催。幻想的な美しさも楽しめますよ。
旅行の名物や見どころ
黒石のB級グルメといえば、黒石やきそば。もともとは、子供のおやつ向けだったともいわれ、もっちりとした麺と甘辛いソースは、なぜか懐かしい気分になります。近年は和だしスープがかかった「つゆやきそば」も有名。店ごとに独自の味があるため、やきそば巡りもおすすめです。
観光地の基本情報
【住所】青森県黒石市南中野字不動舘
【連絡先】0172-52-2111 黒石市 観光課
【アクセス】公共:南鉄道黒石駅からバス、板留下車 車:東北道黒石ICから
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその7
紅葉の名所といえば十二湖
標高200m程度、約4k㎡の台地に点在する、33の湖や沼の総称。最も有名なのは青池。青インクを流したようといわれる青は、深さ9mの深度や透明度が作り出したもの。そこに紅葉が映り込むさまは、絶景です。落葉した黄色や赤の葉が浮いているのも、風情があっていいですよ。他にも「日本キャニオン」といわれる岩場の周辺も紅葉ポイントの一つ。
旅行の名物や見どころ
十二湖から車で10分ほどの、レストラン「アカショウビン」では「深浦マグロステーキ丼」が人気。青森といえば大間のマグロが有名ですが、水揚げ量はこちらの方が多いとのこと。まぐろの刺身とともに、マグロ刺身丼、マグロ片面焼きステーキ丼、マグロ両面焼きステーキ丼用の3種の小どんぶりが、提供されます。焼き方により味が違うため、どんぶりに乗っている食材も長いもや錦糸卵などさまざま。ジンギスカン鍋で、マグロをあぶるというのも斬新です。下のように口コミでも人気。楽しみながら食べてくださいね。
深浦町で町おこしとしておすすめのまぐろステーキ丼が食べられます。ここは3種のまぐろをあぶって丼に乗せて食べるスタイル。いままで食べたことのない味でかつおいしかったです。
観光地の基本情報
【住所】青森県西津軽郡深浦町松神国有林地内
【連絡先】0173-74-3320 深浦町観光協会
【アクセス】公共:JR十二湖駅からバス、奥十二湖駐車場下車 車:秋田道能代南ICから。東北道浪岡ICから国道101号経由
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその8
紅葉の名所といえば恐山
地獄巡りで有名な恐山は、紅葉でも有名な観光地。特に境内裏の地蔵山の紅葉や、宇曽利山湖の青と紅葉のコントラストは絶景です。いたるところで噴煙の噴き出す殺伐とした風景と、天国のように青く美しい湖の風景もお楽しみください。
旅行の名物や見どころ
周辺では、全国的に有名なブランドマグロ「大間のマグロ」が食べられます。まぐろ長宝丸のまぐろづくし丼は、3780円と少々お値段は張りますが、大トロや中トロ、赤身が入った大間まぐろ三昧。どんぶりからマグロがあふれています。2484円の赤身丼もお試しを。大間マグロの味の違いが一番わかるとのこと。
観光地の基本情報
【住所】〒035-0021 青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3−2
【連絡先】0175-22-1111 むつ市観光戦略課
【アクセス】公共:JR下北駅よりバス。終点下車 車:百石道路下田百石ICから国道279号、338号、県道4号を経由
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその9
紅葉の名所といえば薬研渓流
浸食によって形成された渓谷で、四季折々の楽しみ方ができます。秋になるとヒバやカエデ、ブナなどが紅葉し、渓谷美と調和した美しさを見せてくれます。特に薬研から奥薬研までの散策ルートが有名で、約3km、約1時間30分の森林浴を堪能できます。カモシカも生息しており、運が良ければ出会えるかも。
旅行の名物や見どころ
散策路沿いには、2つの日帰り温泉があります。かっぱの湯と夫婦かっぱの湯という名称。恐山の開祖、慈覚大師がケガをした際、河童がここに運んで傷を癒したという伝説があるそうです。他にも薬研温泉郷には、数軒の温泉旅館が営業しており、宿泊も可能です。静かな森の中で、のんびりと旅の疲れをいやすのもおすすめです。
