冬のキャンプ料理
冬のキャンプ料理のポイントは温かい料理です。テント設営や外遊びで体が冷えますし、キャンプ場の夜はとかく寒いです。冬のキャンプといえば焚き火。
焚き火で暖まりながら、ゆっくり料理を作ったり、話をしたり、ゆっくりご飯を食べたり、秋冬のキャンプはゆっくりのんびりの料理が似合います。初心者でも簡単に作れて子供たちも喜ぶ温かいメニューを紹介します。
冬のキャンプにおすすめしたい調理道具 シャトルシェフ
筆者は二児の母なのでママ目線でになりますが、到着してすぐ「お腹すいたー」「なにか食べたい」「ごはんまだ」と子供から言われるママ多いと思います。テント設営や細々としたことで忙しいのに、子供の腹時計は容赦ありません。
カップヌードルやお菓子で対応するのも実に簡単でいいと思いますが、ちょっと手をかけたものをスッと出せたら尚いいと思います。 家でお鍋やスープの準備をして入れて持ち込めば、現地到着する頃に出来上がってる優れものがシャトルシェフ。
移動中に仕上がってしまうので、本当に楽で助かります。着いてすぐに温まる食べ物を出せて、朝作ってきたおにぎりと一緒に昼ごはんを食べれば、子供も満たされます。
親はその間テント設営など着々と邪魔されること無く出来ます。 アウトドア初心者の場合、キャンプ料理をいろいろ考えるだけでも一苦労。一つ家で準備して持ち込める料理があるだけでママは楽です。
【冬キャンプおすすめ料理】おでん
冬のあったか料理の定番メニュー、おでん。寒いキャンプ場でお酒にあうおつまみキャンプ飯といえば温まるおでんがおすすめです。
家で作ったものをシャトルシェフに入れて現地に持ち込むのが一番簡単ですが、下準備だけお家で終わらせていけば、現地で温めるだけ、焚き火の上に置くだけです。
初心者だと張り切ってキャンプ料理を作るよりも、家庭で作り慣れているものが結局一番簡単です。作り慣れている味は子供も喜びます。
おでんはこのままお酒のおつまみにもなりますし、ご飯を炊けば子供にはおかずにもなりますし、子連れキャンプには大人も子供も満足するのでおすすめです。
簡単にするポイントはひとつ、下準備です。 出汁を家で作りポットに入れて持参します。この時に昆布を入れておくと現地についた頃にいいお出汁がでています。
大根や玉子など下準備のいるものは家で下茹でしてから持参します。初心者のかたでも短時間で美味しいおでんが作れます。 定番の辛子のほか、生姜醤油や七味入り八丁味噌、柚子胡椒など好きなものをつけて食べるのがおすすめです。
味を変えて食べるのも楽しみの一つ、スパイスは体の中から温まるので、ホカホカしながら夜を過ごせます。
【冬キャンプおすすめ料理】子供も大好き!カレー鍋
アウトドアの定番カレーの秋冬バージョン、カレー鍋。子供も大人も大喜び、ママも簡単で大喜び、そして体がとても温まりますメニューです。
ベースをコンソメスープにしたり、和風だしにすることによって味のバリエーションも増えますので、毎回違って何度登場させても飽きません。
コンソメスープの時は途中からチーズ登場で最後はご飯を入れてリゾットにして〆たり、和風だしの場合は煮込みうどんを投入、カレーうどんにして〆るのが盛り上がります。
アレンジメニューでカレー煮込みうどんもおすすめです。我が家では冬の定番ですが子供たちもよく食べてくれますし、食材もローコストで済みますし、美味しい、簡単、良いことずくめの料理です。アウトドアでも下準備いらず、現地で簡単に出来ますので初心者にもおすすめです。
【冬キャンプおすすめ料理】ピリ辛トマト鍋
冬のキャンプ料理の基本は温まることと、もう一つよく登場させるのはピリ辛メニュー。子供はそのままで、親の分だけスパイスを入れるようにすると家族みんなで美味しく食べられます。
こちらも鶏ガラベースで作ったり、コンソメベースで作ったり。トマトの水煮缶とケチャップソースを鍋に入れるだけで初心者でも簡単に出来ます。
市販の鍋用スープ使うのも、もちろんありです。子供はそのまま食べて、大人はラー油やタバスコ、カイエンヌペッパーを入れてピリ辛に、スパイス後入れであれば、大人も子供も美味しく食べられます。
〆はラーメンだったり、パスタだったり、ご飯を入れてリゾットにしたり。気分と出汁に合わせて変えればバリエーションも増えて楽しいメニューになります。
【冬キャンプおすすめ料理】焚き火湯豆腐
これ以上簡単な料理はない、でも冬になると恋しい、温まる料理といえば湯豆腐です。鍋に昆布を入れ出汁をつくり、豆腐を切って入れるだけ。レシピも一行で終わるくらい簡単です。 もちろん初心者さんでも大丈夫です。
