シリオ PF13-1
シリオ PF116-2
シリオ PF302
シリオ PF431
シリオ PF630
シリオ PF730
日本人の足にフィットする登山靴をご紹介
シリオは評判が高い登山靴のブランド
シリオは東京の江東区に本社を置く1993年創業のシューズブランドです。甲が高く幅が広めの日本人に合わせて、長さと幅の比率が10:4の「3+」という形状(ワイズ)を中心にした登山靴の開発を行っています。
また、設計から生産までの最終工程は靴や革製品の本場・イタリアで行っているのもユニークなところです。デザインやカラーも豊富にあり、ファッション性が高いことでも話題になっています。
シリオのシューズは種類が豊富
シリオが販売する登山靴は用途別に分類されているので、トレッキングの初心者でも選びやすいのが特徴です。また、人気の上昇とともに取り扱い店も増え、入手性も高くなっています。
以下ではシリオ製の登山靴を購入できる店舗や選び方について解説し、おすすめの商品をピックアップしていきます。本記事は2022年7月14日の情報をもとにしました。ご購入の際には最新情報のチェックをお願いします。
シリオ製品の取り扱い店をチェック
1.実店舗でフィッティングをしよう
シリオのシューズは多くの登山用品専門店やアウトドア量販店で取り扱いがあります。特に好日山荘の実店舗は取り扱いが豊富で、比較しながら選びたい方におすすめです。
ほかにもロッジやアルペンの実店舗でも販売の実績があります。品ぞろえは店舗ごとに異なるので、事前に在庫情報をチェックしておきましょう。取り扱い店にはワイズゲージというシリオ専用の測定器具が置いてあり、自分のサイズを確認することができます。
2.オンラインでの購入も可能
大型店の多くはオンライン店舗を手がけているので、サイズやフィット感を事前に確認できている場合は、ネットで手軽に購入するのもおすすめです。例えば好日山荘はGsMALLという独自のオンラインモールを展開し、ロッジやヒマラヤスポーツなどは楽天市場やPayPayモールなどで販売を行っています。
登山靴の種類&選び方
1.硬さが違う5種類のタイプがある
シリオの登山靴には「ウォーキング/アーバン」と「トラベル&カントリー」、「ライトトレッキング」、「トレッキング」、「マウンテニアリング」の5種類があり、並びが後ろになるほどハードな登山用となっています。
ソールの硬さが分類の基準で、柔らかいほど平坦な道で疲れにくく、硬いほど岩場での安定性が高いのが特徴です。次章ではハイキング・軽登山・本格登山用と少し大雑把に分類して、おすすめ品をご紹介していきます。
2.形状も重要な選定ポイント
カットの種類も選ぶ際の重要なポイントで、ローカットの商品はタウンユースとハイキングを兼ねられる利用頻度が高いモデルです。不整地での登山や岩場でのクライミングにもチャレンジする場合は、足首をしっかり固定できるハイカット仕様の商品を選びましょう。
なお、ミドルカットはローとハイカットのいいとこ取りで、ハイキングから整備された登山道まで幅広く活用できます。
3.素材や機能もチェック
シリオの各モデルはパーツの素材や形状が異なります。アッパーにはイタリア製のレザーやスウェード、ナイロンメッシュといった強度や通気性の異なる素材が用いられているので用途に応じて選んでみてください。
ハイキング用のシューズ2選
1.PF13-1
シリオ PF13-1
サイズ | 22.5cm~25.5cm(ヘイズ)、24.0cm~29.0cm(ストーム) |
---|---|
重量 | 360g(26.0cm) |
ワイズ | 3E+ |
2021年のシリオの新作でスニーカーのようなカジュアルな外観が特徴です。アッパー全体がメッシュ構造なので通気性がよく、側面をTPU素材で補強しています。街中でも違和感のないデザインなので普段着とのコーディネートもしやすいでしょう。
グレーをベースに水色のラインが入ったHAZE(ヘイズ)と赤色のラインが入ったSTORM(ストーム)の2種類があり、17600円ほどの価格帯で販売されています。
最新技術が搭載された新作
登山靴のメッシュの内側には防水と透湿性能の高いゴアテックスを敷いているので、発汗量の多い長時間のハイキングにも向いています。また、ミッドソールにはXフレームというねじれに強い素材を採用しているので、凹凸の多いフィールドでも衝撃を吸収してくれるでしょう。
アウトソールは高性能なイタリア・ビブラム社のメガグリップを採用し、かかと部はTPUヒールスタビライザーで補強しているので安定感も抜群です。
2.PF116-2
シリオ PF116-2
サイズ | 24.0cm~29.0cm(ベージュ)、22.5cm~25.5cm (ピンク)、22.5cm~29.0cm(ブラック) |
---|---|
重量 | 390g(26.0cm) |
ワイズ | 3E+ |
PF116-2はシリオのロングセラーのローカットシューズです。アッパーの保護には耐久性の高いスウェードが用いられ、メッシュを併用することにより軽量さと通気性も確保しています。カラーはピンクとベージュがあり価格は16940円ほどです。
ほかに、スウェードの部分を人工レザーにしたブラックタイプもあり、シックな外観が人気になっています。同じ価格なのでお好みのデザインの商品を選びましょう。
おしゃれで安定感のあるロングセラー
スウェードや人工レザーをアッパーにクロス状に取り付けることにより、強度を上げファッション性も高くしています。ゴアテックスとの重層構造により防水性や透湿性に優れ、超軽量なのでスピード感のあるハイキングを楽しめるでしょう。
