フィールドア パップテント TC 450
UA-66 トレッカー ユーティリティードーム3UV
耐久撥水ツーリングシェルター
ヨンヨンベースTC
冬のアウトドアは装備の厳選が重要に
すべての装備を冬用に
冬のキャンプは春秋のキャンプと比べると、気温が低くなります。そのため、装備を厳選しないと底冷えにより寒さを感じやすくなり、キャンプが楽しめなくなります。特に厳冬期になると装備次第では命にかかわる場合もあるため、季節や気温にあった装備が重要です。
初めてキャンプをするという方はできるだけ経験者と一緒にキャンプをするようにしてソロキャンプは避けましょう。
冬だけの魅力も豊富
冬は装備を厳選する必要がるため、気軽に楽しめるシーズンではありません。しかし、冬キャンプには冬しか楽しめない魅力もあります。害虫が発生することも無く、シーズンオフのため比較的静かなキャンプ場を満喫できるのもその1つでしょう。
さらに、気温が低くなることで星の瞬きが見えるほど澄んだ星空を見ることも、温かい料理に汗をかかずに舌鼓を打つことも冬キャンプでしか楽しめません。冬は温かい料理が本当においしく感じられる季節です。
寒い時期に向くテントの選び方とは
スカートがついているテントがおすすめ
スカートとはフライシートと地面の間に隙間ができないようにフライシートから地面に向かい垂れ下がった生地のことです。隙間を埋めることで風がテント内に吹きまず冷え込みを防げます。
夏用のテントは熱がこもらないようにフライシートと地面の間を開けておりスカートがありません。そのため、冬に夏用テントを使うと冷気が入り込みやすくなります。このように冬向きのテント選びではスカートの有無が非常に重要です。
暖房器具の導入しやすいテントがおすすめ
冬は冷気の侵入を防いだり、防寒対策となる暖房器具の導入がしやすいテントが向いています。そのため、大きいテントや最初から煙突を通す穴が開いているテントなどは、ストーブが導入しやすいためおすすめです。
また、冬は電源付きサイトを利用することで初心者でも過ごしやすくなます。そのため、テントに電源ケーブルの引き込み口がないかも確認して選ぶといいでしょう。引き込み口があるとフルクローズ下状態でも電源を引けます。
冬は素材の違いも選び方に直結する
綿を使用したテントについて
コットンは火の粉で穴が開きにくいため、テントの近くで焚き火ができます。また、吸水性や通気性があり結露があまり発生しません。そのためコットン製は冬キャンプでは非常に過ごしやすいテントとなります。コットンとポリエステルなどの化繊を混紡したTC素材もコットンと同じ特製合わせ持ち、冬キャンプが快適に過ごせるおすすめの素材です。
ただし、高機能なため後述する化繊と比べると価格が高く、一度濡れてしまうと乾きにくい点に注意しましょう。
化繊でも冬キャンプは可能
化繊はコットンと比べると通気性や耐熱性が劣り、化繊のテントの近くで焚き火をしてしまうと穴が開く可能性が高いです。
一方、雨にも強く速乾性も高いため雪や結露で濡れても、太陽に当たると撤収するころにはある程度乾く特徴があります。また、軽量なため運搬しやすいのもメリットでしょう。コットンでも化繊でも冬キャンプはできますが、素材により特徴が大きく異なるため注意しながら選ぶといいでしょう。
ソロキャンプにおすすめのテント2選
1:パップテント TC 450
フィールドア パップテント TC 450
フィールドアの新作パップテントは、横幅が従来のモデルよりも130cm長い450cmとなっており、フルオープンにしなくてもリビングが確保できるソロテントです。横幅が広いため収納スペースも広く、サブポールなどのオプションを追加することでさまざまな張り方にアレンジできます。
スカート付きでインナーもフルメッシュではないため冷気を遮断しやすい構造です。さらに、コットンと化繊の混紡素材のため焚き火も心ゆくまで楽しめます。
比較的ストーブと組み合わせやすい
本品はソロテントをベースに横幅を広くしたワイドサイズのモデルです。そのため、利用人数は1人のままで複数人には対応していませんが、広いためストーブの導入がしやすいテントです。
出入り口はダブルファスナー仕様で上下から開閉でき換気の調節もしやすく寒い日でもテント内で快適に過ごせます。一般的なソロテントと比べると少し大きく標準で二又ポール採用しているため、収納サイズが73×25cmと大きくなる点は注意しましょう。
いつでも快適なソロキャンプが楽しめるおすすめテント
ワイドサイズになったことで、さまざまなスタイルに対応できると高く評価されています。インナーを外すとさらに広く活用でき防寒対策として有効な暖房器具も導入しやすいテントです。また、荷物が多くなりやすい冬キャンプでもテントが広いため、テント内に荷物を収納できるところもおすすめの理由です。
さらに、TC素材は夏でも使いやすいため本品だけでオールシーズンキャンプが楽しめます。
たかが130cmの拡張ですが、この横幅拡張が滅茶苦茶効いてます
自分の場合はコットを奥に入れれば、手前は丸々リビングとして活用が出来ます
2:耐久撥水ツーリングシェルター
耐久撥水ツーリングシェルター
ワークマンの2022年の新作テントは広い前室とスカートによりテント内でも快適に過ごせるモデルです。ワークマンのテントは購入しやすい価格帯と機能性の高さが魅力。2000mmの耐水圧に加え、軽量なアルミフレームを採用しており価格は14800円と非常にリーズナブルです。
本品はツーリングでも使える軽さや収納サイズにこだわって作られており、直径23×長さ62cmしかなくバイクでも積載できます。
使いやすい工夫が豊富