観光地の基本情報
【住所】青森県むつ市 大畑川流域
【連絡先】0175-22-1111 むつ市観光戦略課
【アクセス】公共:JR下北駅からバスで大畑下車、完全予約制タクシーで約20分 車:青森道青森東ICまたは八戸道八戸北ICから
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその10
紅葉の名所といえば奥入瀬渓流
十和田湖を源流とする渓流。十和田湖の子ノ口から焼山まで約14kmの間では、変化に富んだ渓流や雲井の滝をはじめとする14箇所の滝が待っています。秋になるとブナやカエデ、トチノキなどの様々な樹木が色づき、渓流や滝との色や音のハーモニーを感じることができます。
旅行の名物や見どころ
谷地温泉は、祖谷温泉やニセコ薬師温泉とともに、日本三大秘湯とされるスポット。開湯400年の歴史があり、濁った湯と無色透明の湯の2つの源泉を持っています。それぞれの効能があり、得をした気分になれますよ。隠れた穴場で、静かな時をお過ごしください。他に、岩魚の塩焼きやお刺身など、川魚料理も食べられます。宿泊も可能。
観光地の基本情報
【住所】青森県十和田市
【連絡先】0176-74-1233 奥入瀬渓流館
【アクセス】公共:JR新青森駅、JR八戸駅からバス。焼山または子ノ口下下車 車:焼山へは、百石道路下田百石ICから。 子の口へは、東北道小坂ICから
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその11
紅葉の名所といえば十和田湖
奥入瀬渓流の元となる湖で、秋田県にまで広がっています。神秘的な青色は美しく、別名、十和田湖ブルー。秋にはナナカマドやモミジ、ブナなどの赤や黄色も加わり、華やかな景色を作り出します。桂ヶ浜から、高村光太郎作の乙女の像がある、御前ヶ浜までは遊歩道が完備。ゆっくりと紅葉鑑賞ができます。また、遊覧船からの紅葉を見られるのも十和田湖の特徴。観光案内を聞きながら、360度の紅葉を堪能できますよ。
旅行の名物や見どころ
十和田湖にはヒメマス、ワカサギなどの魚が多く生息。周辺のレストランでは、魚を使った料理を楽しむことができます。乙女の像に近い「とちの茶屋」では、塩焼きや刺身定食、天丼など、様々なヒメマス料理を堪能できます。また、十和田バラ焼きもこちらの名物。牛バラ肉とスライス玉ねぎを鉄板で焼く、シンプルな料理。こちらは、十和田食堂などで食べられます。
観光地の基本情報
【住所】秋田県鹿角郡小坂町十和田湖
【連絡先】0176-75-2425 十和田湖国立公園協会
【アクセス】公共:JR八戸駅からバスを利用 車:東北道小坂ICから
青森の秋におすすめ!魅力の人気スポットその12
紅葉の名所といえば弘前公園
江戸時代には、津軽家の居城であった弘前城のある公園。現在、弘前城の天守閣は石垣工事のため、本来の位置から曳屋によって移動されています。城毎移動するというのがすごいですね。桜で有名ですが、その桜がそのまま紅葉、秋の観光スポットとなります。
旅行の名物や見どころ
2018年10月19日(金)から11月11日(日)は、弘前城菊と紅葉まつりを開催中。21時までは紅葉のライトアップがされています。また、空襲の被害を受けなかったため、明治時代の建築物が数多く残っている町としても有名。弘前公園の周辺にも、旧弘前市立図書館や旧東奥義塾外人教師館、弘前カトリック教会などの洋風建築が、残っています。洋館巡りもおすすめの観光コースです。
観光地の基本情報
【住所】青森県弘前市下白銀町1
【連絡先】0172-33-8733
【アクセス】公共:JR奥羽本線弘前駅からバス、市役所前下車 車:東北道大鰐弘前ICから国道7号を経由
まとめ
山や渓谷、湖など青森にはさまざまな観光スポットがありますね。秋といえば紅葉鑑賞ですが、温泉やグルメなど周辺の観光情報もご紹介いたしました。秋も深まり、寒さも増してきます。食事や入浴などで、休憩をしながらのプランでお楽しみくださいね。
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