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しまなみ海道のサイクリングコースガイド。初心者や気軽に楽しみたい方向けプランも!

広島から愛媛までを結ぶ「しまなみ海道」は、人気のサイクリングコース。瀬戸内海の美しい景色を見ながら走るサイクリングコースは、初心者から上級者までさまざまなルートがあります。今回は、しまなみ海道のサイクリングコースや、見どころをご紹介します。
2022年7月13日
commo
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しまなみ海道とは?

Photo by wonderstory

しまなみ海道とは、瀬戸内海にある大小の島々を7つの橋で結んだルートで、全長距離は約70kmの自動車専用道路。本州の起点は広島県尾道市で、四国の起点は愛媛県今治市となります。

しまなみ海道の美しい景色を満喫しながらのサイクリングはまさに最高。今回は、気軽にサイクリングを楽しみたい方や初心者の方におすすめのコースや周辺観光、アクセス方法をご紹介します。

サイクリングプランを立てる

コースを決める

Photo by nimame

せっかくだったら、全コースをすべて走破したいところですが、限られた日程の中でサイクリングをする場合は、ある程度コースを絞って楽しむことも必要です。自分にあったコースやアクセス方法を選んで、無理がないように走破できる計画を立てましょう。

自転車を予約する

Photo byPeggy_Marco

初心者の方や、気軽にサイクリングをしたい方は、レンタサイクルを利用しましょう。レンタサイクルの貸出・返却のできるターミナルと呼ばれる地点が尾道と今治にあわせて合計10地点あります。事前にHPからも予約が可能ですが、満車の場合は当日先着順になるので注意が必要です。

しまなみジャパン - しまなみ体験ナビゲーション
レンタサイクルの予約はこちらから

初心者におすすめ「向島一周コース」

①渡船で向島へ出発

あまり時間が取れない方や初心者の方におすすめのコースは、スタート地点の尾道から船で向島に渡り、島を一周走破する向島コースです。距離は約18kmで所要時間は2時間ほど。午前中にサイクリングをして午後は尾道市内の観光も楽しめます。

向島へは渡船がおすすめ

向島へ行くには、渡船を利用するか、直接自転車で橋を渡る方法があります。尾道大橋は交通量が多いので、安全を考慮すると渡船を利用するのがよいでしょう。

港へのアクセスは、まずJR尾道駅を出て海岸通り沿いを東に約7分進みます。尾道(土堂)発の「尾道渡船乗り場」があり、ここから向島(兼吉)まで所要時間約3分の船旅です。

おのみち渡し船(株)

  • 住所
    〒722-0073
    広島県尾道市向島1-4
  • 公式サイトURL
    https://onoport.jp/sightseeing/route-f.html
  • 電話番号
    0848-38-7761

②向島港からサイクリングスタート

スタート地点の向島(兼吉)に着いて、右折し南に2分ほど行くと、人気のパン屋さん「住田製パン所」があります。早朝6時からオープンしているので朝ご飯にピッタリですね。あんパンやメロンパンなど販売しています。人気のパン屋さんなので、ぜひ立ち寄ってみてください。
 

住田製パン所

  • 住所
    〒722-0073
    広島県尾道市向島24-1
  • 公式サイトURL
    http://www.sumidapan.jp/
  • 電話番号
    0848-44-0628
  • 営業時間
    AM6:00-PM19:30
  • 定休日
    年中無休

③県道317号から向島循環線を通り海岸線へ

県道317号に出て向島循環線を走行して島の東側に出ます。先ほどの、住田製パン所を出てすぐにラムネで人気の後藤鉱泉所があります。レトロな建物が特徴の「後藤鉱泉所」は、サイクリストの人気スポット。

ラムネで有名ですが、はちみつレモンやオレンジジュース、ミルクセーキなども販売されています。瓶で飲むラムネは、より一層おいしく感じますよね。休憩がてらぜひ立ち寄ってみてください。

後藤鉱泉所

  • 住所
    〒722-0073 
    広島県尾道市向島町755-2
  • 電話番号
    0848-44-1768
  • アクセス
    尾道渡船(向島側)から徒歩7分
  • 定休日
    不定休
  • 営業時間
    8:30~17:30

④向島の海岸線を一周サイクリング

島の東側に出たら、美しい瀬戸内海の景色を見ながら、県道377号線を南下します。所要時間約50分で因島大橋が見えてきます。立花臨海公園は、因島大橋の真下にある公園で、絶好の撮影スポットです。

ここから向島の西側の県道377号線を北上して最終地点の港まで所要時間約1時間です。帰りの渡船は、行きと運航会社は同じですが、到着港がJR尾道駅前すぐの向島(富浜)発の「駅前渡船」が便利です。

おのみち渡し船(株)

  • 住所
    〒722-0073
    広島県尾道市向島1-4
  • 公式サイトURL
    https://onoport.jp/sightseeing/route-f.html
  • 電話番号
    0848-38-7761

気軽に楽しむ「来島海峡大橋コース」

来島海峡大橋とは?

