豚汁はキャンプに最適!
体が芯から温まる豚汁
寒い季節の冬キャンプでは、体をしっかりと温められる料理を作るのがおすすめです。アウトドア料理にはさまざまな種類がありますが、体を温めるなら豚汁を作ってみませんか。野菜や豚肉がたっぷり入った豚汁なら、温かいだけでなく栄養バランスも整えることができます。
キャンプでの豚汁の作り方をチェックしよう
本記事では、冬キャンプに取り入れたい豚汁の作り方を紹介します。美味しい豚汁の作り方だけでなく、おすすめのアレンジ・リメイクレシピもピックアップしましたので、冬キャンプの料理作りに役立ててみてください。
材料と下ごしらえのポイント
基本的な材料
豚汁のメインとなる豚肉は、コマ切れか豚バラ肉のスライスが最適です。脂身の多い部位の方が汁にコクが加わり、ワンランク上の味わいに仕上がるでしょう。豚肉の他には、大根やにんじん、玉ねぎ、ゴボウ、キノコ、里芋、ネギといった材料を入れるのが定番です。
材料は好みに合わせて決めても問題ありませんが、ゴボウやキノコからは風味豊かな出汁が出ますので、ぜひ入れるようにしてみてください。
前日までの下ごしらえがおすすめ
豚汁に使用する野菜や豚肉をキャンプ場で全て切るのは大変なため、前日までに下ごしらえをしておくとよいでしょう。準備が整っていれば、当日は簡単な調理で美味しい豚汁を作れるようになります。キャンプ前日はギアの準備だけでなく料理の下ごしらえも行って、万全の用意を整えてみてください。
こんにゃくと大根は下茹で
こんにゃくは食べやすい大きさにちぎります。包丁で切るよりも手でちぎった方が味がしみやすくなりますのがポイントです。下茹でが必要な場合は熱湯で軽く茹で、アクを抜いてください。大根も皮を剥いてから食べやすい大きさに切り、下茹でをしておきます。
他の食材は食べやすい大きさにカット
玉ねぎやにんじん、里芋、キノコ、ネギといった食材も皮を剥いて食べやすい大きさに切っておきます。各食材を小分けにしてジッパー付き保存袋に入れておけば、キャンプ当日はスムーズに調理ができるでしょう。使用する野菜の種類が多いと切るのが大変ですが、具沢山の方が豚汁は美味しくなりますので、頑張ってみてください。
出汁を取る
豚汁の出汁は顆粒出汁でも構いませんが、こだわりたい場合は出汁を取っておきます。鰹と昆布の合わせ出汁を使えば、風味豊かに仕上がるでしょう。鰹節と昆布を水に浸けて一晩待つだけでも美味しい出汁になります。
簡単!基本の作り方
生姜を入れる豚汁がおすすめ
冬キャンプで豚汁を作る時は、生姜を入れるレシピがおすすめです。生姜には血行を促進する働きがあると言われていますので、豚汁に入れることで体が温まるでしょう。お好みで多めに生姜を入れれば、風味豊かな豚汁に仕上がるのもポイントです。
また、炭火のバーベキューコンロで豚汁を煮込む際には、強火と弱火の調整を気をつけてください。最初は強火のエリアで沸騰させ、煮込む時は弱火のエリアで煮込めば、煮込み過ぎを防げるでしょう。
キャンプに最適な豚汁の作り方
鍋に油を入れたら豚肉を入れ、色が変わるまで炒めます。次に玉ねぎを加えて、しんなりとするまで炒めてください。あらかじめ切っておいた他の食材も鍋の中に入れて、炒め合わせます。
全体に油が回るように軽く炒めた後に出汁を注ぎ、汁にコクを加えるのがポイントです。蓋をして沸騰させた後、弱火にして食材が柔らかくなるまで煮込みます。ネギとすりおろした生姜を入れて軽く温めたら、味噌を溶き入れて完成です。
・豚肉(バラスライスもしくは小間切れ)
※脂が多少付いているものを選ぶ。
・大根
・人参
・玉ねぎ
・ゴボウ
・ジャガイモor里芋
・ちくわ
・長ネギ
・突きこんにゃく(下ゆで必要ないタイプ)
・にんにく(チューブ)
(しょうが)
・ごま油
・味噌
・出汁(顆粒タイプでも)or水
・塩
さらに詳しい作り方はこちら
作ってみたいアレンジレシピ2選
①:豆乳豚汁
シンプルな豚汁は、使用する食材を変えるだけでさまざまなアレンジを楽しめるのも魅力です。普通の豚汁に飽きたら、豆乳豚汁を作ってみませんか。豆乳のまろやかな味わいが加わることで、さらに優しい味わいに仕上がります。
出汁で野菜をじっくり煮込むことで旨味アップ
