トレイルヘッドコット
カンガルースタイルテント
ソロソウルウォウウォウ
メッシュシェルター
夏だけではなく冬のキャンプも大人気
冬でも装備次第で楽しめる
キャンプは、春~秋の暖かく過ごしやすい時期に行うことが多いアクティビティです。しかし、近年は晩秋から冬にかけてもキャンプを楽しむ方も増えてきており、通年営業のキャンプ場も賑わっています。
ただし、暖かい時期のキャンプのように誰でも簡単に冬キャンプが楽しめるというわけではありません。厚手の寝袋や防寒着など冬用の装備が整っていないと冬キャンプは非常に危険です。
冬キャンプの魅力
冬キャンプは空気が澄んでおり星がきれいに見え、夏よりも虫が少ないため非常に過ごしやすくなります。蚊や蛾だけではなくアブやブユ(ブト)、蜂などの害虫も発生せず、蛇や熊などの危険な動物も活動しなくなる点も大きな魅力です。
シェルターとは
床に生地がないテント
冬キャンプではシェルターテントや単にシェルターと呼ばれるキャンプギアが大人気です。キャンプ用のテントはボトム(床面)に厚手の生地が使われていたり、ダブルウォール構造になっておりフライシートとインナーが付属します。一方、シェルターはボトムに生地がなく、インナーも付属しない独自の形状をしています。
つまり、シェルターは床がなく屋根と壁となるフライシートだけで構成されているテントのようなギアです。
シェルターにも種類がある
テントにドーム型やワンポール型という種類があるように、シェルターにも同じように種類が豊富。例えばドームシェルターやワンポールシェルターは有名な形状です。このようにシェルターは設営方法や形状により呼び方が変わります。
また、近年は吊り下げ式インナーを採用しているテントが増えたことにより、インナーを外した2ルームテントをシェルターと呼んだり、スノーピークのように2ルームテントをシェルターと呼ぶこともあります。
冬向きのシェルターの選び方
大きさについて
シェルターは使用する人数とサイズのバランスが大切です。基本的にはインナーが付属しない点を考えて、少人数でも少し大きめのものを選ぶといいでしょう。広いとコットを置いたり、グランドシートやラグを敷いたりとレイアウトの変更が簡単にできます。
また、ゆとりのあるサイズだと暖房器具の導入がしやすくなり広いと安心してストーブが使用できるため冬でも使いやすくなります。
スカート付きは冬キャンプで使いやすい
シェルターによってスカートがあるものと付いているものがありますが、冬キャンプでは冷気の侵入を防げるスカート付きのモデルのほうがおすすめです。前述したように通気性は大切ですが、フルクローズできるモデルのほうが過ごしやすく、スカートがないモデルでも暖房器具を使うときは換気が必須になります。
寒い時期でもシェルターが人気の理由
寒さに強く目隠しにもなる
ヘキサタープやレクタタープなどのオープンタープと比べるとシェルターは四方が生地で囲まれており風の影響を受けません。そのため、シェルターを使うだけで自然と寒さ対策ができます。
また、テントのように外からは中が見えない作りになっているところも大きな魅力です。さらに、インナーを使わない分、大人数でも使用しやすいという魅力もあります。
暖房器具が使いやすい
大型テントの場合は薪ストーブを導入できますが、小型テント場合はインナーを使用するためスペースが狭く導入しづらくなります。一方、シェルターはインナーを使わないため小型のシェルターでも比較的スペースが広く、土間になっているため煖房が使いやすいキャンプギアです。
ただし、薪ストーブは煙突を外に出したり、一酸化炭素に注意しましょう。暖房を導入する際は自己責任のもと換気をよくして一酸化炭素警報機も併用してください。
寒い時期におすすめのレイアウト3選
1:カンガルースタイル
冬キャンプでシェルターが使いやすい理由の1つがカンガルースタイルができる点です。カンガルースタイルとはシェルターの中に小型のテントを設営する方法です。シェルターの中にテントを設営するだけでも結露と寒さ対策になります。
また、シェルター内に設営するテントはインナーだけでいいため短時間で設営できるところも大きな魅力です。文字通りシェルターが雨や風からインナーテントを守ってくれます。
2:お座敷スタイルも可能
