キャンピングカーで夢の暮らしを実現できるか!?
キャンパーなら一度はキャンピングカーやトレーラーハウスでの気ままに暮らす事を夢見た事がありますよね。 好きな時に、好きな場所へ好きなだけ移動できて、一つの場所に縛られない憧れの自由な暮らし。 外国ではトレーラーハウスで暮らす人々も多くいます。 果たして、キャンピングカー生活を日本で実現する事は可能なのでしょうか?
キャンピングカーやトレーラーハウスの車内での一人だけの自由な生活。 実際に車上生活をして、車を家の代わりにしている人はいるのか? 自由な生活の為に何が必要で何が必要無いのか、本当に実現可能なのか。 実現に向けてクリアすべきポイントを項目別にみていきましょう。
日本でキャンピングカー生活をするためのポイント14選
車を家の代わりにすると問題が発生する
キャンピングカーがあれば日本一周などの旅がしやすくなります。しかし、キャンピングカーを家代わりにするとトイレやお風呂など生活に関する問題から住所や税金など行政に関わる問題などが発生しますよ。それらの問題についてわかりやく紹介しますね。
ポイント1:寝る場所
キャンピングカーやトレーラーハウスで車上生活において、まず必要なのは車内に寝る場所が充分に確保できるかではないでしょうか。 昨今、車中泊で旅行するのが身近になっているように、寝る事に関しては一人で住むならキャンピングカーやトレーラーハウスでなくても、普通の軽自動車の車内でも家代わりにできます。
車内で暮らすのなら、キャンピングカーなら脚を伸ばしてフラットに寝れる就寝スペースは確保できるので、寝る事に関しては問題ないですね。 軽のキャンピングカーでも、車内に寝る場所の確保してあるタイプなら充分です。
ポイント2:お風呂
日本人にとってお風呂は重要な生活の一部ですね。 キャンピングカーで暮らす上で一番気になる事かもしれません。 しかし今やどこに行っても、スーパー銭湯などの格安な施設は豊富です。 ただ、一人分毎日500円〜1,000円近くもお風呂にかけるかと言われると。。。キツイです。
一つの場所に留まって車中泊しているなら、月に10,000円前後のスポーツジムに入会して、運動をしてからお風呂に入ってキャンピングカーに帰るという生活の方が効率的かもしれません。 車内にシャワー付きのキャンピングカーに住むならいつでも好きな時にシャワーは浴びれますね。
しかし車体自体の価格も上がるし、結局タンクに水の補給をするのは欠かせないという注意点があります。
風呂 ご飯の準備や洗濯もそうですが一番大変だったことは銭湯に行くことで、個人的に 銭湯が嫌いでしたので仕事終わりにいつも悩まされていました。そこで市で経営しているスポーツジム に行ってシャワーを利用したり旅館で風呂を借りたりとしていました。銭湯にくらべて結構高くはつきましたが、独りで 落ち着いて入れるので、銭湯よりも頻繁に利用していました。 風呂を借りるにあったって、いちいち着替えを 持っていったり石鹸を持っていったり大変で、自分の中では風呂に入る作業が一番辛くて大変でした。
ポイント3.トイレ
車で暮らすとなると、トイレはどうしたら良いでしょうか? 車内にトイレが付いているキャンピングカーやトレーラーを確保できれば最高ですね。 しかし、トイレ付きのキャンピングカーは水洗用のタンクに保水、汚物タンクの交換など手間はたくさんあります。
特に汚水の処理は、迷惑になるのでどこでも気安くできる事ではありません。 なので、トイレ付きのキャンピングカーやトレーラーを持っている方も、車内のトイレはあまり使っていない方が多いようです。
お買い物ついでにコンビニやスーパーで済ませたり、道の駅のトイレを利用するのが一般的です。 また高速道路のSAや公園のトイレなど、トイレのある滞在場所を探すのが基本のようです。
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ポイント4:洗濯
キャンピングカーやトレーラーでの暮らしで次に思いつくのは、お洗濯の事です。 生活していると洗濯物は必ずありますが、キャンピングカーの車内に洗濯機を設置するのはまず不可能です。 なので、タンクの水を用意して、たらいと洗濯板での昔ながらの方法で洗濯して、車内に干すのもアリですよね。
また公園の水道を使わせてもらって手洗いもできますが、公共の施設なので洗濯用の洗剤や汚水などをそのまま流したりする事は迷惑になるので控えましょう。
一人暮らしなら洗濯物もそこまでたくさん出るわけでは無いし、何日か溜めておいてコインランドリーで洗濯から乾燥までやってしまうのが一番の方法と言えます。
1人分の洗濯物でなくてもコインランドリーの洗濯槽は大型なので、1回の値段に変わりはないのでやはりコインランドリーがいいですね。
ポイント5:仕事
実際にキャンピングカーを家代わりに生活をするとなると、仕事への影響を一番大きく感じるのではないでしょうか? キャンピングカーやトレーラーハウスを家代わりにして実際に生活している方達は、フリーランスがほとんどのようです。
