冬のアウトドアで食べたい手の込んだ料理
ビーフシチューはフォンドボーや赤ワインなどを野菜や牛肉と一緒に煮込む言わずと知れた家庭料理です。コトコト煮込んだ料理なので、一般的には冬に食べることが多く、食べると体を温めることができます。そんなビーフシチューをキャンプで作ってみたいという方も多いことでしょう。
ビーフシチューは手間がかかる料理というイメージが強いですが、下ごしらえなどをある程度済ませておけば、キャンプ場での調理を簡単にすることができます。
ビーフシチューの基本レシピ2選
①本格的なビーフシチューの作り方
ビーフシチューをはじめから本格的に作ってみるならこちらのレシピがおすすめです。まずニンニク、ニンジン、セロリなどの野菜を鍋に入れたら、オリーブ油を回しかけ、炒めます。次にこして種を取り除いたホールトマトと水、スープの素をを入れましょう。
牛肉をフライパンで焼き、取り出したらそのフライパンに小麦粉やバター、赤ワインを順番通りに入れブラウンソースを作ります。そのあと牛肉とブラウンソースを鍋へ入れ、煮込んでいくレシピです。
手間はかかるけど美味しいビーフシチュー
鍋1つでできるわけではなく、フライパンを別に用意してブラウンソースを作る必要があるので行程が多く、少し手間が多いレシピですが、本格的なビーフシチューを味わいたい方におすすめです。
工程が多いので、キャンプの前に少し下ごしらえをしておくとキャンプ場で楽に調理できます。どうしてもたくさんの量のビーフシチューが出来上がってしまうので、人数が集まった時に作ってみるとよいでしょう。
材料 (大人5〜6人)
牛肉ブロック(部位はお好みで。スネ推奨):1.8kg、塩:適宜、こしょう:少々、にんじん:4本、玉ねぎ:4玉、セロリ:2本、にんにく:2片、ローリエ:2〜3枚、バター:30g、ホールトマト:1缶、赤ワイン:300cc、固形スープの素(maggi):2個、フォン・ド・ボー(オーネ):2パック、■ ブラウンソース 赤ワイン:200cc、小麦粉:大さじ1杯半、バター:10g、水:500cc程度、オリーブ油:適量
②デミグラスソースと野菜ジュースを使うレシピ
フォンドボーを用意するのが大変だけど、ルーを使わずより本格的な味わいのビーフシチューを作りたいなら、スーパーで手に入る野菜ジュースやデミグラスソースを使ったレシピがおすすめです。
まず牛肉を切り、ダッチオーブンに油をひいて肉を焼きます。切った野菜を入れて炒めたら、赤ワイン、野菜ジュースおよびローリエを入れて、アクを取りながら煮ていきましょう。アクを取り除いたら、デミグラスソースを入れて1時間ほど煮て完成です。
手軽だけどおいしく作れるレシピ
牛肉を野菜ジュースとデミグラスソースで煮るので、フォンドボーなどを使用しなくてもコクが出ておいしいビーフシチューを作ることができます。どれもスーパーで手に入る材料なので、気軽に作ることが可能です。
材料 (大人10人分)
牛スネ肉(お好みのかたまり肉で):1.5㎏、たまねぎ:3個、にんじん:4本、じゃがいも:8個、赤ワイン:1本(740ml)、野菜ジュース:1本(750ml)、デミグラスソース:2缶、ローリエ:1枚、塩、コショウ:適量、バター(マーガリン):20~30g
簡単に作れるビーフシチューレシピ2選
①ルーを使ってビーフシチューを簡単調理
ビーフシチューを簡単に作りたいけど、失敗はしたくない。そんな方におすすめなのがビーフシチューのルーを使用して作るレシピです。この作り方なら料理初心者の方でも失敗が少なく、なおかつおいしく作ることができます。
まず玉ねぎ、にんじん、ジャガイモを皮をむいて切り、玉ねぎは炒めます。次に水と牛肉を入れて弱火で15分くらい煮ていきましょう。牛肉から出るアクを取ったら、ジャガイモとニンジンを鍋に入れ一緒に茹でます。火が通ったらルーを入れて完成です。
ルーの量を調整すればソロでも作れる
多くのビーフシチューのレシピは材料の種類が多いため、出来上がりの量がどうしても多くなってしまいます。しかしこの作り方ならルーの量を調整して人数分作ることが可能です。
