LODGE|キャンプダッチオーブン10インチDEEPディープ(ロジック)
ロッジ| ロジック スキレット 6-1/2インチ
ロッジ|スキレットカバー 6-1/2 L3SC3
ロッジ |ロジック スキレット 10-1/4インチ
ロッジ| ロジック スキレットカバー 10-1/4インチ
ロッジ| ロジック コンボクッカー
ユニフレーム|ダッチオーブン 10インチ スーパーディープ
ソト|ステンレスダッチオーブン(10インチ) ST-910
スノーピーク|和鉄 ダッチ オーブン 26 (CS 520) ダッジオーブン
ダッジオーブンとは?
「ダッジオーブン」と聞くと、キャンプ料理の調理鍋、あるいは西部劇でチリコンカンなどを調理している鍋などを思い出す方が多いのではないでしょうか? 実際に使ってみたいけど、「お手入れがめんどくさそう。」「重量もあるし、扱いが不便かな?」などといまいち手が出せないでいる、そんな方も多いと思います。 確かに、一般の家庭で使うアルミやステンレスの鍋と違って、多少お手入れに手がかかるのは否めません。しかしそれ以上に、ダッジオーブンには魅力がたくさん詰まっているのです。 素材の旨みを損なうことなく料理できるという点なども魅力の1つです。 今回は、そんなダッジオーブンの魅力を、余すことなくお伝えしたいと思います。
ダッジオーブンの素材
鋳鉄製のものが一般的ですが、お手入れが簡単なアルミニウム合金、ステンレスのものも販売されています。 鋳鉄製のダッジオーブンは、シーズニングという作業が必須です。これを怠ると錆が発生したり、焦げ付きやすくなってしまいます。「お手入れが面倒。」と言われる所以はここにあるのですが、1つの調理鍋を、お手入れを繰り返すことで、自分流に育て上げる、という感覚は、ほかの調理鍋では味わえないことです。
鋳鉄製のダッジオーブンです。 蓋の上に、炭が置けるように、縁が付いています。 蓋の上に炭をくことでオーブンの機能を果たし、水分も逃げないので、素材の味を損なうこともありません。
ダッジオーブンの使い方
ダッジオーブンの使い方は、煮る、焼く、蒸すなど、実に多岐にわたります。 キャンプなどの野外で使用する場合、蓋の上に炭を置くことによって、オーブン同じように上下から同時に加熱することになります。 蓋に炭を置けるようになっているデザインのダッジオーブンは、上下の炭火を利用して、ローストチキン、ローストビーフ、ピザ、パンなども調理できるのです。 食材を、素材のままの味で楽しみたい、使い方によって、その魅力を十分引き出すことができます。
また、小さいサイズのスキレット(フライパン型)は、家庭のオーブンで使うこともできます。 脚の付いていないダッジオーブンは、家庭のIHでも使用可能です。
ダッジオーブンの特徴
鍋に厚みがあり、蓄熱性も高いので、温度変化が少なく、鍋全体が均一の温度で保たれるので、中の食材にゆっくりじっくり火が通り、素材にしっかり味を閉じ込めることができます。 また、重量のある蓋をすることによって、密閉状態になり、内部の気圧が高くなって圧力鍋と同じような状態になり、硬い素材も柔らかく調理できます。
さらに、素材の旨味を含んだ水蒸気が外に逃げないため、その水分を利用した無水調理や無油調理などの使い方もできます。 ダッジオーブンは様々な使い方が楽しめます。
ダッジオーブンの種類
ダッジオーブンは、使い方によって種類が分けられます。
キャンプオーブン
キャンプなどで焚き火にくべやすいように3本の脚を持つダッジオーブンです。 蓋の上に炭を置けるようになっており、このため上下の炭の熱でオーブンの機能を果たし、使い方によってパン、ピザなど焼くことができます。
キッチンオーブン
家庭のキッチンでの使用を前提したダッジオーブンです。 底が平らになっており、IHクッキングヒーターでの使用も可能です。