1人なら車中泊で全国を旅してリゾートバイトをしたり、インターネットを使ってお仕事をされている方は特定の場所に通勤する必要はないので心配ありません。
しかし大きめの駐車場を借りて、キャンピングカーやトレーラーハウスを常駐させておいて生活しながら会社に通う猛者もいるとの事ですので、駐車スペースが確保できれば会社勤めの方も可能という事ですね。
ポイント6:場所・駐車場
キャンピングカー生活やトレーラーハウスでの車上生活において停めておいてOKな場所の確保!これが一番外せません。 道の駅、オートキャンプ場、高速のサービスエリア、evステーションなら数日なら車中泊をしても迷惑にはなりませんね。
しかしそれ以外の場所となると、今時どんな田舎でも、大きなキャンピングカーやトレーラーが停まっていて迷惑にならないという場所を探すのは至難の技かもしれません。 しかもそこで車上生活をするとなると、流石に何日も滞在する訳にはいかないし、近隣へのご迷惑にもなりかねません。
実際に何日も車が停まっていると通報されたり、パトロール中の警察官に職務質問をされたりする事もあるようです。
そう考えると、有料でも気持ちよく停めておける所がいいですね。 高速のSAならトイレやお店も完備だし、一般の車中泊で旅行をされている方もたくさんいるので、心置きなく駐車できます。 ただ、何日も滞在するのは流石にキツイかもしれません。
移動しながらの生活が可能なら、同じ場所にいるのはほんの数日かもしれないので大丈夫ですね。 しかし同じ場所に留まっての車上生活なら、それなりの駐車場を確保しないといけません。
広めの駐車場を借りて拠点にして住むか、実家や親戚の家、お友達の家の敷地内の駐車場を借りて住むのもアリですね。 ただどちらも、理解をいただいてからの事ですが。 理解をいただけるといえば、一人で住む分には職場の駐車場に住んでしまうというのも手です。
ハードワークで家に帰るのは寝る時間だけという人には持って来いの場所です。
日本RV協会がこのほど発表した 『キャンピングカー白書2012』 では、キャンピングカーユーザーの車中泊場所を 「三つまで」 答えるというアンケート調査を行なって、その結果を発表している。 それによると、 ① 道の駅 (85.2%) ② 高速道路のサービスエリア・パーキングエリア (73.6%) ③ キャンプ場 (48.1%) ④ 旅先で探した無料の駐車場 (21.1%) ⑤ 「湯YOUパーク」 として利用するホテル・旅館の駐車場 (13.4%) ⑥ 観光地などの有料駐車場 (5.0%)
ポイント7:住所
普通の日本として社会生活をしていく上で、住所は必須です。 キャンピングカーやトレーラーハウスで暮らすといっても、日本に住む以上は必ずどこかに住所は構えておかなければなりません。移動しないで固定の場所にキャンピングカーやトレーラーを駐車して暮らしていても、駐車場で住民登録をする事は出来ません。
住んでいないにしても、住所だけ実家や親戚の家に置かせてもらえるのなら問題は解決です。 もちろん、住所を置いているからには郵便物や税金の請求などはそちらにいってしまうので、その部分の理解もいただいてから住所を置かせてもらう必要があります。
但し、実際にその住所に住んでいないとしても市県民税や住民税は発生しますので支払いの義務があります。 市県民税や住民税は、その年の1月1日時点に住所を置いている市町村に支払う義務が発生します。支払いはその年の6月から翌年の5月までの期間となります。
例えば青森県青森市に住んでいて、1月2日に沖縄県那覇市に引っ越しをしたとしたら、その年の6月から翌年の5月までは青森県青森市に住民税を支払う事になります。
ポイント8:郵便
実家などに住所を借りていても、郵便や宅配物は手元に来ないと困ります。 一人で住むなら郵便物は少なくて済みますが、家族単位となると実家にご迷惑にもなります。 取りに行ける距離なら問題ないでしょうが、キャンピングカーやトレーラーの暮らしをするからにはどこかに旅立つ可能性もあります。
でも大丈夫です。 郵便局留めや、私書箱を設置して定期的に取りに行けばいいのです。 通販などはコンビニ受け取り指定をすればいいですね。 便利な世の中になっているので、そのようなシステムを利用すれば郵便の問題はクリア出来そうです。
ポイント9:ネット環境
キャンピングカーやトレーラーで車中泊をして暮らすに当たって、ネット環境はとても気になる心配事です。 コンビニなどにWIfiスポットはありますが、いつでも長時間入り浸る訳にもいかないし、スポットを探し歩くのも大変です。
しかし最近は格安で速度制限なしのWiMAXがあります。車中泊で旅行をする場合に限らず、一般家庭でも導入している家庭が多いようです。 モバイルルーターなので、電源さえ取れれば無線でつなぎ放題で一発解決ですね!