ビーフシチューのルーは1箱8人分のものが多いですが、ルーを8つに割って分けることができます。1人分だけ作りたいなら1かけ、2人分作りたいなら2かけという風に調整して作れるので、ソロキャンプにもおすすめです。
材料(8人分)
玉ねぎ:2個、人参:2/3本、じゃがいも:4個、サラダ油:小さじ1、ビーフシチューの素:1箱、牛肉:350g
②キャンプで作るハンガリー風ビーフシチュー
キャンプでお手軽にビーフシチューを作るなら、ハンガリー風のビーフシチューがおすすめです。ルーやデミグラスソースを使わず、パプリカパウダーやサワークリームを使って料理するレシピで、一般的なビーフシチューとは少し違った味わいですが、手軽に作れます。
野菜を粗みじん切りにしたら、鍋に油をひき、肉を焼きます。鍋に野菜を入れて炒めたら、パプリカパウダーを入れ、さらに炒めましょう。トマトやブイヨン、水を入れて煮込んでいきます。
パスタやパンとの相性がよいシチュー
30分以上煮込むので牛肉が柔らかく、トマトやサワークリームと絡むおいしいシチューです。本場ハンガリーでもキャンプのときによく作られているメニューで、ご飯はもちろん、パスタやバケットなどのパンとも相性のよいという特徴があります。アレンジするならハンバーグにかけたり、ドリアにしても美味しくいただくことが可能です。
材料 (2~3人分)
牛肉(シチュー用):200グラム、玉ねぎ:1/2個、トマト:1個、ピーマン:2個、にんじん:1/2本、パプリカパウダー:大さじ4、オリーブオイル:大さじ2、サワークリーム:30グラム、薄力粉:大さじ2~3、塩:少々、水:700cc、固形ブイヨン:4個、(仕上げ用)サワークリーム:大さじ1×人数分、パセリ:お好みで
キャンプ作るビーフシチューにおすすめの鍋
①リーズナブルで高品質「キャプテンスタッグ」
キャプテンスタッグ ダッチオーブン
おしゃれでリーズナブルなダッチオーブンをお探しなら、キャプテンスタッグのダッチオーブンがおすすめです。キャプテンスタッグは日本のアウトドアメーカーで、リーズナブルな料金なのに品質が高いことで知られています。
シンプルなデザインの製品が多く、老若男女誰でも使用しやすいアイテムが多いです。キャプテンスタッグのダッチオーブンは14センチから30センチまで豊富なサイズ展開がされていますが、4~5人のファミリーキャンプなら30センチがおすすめです。
ダッチオーブン使用前に必要な作業
キャプテンスタッグのダッチオーブンは鋳物製なので、使用前にシーズニングと呼ばれる作業が必要になります。シーズニングとは、ダッチオーブンを洗剤で洗い、油を塗って空だきし、クズ野菜を炒めたら、薄く油を塗るという方法で、ダッチオーブンが長く使えるようにするための慣らし作業です。
②Sotoのステンレスダッチオーブン
Soto ダッチオーブン
ビーフシチューをはじめとする煮込み料理をキャンプで作るなら、耐火性のよい丈夫な鍋を使わなくてはなりません。ダッチオーブンは鋳物が多いですが、鋳物より丈夫で軽い鍋ならSOTOのステンレスダッチオーブンがおすすめです。
SOTOのステンレスダッチオーブンはステンレス製で耐久性が高く、さびにくいので長く使えます。コンロに置いても吊るし鍋としても使うことが可能です。また焦げ付いてしまった場合も、金タワシで洗うことができます。
おかわりしたくなるキャンプ飯なら
いかがでしたか。大鍋で作るイメージが強いですが、作り方を工夫すればソロキャンプでも楽しむことができるビーフシチュー。キャンプ場で食べるビーフシチューは、体はもちろん、心まで温めてくれます。アレンジするならチーズを振りかけてパスタやドリアにしたり、ハンバーグにするのがおすすめです。
調理工程が多いですが、必要な食材はあらかじめ下ごしらえしてキャンプ場に持って行けば時短になります。寒い冬キャンプでビーフシチューをぜひお楽しみください。
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