モンベルミニタープHX 1122474
ディーオーディー(DOD) いつかのタープ TT5-631
焚火タープTCマルチコネクトヘキサ
ヘキサタープのムササビ張りを詳しく解説
ヘキサタープとは何?
大自然の中で体験できるキャンプは、子供から大人まで人気のあるレジャーです。そのようなキャンプで、日除け効果やテントと組み合わせてリビングスペースに利用できるタープは快適な空間づくりには欠かせません。
その中でも、六角形の1枚布でできたヘキサタープは初心者でも設営が簡単で、いろいろに張り方がアレンジできるタープです。この記事は、ヘキサタープのムササビ張り方について詳しく解説します。(この記事の情報は、2023年9月1日現在のものです)
ヘキサタープのムササビ張りとはどんな張り方
ムササビ張りと名前がついた由来は、タープを広げた姿がムササビが空を舞っているような姿をしていることから、ムササビ張りと名前がつけられました。ムササビ張りは設営が難しそうに思えますが、コツを覚えるとポール1本で簡単に設営ができてアウトドアのキャンプでは目立ちます。
また、ムササビ張りはアレンジをしやすいので、工夫をして張ることで横からの日差しや風を遮り目隠しにもなるため、より快適なキャンプが過ごせます。
タープを選ぶチェックポイント
ヘキサタープのサイズは人数で選ぼう
ヘキサタープを選ぶ際の目安としたいのは「標準利用人数よりも一回り大きいものを選ぶ」ことです。タープのサイズは「使う人数」によって異なります。ヘキサタープの標準のサイズは、1~2人は400×400cm、3~4人は450×450cm、5~6人は550×550cmです。
ヘキサタープは1~2人用のサイズの場合、実際に2人で使用すると少し窮屈に感じることもあるでしょう。その場合には、3~4人用のサイズを使用すると、比較的ゆったり過ごすことができます。
耐水性が高いタープなら雨の日も安心
ヘキサタープは屋根部分だけなので、風が強い時の横殴りの雨を防ぐことは難しいですが、多少の雨であれば防ぐことはできます。
タープが雨にぬれても安心できるように、耐水性は1,000~1,500mmを目安にするのがおすすめです。耐水性は生地の耐久性にも影響するので、しっかりとした耐水性があるタープを選びましょう。
日差しが強いシーズンは「遮光性」に注目しよう
アウトドアのキャンプでは強い日差しを避けるため、遮光性の強いものを選びましょう。遮光性は、生地の色が濃いほど日除け効果が高くなります。色ではベージュ、オリーブ、ブラックの順です。さらに、生地が厚くなるほど遮光性が上がります。
なお。UVカットが施された生地を使用しているタープもあるので、紫外線が気になる方はこちらもチェックしましょう。
バーベキューや焚き火をするなら「難燃性」をチェック
アウトドアのキャンプでは、焚き火やバーベキューなど火を使う料理をすることが多いので「難燃性」も選ぶ時のチェックポイントです。ヘキサタープの中で料理をする際には、ポリエステルとコットンをかけ合わせた混紡繊維のTCやコットンなど難燃性の素材でできたタープを選びましょう。
さらに、TCやコットンは、アウトドアにマッチした自然な風合いがサイトの雰囲気を上げてくれる効果もありますので、ぜひタープ選びの選択肢に入れてみてください。
ソロやツーリングのキャンプは携帯性が重要
ソロやバイクツーリングのキャンプを楽しむ方は、いかに荷物を少なく軽くできるかを考えるキャンパーも多いのではないでしょうか。荷物のサイズが大きくなるほど収納に場所を取り、重量も重くなるため持ち運びにくくなります。
タープを選ぶ時には、持ち運びがしやすいように収納時のサイズと重さをチェックしましょう。
ムササビ張りの張り方のコツを覚えよう
基本のヘキサタープのムササビ張り
1本のポールで立てるムササビ張りの基本となる設営方法です。活用するポールは前方の1本だけなので、自由度の高い張り方ができます。
(設営方法)
1.タープを地面に広げて、ポールを地面に刺してタープに取り付ける。
2.ポールの高さを調整して、後方の張り綱を木などにくくりつける。
3.ポールと後方の木などにくくりつけた張り綱をしっかり張ってから地面にペグを打ちつける。
4.タープがたわまないように張り綱のテンションを調整する。
張り方のコツ
張り方のコツは、ポールはタープの前方に傾斜をつけるとタープ全体がピンとして、見た目が綺麗に張れます。さらに、ピンと張ることで風が吹いてもタープがバタバタと耳障りな音がしません。
また、どの張り方にも共通しますが地面に打ち込むペグは外側に30~45度ほど角度をつけると抜けにくくなります。
2本のポールを活用するヘキサタープのムササビ張り
2本のポールを活用したムササビ張りで、タープをしっかり張ることができます。この張り方は、タープの後方に木など張り綱をくくりつけるものを探す必要がないので、タープの設営に慣れていない方におすすめです。
(設営方法)
1.タープを広げて前後の対角線上にポールを置いてペグを地面に打ち込む。
2.ポールを支えるロープを地面に打ち込む場所を決める。
3.一方のポールとタープ、ロープの順に重ねてポールを立てる。
4.もう一方のポールも同様に立てる。