一人旅でも大人数でも、何台も同時に接続できるので、かなりお得です。 キャンピングカーやトレーラーでの車中泊を離れて、今夜は宿に泊まろうとか友達のお家に泊まろうとか、そんな日にも便利でお得です。
たった一人でキャンピングカーで日本一周をしている女の子、うめのさんの動画。 仕事を辞めて家の代わりにキャンピングカーを購入し、日本全国を旅しているそうです。全都道府県に滞在をしたそうで、日本各地での観光スポットや桜とともに動画を配信していらっしゃいます。 動画配信できるのもWifiのいい所ですね。
ポイント10:お金の事
キャンピングカーやトレーラーで暮らす車上生活には、固定の家にかかる費用は必要ありませんね。 賃貸なら家賃、購入したなら住宅ローン、固定資産税、火災保険や地震災害などの保険。 電気、ガス、水道のライフライン料金、近隣地区での地区運営費等は基本的には不要です。 家に関わる諸々の費用は掛かりませんが、住所は必ず確保しないといけないので住所の置いてある地域の住民税は払わないといけません。
車なので、車の購入代金やガソリン代、保険料などの維持費は当然掛かります。 駐車料金も車としての維持費になるでしょう。 移動が多くなれば、タイヤも消耗しますので消耗品としての維持費に入りますね。 あとは2年おきには車検代も掛かります。大切に長持ちさせるためにはメンテナンスはこまめに行った方が良いので、その分のメンテナンス料も掛かります。
しかし、長い目で見れば故障する前に手入れをしておく事によって、故障してから修理をして大きな金額をかけるよりも安く上がりますし、持ちが良くなり車検時の経費削減にもなりますよ。
日々の食費も当然掛かります。 自炊があまりできない分、外食やコンビニでのお買い物になるので意外にかさみます。 お風呂も銭湯に行くなら1日に500円〜1,000円は掛かるので相当な出費です。
洗濯は週1から週2くらいに抑えてコインランドリーを使い1回1,000円前後は掛かります。 一人暮らしの車上生活だとしても結構な経費は掛かりますが、家族や夫婦で行うと生活費はその分増える事になります。
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ポイント11:税金
キャンピングカーやトレーラーハウスでの車上生活での暮らしは、地に構えている家とは違うので固定資産税は掛かりません。 でも、住所は必要なので実際にそこに住む住まないは関係なく住所をきちんと構えて住民税は払わないといけません。
車の維持費である自動車税、重量税も当然掛かります。 会社勤めの方なら、会社を通じて厚生年金や健康保険を支払っていますが、フリーランスの方は国民健康保険と国民年金を支払います。
固定の家で暮らしている場合と違うのは、家に関わる税金のみで、その他の税金は特に変わりはありませんね。 固定の家に住むと車は別で準備しないといけないので、車上生活なら車に係る税金だけで済むので税金に関しては少なくて済むようです。
ポイント12:治安
キャンピングカーやトレーラーでの車上生活をして暮らすにあたり、治安の面が気になるところではあります。 幸せな事に、日本では基本的に車中泊で危険な目に逢う事はほとんど無いので、治安に関しては心配が無いといえます。
ただ男性一人で車内に住むなら特に問題は無いでしょうが、女性が一人で車に住む場合や、子供がいる車中泊の場合ではどのような危険があるかはわからないので、家代わりに車を使うなら車内の窓に目貼りをするなど危機管理はしっかりしておかないといけませんね。
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ポイント13:都会
キャンピングカーやトレーラーでの車中泊暮らしにおいて、都会での決行はかなり難易度が上がるのでは無いでしょうか? まず、場所の確保が厳しい点。 大きなキャンピングカーを停める事のできる駐車スペースのある施設を探すのがひと苦労だという事があります。
とにかく駐車スペースがない事には、キャンピングカーでの車上生活をして暮らしていく事ができないですものね。 キャンプ施設や道の駅は首都圏や都市部にはあまり存在しないので、郊外の方まで足を伸ばす必要があります。
ポイント14:田舎
車中泊をして暮らすなら、田舎では比較的広めの駐車スペースを確保しやすいのではないでしょうか? キャンプ施設や道の駅は都会に比べると多く存在するので、滞在場所は探しやすいと言えます。
しかし車内で住むとなると、都会にせよ田舎にせよ長期滞在はNGです。 近隣のご迷惑になるような場所も控えましょう。
まとめ
日本でのキャンピングカー生活を全部で14項目見てきました。 衣食住と仕事の他に、駐車場の事、そして重要なのは、周りに迷惑を掛けない事! 今回紹介した項目別の重要なポイントをひとつずつクリアできれば、日本でもキャンピングカーで暮らす事を実現できそうです。 キャンピングカー生活を日本で実現して、夢の暮らしを楽しみたいですね!