一斗缶やペール缶で作る自作焚き火台
焚き火台は一斗缶で自作も可能!
キャンプで使う薪ストーブ焚き火台は、市販品もありますが自作すれば一斗缶やペール缶を使ってコスパよく作ることが可能です。捨ててしまうような缶が手元にあれば、ほぼ無料で手に入れることもできるでしょう。
手作りが好きな方や安く焚き火台を手に入れたいとお考えの方は、この自作方法をぜひ試してみてくださいね。
一斗缶を使った自作焚き火台の作り方と焚き火のやり方解説
一斗缶を使った自作焚き火台の作り方は非常に簡単で、特別な工具がない方はハンマーとドライバー・金属ばさみがあれば作れるというとても手軽にはじめることができるDIYです。
その作り方と自作の焚き火台を使った焚き火やかまど・コンロとしての調理の方法をご紹介しましょう。
一斗缶の自作焚き火台とはどんなものか
簡単にひとくくりに一斗缶の自作焚き火台といいますが、その作り方がシンプルであるだけに考えた人の数の分だけいろいろな種類があるともいえるでしょう。
ここでは特に作りやすいもの・変わったタイプと分けてその自作方法をご紹介していきます。
一斗缶を使った自作焚き火台にも種類がある
一斗缶で作る自作の焚き火台DIYは人気があるのかいろいろな方が、さまざまな工夫をされてオリジナルで作って動画をあげられています。
この一斗缶を使った自作焚き火台というものは、実は新しいものではなく何十年も前から工事現場などでは普通に行われていた焚き火のやり方です。
そこに現代ならではの工夫を加えて使いやすくしたり調理もできるようにしたりとプラス要素を加えたものなので実績のある方法となっています。
1.簡単でシンプルな自作焚き火台の作り方
こちらの作り方は一斗缶と灰掃除がしやすいように下に網と灰受けを置いたものとなっています。下に受けが付いた餅焼き網でちょうどよいサイズのものも用意してください。
自作方法は簡単で、まず下部に四角く穴をくりぬきます。上部にはダイヤ型に穴をあけてください。全部くり抜かないのはここに網などを乗せて調理するためなので、調理が不要な方は四角くくり抜いてしまってもOKです。
自作焚き火台の作り方ポイント
焚き火台を自作でよく燃えるように作るには、空気の流れを作ってあげることが必要となります。火が燃えるには燃料と空気が必要となるからです。さらにその空気の流れは下から入って上から抜けるというのが、どんな焚き火台の自作でも鉄板となっています。
簡単に作りたいなら空気穴を開けるだけでも機能する
下に開ける穴は焚付を入れる口として使えますが、空気を入れる穴だと思えばよいでしょう。いいかえてしまえば空気穴が開いていれば、焚付は上から入れるようにすれば、下にそれほど大きな入れ口も必要ないのです。
工事現場や大工さんの作業場では、昔からこのような一斗缶を使った端材などを燃やし暖をとっていました。薪を入れすぎない限りちゃんと中で燃えるものです。
一斗缶の切り口で怪我をしないために
一斗缶で自作した焚き火台の切り口はぎざぎざになっており、これで怪我をすると痛いだけでなくスパッと切れないため治った後にも傷が残りやすくなってしまいます。
安全性を高めるために一斗缶の切り口はペンチなどで内側に折り曲げておき、もし触れてもすぐには怪我をしないように、安全策を必ず取っておくことも大切です。
2.代用としてペール缶を使って自作する場合は
一斗缶はないけれどペール缶ならあるという場合は、代用品としてペール缶を使用して同様のものが自作できます。角型が丸くなるのと一斗缶よりもペール缶の方が金属が厚くできているものが多いので、がんがん火を燃やしてもやや長持ちする傾向にあるのでこちらの方がよいかも知れませんね。
作り方ポイントをおさえて、下から空気を送ったり着火する用に穴をあけ、上部はペール缶の場合ははじめから蓋は別となっているので、特に穴あけの必要はありません。
ペール缶は蓋を取り外して使う
動画ではペール缶では炎の高さが足りないと考え、ふたつ使った作り方を紹介しています。ペール缶という構造上一斗缶とは違い上部が取り外せるようになっていますので、まずはこれを取り外して使うことを考えてください。
さらに重ねる場合には一体化させるため底の部分をくり抜く必要があります。高さが不要な場合は2個重ねる必要はないので、底はくり抜かないよう注意しましょう。
一斗缶を横にする焚き火台の自作方法
こちらも簡単な一斗缶を使った焚き火台の作り方ですが、少し変わっているのが横向きに使っているやり方だということです。このような形は非常に珍しく、オリジナリティあふれる作者さんの発想が光ります。
横向きにするとより安定した焚き火台になる
一斗缶でさらに中に薪などが入るため、少しの風では倒れたりしませんが縦長だと強くぶつかったりすると転倒のおそれがあります。その点横向きですとあたっても横にずれるだけで転倒はしません。
安定した倒れない焚き火台を目指しているのであれば、横向きで使うことをおすすめします。
一斗缶を使った焚き火台での焚き火方法
作った自作焚き火台を使ってキャンプなどで焚き火をしてみましょう。焚き火台の使い方と、火がうまく付けられない場合に試して欲しい火付けのコツ、調理用として使う場合の工夫などについて解説します。
一斗缶の自作焚き火台をキャンプで使用する
やっぱり、ペール焚き火缶は、コスパが最強💪 pic.twitter.com/93CKpbhFOP
— つねき_キャンプ垢 (@chune_Camp) June 7, 2020
それでは自作の一斗缶焚き火台のやり方も解説していきましょう。先程も少し触れましたが、空気を通すことでより燃焼しやすくなります。そこで気をつけたいのが、燃えかすである灰の処分となってくるでしょう。
灰がたまることで薪への空気を通す部分がふさがってしまうと、燃え方が弱くなってしまいます。焚き火をしながらでも時々灰をかき出し空気の通りを確保してください。
薪に火が付けにくい時に試して欲しいこと
薪の火燃しをしたことがない方は、火を付けるのにも苦労するかも知れませんね。そんな時には下には着火剤、その上に薪よりも燃えやすい小枝や丸めた新聞紙など火がつきやすくある程度の時間燃えてくれるものを入れます。
最後に着火させたい薪を重ねることで下から順に火が付いて薪にも火がつきやすくなるのでお試し下さい。
焚き火台をかまどやコンロとして調理する方法
横向きの一斗缶の自作焚き火台などはよい例で、その上で調理をするかまどやコンロとして使うやり方を考慮して最初から作られています。
それ以外の縦型の自作焚き火台でも上に網などを置くことでやかんや鍋を乗せたり、火力が弱く安定してきたら焼き料理をすることもできるでしょう。
かまどやコンロとして調理に使用するなら、調理器具を乗せる部分まで考えて上部の構造を工夫してください。
まとめ
キャンプで使う焚き火台を一斗缶で自作しよう
今回は自作できる焚き火台ということで、一斗缶を使った作り方をご紹介してきました。自作の良さは安く手に入るというところもありますが、自分で考えて穴を開ける場所を決めたり、上で調理できるようにしたり・いかに炎を燃やせるか工夫して自分で決められるところもあります。
一斗缶が手に入りやすいようであれば、ぜひキャンプでも使える焚き火台づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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出典:https://photo-ac.com/