ロッジのサービングポットです。 家庭でのキッチはもちろん、キャンプなどで焚き火もOKです。 ただし、炭の上に直接置かず、網やロストルの上でご使用ください。
ル・クルーゼ社のフレンチオーブンです。 キッチンでの使用に特化したダッジオーブンになっています。 アウトドアで使用するダッジオーブンと同じように、使い方によって、素材の味を十二分に引き出すことのできるお鍋です。
スキレット
フライパン型の鍋です。 ダッジオーブンの特徴である厚みがあるため、ダッジオーブンと同じような性能を持っています。 代表的なものでは、ロッジ社のスキレットがあります。 大きさも多様なので、使い方、人数に応じて選ぶことができます。
コンボクッカー
ダッジオーブンとスキレットが組み合わさった鍋です。 蓋がスキレットの役割を果たしています。
シーズニングの意味
ダッジオーブンを使う上で、シーズニングの作業は欠かせません。 シーズニングとは、「錆や焦げ付きをなくすために、鍋の表面に油を染み込ませてコーティングする作業」です。 最近では、工場出荷時にすでにシーズニングされているものが多いのですが、そうでないものは錆止めのためのワックスを取り除き、シーズニングする必要があります。 ここで、シーズニングのやり方をご紹介したいと思います。
シーズニングの方法
作業① ワックスを落とす
工場出荷時の錆止めワックスを洗い流します。 ダッジオーブンにたっぷりの水を入れ、火にかけ、沸騰させます。 熱が冷めたら、たわしでワックスをこすって落とします。 金たわしの使用はNGですので、気をつけてください。 ※蓋も同様の作業をします。
作業② 空焚き
空焚きして水分を飛ばします。 煙が出なくなるまで十分熱してください。
作業③ オイルを塗る
十分に乾いたら、次にオリーブオイルを塗り込んでいきます。 柔らかい布か、キッチンペーパーにオリーブオイルを浸し、ダッジオーブンの表面(内部も外側も、そして取っ手の部分も)に塗り込みます。
オイルを塗ったら、再び強火にかけてオイルをダッジオーブンに慣らしていきます。 このオイル慣らしの工程は、3、4回やるのが理想です。
作業④ 野菜くずを炒める
シーズニングの作業もいよいよ終盤です! にんじん、キャベツ、玉ねぎなど、なんでもいいので適量の野菜くずを炒めます。 この作業は、ダッジオーブンの鉄臭さを取り除く作業です。 ダッジオーブンが冷めたら、再びオリーブオイルを薄く塗り込み、これでシーズニングの作業は終了です。
作業⑤ 保管方法
新聞紙などに包んで、湿気の少ない場所に保管するのが良いです。
注意点!
購入時にすでにシーズニング済みのダッジオーブンや、ステンレス製などのダッジオーブンには、この作業は必要ありません。
ダッジオーブンのお手入れ方法
鋳鉄製のダッジオーブンの場合は、使用した後、必ずシーズニングを行います。 これを怠ってしまうと、錆びついてしまったり、素材が焦げ付きやすくなってしまうので注意してください。 また、シーズニング作業はいくらか手間もかかりますが、なんどもこの作業を繰り返すうちに、なんとも言えない重厚な黒光りがしてきます。 これを、「ブラックポット」といい、鋳鉄製の鍋を育てる醍醐味とも言えます。
使用した後は、洗剤は使わず、お湯を使ってタワシで汚れを落とします。 ひどく焦げ付いた場合は、鍋に水を張り、一度煮立たせます。汚れが浮いてくるので、木べらでこそげ落とします。 馴染んだ油分が抜けてしまうため、あまりお勧めはしませんが、汚れがどうしても落ちない場合は、洗剤か重曹を使っても構いません。 汚れが落ちたら、鍋を強火にかけ、水分を十分飛ばして乾かします。 オリーブオイルをなじませ、再び火にかけて、シーズニングは終了です。
注意点!