来島海峡大橋とは、瀬戸内海の大島と愛媛県今治市を結ぶ、3つの吊橋からなる世界初の3連吊橋です。全長距離は4,105m、自動車道に加えて自転車歩行者用、バイク用の道があります。

橋の上からは複雑な地形が作り出す渦潮を見られるほか、来島海峡展望台で望む美しい島々の景色と瀬戸内海に沈む夕日の風景は圧巻です。休憩の際にはぜひ、立ち寄ってみてください。

①サイクリングの拠点「サンライズ糸山」へ

今治駅から公共交通機関を利用する場合は、バス(所要時間は約20分)を利用します。マイカーやレンタカーでアクセスする場合は、しまなみ海道方面へ国道317号、県道161号を経由し、所要時間約11分で到着します。

しまなみ海道サイクリングの拠点ターミナル・サンライズ糸山には宿泊施設があり、宿泊される方には、JR波止浜駅から無料で専用バス(事前予約制)が利用できます。ここからスタートし来島海峡大橋をサイクリングしながら、「大島」まで向かいましょう。

今治市サイクリングターミナルサンライズ糸山

  • 住所
    〒794-0001
    愛媛県今治市砂場町2丁目8番1号
  • 公式サイトURL
    https://www.sunrise-itoyama.jp/
  • 駐車場
    あり
    施設前駐車場:30台
    第2駐車場
    ※混雑時は臨時駐車場あり
  • 電話番号
    0898-22-3911
  • 営業時間
    8:00-20:00

②来島海峡大橋サイクリング往復走破コース

来島海峡大橋往復走破コースの所要時間約4〜5時間、走行距離往復約8kmを走破する初心者向けサイクリングコースです。サンライズ糸山から来島海峡大橋は目の前で、サイクリングロードまでは、ループ状の橋を上がっていきます。

ループ途中には、来島海峡展望館があるのでサイクリング前にしまなみ海道の景色を眺めながら、来島海峡大橋の資料展示もあるので、来島海峡大橋の勉強してから渡るのもいいですね。

来島海峡展望館

  • 住所
    〒799-2111
    愛媛県今治市小浦町2丁目5-2
  • 公式サイトURL
    https://gogo-shimanami.jp/
  • 電話番号
    0898-41-5002
  • 駐車場
    あり
    無料駐車場:90台
  • 営業時間
    9:00〜18:00

③来島海峡大橋(第三大橋)を渡って馬島へ

ループ橋を上ったら、大島に向かってサイクリングスタートです。最初の橋を渡った地点に「馬島」があります。自転車も乗せられるエレベーターで地上まで降りると、壮大な瀬戸内海と海上を走行する船の景色を眺められます。

④大島を目指す


ここから第二大橋、第三大橋を走破し、橋を渡り終わったら、一般道(県道49号)へ出て、大島の道の駅「よしうみいきき館」へ立ち寄ります。サイクリングで空いたお腹を満たしてくれる七輪で味わう海鮮バーベキューが人気です。レストランには瀬戸内海の海の幸を味わえる定食や丼メニューもあります。

また、ここでは来島海峡のダイナミックな渦潮を間近で見られる観潮船に乗船できます。所要時間は、約50分の船旅です。時間がある方は、ぜひ瀬戸内海の大自然を体感してみてください。

道の駅よしうみいきいき館

  • 住所
    〒794-2114
    愛媛県今治市吉海町名4502-2
  • 公式サイトURL
    http://www.imabari-shimanami.jp/institution/
  • 電話番号
    0897-84-3710
  • 駐車場
    あり
    普通車100台・大型10台
  • 営業時間
    9:00-17:00
    レストラン10:00-16:00(ラストオーダー15:00)

中級者向け「しまなみ海道3島走破コース」

サイクリング&フェリーで瀬戸内海を満喫

Photo by nhayashida

瀬戸内海の島々の風景をゆっくり時間を掛けて楽しみたい方や、経験者の方におすすめの3島(向島・因島・生口島)を走破するコースで、尾道がスタート地点です。

走行距離は約30kmで所要時間は4時間ほどで、アクセス方法は往路サイクリング、復路は生口島からフェリーで尾道まで戻ります。

①尾道から出発!渡船で向島へ

Photo by onohiroki

スタート地点の尾道から向島までは船で移動します。JR尾道駅から徒歩3分の場所にある「駅前渡船」に乗船、約5分で向島に到着です。今回は西側の海岸線を経由して因島を目指します。

サイクリングロードの目印「ブルーライン」に沿って南へ下って行くと、右側に真っ赤な向島大橋が見えてきます。向島の港からは約30分のサイクリングコースで、橋の下には「立花臨海公園」があり、ダイナミックな因島大橋を下から見られる絶景コースです。