にんじんや大根、玉ねぎ、ゴボウ、白菜といった野菜類は食べやすい大きさにカットします。鍋に出汁を注いだら切っておいた野菜を加え、強火で沸騰させてください。沸騰したら弱火にし、柔らかくなるまで煮込みます。最初から出汁で煮込むことで旨味を引き出すのがポイントです。
豚肉を入れてひと煮立ちさせたら豆乳と合わせ味噌を加え、沸騰直前で火から下ろしてください。お好みでネギを散らしたら完成です。
豚肉ロース薄切り 100g
にんじん 1/2本
だいこん 1/4本
玉ねぎ 1/4個
ごぼう 50g
白菜 2〜5枚
顆粒だし汁 400cc
合わせ味噌 約大さじ2
豆乳 300cc
お好みでネギ 少々
詳しいレシピはこちら
②:ピリ辛豚汁
大人の味に仕上げるなら、豚汁に豆板醤を入れてピリッとした風味に仕上げるのがおすすめです。ピリ辛の豚汁は血行を促進すると言われていますので、冬キャンプで体を温めたい時にもよいでしょう。
豆板醤と味噌はあらかじめ混ぜておく
大根、にんじん、しめじは食べやすい大きさにカットします。豚バラ肉は一口大に切り、ネギは小口切りにしてください。味噌と豆板醤はあらかじめ混ぜておき、馴染ませておくと汁に溶けやすくなるでしょう。
野菜を出して煮込み、柔らかくなったら豚バラ肉を加えて色が変わるまで加熱します。味噌と豆板醤、生姜のすりおろしを入れ、長ネギを散らしたら完成です。
大根 5cm
にんじん 1/4本
しめじ 1/4パック
豚バラ肉 80g
片栗粉 小さじ1
だし汁 400cc
味噌 大さじ1.5
豆板醤 小さじ1/2
長ネギ お好みで
七味・一味 お好みで
生姜 1/2片
詳しいレシピはこちら
翌日に使えるリメイクレシピ2選
①:カレーうどん
キャンプで作った豚汁が余った場合は、翌日他の料理にリメイクするのがおすすめです。冷凍うどんとカレー粉を使えば本格的なカレーうどんになるでしょう。
カレーは、大人から子供まで人気の高い味付けのため、年代を問わず受け入れられやすいのも魅力です。冷凍うどんを使えばあっという間にできあがり、温かな料理をたっぷりと堪能できます。豚汁を全く違う味わいに生まれ変わらせたい時に作ってみてはいかがでしょうか。
カレー粉を入れてとろみをつければ完成
まずは、余った豚汁と水、カレー粉、醤油を混ぜて加熱します。沸騰したら水溶き片栗粉を加えてとろみをつけてください。茹でておいた冷凍うどんを器に盛り付け、カレーをかけたら完成です。お好みで七味唐辛子をふりかけるとよいでしょう。
王道の豚汁1杯分(300g)
冷凍うどん1玉(200g)
小ねぎ適量
(a)
水100cc
カレー粉大さじ1/2
しょうゆ小さじ1/2
(b)
片栗粉小さじ1
水小さじ2
七味唐辛子適量
詳しいレシピはこちら
②:炊き込みご飯
豚汁には野菜や豚肉の旨味がたっぷり詰まっていますので、炊き込みご飯にリメイクするのもおすすめです。キャンプ翌日の朝ご飯に作れば、誰もが喜んでくれるのではないでしょうか。
まずは、お米に豚汁の汁おたま一杯分と水を加えます。醤油・酒・みりん・ごま油を加えて軽く混ぜ合わせた後に、豚汁の具材を乗せてください。鍋の蓋を閉めて通常通りに炊いたら、豚汁炊き込みご飯の完成です。仕上げに大葉や白ゴマをふりかけて風味を出すのもよいでしょう。
お米 2合
豚汁の具 お玉に山盛り2杯分
豚汁の汁 お玉1杯分
おしょうゆ 大さじ1
お酒 大さじ1
みりん 小さじ2
お水 2合からお玉1杯分を引いた量
ごま油 適量
詳しいレシピはこちら
キャンプで豚汁を堪能しよう!
体が冷えやすい冬キャンプで豚汁を作れば、ポカポカと温まって幸せな気分になれるはずです。スムーズに豚汁を作るために、前日の下ごしらえを忘れないようにしてください。あらかじめ野菜を切ったり下茹でしたりしておけば、当日の作業が楽になります。
また、アレンジの幅が広いのも豚汁のよいところです。豆乳や豆板醤を加えて、普段とは違う味を楽しむのもよいでしょう。余った豚汁のリメイクも取り入れながら、キャンプで豚汁を堪能してみませんか。
キャンプでの豚汁の作り方が気になる方はこちらもチェック!
冬キャンプでは、豚汁以外にもさまざまな温かい料理を作ってみるのがおすすめです。関連記事にて冬キャンプにぴったりなアウトドアレシピを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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