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釣りの際はライントラブルに注意
何が起こるかわからない釣り場にはトラブルがつきもの、予想外の大物がかかり、ルアーや餌をロストしたり、魚を逃がしてしまったり、釣り具を海に落としたり…その中でも、釣りを行っていれば大体の人が必ず経験すると言われているトラブルが「ライントラブル」です。
忘れてはならない、ラインとライントラブルの関係
PEラインは強力な分、ショックリーダーがないとダメージを受けやすかったり、切れやすかったりするなどの様々な問題が起こりやすいラインとして有名ですが、なんといってもPEラインで起こりうる問題と言えば「ライントラブル」でしょう。ライントラブルはラインの材質を問わず、PEのみでなくフロロカーボンやナイロンラインでも発生し得る問題ですが、特にPEラインは注意が必要です。
PEラインにライントラブルが起きやすいわけ
「ライントラブルと言ったらPEラインのこと」と思っていいほどPEラインはライントラブルが頻発しやすいラインとして知られています。ほかのラインでもライントラブルは起こる可能性があるのに、なぜPEラインの代名詞と化しているのか?それはPEラインの使用頻度の高さと、PE自体の性質にあります。
ライントラブルの原因は性質にあり
PEラインはフロロカーボンラインやナイロンラインより水を吸収しやすく、ライン同士が密着しやすいため、ショックリーダー等の他ラインと合わせやすい分、絡まりやすいという性質を持っています。さらに、PE自体が水を吸収しやすい材質でできているというのもありますが、PEラインはバス釣りやヒラメ釣り、シーバスにアジングとあらゆる釣り場で使用されるため、必然的にライントラブルの頻度も上がってしまうというわけです。メリットが多い分、ライントラブル対策をしっかり行い、原因を把握しておく必要があります。
他PEライン情報が気になる方はこちらもチェック
そもそもPEラインはどんなラインなのか?という事が気になる方の為、PEラインの主な特徴や、フロロカーボンラインやナイロンラインとの違いを解説した記事を紹介していきます。PEラインの性質やフロロラインやナイロンラインとの違い等を熟知することで、ライントラブルの原因を把握でき、結果的にライントラブル防止にも繋がります。
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代表的なライントラブルを解説
ここでは主に「PEラインを使用している」ことを前提とするライントラブルの原因及び、ライントラブルの対処法や対策法、防止策などを解説していきます。PEラインに限らず、フロロラインやナイロンラインでもライントラブルが起こる可能性があるため、PEラインじゃないから大丈夫だと思わず、しっかり目を通しておきましょう。
ライントラブル①・スピニングリールの場合
スピニングリールは比較的ライントラブルが少ないと言われていますが、それでも油断禁物。スピニングリールはベイトリールで多発するライントラブルこそ起こりにくい傾向がありますが、スピニングリールならではのライントラブルが起こってしまう場合があります。
ライントラブルの原因・スピニングリールの場合
スピニングリールで発生するライントラブルの原因はそのほとんどが「キャストした際あまったラインが、リールを巻くさい絡まってしまう」事によって起こるもの、このキャスト後に発生するライントラブルの事を「ラインスラッグ」と呼び、初心者はもちろん、経験者でもPEを使用していると経験しがちなライントラブルの一種です。ラインスラッグはシンプルゆえに対処が難しいライントラブルの1つで、正しい対処を行わないとルアーのロスト等にもつながる場合があります。
さらに、スピニングリールのライントラブルはとにかく「発生したことに気づきにくい」という特徴があります、目立ったライントラブルが起こらない為、初心者の目には何事も起こっていないように見え、ライントラブルが起こっていることに気づかないまま使用し、仕掛けやラインが絡まり合って修復不可能な状態に、なんてことも少なくありません。
ライントラブル対処方・スピニングリール編
ベイトリールと同じ要領で使用し、ライントラブルを防止
スピニングリールでラインスラッグが発生しないようにするコツは、ベイトリールのように、リールの糸を巻く部分を指で押さえ、手動で巻き上げる事。やり方は極シンプルで、キャストと同時にリールに指を添えておき、着水し、巻き上げる際に糸を巻く部分を指で押さえておくこと、これによりラインがある程度自力でコントロールできるようになり、ラインスラッグの可能性を減らすことが出来ます。
ソフトルアーを使用する場合は、ロッドを立てる