薬味に生姜、ネギ、鰹節を入れ温めておいた醤油だれ、ポン酢、海苔の佃煮、なめこ、大根おろし、すだち、納豆だれ、梅だれなど、好きなものをつけて食べるスタイルがアウトドアでも楽しめます。
そのまま瓶で沢山持って行くと荷物になるので、少しづつタッパーに入れて持って行くといいです。
湯豆腐だけだと寂しいので、もし焚き火をするのであればご飯でだんごを作って焚き火の周りで焼きながら一緒に食べます。だんごは醤油味や味噌をつけて焼くのがおすすめです。
【冬キャンプおすすめ料理】ホワイトシチュー
シャトルシェフの持込料理でよく登場させるのがシチュー。 ホワイトシチューとパンを持っていけば、到着してすぐに食べられます。
また現地で1から作っても時間がかからないですし、お家でも冬の定番料理ですから初心者さんでも気軽に作れます。 アウトドアの木の器に入れて出せば絵本で見たシチューのよう。
子供は木の器に入れられたシチューがいつもと違って嬉しそうなので、ぜひ木の器と木のスプーンでどうぞ。ご飯をよそってシチュー丼にすると、小さい子供も食べられるので、小さい子のいる家族のキャンプ料理におすすめです。
【冬キャンプおすすめ料理】チーズフォンデュ
インスタ映えするキャンプ料理でおなじみのチーズフォンデュ。 もはや秋冬のアウトドア料理には定番になりつつあります。子供も食べやすいように白ワインを牛乳に変えてチーズを伸ばせば、よりまろやかなチーズフォンデュになります。
途中飽きてきたら市販のミートソースやチリコンカンソース(無印良品のものを使ってます)を投入して味を変えてみてください。
味を変えればまた食欲が増す無限チーズフォンデュです。チーズを溶かすだけで、あとは付ける食材を準備するだけなので、初心者向けのおしゃれなメニューです。
【冬キャンプおすすめ料理】ブイヤベース
温まる鍋、魚介を使ったブイヤベースは見た目も豪華で、家族でもグループでも一つあると華やかになります。 冬は魚介が美味しい季節、トマト缶やブイヤベースの素で初心者さんでも簡単に作れます。
ハードなパンを浸しながら食べるのもおすすめです。ル・クルーゼやストウブなどの鋳物鍋で作ると冷めにくいですし、見栄えも良し。最後にご飯を入れてリゾットにするのが楽しみの一品です。
【冬キャンプおすすめ料理】旬の根菜たっぷりのラタトゥイユ
ラタトゥイユと言うと南欧料理なので夏のイメージがありますが、冬に美味しい根菜を使ったラタトゥイユも美味しいです。れんこんやさつまいもチキンなどを鋳物鍋に入れて、ただ煮込むだけのとても簡単な料理です。
こちらも簡単で華やかなメニューなので、インスタ映えするおしゃれな一品です。
【冬キャンプおすすめ料理】根菜たっぷりローストチキン
ダッチオーブンがあれば、ぜひ試したいのがアウトドアの王道メニューのローストチキン。 冬のイベントの定番メニューです。冬野菜の根菜をたっぷり敷き詰めじっくり焼きましょう。
グループキャンプで一品メイン料理にピッタリのメニューです。食べきれなかったお肉は翌日朝ごはんに。ピタパンやパンに挟んで、スープと共に準備すればおしゃれな朝ごはんになります。
【冬キャンプおすすめ料理】オイルフォンデュ
秋冬のアウトドアでワイワイ楽しみながら食べるのにおすすめなメニューがフォンデュ料理。 スイス料理でも有名なオイルフォンデュはみんなで好きなものを揚げて食べるスタイルで、とても盛り上がります。
パン粉などを準備して串かつ風にしてもいいですし、野菜を素揚げして味噌やカレー粉をつけて食べるのもありです。様々な楽しみ方があるので、子供も大人もいるグループキャンプにおすすめメニューです。
【冬キャンプおすすめ料理】豚汁
寒い日には豚汁があると嬉しい。登山の後や山歩きの後、冬の外遊びの後、何故か温かいお味噌汁を体が欲するのです。生姜たっぷりで作るとずっと体がぽかぽかして温まるのでおすすめです。
生姜は温めるとそこまで辛くないので子供でも食べられます。アウトドアで子供もお手伝いができるように、すいとんを一緒に作って入れたり、うどんを入れてもいいです。
我が家は豚汁の時には炊き込みご飯を用意しています。れんこんやさつまいもが入った薄味の炊き込みご飯が合います。朝は余ったご飯を焼きおにぎりにして、余った豚汁にひたしておじやにして食べます。なので、豚汁はいつもかなり多めに作ります。
【冬キャンプおすすめ料理】クラムチャウダー
