キャンピングカーに入浴設備は必要?
キャンピングカーは移動するテント
キャンピングカーとは、車中泊することを前提に設備を整えた自動車です。リビングスペースやベッドなどの寝具だけでなく、トイレやキッチンが設置されたタイプもあり簡単に言うなら、移動するテントと言えます。
そのため、公共交通機関を使って移動したりホテルに泊ったりするのと比べて自由なので、日本1周旅行なども楽しめます。車なのに宿泊に必要な設備が設置されているため、秘密基地のような非日常的な時間を味わえるでしょう。
お風呂を導入するならメンテナンスの手間も考えて
キャンピングカーにお風呂が必要かどうかは、それぞれのキャンプスタイルによって左右されます。さほど汗をかかないようならお風呂がなくてもいいですし、アクティビティ三昧でこまめに汗を流したい場合は設置したいでしょう。
また、お風呂付きのキャンピングカーは、使用後にメンテナンスする必要があります。お風呂付きキャンピングカーの購入・レンタルを考えている方は、メンテナンスの手間を加味したうえで判断してください。
おもな車両のタイプをご紹介
もっとも王道なキャブコン
キャブコンは、トラックなどの車両に居住スペースを乗せたようなキャンピングカーです。ボディにおでこのような部分があるのが特徴で、ここがベッドなっています。キャンピングカーの王道なので、購入・レンタル時の人気が高いタイプです。
最大8名で寝ることができるので、ファミリーなど大人数での日本1周も快適な車中泊を楽しめるでしょう。ただし、車高が高いため風にあおられやすいので、運転する際には十分注意してください。
ソロキャンプに最適な軽キャンパー
軽キャンパーは、軽ワゴンなどがベースになっています。軽自動車なのでキャブコンやハイエースなどと比べて車両のスペースが限られていますが、ソロキャンプなど1人で車中泊する場合の購入・レンタルにおすすめです。
そのため、就寝人数の上限が2名であることが多いでしょう。小さなボディなのでどこへでも移動することができ、細い山道なども難なく進むことが可能です。ただし、狭い室内なので積み込める荷物の量には限りがあります。
ハイエースなどを改造したバンコン
バンコンは、ハイエースなどの大きな車両を改造したタイプです。キャブコンや軽キャンパーよりも走行性能が高いのが特徴で、ハイエースはほかのタイプと比べて普段乗っている車に近いので安全に運転しやすい車両と言えるでしょう。
最大6名で就寝できるので恋人や夫婦での二人旅や、お子さんを連れてファミリーでの車中泊におすすめです。ゆったり過ごせるため購入・レンタルする方が多いですが、荷物が多いと狭く感じるかもしれません。
お風呂が付いていることの3つのメリット
①入浴施設の営業時間を気にしなくていい
お風呂付きキャンピングカーの一番のメリットは、祝宿泊を伴う旅行の際に行動の自由度が上がるところです。通常のキャンプでお風呂に入りたい場合は銭湯などを利用することがほとんどですが、そういった施設は営業時間が決まっています。
また、目的地や旅行の内容によっては入浴施設に寄るとタイムロスになることもあるでしょう。キャンピングカーにお風呂があると好みのタイミングで入浴できるので、時間を有効に使うことができます。
②生活がキャンピングカーの中で完結できる
キャンピングカーの中にはリビングスペースや就寝スペース、キッチン設備やトイレなどの生活に必要な設備が一通り設置されています。そこにお風呂が付いていれば、生活のすべてを車の中で完結できるでしょう。
いちいち車外へ出なくていいので、湯上りに外を歩いて湯冷めする心配がありません。また、冬のキャンプでもキャンピングカーの中で生活が完結するので、自宅にいるときと同じように車内で温かく過ごすことができるでしょう。
③お風呂からあがったらそのままくつろげる
一般的なキャンプの場合、入浴施設で入浴を済ませたらテントなどの拠点まで戻らなければいけません。せっかくお風呂に入ってリフレッシュしても、そのあとに移動するとなるとなかなかゆっくりできないでしょう。
お風呂付きのキャンピングカーなら、お風呂あがりにリビングスペースに直行してそのままくつろぐことができます。そのため、お風呂でリフレッシュしたあとも余計な労力を使わずにゆったりした時間を過ごすことが可能です。
お風呂付きを選ぶときの注意点をチェック
シャワーは長く使えないことに留意して選ぶ
シャワーに使える水量に限りがあるため、長時間使うことはできない点を考慮に入れてお風呂付きキャンピングカーを選んでください。一般的に車内で使える水量は給水タンクに100Lほど、ボイラータンクに20Lほどです。
あまりシャワーを使いすぎるとタンクが空になって、調理などで使う分がなくなってしまうので注意しましょう。さまざまなキャンピングカーがある中で、お風呂付きのものを選ぶ場合に重要なポイントです。
駐車スペースを確保できるかが重要
お風呂やシャワーが設置されているキャンピングカーは基本大型なので、広めの駐車スペースが必要です。置く場所がないということにならないよう、きちんと駐車スペースに収まるものを選びましょう。
また、普通免許で運転できるかもチェックが必要です。軽キャンパーはもちろん、一般的なキャブコンやバンコンは普通免許で運転できます。ですが、定員が11人以上になっている大型のキャブコンだと中型免許が必要なので注意してください。
利用人数や燃費を確認してから選ぶ
ソロやツインなど少人数で利用する場合は、コンパクトな軽キャンパーでも快適に過ごせます。逆に家族など大人数で利用するときは、ゆったりできるキャブコンやバンコンがおすすめです。
また、長距離の移動を計画している場合は燃費が悪いとコストがかかります。車両の価格がいくら安くてもコストが高ければ、キャンピングカーを維持していくが難しくなるでしょう。そのため、キャンピングカーを選ぶときは燃費も意識してください。
キャンピングカーで快適なキャンプライフを
今回はお風呂付きのキャンピングカーについて、メリットや注意点などをご紹介しました。お風呂に限らず、キャンピングカーにほしい機能は自分がどんなふうにキャンプを楽しみたいかによって変わってきます。
キャンピングカーを購入・レンタルするときはまずどんなキャンプをしたいのか、そのためにどんな機能が必要なのかを考えましょう。用途に合わせたキャンピングカーを見つけて、ぜひ充実したキャンプライフを過ごしてみてください。
キャンピングカー情報はこちらもチェック!
今回は、お風呂が付いているキャンピングカーについてお話してきました。暮らしーのでは、キャンピングカーに関するさまざまな記事を当記事のほかにも多数掲載しています。
キャンピングカーについて気になる方、もっと詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください。これからキャンピングカーの購入やレンタルを考えている方に、少しでも参考になれば幸いです。
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