②向島から海賊のふるさと因島へ

出典:flickr.com

因島大橋の距離は約1,270mで自転車で約15分。今回は西側の海岸線沿いを走ります。因島大橋自転車入り口から西側へ国道317号線を海沿いに進み、県道366号を経由して20分ほどで「馬紙除虫菊畑」に到着します。

高台からは因島の情緒ある港の風景が見られます。さらに県道366号を20分ほど南下すると発酵がテーマの「HAKKOパーク」があるので、休憩がてら発酵ジュースを飲んでパワーチャージもおすすめです。「HAKKOパーク」から県道366号沿いに20分ほどで生口橋入り口に到着します。

HAKKOパーク

  • 住所
    〒722-2192
    広島県尾道市因島重井町5800-95
  • 公式サイトURL
    https://mandahakkopark.com
  • 電話番号
    0120-85-1589
  • 営業時間
    開園時間:10:00-17:00
    カフェ営業時間:10:00-17:00(L.O.16:30)
  • 定休日
    年末年始・水曜日
    ※水曜日が祝日の場合は営業

③因島からレモンとアートの生口島へ

出典:travel.yahoo.co.jp

因島から全長790mの生口橋を渡り、最終地点生口島へ到着です。「レモン島」とも呼ばれる生口島は、レモンの出荷量が日本一で有名な瀬戸田町があり、レモンを使ったスイーツやグルメもあるのでぜひ味わってみてください。

生口島へ入って、景色を見ながら島の西側、県道81号沿いを進みます。島内には野外彫刻が点在しているので、アートに触れながらサイクリングを楽しめます。

まるで地中海?おしゃれなカフェ

生口島に入り、50分ほど海岸サイクリングを楽しんでいるうちに、「未来心の丘」に到着します。真っ白な大理石で作られたモニュメントは青い海と空に映え、まるで海外のようです。

ここには、「カフェ・クオーレ」があり、休憩のときはぜひ、名物の瀬戸田レモンを使ったジュースやスイーツ味わってみてください。敷地内には、有形文化財に指定されている「耕三寺」の観光もおすすめです。

カフェクオーレ

  • 住所
    〒722-2411
    広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
  • 公式サイトURL
    https://www.kousanji.or.jp/shop.html#cuore
  • 電話番号
    0845-27-0800

④帰りはしまなみ海道クルージング

生口島サイクリングを満喫したら、帰りはのんびりしまなみ海道ミニクルーズ。船から見る瀬戸内海は、自転車とまた違った風景を見られます。「未来心の丘」から県道81号を通り、2分ほどで港に着きます。

尾道までは、約50分で到着します。フェリーは、全席自由席で当日予約でも可能です。あらかじめスケジュールが決まっている方やグループで乗船の方は、事前予約も可能なのでチェックしてみてください。


株式会社瀬戸内クルージング

しまなみ海道サイクリングの準備

サイクリングウェアの選び方

出典:amazon.co.jp

サイクリングでは、服装選びも重要です。寒い季節でもサイクリングをするうちに汗をかきます。汗をかいたままだと、風邪を引くなど体調を崩す原因になるので吸汗速乾性のある素材のインナーなどを持参するとよいでしょう。

長距離サイクリングをしているうちに、お尻が痛くなることがあります。お尻の部分にパッドがついているサイクルパンツなども販売されているので、チェックしてみてください。

自転車の選び方

しまなみ海道では、サイクリングをする際にレンタサイクルの利用が便利です。さまざまな種類の自転車から選べますが、日常と違い、自転車に長い距離乗車するので慣れないものや、高さなどが合わない場合は事故の原因になるので慎重に選びましょう。

体力に自信のない方は、電動アシスト自転車もあるのでおすすめです。レンタサイクルは事前予約が可能なので自分にあった自転車で楽しむためにも、事前予約をおすすめします。

予期せぬトラブルに準備する

サイクリングは、自然を満喫しながら楽しめるスポーツですが、さまざまなトラブルに遭ってしまう可能性もゼロではありません。サイクリングをスタートする前に、トラブル時の対処方法をチェックしておきましょう。

サイクリング中に自転車が故障したなど異常を感じたら、無理に走行せず、センターへ連絡しましょう。しまなみジャパン公式HPから予約した場合は、レスキューセンターで対応してくれます。時間外の場合の対応施設もあるので安心ですね。

しまなみジャパンレンタサイクル予約

レンタサイクルでしまなみ海道を満喫しよう

美しい景色を眺めながら自分のペースで進むことのできるサイクリングは人気の旅のスタイルです。一方、自然と向き合う旅のため、体調管理や無理のないプランを計画するなど準備が大切な旅でもあります。

今回は、しまなみ海道サイクリングで初心者から中級の方向けコースや、アクセス方法、観光スポットをご紹介しました。これから、しまなみ海道サイクリングに挑戦される方の参考にして頂ければ幸いです。

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