更にスピニングリールでワーム等のソフトルアーを使用する場合は、ソフトルアー特有の不規則な動きにより、さらにラインスラッグが起こる確率が上がってしまいます。そのためリールの意図を巻く部分を指で押さえる他にも、さらにロッドを立て、垂直にすることで安定してラインを巻けるようにしておきましょう。スピニングリールで出来るライントラブル防止策は主に、リールに指を添えることとロッドを立てることの2つ、この2つを意識することで、ライントラブルの防止につながります。
ライントラブル②・ベイトリールの場合
ベイトリールはスピニングリールに比べ複雑な動きがしやすい分、ライントラブルが起こる確率も上がり、さらにベイトリールを使用する際は「バックラッシュ」への対処法を念頭に置いておかなければいけません。ラインスラッグに対する対処法は基本的にスピニングリールと同じため、ここでは「バックラッシュ」の特徴や防止策、対処法などを解説していきます。
ベイトリールの天敵「バックラッシュ」とは
バックラッシュは、ルアーが飛行するスピードより、リールの回転数が上回り、ラインの放出とルアーの飛ぶスピードに「ズレ」が生じてしまうことで起こるライントラブルのこと。バックラッシュは「ルアーの速度とリールの回転数」と言う、実際に使用してみないとわからないもの同士の組み合わせにより起こるライントラブルの為、初心者はもちろん、ベテランの釣り師やプロの釣り師ですら警戒する、要注意ライントラブルの1つです。
ライントラブル対処方・ベイトリール編
バックラッシュの対処法は大きく分けて2つ、やや習得にコツが要るもの、バックラッシュを防止できる方法と、バックラッシュが起こってしまった時の直し方も解説していきます。完全な予防は出来ない為、バックラッシュが起こってもいい様に、防止策や対処法を叩き込み、大胆なキャストを行いましょう。
バックラッシュ対処法・サミング編
まず1つ目に紹介する対策法は、ベイトリールのテクニックの1つである「サミング」を利用する方法、キャスト時に軽く指で押さえることで、ある程度手動でラインの量を調整でき、バックラッシュ防止の他、様々なアクションを行える、ベイトリールには欠かせないテクニックの1つです。ベイトリールを普段から使用しているという方の場合は、普段と同じ使い方をするだけでも対策法につながる場合があります。
バックラッシュ対処法・ブレーキ編
もう1つの対策は、ブレーキを使用しキャストの際のラインの量を減らすというもの、初めてベイトリールに挑戦し、まだ動かし方が把握できていないという方はこちらのテクニックを使用されるとよいでしょう。ベイトリールは多彩なアクションが行える分、スピニングリールに比べ、どうしても挙動が不安定になるため、まずは目いっぱいブレーキをかけ、それからブレーキを徐々に弱め、自分ぴったりな量に調節していくとよいでしょう。
ライントラブル対処法・バックラッシュの直し方
バックラッシュは「入念な防止を意識しようと、大体の釣り場を経験したベテラン釣り師でも、なる時はなる」と言う困った性質を持ったライントラブルです。バックラッシュが起きても冷静に対処できるよう、バックラッシュの直し方や対策法をしっかり把握しておきましょう。
動画も参照に、バックラッシュ対処法
バックラッシュ対策で重要なのは焦らないこと、バックラッシュが起きてもすぐ直したりはせず、冷静な対処を行う事が重要です。バックラッシュは一気にラインを引っ張ると、かえって悪化してしまうため、バックラッシュが起きてしまった!と言う場合はいったん釣りを止め、ゆっくり冷静に対処を行いましょう。
軽度なバックラッシュはゆっくり対処
バックラッシュには手順を誤らなければ簡単に対処できる軽度なものと、ラインロストにつながる場合もあり重度なものがあります。軽いバックラッシュが起きた場合は、クラッチボタンを押し、リールから手を離し自動でラインをゆっくりと送り出しましょう。一気に巻いてしまわないよう気を付けつつ、バックラッシュが起きていないラインまで出したら、再び巻き直すことで直すことが出来ます。
重度なバックラッシュは手動で対処
クラッチボタンだけでは対処しきれない、完全にラインが絡まり合ってしまった状態のバックラッシュが起きた場合は、まずは軽度なものと同じ要領で、クラッチボタンを押しラインを引き出します。引き出したらラインが絡まっている場所を手でほぐし、直接絡まっている部分を取り外しましょう。それが難しいという場合は、絡み合った部分を指で押さえながらリールを回し、引き出せる余裕を作ってから送り出し、また絡まっている部分を指でほぐす、という動作を繰り返すことで対処できます。
ライントラブル③・おまつり
