シャワーカーテン無地ベージュ
ロゴス システムロックポール
リアゲートに自作屋根を取り付けて便利に
低価格で自作できるバックドア用のタープが話題
バックドア(リアゲート)部分に雨や日除けのタープを取り付けると便利だと、アウトドア好きな人の間では話題になっています。地面まである長くアレンジしたタープを取り付ければ、目隠しになって車内を覗かれることもなくなりますので、そこで着替えをすることも可能です。
その中でも今回試していただきたいのが、自作のバックドアタープです。これなら市販品を買うよりもずっと安い価格で車用のドアタープが手に入ります。
簡単なバックドアタープの作り方をご紹介
ひとつ持っていると車でのアウトドアでも、日除け風よけ雨除けとして安心感がうまれるバックドアタープの作り方を解説いたします。キャンプや釣りなどの際に安心できて便利なので、気になる方はぜひDIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回は自作バックドアタープに必要なアイテムから、作り方の2つのパターンを解説していきます。
バックドアタープの自作におすすめアイテム
1.シャワーカーテン
シャワーカーテン無地ベージュ
サイズ | 130×180cm |
---|
安価で手軽にどこでも手に入る生地で、車のバックドア用のタープにおすすめのアイテムにシャワーカーテンがあります。シャワーで使うだけあり非常に防水にすぐれている生地なので、雨対策にはうってつけの生地です。また、薄手なため加工の際にも力不要でおすすめとなります。
今回は130x180cmのニトリのシャワーカーテンを使用した作り方を例としてご紹介します。サイズが合えばどのメーカーの商品でも、同様な作り方ができるでしょう。
2.タープ用のポール
ロゴス システムロックポール
タープとなるシートをしっかりと張れて雨などでも曲がらず安定させるためには、ポールだけは代用品でなくアウトドア用のタープポールを使うことをおすすめします。ハイエースなど大きなサイズの車でも使える230cmサイズのものが、自作バックドアタープで使われるものとしては主流です。
こちらのポールは伸縮するため、不要な時には縮めて簡単にタープシートごと車の中に収納できるというメリットもあります。いちいち取り付けたり外したりが面倒だという方には、特におすすめです。
3.小物類
このほか、タープをひっかけたりするためのS字フック・社内に固定するための金具類・シートに穴を開けて紐やフックを取り付けるためのハトメ(ハトメ用の工具も)などそれぞれに対応した小物類も必要となります。
こちらについては細々としたものであるため、各作り方の説明部分でサイズや個数などをご紹介いたしましょう。そちらを参考に材料を揃えてみてください。
上開き用バックドアの簡単なタープの作り方
ハイエースなど跳ね上げ式のバックドアタープの作り方
動画ではテント用生地を使っています。しかし必ずしもテント用生地である必要はなく、こちらもシャワーカーテンなど防水性の高い加工しやすい生地ならば代用可能です。
ハイエースなどバックドアが上にオープンするタイプの車用にサイドの雨風を防ぐためのタープの作り方・テント生地の加工方法となっています。
上開き用タープの作り方と材料
動画では、余っていたテント用の生地を辺の長いサイズが120x130cmの直角三角形にカットして再利用しています。このサイズが取れれば市販のシャワーカーテンなどで代用可能です。
周りをぐるりと折り返して簡単にほつれどれします。角に2箇所余り布で輪を作り留め付けSカンのフックを掛ける部分にしましょう。1箇所は紐を取り付けて車体に結びつけるようにします。
テント生地 120x130センチの直角三角形が取れるサイズ
ロープなど車に結びつける用の紐 2本
取り付け用のSカン 4本
Sカンを掛ける用の配線フック 2個
必要な方ははためき防止用の磁石 2個
取り付け方と磁石の使い方
完成したタープは、直角部分が車の車体に近い方になるようにセットしていきます。直角の部分のSカンはドア部分の金具に、短い辺の端に取り付けたSカンはドアの先の配線フックにひっかけてみてください。配線フックがない場合は、結束バンドで代用できます。