ミッドソールは柔らかいPPボードで、街歩きでも疲れないのがメリット。シリオとビブラムが共同開発した「USAGI」というアウトソールは滑りにくく高いクッション性能を持っています。
軽登山用のシューズ2選
1.PF302
シリオ PF302
サイズ | 22.5cm~29.0cm(マロン)、22.5cm~28.0cm(カフェ・チタン) 22.5cm~28.0cm、 29.0cm(カフェ・ブラウン) |
---|---|
重量 | 580g(26.0cm) |
ワイズ | 3E+ |
ここからはビブラムでも最も種類が豊富な、軽登山用のシューズをご紹介します。PF302は整備された登山道なら日帰りから山小屋泊までオールラウンドに使える製品で、初心者用としても人気のモデル。
アッパーは人工レザーやはっ水水加工のマイクロファイーバーやナイロン、メッシュを併用することにより、耐久性と通気性、軽量さを兼ね備えているのが特徴です。
幅広い用途に活用できる人気商品
PF302はマロン(MARON)とカフェ(CAFE)という2種類があり、どちらも19800円ほどの価格帯です。前者は靴ひものループを金属からナイロンに変更した新しいモデルで、後者と比較してソフトな印象になりました。
双方ともビブラムのアウトソールを採用しているのでグリップ力は信頼が置けます。新作にはより深い溝パターンが刻まれているため、凹凸の大きな不整地にも対応しやすいでしょう。
2.PF431
シリオ PF431
サイズ | 22.5cm~25.0cm(アイリス)、25.0cm~29.0cm(ブルー) |
---|---|
重量 | 590g(26.0cm) |
ワイズ | 3E+ |
ライトトレッキング向けの商品では最も硬いソールを持つ商品で、難易度の高い登山にチャレンジしたい方にもおすすめです。足首をしっかり固定できるハイカット仕様なので、足をくじく危険性も低減しています。
カラーはアスファルト/ブルーとアスファルト/アイリス(紫色)の2種類です。価格は34540円ほどと比較的高価ですが、耐久性が高くソールの張替えもできるので、長期的に考えればリーズナブルと言えるでしょう。
ハイスペックでコスパ抜群の登山靴
PF431のアッパーにははっ水加工したイタリア製のレザーや高強度ナイロンが素材として使われ、防水素材のゴアテックスとの重層構造になっています。また、靴紐用のフックはスチール製でワイルド感のあるデザインです。
ミッドソールはプラスチック製なので、険しい岩場でもつま先立ちで乗り切ることができるでしょう。また、グリップ力が強く泥が落ちやすい、ビブラムの最新ソールが搭載されているのも魅力です。
本格登山用のシューズ2選
1.PF630
シリオ PF630
サイズ | 24.5cm~29.0cm |
---|---|
重量 | 820g(26.0cm) |
ワイズ | 3E+ |
ここからはハードなトレッキングにも対応できるシリオの登山靴をピッアップしていきます。PF630はアッパーにイタリア製のヌバックレザーを採用しているため、丈夫で耐久性が高くフィット感も抜群です。
ほかにも、ワイズが4+のPF631と女性専用の足型を用いて設計したPF530というラインアップがあります。価格は全て46200円ほどで、ソールを張替えることが可能です。
グリップ力抜群の定番シューズ
PF630のアッパーにはシリオのさまざまな技術が搭載されています。タン(ベロ)とパッドは日本人の足首になじむように設計されているので、固定時の締め付けはあまり感じません。
ミッドソールは硬さのあるプラスチック製なので、足場の狭い岩場でも安定感があります。また、接触面積が広く全方向へのグリップが利くビブラムの「HAYABUSA」ソールは、重い荷物を背負った縦走にも活躍するでしょう。
2.PF730
シリオ PF730
サイズ | 23.5cm~29.0cm |
---|---|
重量 | 760g(26.0cm) |
ワイズ | 3E+ |
マウンテニアリングに分類されるシリオで最もソールが硬い登山靴です。後ろ側にコバという溝が付いているので、セミワンタッチアイゼンを装着して雪山登山にも活用できます。カラーはグレーで価格は41800円ほどです。
PF730にはPF731という派生品もあり、より保温機能の高いゴアテックス・インシュレーテッドが搭載されています。用途に合わせてモデルを選びましょう。
不整地でのトレッキングにおすすめの登山靴
アッパーはレザーやコーデュラナイロン、はっ水加工ナイロンなどの組み合わせにより、軽量性と強度を兼ね備えています。ミッドソールの素材はシリオで最も硬いグラスファイバーなので、爪先をひっかけて登る本格的な岩山登山にも対応できるでしょう。
ほかにも、前後左右の自由度を残しつつ足首をサポートする固定機構や、足首と甲とで異なる締め方ができるストラップシステムといった登山を快適にする機能が満載です。
シリオのシューズで快適な登山を
シリオ製の登山靴は横幅と縦幅が日本人に合った絶妙なサイズ感で、履き心地がよいのが魅力です。また、スウェードや革製品の本場・イタリアで設計・製造されているため、純国産品とは一味違うデザイン性も評判になっています。
ラインナップが多彩なので、初心者から上級者までの幅広いレベルの方におすすめです。気になる登山靴がありましたら、お近くの登山靴専門店などでご自分のサイズをチェックしてみましょう。
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シリオはご紹介した以外にも数多くの登山靴を販売しています。下にはおすすめ商品の特集などをリンクしましたので併せてお楽しみください。

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