クロスカブ110を運転するのに必要な免許
大人気のクロスカブシリーズ
Hondaが製造・販売をしている小型のバイクシリーズ「カブ」のシリーズはどれも大変な人気を集めています。中でもクロスカブは、軽快な操作・取り回しのよさやアウトドア感のあるデザイン、燃費のよさなど、数々の魅力を持っているバイクです。
クロスカブには50ccの原付一種モデルにあたるクロスカブ50と、原付二種モデルになるクロスカブ110の2種類が存在しています。それぞれ運転するのに必要な免許が違うのできちんと認識しておくのは大切です。
クロスカブ110を運転するのに必要な免許を解説!
そこで今回の記事では、特に「クロスカブ110」を運転するのに必要な免許について解説いたします。どの免許が必要で、実際に取得をするとしたら難易度的にはどれほどのものなのかチェックしていきましょう。
また、取得に際して必要な費用や日数の目安などについても解説いたします。クロスカブ110を運転してみたい方・憧れがある方はぜひご覧ください。なお、本記事は2022年6月16日時点の免許区分を前提に執筆されています。
必要なライセンス基本情報
普通自動車免許では運転できない!
まずお伝えしておきたい重要な事項が、「クロスカブ110は普通自動車免許では運転できない」というポイントです。クロスカブ110の排気量は109ccとなっています。50ccオーバーですので、区分としては原付二種にカテゴライズされるバイクです。
普通自動車免許で運転できるのは排気量50cc以下の原付一種になりますので、クロスカブ110を運転することはできません。
必要なのは「AT小型限定普通二輪免許」
クロスカブ110を運転するために必要なのは、AT小型限定普通二輪免許という免許になります。通称「AT小型限定免許」で、その名の通りオートマチック車限定の免許です。排気量が125cc以下の小型バイク・スクーターをカバーします。
オートマチックのみ運転できる免許になるので、一般的には原付二種のスクーター用免許というイメージが強い免許でしょう。
なぜギアがあるのにAT小型限定で運転できるの?
クロスカブ110には4速ギアが搭載されています。このことをご存知の方からすれば、AT限定免許なのに本当に乗っても大丈夫なのかを疑問に思うかもしれません。しかしご安心ください。クロスカブ110にはクラッチがないので「AT車」の扱いを受けます。
そのため、制度上クロスカブ110はAT限定免許での運転が可能となっているのです。ただし、実際に運転をする際には足でのシフトチェンジ操作が必要になる点は注意しましょう。
取得にかかる費用や日数などの目安を確認!
おおよそ10万円以内で取得が可能
クロスカブ110を運転するのに必要となるAT小型限定免許を取得するのに必要な費用は、地域や教習所によって異なります。必ずお近くの教習所に問い合わせて確認しましょう。おおよその目安としては6~10万円ほどになります。普通自動車免許と比較するとかなりリーズナブルなので、比較的トライしやすい料金だと言えるでしょう。
取得に必要な日数はどれぐらい?
「免許を新しく取得する」と聞くと、かなり時間がかかりそうなイメージを抱いてしまいがちです。確かに普通自動車免許であれば通常数ヶ月要するほか、バイクでも大型自動二輪免許であれば2週間ほど必要で、どちらも一定期間教習所に通う必要があります。
しかし、AT小型限定普通二輪免許は最短で僅か2日間で取得が可能です。2日~数日で取得ができるので、忙しい社会人や学生の方でも取得しやすい免許だと言えるでしょう。
教習所によっては2日コースを用意している
最短2日で取得可能なAT小型限定免許ですが、教習所によってはその「2日間で取得が可能なコース」を予め用意してくれている場合があります。カリキュラムをしっかりとこなせば本当に2日間で取得できてしまうので、時間の確保が難しい方などはぜひ実施している教習所を探してみてください。
難易度はどれほどのもの?
オートマなので初めてバイク・二輪に乗る方でも安心
AT小型限定免許は、その名の通りオートマの二輪車を運転するために必要な免許です。クラッチ操作などは求められないため、運転難易度は低く、初めてバイクを運転する方でも安心して取り組めるでしょう。
足つきもよく複雑な運転操作も求められないので、難易度としては比較的低い免許だと言えます。クロスカブ110に興味がある方は、ぜひ積極的に挑戦してみてください。
16才から取得が可能
AT小型限定普通二輪免許は、16才から取得ができるというのも大きな特徴の1つです。未成年・学生の内から取得ができます。行動範囲が大きく広げられるので、クロスカブ110を運転したい方はもちろん、自分の「足」が欲しい学生の方にもおすすめできる免許です。普通自動車免許を有していない高校生などでも6日間ほどで取得ができます。
50ccモデルなら原付一種扱い!
教習所通いが嫌な方は50ccモデルも視野に
ここまで、クロスカブ110を運転するのに必要となる免許についてチェックしてきました。いくら難易度が低い免許で最短2日間あれば取得できるとはいっても、新しく免許を取りに教習所に通うのは面倒だと感じる方もいらっしゃるでしょう。そんな方は、110ではなく同じくHondaが販売sている「クロスカブ50」も検討してみてください。
50ccモデルなら普通自動車免許で運転可能!
クロスカブ110よりも小型のモデルにあたるクロスカブ50の排気量は49ccです。ということは、排気量50cc以下の原付一種に区分されるバイクに該当します。これはいわゆる「原付」ですので、クロスカブ50は普通自動車免許でも運転可能です。
免許を新たに取得するのが面倒・時間がないという方は、クロスカブ50も選択肢として検討してみてください。
二段階右折などの義務があるので注意
ただし、クロスカブ50は原付一種なので、二段階右折など原付一種特有の義務が生じるのは注意しましょう。他にも制限速度が30kmだったり、2人乗りができなかったり、第1通行帯通行義務など原付特有の制約があります。
ただし、クロスカブ50はタイヤが14インチで非常に取り回しがよく、街中でのいわゆる「ちょい乗り」や細い道・路地裏などでの運転もしやすいというメリットもあります。ぜひ、クロスカブ110と50、自分に合った方を選んでください。
クロスカブ110はAT小型限定免許が必要
今回の記事では、Hondaのバイク・クロスカブ110を運転するのに必要となる免許について注目してきました。クロスカブ110の運転には、AT小型限定普通二輪免許の取得が必要です。ツーリングやバイクに興味がある方は挑戦してみてください。
最短2日間で取得可能なので、スケジュールなどの調整もしやすいですよ。費用も6~10万円ほどと、比較的リーズナブルです。また、16才からの取得ができるので高校生でも挑戦できますよ!
クロスカブ110に必要な免許が気になる方はこちらもチェック
今回はクロスカブ110の免許についてチェックしてきましたが、本サイトではクロスカブ110そのものに注目している特集記事を掲載中です。クロスカブ110が持つ魅力や特徴・スペック情報が気になる方は、ぜひ関連記事も併せてご覧ください。
また、ツーリングの際に必要な持ち物を紹介している記事など、バイクに関するさまざまなトピックを発信中です。初心者の方向けの記事も多数掲載中ですので、ぜひ本サイトをご活用いただければ幸いです。
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