三角形の鋭角の先に取り付けた紐で、車体のネジ部分に縛ると固定できます。このとき、縛りにくいという方はネジに針金でループ作りそこに結ぶとよいでしょう。
あとは余分な布をくるくると巻いてその中に磁石を入れて本体の金属部分にくっつけると、布がはためかずにタープの隙間もできず安心です。
横開きバックドアに付けるタープの作り方
伸縮して車内に簡単収納できるタープの作り方
ジムニーなど横開きのバックドアの場合、タープの自作方法も少し難しくなってきます。支えとなるドアが片方しかないため、もう片方にはポールなどが必ず必要になるためです。
ここではロゴスの伸縮するタープポールを使って作る、縮めて収納できて取り付けも簡単なバックドアタープの作り方をご紹介いたしましょう。
横開きバックドア用タープの材料と作り方
シャワーカーテンのサイズが車幅よりも長いため、垂れ下がる部分があります。その部分を三角形に切り取り、裁断面はほつれないよう三つ折りしドアと反対側の部分に縫い付けてみてください。
ポールにかかる部分には等間隔で5箇所ハトメで穴を開け、そこに紐などを輪にしたものを取り付けてポールにゆるく固定します。布の各角に1個ずつ(計4個)ハトメを取り付けそこに吸盤を付けましょう。ハトメをかしめる時には力布となる別布を入れることで穴の強度が増します。
タープの車内への固定方法
タープ部分は伸ばした時にドアからはみ出る部分を車内に入れてビス止めで固定します。固定先は後部座席のサイドで、棒状のものを固定する金具を金属ステーを取り付けてその金属ステーを車体に取り付けましょう。
1箇所では安定しませんので、後部座席の持ち手のビス部分にスペーサーを入れて利用します。動画のようにある程度車体から離れた位置になるようスペーサーの長さや個数を調整して取り付けてみてください。
伸縮式のポールを伸ばしてみて、車体にこすれたりせずストレスなく伸び縮みするようなら完成です。
シャワーカーテン 1枚
ロゴス システムロックポール230cm 1本
ハトメ 9セット
吸盤 通常のもの 3個
吸盤 30kgの耐荷重タイプ 1個
生地補強のための力布 ハトメより大きなもの 4枚
<ポール取付のための金具類>
ポール取付用のステー 1本
ポール固定用金具 2個
持ち手のビスにポールを取り付けるためのスペーサー 4個
このタープの収納と取り付け方法
この形のバックドアタープは、いちいち取り外す必要はありません。不要になったら吸盤を取り外し、ポールを縮めタープ部分は丸めてシートベルトで固定しておくことでコンパクトに車のトランク内に収納可能です。
使用する時にはポールを伸ばしシートの長い方をドア側へ、短い三角形の方をそれとは反対側のボディにひっぱりながら吸盤で固定します。吸盤式なので、簡単にサイズや張り具合の調整ができるでしょう。
屋根があれば雨の日のキャンプや釣りも快適
今回はテント生地や安いシャワーカーテンなどを使って、車内の荷物を日差しや雨から保護してくれるバックドアタープの作り方をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
タープの長さや取り付ける場所によっては車内の目隠しにも活躍してくれるのが、バックドアタープのメリットでもあります。手近でそろう材料で簡単に作ることができますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
サイズを地面近くまで長くして、着替え時もできるようにアレンジしてみるのもおすすめです。
アウトドア用品の作り方が気になる方はこちらもチェック
暮らしーのでは、バックドアに付けるタイプのほかにもテント横に設置するタープの生地加工の方法や詳しい作り方と、そのコツを解説した記事をご用意しています。このほかキャンプギアの作り方が気になる方には、アウトドアだけでなく庭に設置しても快適な、ハンモックの自作方法もおすすめです。
簡単にタープが自作できる?オリジナルタープの作り方とコツを紹介!
キャンプの必需品タープを手軽に手作りするテックニックを学び、あなたのセンスを活かした個性的な“オリジナルマイタープ”を自作してみませんか? ...
【ハンモックの作り方】タイプ別に作り方をご紹介!
揺られながら、ハンモックでまったりとリラックスタイム、自作で出来る作り方があったら自分だけのオリジナルハンモックで寝てみたい。そんな貴方にピ...