料理したものを、長時間そのまま鍋に入れっぱなしにしておくとすぐに錆びてしまいます。 サビ取り作業が増えるばかりでなく、せっかくの料理も錆で食べられなくなってしまうので気をつけましょう! 使い方によって、ダッジオーブンは魔法の調理鍋になるのです。
おすすめダッジオーブンをご紹介!
ここで、おすすめのダッジオーブンを、メーカー別にいくつかご紹介いたします。
【LODGE】ロッジ
ロッジのダッジオーブンは、工場出荷時にしズニングを済ませているので、最初のシーズニングは必要ありません。 ただし、使った後のシーズニングは必ず必要です。
ロッジ キャンプダッジオーブン 10インチDEEPディープ
LODGE|キャンプダッチオーブン10インチDEEPディープ(ロジック)
スペック :diamonds:︎サイズ:内径25.5×深さ10.5cm :diamonds:︎重量:5.71kg :diamonds:︎鋳鉄製 ・3本脚のダッジオーブンです。炭が崩れてもひっくり返ることなく、安定して加熱できます。 ・蓋の上に炭を置いても溢れることのないように縁がついています。 ・丸鶏が入る深さなので、豪快にローストチキン料理もお手の物です。
ロッジ スキレット 6 1/2インチ
ロッジ| ロジック スキレット 6-1/2インチ
スペック :diamonds:︎サイズ:内径15.5×深さ3cm :diamonds:︎重量:0.88kg :diamonds:︎鋳鉄製 ・一人分の調理に向いています。 ・料理したものをそのまま食卓に置いても様になります。 ・パエリア、スペイン風オムレツ、焼き餃子など、料理のレパートリーが増えるばかりでなく、使い方によっては素材の味を十分引き出してくれるのです。
ロッジ|スキレットカバー 6-1/2 L3SC3
スペック :diamonds:︎サイズ:外径16.5cm :diamonds:︎重量:0.63kg :diamonds:︎鋳鉄製 スキレットカバーです。 本体と一緒のご購入をおすすめします。
ロッジ スキレット 10 1/4インチ
ロッジ |ロジック スキレット 10-1/4インチ
スペック ♦︎サイズ:全長約42cm、内径42×4.7cm ♦︎重量:2.54kg ♦︎鋳鉄製 3〜4人用のスキレットです。 持ちやすいように取っ手も付いています。
ロッジ スキレットカバー 10 1/4インチ
ロッジ| ロジック スキレットカバー 10-1/4インチ
スペック :diamonds:︎サイズ:外径26cm :diamonds:︎重量:1.83kg :diamonds:︎鋳鉄製 スキレット本体と一緒のご購入をおすすめします。
ロッジ コンボクッカー
ロッジ| ロジック コンボクッカー
スペック :diamonds:︎サイズ:全長約42cm、内径25.7×(深さ/鍋8cm、蓋4cm) :diamonds:︎重量:5.6kg :diamonds:︎鋳鉄製 上蓋がスキレットとしても使用できます。
【UNIFLAME】ユニフレーム
ユニフレーム ダッジオーブン スーパーディープ 10インチ
ユニフレーム|ダッチオーブン 10インチ スーパーディープ
スペック :diamonds:︎サイズ:鍋径26×(深さ)11cm :diamonds:︎重量:約5.8kg :diamonds:︎材質:黒皮鉄板4.5mm厚・クリアラッカー焼き付塗装 表面が、黒皮鉄板になっているので、お手入れが大変楽です。 「黒皮」というのは酸化皮膜のことですが、赤錆防止の役目を果たします。 ただし、完全な錆防止とは言えないので、使用後のお手入れ(シーズニング作業)は必ず必要です。 鋳鉄製との違いは、赤錆がつきにくい、手軽に洗剤が使えるという点です。
【SOTO】ソト(新富士バーナー)
SOTO ステンレスダッジオーブン 10インチ
ソト|ステンレスダッチオーブン(10インチ) ST-910
スペック :diamonds:︎サイズ:内径25.9×深さ11.5cm :diamonds:︎重量:約4.9kg :diamonds:︎材質:ステンレス ステンレスのダッジオーブンです。 大きな特徴といえば、赤錆がまったくつかないので、シーズニング作業の必要がないということです。 また、洗剤も使えるのでお手入れが大変楽です。 調理したものを、長時間、鍋の中に入れて置いても大丈夫です!