5.ポールが安定するようにロープの張りを調整してペグを地面に打ち込む。
張り方のコツ
2本のポールを活用するムササビ張りは、中心線になる前方のポールと後方のポールの位置がずれるとタープをピンと張ることができません。中心線のズレを防ぐために、前方のポールを立てた際に木の枝などを置いて目印にしましょう。
2本のポールは地面に対して外側に傾くように立てるとお互いに引っ張り合うので、タープが綺麗に張れます。
ムササビ張りでテントを連結させる小川張り
テントとタープを連結させる張り方です。ソロキャンプで小型テントを活用する時に、テント前方にタープを張ることでプライベートスペースが作れます。さらに、雨の日はぬれずに活動することが可能です。
(設営方法)
1.テントの後方とタープの前方にポールを刺す。
2.前方の後方の張り綱をポールにくくりつける。
3.ポール左右の張り綱を張ってから地面にペグを打ち込む。
4.タープがテントの天井に乗るように高さを調整する。
これで設営は完成です。
張り方のコツ
タープのスペースを確保するために、テントサイトでは最初にテントの位置を決めてからタープを設営しましょう。タープがテントサイトに入りきらない時には角度をつけて調整します。そのためポールは角度を調整しやすい連結式がおすすめです。
タープの角度は、テントの前方を高くすると風が入りやすく、雨が後方に流れるので快適に過ごせます。
知っておこうメリットとデメリット
ムササビ張りは設営のアレンジがしやすく持ち運びが簡単
ヘキサタープは、1人でも設営しやすくスペースが小さく済みます。道具は幕とポールのみで収納サイズが小さく持ち運びが便利なので、ソロやツーリングキャンパーには人気です。また、内と外の区別がないので開放感とプライベート感が両立できます。
ヘキサタープのムササビ張りはアレンジしやすく、風が強い時などは角度をつけて風をよけることやタープ泊が可能です。さらに、シンプルでおしゃれなフォルムが人気で、アウトドアでのキャンプの雰囲気を盛り上げてくれます。
面積の狭さと乾きづらいデメリット
ヘキサタープはコンパクトに作られているため、設置した時の高さが低く、日陰のできる面積が狭いデメリットがあります。対処方法としては、ムササビ張りでポールの設営方法や連結するテントのサイズや配置を工夫してみましょう。
ヘキサタープは材質にコットンが含まれている製品が多いので、乾きづらいのもデメリットです。濡れたまま放置してしまうとカビの原因になるため、雨が降った後はしっかり乾燥させましょう。
おすすめのタープ
焚き火におすすめ!テンマクデザイン焚火タープTCマルチコネクトヘキサ
開放感が抜群のヘキサタープ形状で、耐火性が高く焚き火の火の粉が降り注いでも生地に穴が開きにくいので、キャンプファイヤーを行う方におすすめのタープです。
さらに、抜群の遮光性で真夏でも木陰のような涼しさが体験できます。
焚火タープTCマルチコネクトヘキサ
コンパクトタイプで運びやすいモンベルミニタープHX1122474
できるだけ荷物を軽くしたいソロやツーリングキャンパーにおすすめのタープです。収納時は直径12.5×23cmとコンパクトで、素材は、ウレタンコーティングを施した75Dポリエステルタフタ生地を採用した軽量タイプになります。
さらに、耐水圧が1,500mmあるため突然の雨にも安心です。また、難燃加工が施されているので、火の粉があたっても燃え広がりにくく焚き火のシーンにも適しています。
モンベルミニタープHX 1122474
初心者におすすめ!ディーオーディーいつかのタープTTS-631
設営に必要な道具一式が揃ったタイプのタープです。道具にはペグ・ロープ・ポール・キャリーバッグ・延長ベルトなどが付いているので買い足しする必要がなく、手頃な金額で購入ができます。
生地は、PUコーティングを施した厚手の150Dポリエステルを採用しています。優れたUVカット機能と耐水圧2,000mmの防水性を備えて、コンパクトに収納できるのも魅力です。
ディーオーディー(DOD) いつかのタープ TT5-631
これでヘキサタープのムササビ張りは大丈夫
ヘキサタープのムササビ張りについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。ムササビ張りの設営は一人では難しそうですが、コツをつかんでしまえば簡単にできます。また、タープは種類が豊富なので自身のキャンプスタイルに合わせて選びましょう。
今回紹介したヘキサタープのムササビ張り方を参考に、いろいろな張り方に挑戦してキャンプを楽しんでください。
タープについて合わせて読みたい方はこちらをチェック
キャンプ初心者はテントとタープの設営が心配な方もいらっしゃると思います。テントはワンタッチで簡単に設営できる種類がありますが、タープはそのようにはいきません。
そんな方のために、ここにソロキャンプでも一人で簡単にできるおすすめのタープと設営方法を紹介する記事があります。この記事を参考に、キャンプではご自身なりのタープの張り方をアレンジをしてください。
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出典:テンマクデザイン