シェルターにはボトムがありませんが、お座敷スタイルで冬キャンプを楽しむことも可能です。グランドシートを敷いてボトムを作りその上にラグやマットを足していくと地面からの冷気を防げます。スカート付きのシェルターなら風も吹き込みません。
そのため、シェルター内でお座敷スタイルにしてこたつを導入する方法も非常に人気があります。ラグやマットうまく使うことでシェルターでも地面からの冷気が遮断できます。
3:テントと連結
シェルターは、スクリーンタープのようにテントと連結して使用できるものもあります。例えばスノーピークから発売されているメッシュシェルターはエントと連結して使用でき、大人数のキャンプでも寝室とリビングが分けられる作りです。
おすすめのシェルター2選
1: DOD ソロソウルウォウウォウ
ソロソウルウォウウォウ
ソロソウルウォウウォウはソロキャンプで使いやすいコンパクトなシェルター。ソロ用ですが一人用のテントと比べると広く、3.4×3mものスペースがあるため、カンガルースタイルやお座敷スタイルも楽しめます。TC素材で遮光性や保温性、通気性が高く焚き火の火の粉で穴が開く心配がありません。そのため冬キャンプでも安心して使えます。
2:スノーピーク メッシュシェルター
メッシュシェルター
本品はスノーピークの4人用のシェルター。エントリーラインですが、耐水圧が高く、初心者でも安心してくつろげます。また、大きなメッシュ窓で虫の侵入を防ぎつつ換気でき、スカートがついているため風の吹込みが減り寒さ感じにくくなります。地面からの冷気はコットなどを使い軽減しましょう。
組み合わせやすいアイテム2選
1:コールマン トレイルヘッドコット
トレイルヘッドコット
シェルターを使うならコットは欠かせないアイテムの1つ。ローコットでもハイコットでもいいのですが、サイズが大きくゆとりのあるシェルターには、高さのあるハイコットが向くでしょう。ローコットと比べると簡単に設置でき、高いため起き上がる時に楽です。
2:FIELDOOR カンガルースタイルテント
カンガルースタイルテント
カンガルースタイルをするために作られたテントも発売されています。通常のテントはフライシートが標準で付属しますが本品はシェルター内に入れて設営することを前提に作られているため、フライシートが付属せずコンパクトに収納できます。
サイズはソロ用の210×105×110cmのため大人数で利用したい場合は大型テントを用意するか、カンガルースタイル向きのテントを複数張るといいでしょう。
シェルターの注意点
結露について
シェルターは結露が発生しやすい点にも注意する必要がります。テントはボトムがあるため地面から湿気が伝わりづらいですが、土間になるシェルターは地面からの湿気がダイレクトにシェルター内に広がります。
カンガルースタイルでは問題ありませんが、テントをシェルター内に設営しない場合は、シングルウォールテントのように1枚の布で構成されているため結露ができやすいです。
設営場所に最大限の注意を
テントはボトムがあるため、多少の水が流れこんでも問題ありません。しかし、シェルターはボトムがないため地面がくぼんでいると、雨がシェルターの外から流れ込みシェルター内に水たまりができる可能性があります。こうならないように出来るだけ平坦で水の通り道になっていない場所を選びましょう。
冬キャンプも快適に過ごせる
シェルターはフルクローズしたり、メッシュ窓を開いて換気したりとレイアウトの自由度が非常に高いアイテム。そのため、冬キャンプではストーブの導入がしやすく換気がやりやすいため安心してシェルター内で過ごせます。
また、コットを使わなくてもカンガルースタイルなら寝泊まできるところもポイントです。このようにシェルターは冬でも快適なキャンプできるおすすめのアイテムです。冬キャンプをしてみたい方は参考にしてください。
コットが気になる方はこちらもチェック!
シェルターはボトムがないためコットを利用する方が多いアイテムです。コットにはローコットやハイコットなどさまざまな種類があります。よかったら当サイトの記事をコット選びの参考にしてください。
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