コールマン ダッジオーブン 10インチ
【Coleman】コールマン
スペック :diamonds:︎サイズ:内径23.5×深さ11cm :diamonds:︎重量:5.71kg :diamonds:︎鋳鉄製 こちらも工場出荷時にシーズニング作業は終えてあるので、軽くお湯で洗ってからご使用できます。 使用後のシーズニングは必要です。 3〜4人用です。
【snow peak】スノーピーク
和鉄ダッジオーブン 26
スノーピーク|和鉄 ダッチ オーブン 26 (CS 520) ダッジオーブン
スペック :diamonds:︎サイズ:リッド/31.6×26.8×5.6cm、スキレット/31.6×26.8×5.9cm、ポット/内径26.8×12cm :diamonds:︎重量:7.9kg :diamonds:︎材質:ダクタイル鋳鉄(シリコン耐熱塗装) 新潟県三燕条地区の鋳物成形の技術を生かした、極薄鋳物素材のダッジオーブンです。 厚さ3mmの薄さながら、従来のダッジオーブンの機能を損なうことのない仕上がりになっています。 まさに、一生もののダッジオーブンです。
ダッジオーブンを使ってできる料理をご紹介!
ムサカ
ラム肉、ナスなどを使ったムサカです。 結構上級者向けのオーブン料理ですが、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ピザ
せっかくのオーブン料理、おいざにも挑戦したいですね! 強力粉、全粒粉、ドライイーストなどを使って生地を発酵させ、モッツァレラチーズ、ベーコン、バジルの葉などをトッピングしたピザです。 生地作りが少し面倒ですが、ダッジオーブンで焼いた手作りピザは最高ですよ!
トルティーヤスープ
メキシコの代表的な料理です。 鶏胸肉、ミックスビーンズを入れて煮込みます。 ピリッとした辛さがいいですね。
ローストビーフ
憧れのローストビーフです。 牛もも肉は、ランプ肉が柔らかくておすすめだそうです。 じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、セロリなどを添えて。
パン
パン作りにも挑戦したいものです。 蓋の上に炭を置いたら、オーブン機能として使えます。」 発酵などの下準備が必要ですが、アウトドアで作るパンは、ふっくらとして味も柔らかさも格別です。
チリビーンズとコーンブレッドのキャセロール
コーングリッツ、キドニービーンズ、ひよこ豆、チリパウダーなど使って作るキャセロール。 アメリカンな料理で、まさにダッジオーブン料理ですね。
デザート
ミニサイズのスキレットを使って、デザート作りはいかがでしょうか? 一人分づつ作れるので、ミニスキレットはこういった使い方もできます。
餃子
スキレット使った餃子は、最高に美味しいです! 最初にスキレットを購入したら、まず餃子を焼いてみてはいかかでしょうか? 外は、カリッと、そして中はジューシー。 スキレットを使ったら、「餃子はこの鍋で!」となること請け合いです。
最後に。
いかがでしたか? ダッジオーブンの素晴らしさ、お伝えできたでしょうか? お手入れが少し手間がかかるかと思いますが、食材の良さををもっとも上手に引き出してくれるのがダッジオーブンです。 ぜひ一台手に入れて、ダッジオーブン料理、楽しんでみませんか?
キャンプオーブンだと、こんな風に重ねて使うこともできます! 鳥の丸焼きなど、素材の味を損なうことなく、とってもジューシーに仕上がります!