キャンプのキッチンスタンドとは
キャンプでのキッチンスタンドとは
アウトドアで料理を作ろうとするとどんな熱源であっても地面の上に直接置くことは難しいですね。そこで必要になってくるのがツーバーナーテーブルやスタンドといったキャンプギアとなります。
ツーバーナースタンドはコンロを置く以外にも、アウトドアで料理に使う道具や調味料類を収納しておけるコンパクトで使いやすいアイテムです。
ツーバーナーコンロも乗るスタンドがあると便利
折り畳めてコンパクトになるローテーブルももちろん小さなシングルバーナーや小型の焚き火台を乗せて使う事が可能です。それらは案外安価で手に入りやすいですが、購入に迷うのがツーバーナーコンロが乗るようなキッチンスタンドやハイ・テーブルではないでしょうか。
ツーバーナーコンロが乗るようなスタンドは、ひとつ持っているとコンロスタンドだけの使い方以外にも前述のようにアウトドアでのキッチンスペースづくりにとても役立ちます。
使い勝手のよいキャンプのキッチンスタンドとは
使いやすいツーバーナースタンドは使う人の背の高さや、手持ちの椅子の高さによって変わってきます。立って調理をしたい人・チェアに座ってのんびりとコーヒーやお酒を飲みながら料理を作りたいという人もいるでしょう。
それぞれの求めるキャンプめしのスタイルに合わせたツーバーナースタンドは市販品の中から探すよりも、自作することでより自分にマッチします。作業テーブルとしても使えるものがおすすめです。
ツーバーナーコンロが乗るスタンドを自作する
ツーバーナーコンロを持っていない人でも、広さがあり料理道具などの収納力が高いキッチンスタンドを自作しましょう!今回は加工しやすい木材をメインに使ったツーバーナースタンドで、コンパクトに持ち運びできるタイプの自作方法を解説していきます。
キッチンスタンドづくりの準備
自作ツーバーナースタンドの材料
OSB材 910x1820 2枚
蝶番 3組
ステー 3個
アイアンバー 2本
S字フック 1袋
角材を買わずにOSB材を細くカットして使う
こちらではできるだけ安く仕上げるためにOSBの板材を材料として、自分でカットして足部分も作っています。切るのは直線で簡単ですが大変なにらばホームセンターのDIYサービスで寸法通り板をカットしてもらうとよいでしょう。
ステーとアイアンバー・S字フックはコンパクトツーバーナースタンドのオプション的な材料です。テーブルの形だけ自作したいという方はOSBのみを材料として作ることが可能となっています。
自作ツーバーナースタンドに使用する道具類
ツーバーナーコンロが乗る大きめのスタンドを自作するには、以下のような道具を使うと簡単に作業が進みます。のこぎり・紙やすり・木工用ボンド・インパクトドライバーです。釘ではなくビスで板をつなぐようにしているのが特徴となっています。ビスを打つ必要がない場合は釘とかなづちでもOKです。
自作ツーバーナースタンドにあると便利な道具類
このほか絶対に必要というわけではありませんが、あると便利なのは差し金(直角を出す金属のものさし)・両面テープ・クランプです。主に板どうしを固定して作業を進めやすくする目的と、足の高さを揃えるために必要なものとなっています。きちんと寸法を測ってカット・打ち付けるようにすればなくても作業はできるでしょう。
ツーバーナーコンロが乗るスタンドを自作
ツーバーナーコンロのスタンド自作方法1.
まずはツーバーナースタンドの足となるパーツを自作するために、OSB材を50mm幅に細くカットしたものを12本用意します。これを縦横に組み合わせて足と板を渡す部分に組み合わせるのに必要です。
カットした板材にはすべて切り口を紙やすりでなめらかに整えておきます。図面は34秒あたりにありますので、動画を一時停止して確認・メモを取るなりプリントアウトして寸法を参考にしましょう。
ツーバーナーコンロのスタンド自作方法2.
