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コットンとポリエステルの特徴の違いは?2つを良いとこ取りした混紡生地もご紹介!

身近な服などに採用されているコットンとポリエステルは、生活に密着しているお馴染みの素材だと言えるでしょう。本記事では、さまざまな製品に使われている両素材が持つそれぞれの特徴や違いについて解説。また、コットンとポリエステルの混紡素材についてもチェックしましょう!
2022年9月16日
奏咲
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目次

コットンとポリエステルの違いって?

コットンもポリエステルもTシャツやウェアの定番素材

コットン・ポリエステル、どちらの名前も一度は見たり聞いたりしたことがあるかと思います。どちらも服・バッグなどさまざまなアイテムに使用されている定番の素材で、アウトドアやアクティビティ関連製品に用いられることも多いです。

そのため、多くの人にとって馴染みの深い素材であることは間違いありません。ですが両者ともに定番の素材ではあるものの、それぞれの違いや具体的な特徴についてまではご存知ないのではないでしょうか。

コットンとポリエステルの違いを比較しよう

今回の記事では、そんな両素材それぞれが持つ特徴について紹介いたします。それぞれの素材を採用するメリットや、両者の違いなどを比較しながらチェックしていきましょう。どちらも身近な素材なので、知識として頭に留めておくと役立つはずです。なお、本記事は2022年9月15日時点の情報を基に作成されていますのでご了承ください。

コットンの特徴をチェック

天然繊維である

Photo byErbs55

コットンとは「綿」、つまり天然繊維なのが特徴です。自然界由来のものであるため、敏感肌の方などでも安心して着られるというメリットがあります。人によってはコットンの製品でないと着られないという方もいるほどです。

ただ、色褪せ・色落ちがしやすいという特徴もあります。干し方やお手入れの仕方に注意が求められる素材とも言えるので、コットン素材の製品は丁寧に扱うように意識しましょう。

肌触りがいい

本素材は肌触りが自然で柔らかいという強みがあります。ふんわりなどと表現されることも多く、なめらかな触り心地が得られます。ポリエステル素材の製品の場合はチクッとした感覚を得る方も多く、直接肌には着たくないという声も珍しくありません。

その点、コットンの製品であれば肌着としてもばっちりです。身体が包まれるかのような自然な風合いを感じながら、ゆったりと着られることでしょう。

火に強い

Photo byPexels

コットンは火に強いというのもメリットです。原料が石油であるため、ポリエステル製の衣類は、火花が当たっただけで穴が空いてしまうこともあります。反面、コットンは火花ぐらいでは穴が空くことはありません。そのため、特にキャンプやバーベキューといった、焚き火などを楽しむアクティビティが好きな方におすすめできるでしょう。

ポリエステルの特徴をチェック

石油が原料の化学繊維!

Photo bynickelbabe

ポリエステルは石油を原料とする化学繊維という特徴があります。つるつるとしていて軽く、すぐに乾きやすいという特徴の持ち主です。先述した通り、敏感肌の方は着用に適さない場合もあるので気をつけましょう。

軽くて速乾性があるということで、スポーツウェアなどで見かける機会が多い素材になっています。また、UNIQLOのヒートテックを代表とするように、空気を含みやすく暖かさを得やすいという特徴もあります。


耐久性が高い

本素材は繊維が丈夫で切れにくいという特徴を持っており、耐久性が高いという強みを持つ素材です。伸び縮みに強くシワになりにくいため、躊躇なく洗濯などができでしょう。お手入れも手軽に行えるので便利です。スポーツやアウトドアなどで激しい動きをしても形崩れが起こりにくいという強みもあります。

両者のいいとこ取り?混紡素材!

両素材は一長一短

Photo byLocies

ここまで2つの素材の特徴・違いを比較しながらチェックしてきましたが、どちらも一長一短であることは明白です。コットンは肌触りがよく火に強いものの、色落ちがしやすく、乾くのに時間を要します。

対してポリエステルは速乾性や伸縮性に優れているものの、火の粉などで簡単に穴が空いてしまったり、吸汗性という観点ではコットンに劣ります。両素材ともに、強みもあれば弱みもあるのです。

混紡素材である「T/C素材」って?

両素材はそれぞれに強みと弱みがあるので、両方のいいとこ取りをしたいと考えるのは自然な発想かもしれません。実は、両者のいいとこ取りを実現している「混紡素材」なるものが存在しています。それが「T/C素材」と呼ばれているものです。

ただ、一口にT/C素材といっても製品によって混紡割合が異なる場合もあるので注意しましょう。 なお、ポリエステル65%・コットン35%の割合が最も一般的です。

両素材の強みを兼ね備えている


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T/C素材は、どちらの素材の強みも得られるとても便利な素材です。従来のポリエステル素材の弱点だった火にも強く、焚き火などの近くでも安心して利用できます。そのため、テントやタープなどで採用されていることも多いです。

また、乾きやすく、通気性にも優れ、シワになりにくいため、Tシャツなどのインナーにも最適です。両素材のメリットを得られるので、使用している製品を積極的に探してみてください。

コットン・ポリエステルを使い分けよう!

今回の記事では、コットンとポリエステルそれぞれが持つ特徴やメリット、混紡素材であるT/C素材についてチェック・解説してきました。どちらの素材も、適している使用シーンというものがあります。

敏感肌などでポリエステルを着られないなどの事情がない限りは、使用シーンに応じて両素材を使い分けるのがおすすめです。また、両方のメリットを得られるT/C素材も積極的に活用してみてくださいね!

コットンとポリエステルの違いが気になる方はこちらもチェック

本サイトには、他にもコットンやポリエステルなどの素材に関連した記事が多数掲載されています。コットンタープが気になる方は、ぜひ下記リンクからノルディスクのおすすめタープ紹介記事や、ナイロンとポリエステルの違いについて解説している記事をご覧ください!