本品は冬だけではなく夏でも使いやすいおすすめテントです。スカートがついていると地面とフライシートの間に隙間ができず熱がこもりやすくなるため夏には使いづらくなります。しかし、本品はスカートをロールアップできるため季節や気温に応じて調整できます。
また、UPF50+の最高クラスのUVカットも施されている部分も大きな魅力。UPF50+はなんの加工が施されていないテントと比べると50倍も日焼けを遅らせてくれます。
2~3人におすすめのテント2選
1:トレッカー ユーティリティードーム3UV
UA-66 トレッカー ユーティリティードーム3UV
本品は少し珍しい2~3人向きの小型2ルームテントです。全体にスカートが付いており、下部から冷気が入り込まないようになっています。また、フロントを跳ね上げるとオープンタープのようになりタープをわざわざ張らなくてもリビングが確保できるデザインです。
本品はTC素材ではありません。そのため結露に注意する必要がありますが、化繊のため価格が安いところも大きな魅力です。
さまざまなスタイルに対応
3人用のテントのためインナーは広くゆとりのある195×210×高さ125cmもの大きさがあるため2人でもゆとりがあります。また、吊り下げ式インナーのため、初心者でもアレンジが簡単にできるところも大きな魅力。インナーを使わない場合は、220×450×高さ135cmのシェルターとしても活用できます。
本品は広いため防寒対策となる小型ストーブも中に入れやすく、ソロキャンプから親子3人のキャンプまで対応します。
2:ヨンヨンベースTC
ヨンヨンベースTC
TC素材を使用した冬でも夏でも快適に過ごせるおすすめのテントです。スカートを標準で装備し、冬でも温かいTC素材のためフロアレスの構造ですが、コットと併用すると冬キャンプも可能なモデル。フルクローズやメッシュ、キャノピーの3つのスタイルにでき気温や状況に応じた使い方も可能です。
420×370×高さ210cmもの大きさがあるため、ストーブも導入しやすくさまざまなレイアウトも楽しめるところも魅力になります。
冬はカンガルースタイルがおすすめ
カンガルースタイルとは大型テントやシェルター内に小さなテントを設営するスタイルのことを指します。カンガルースタイルにすると保温性が高くなり過ごしやすくなります。本品は広いため小型テントが設営しやすく、タープを張らなくてもリビングが確保できる点が大きな魅力。
すでに持っている小型テントを2ルームテント感覚で使用でき、フルクローズしていてもベンチレーションにより適度に換気ができ、季節問わず快適なテントです。
コスパが高い点もおすすめ理由
ヨンヨンベースTCは広いため、荷物が増えやすい冬キャンプでも使いやすいモデルです。また、TC素材は化繊と比べると値段が大きく変わりますが、本品は化繊モデルと変わらずコスパの高さも評価されている点もおすすめの理由です。
本品はフロア面積が10畳ほどの広さがあるため1人での設営は推奨されていません。ソロキャンプをしたい方は1人で設営できるか事前に試してからするといいでしょう。
寒い時期のキャンプは知識と技術が必要
初めての冬キャンプは標高の低い場所がおすすめ
冬キャンプは装備だけではなく経験も重要です。そのため、初心者の方はいきなり冷え込みがきつい標高の高いキャンプ場を選ぶのではなく、できるだけで標高の低い場所を選びましょう。初心者でも冬キャンプをしやすい場所を見つけて徐々に冬キャンプの経験を積んでいくことで、冬キャンプは安全に楽しめるようになります。
また、初心者は少々利用料が加算されますが、電源付きサイトがおすすめです。電気が使えると過ごしやすくなります。
準備は明るいうちに
冬は日中の時間が短くすぐに暗くなります。そのため、テントやタープの設営に不慣れな方ほどできるだけ明るいうちから設営をしましょう。午後からすると設営に手間取っている間に辺りが暗くなる可能性が高く、暗いと焦りや視認性の悪さから設営を間違える悪循環に陥ることも考えられます。
上記のことを踏まえて冬のキャンプ用のテントは設営のしやすいテントがおすすめです。
ストーブの注意点
必ず換気をする
電気ストーブ、セラミックファンヒーター以外は換気しなくても大丈夫ですが、石油ストーブやガスストーブ、薪ストーブは換気が必須です。テント内に導入したときも入り口やメッシュ窓を閉め切らないようにしましょう。
一酸化炭素警報機とセットで運用がおすすめ
一酸化炭素警報機
無色透明、無味無臭の一酸化炭素は少量発生しただけでも命に関わります。そのため、ストーブを使うときは一酸化炭素警報機とセットで運用しましょう。一酸化炭素は酸素が少ない状態でガスや薪などが燃焼すると発生します。
テント内でのストーブの使用は自己責任
テントの素材問わず基本的に火気厳禁です。そのためテント内でストーブを使うときは自己責任で運用しましょう。冬のキャンプは薪ストーブとの組み合わせが人気ですが、化繊テントは可燃性が高く一瞬で燃え広がることから薪ストーブの使用はお勧めしません。
冬のキャンプは装備で快適さが決まる
今回紹介したおすすめテントは新型のテントばかりですが、すべてスカートが付いており冬キャンプしやすいテントばかりです。冬キャンプは装備で快適さが大きく変わります。そのため、冬でも使いやすいテント選びは非常に重要です。スカートの有無や素材の違いなどを選び方の参考にして冬キャンプで使いやすいテントを選んでくださいね。
また、テントだけではなく防寒対策となるストーブや湯たんぽなどの装備もきちんと用意しましょう。
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出典:amazon.co.jp