私は山歩きを趣味にしているので、コッヘルで作る簡単な料理がアウトドアでは好きです。キャンプでなくても、ちょっと紅葉を見に訪れた先やピクニックでも作れるコッヘルスープ。
少しの材料で出来るスープは簡単で美味しく温まるので嬉しいです。温かいスープとホットサンドというのはアウトドアの定番朝ごはん。その時にちょっと手間を加えたクラムチャウダーが嬉しいです。
あさりの缶詰めを使うクラムチャウダーは簡単で本格的な味です。玉ねぎ、人参、じゃがいもを細かく切り、コッヘルでバターで炒めて、しんなりしたらアサリ缶を汁ごと投入。
缶に1杯分の水を入れ煮ます。柔らかくなったら牛乳を加えて味見、好みで塩こしょうして出来上がりです。 あさりは疲れている時にもピッタリの食材なので、登山後などにも最適ですよ。
【冬キャンプおすすめ料理】簡単お雑煮
お正月の定番メニューのお雑煮。お腹も膨れるし、温まるのでキャンプの朝ごはんにおすすめです。お雑煮はお正月以外食べちゃいけないなんて決まりないです。
キャンプ場の朝は秋頃でも寒いので、冷えた体にお雑煮の朝ごはんはとても喜ばれます。キャンプで作る場合は我が家は餅を焚き火の残っている火で焼き餅にして入れます。
ベースは和風だしで、前日余ったお野菜を入れて作ったり、青菜と鰹節とおもちだけの簡単なお雑煮にしたりします。筆者の地方のお雑煮は青菜とお餅のごくシンプルなものなので、アウトドアにもちょうどいいのです。
【冬キャンプおすすめ料理】ドライフルーツ入りホットワイン
焚き火をしながら子供が寝た後のお楽しみはお酒タイムです。冬のアウトドアのお楽しみが焚き火にあたりながらのお酒。体の中からあたたまるホットワインは冬のアウトドアの定番です。
そこにホットワインに予めドライフルーツをつけたものを持参してコッヘルで温めると、甘さが嬉しい簡単なホットサングリアになります。これが甘くて、フルーティーでとても美味しいです。
【冬キャンプおすすめ料理】子供にはちみつ入りホットミルク
大人はお酒、子供はミルクで体の中から温めてあげましょう。崖の上のポニョのママも体を温めるために作ってあげていた、はちみつ入りのホットミルク。 甘さを入れるだけで体の保温効果も上がります。
体が温まると子供はすぐ寝てくれるので、キャンプで楽しくて昂ぶってしまってる子供たちを早く寝かせるためにもおすすめです。
但しはちみつは1才未満の赤ちゃんには禁止食品なので、赤ちゃん連れの方は赤ちゃんが間違って飲むことの無いように、充分注意してください。
【冬キャンプおすすめ料理】スパイス入りチャイ
テント設営の後、お疲れ様でしたの言葉とともに出してあげるとパパも喜ぶこと間違いなし。 コーヒーもいいんですが、更に温まるチャイで一休憩もおすすめです。
生姜やシナモンを聞かせて、子供には牛乳たっぷりのロイヤルミルクティーで、甘いお菓子と共に焚き火にあたりつつ家族で会話する時間もいいと思います。
【冬キャンプおすすめ料理】焚き火の定番!スモアビスケット
キャンプで焚き火と言えば焼きマシュマロ。焼いたマシュマロをビスケットに挟んだものをスモアと言います。ここにチョコレートも一緒に挟むといい感じでチョコレートが溶けて美味しいです。市販のビスケットに乗せるだけ。コーヒーと共に。
【冬キャンプおすすめ料理】お汁粉
あんこ好きには堪らない。 コッヘルで作れる簡単な甘いもので、キャンプでも登山でもおすすめなのがおしるこです。 缶詰あんこを持参してお湯で伸ばすだけ。
焚き火で焼いた餅を入れれば簡単お汁粉の出来上がりです。スノーシューなど冬のトレッキングの後に最適で、疲れた体に甘さが嬉しい。特に冬の寒い時に行うアウトドアの時におすすめのメニューです。
【冬キャンプおすすめ料理】チョコレートフォンデュ
華やかなキャンプメニュー、大人も子供も盛り上がるスイーツ系メニューと言えばチョコレートフォンデュです。 フルーツやバウムクーヘン、パンなど準備するだけ、あとは子供達が好きなもの刺してフォンデュして楽しみます。
親は傍らでお酒を楽しみ、子供はチョコレートを楽しみ、グループキャンプの時にはぜひおすすめしたいメニューです。
但し危ないので、火を使う場合は子供だけにせずに、傍らに大人が必ず付き添って下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 家族でグループで盛り上がるメニュー、温まる料理、初心者でも簡単に作れるご飯を中心にまとめました。 秋冬のキャンプご飯にぜひ取り入れてみてください。