長い足と短い足の部分からまずは打ち付けていきます。接続にはビスを使用しているので高さがずれないようしっかり寸法を合わせてからインパクトドライバーでビス留めをしてください。
同じ高さのはしご状のものを2ペアずつ蝶番で組み合わせて、ステーをビス留めすれば閉じたり開いたりするツーバーナースタンドの足のできあがりです。
足にステーを取り付けることで開きすぎを防いで開いた足の状態で固定されます。金具でなくても同様の仕組みを作ることができますが、ステーを付けるとカチッと簡単に固定でき、安全なので取り付けていきましょう。
ツーバーナーコンロのスタンド自作方法3.
ツーバーナースタンドの天板のサイズは400x1000mmです。残りのOSB材から天板を切り出してテーブルの形にしていきます。中板用の天板は角を図面どおり切り落としてください。この部分を足に掛けて安定させます。
ツーバーナーを乗せる板は80x900mmを2枚カットしてこれらすべてもやすりがけして、角やバリを取り除いておくのがきれいに仕上げる自作のコツです!
ツーバーナーコンロのスタンド自作方法4.
ツーバーナースタンド用天板には9cmの長さの細い棒でよいので3本、両面テープで固定した上からビス留めします。これが天板のずれが防げる安定した天板に自作する方法です。ツーバーナーコンロが乗るので天板ごと落下しないよう必ずおこなってください。
あとは使いやすい場所を選んでアイアンバーを取り付けておければ、S字フックでカップや調理用品などを吊り下げ収納できるのでこれも付けておくとよいですね!
かっこいいスタンドのレイアウト例
コンパクトで実用的な調理スペース
こちらはテントの前室など小さなスペースでも作業ができるようツーバーナースタンドのみで構成されたキッチンスペースです。厳選した道具や食器などをまとめて収納できるので、小さいながらも十分な調理スペースとなっています。
複数並べてより多彩な調理道具を並べることも可能!
鉄筋をカットしたり溶接したりできる環境にある方ならば、画像左のような鉄筋の足を作って板を通すだけのツーバーナースタンドもキャンプ向きで人気があります。
ローもハイも高さが自由にできるのが自作のスタンドの足のよいところです。今回作り方でご紹介した木製のツーバーナースタンドの高さと合わせて、ふたつ組み合わせて使えばより収納力がアップしたキャンプのキッチンスペースづくりに役立ちます!
シンプルで使いやすい高さが手に入るスタンド
今回作ったものとは形が違いますが、2組の木枠を中央でクロスさせる形にし、足の開き具合を調整できるように金具を取り付ければ、その上にツーバーナーコンロを置いてスタンドとして使えます。
テーブルとしての機能はありませんが、よりコンパクトなものが欲しいという方はこのようなデザインのスタンドを自作してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ツーバーナーコンロのスタンドは自作できる!
今回はコンパクトに分解して持ち運べるキャンプ用ツーバーナースタンドの自作方法について解説してきました。
ツーバーナースタンドは、ホームセンターで買える木材で自作すればそれほどコストもかからず納得いくスタンドが手に入ります。
DIYがはじめてという方は、設計図を参考に木のカットサービスを利用すればあとは組み立てるだけと簡単ですよ!
キャンプギアの自作が気になる方はこちらもチェック
暮らしーのではこのほかにもアウトドアに役立つ道具類の自作方法解説記事をたくさん公開しています。キャンプ用品を簡単に自作したいという方にはDIYカテゴリ・またはキャンプカテゴリの自作記事がおすすめです!
アウトドア料理に便利、クッカースタンドの自作方法!キャンプ用ミニテーブルにも◎
クッカースタンドはコーヒーやお茶のお湯をわかしたり、ソロキャンプでパスタを茹でて食べたりと気軽に使える超利用キャンプギアです。市販のものもあ...
インディアンハンガーの天板を自作!便利で好みのキャンプギアにカスタムしよう!
インディアンハンガーはあると便利な収納でおしゃれなキャンプギアです。そんなインディアンハンガーをさらに使いやすくするために、上部に天板を取り...