「おまつり」は正しくはライントラブルではなく、船釣りをしていると起こる可能性がある、言ってしまえば「船釣り版ライントラブル」のようなもの、堤防釣りなどの「おかっぱり」の場合は心配する必要がありませんが、これも立派なトラブルの1つなので、対処法などを解説していきます。
「おまつり」が起きたら、焦らず対処
「おまつり」は違う人が使用する仕掛け同士が絡まり合った状態の事、おまつりが発生すると一旦船釣りをやめ、同じペースで糸を巻き取るという対処を行うため、その姿がお祭りのようであるから呼ばれるようになったと言われています。「おまつり」は他の釣り人が絡んだライントラブルの為、こればかりは自力での対処法は困難と言っていいでしょう。事前にできる対処法や防止策は、できる限り仕掛け同士を離し潮の流れを見る事。自分が「おまつり」になった場合は、すぐ船長に知らせましょう。
優先してPEをほどくようにする
「おまつり」が起こってしまった場合は、絡みやすい性質を持つPEラインを優先してほどくようにしましょう。ほどく際のコツは、糸が張った状態でできる限り早めにほどくこと、ほどくのに時間がかかりそうな場合は早めに見切りをつけ切るようにしましょう。切るときに気を付けるべきなのが、原因がどちらにあるかを問わず、双方の承諾を得てから切ること。承諾なしに切ってしまうとライントラブルのみでなく、対人関係にもトラブルが生じてしまう可能性があるので、できれば避けたいところです。
ライントラブルの対処法、防止策も紹介
ライントラブルはまず原因を把握することが大事、原因を知ることで「どうすれば防止できるのか」が見えてきます。ライントラブル防止策はベイトリール、スピニングリールを問わず、どちらでも使用できるものばかりなので、これから紹介する4つのポイントを参照し、入念な対策を行うようにしましょう。
ライントラブル対処法①・巻きすぎない
ライントラブル対策法で最もシンプル、かつ強力なのがラインを巻く量を自分で調節すること。ラインを巻きすぎず、自分に合わせた長さに調節することで、ライントラブル対策のみでなく、多彩なアクションが行えるようになります。ライントラブルが頻発するという場合は、巻いておくPEラインの量をいつもより減らしてみるようにしましょう。
ライントラブル対処法②・ラインの強度を上げる
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ライントラブルの原因はライン自体の強度が関係している場合もあります、特にPEラインはショックリーダーと合わせ使用することを前提としているため、ナイロンやフロロカーボンラインに比べ脆いものが多く、ライントラブルにつながりやすくなってしまいます。PEライン用コーティング剤を使用し、ライン自体の強度をあげてみるようにしましょう。
ライントラブル対処法③・メンテナンスを行う
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同じラインを長期的に使用していると、どうしても新品に比べ強度が弱ってきたり「キズ」が出来てしまう場合があります。同じラインを使用し続けると愛着が沸き、なかなか買い換えられない…なんてこともあるかもしれないため、定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。もちろん、新品のPEラインだからメンテナンスしなくていいというわけではない為、ラインのチェックを欠かさないようにしましょう。
ライントラブル対処法④・PEからフロロに変えてみる
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PEラインを使用すると、どうしてもライントラブルがチラつくという場合は思い切ってPEラインでなくフロロカーボンラインやナイロンラインを使用してみるのもいいでしょう。もっぱらPEラインの補強に使用されるフロロラインですが、補強用の分PEラインよりタフで、様々な場面で効果を発揮する強力なラインです。フロロラインでもPEライン同様に「ライントラブル」が起こる場合がありますが、それでもフロロラインの方が安定感がある傾向があります、水中での多彩な動きより安定性を重視したい場合は、フロロラインを使用されるとよいでしょう。
ライントラブルを防止し、楽しい釣りを
特に釣り場で見かけやすいライントラブルと、その対処法や対策の仕方などを紹介しましたが、ライントラブルは入念な対策を行おうと「起こるときは起こるもの」です。ライントラブルを恐れ、キャストが控え目になるとそのぶん釣果もいまいち…なんてこともあるため、ライントラブルを恐れず、起きてもいいよう対策を行ってから、釣りを楽しみましょう。
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