定番からアレンジまで揚げ物の食べ方をご紹介
人気のメバルの唐揚げをアレンジレシピで楽しもう
メバルは唐揚げにして美味しいとされ、定食屋・和食料理店や居酒屋・家庭料理と、幅広い食のシーンに登場する人気の魚です。
外食で食べる時にも、下ごしらえの味付けはもちろんのこと揚げ方・タレにも工夫がされており、今まで食べたことのないような美味しいメバルの唐揚げに出会えます。唐揚げの味付けの奥深さに驚くこともあるでしょう。
ご家庭でメバルを唐揚げにする時でも、骨までパリッと揚げる方法・違った味や食感が楽しめる簡単で美味しいタレとバリエーションで献立を増やしてみてはいかがでしょう。
刺し身や煮付けに向かない小魚も唐揚げで美味しく
そんなメバルが唐揚げによくされるのは、美味しいだけでなくほかに理由があります。それが、サイズが小さくて刺し身や煮付けには適さないような小魚も捨てずに美味しく食べられることです。
小さなメバルが安く売られている時・釣り上げたメバルのサイズが刺し身や煮付けには小さいと感じた時にも、唐揚げにして食べてみてはいかがでしょうか。
今回はメバルの美味しい唐揚げの作り方と、そのコツをご紹介いたします。どれもおすすめで汎用性があるものばかりですので、メバル以外の唐揚げのタレアレンジとしてもぜひご活用ください。
シンプルに塩で食べるメバルの唐揚げレシピ
揚げたてが美味しい!シンプルな味付けの唐揚げ
シンプルな味付けながら、塩に味の素を入れた素塩を使うことによりより美味しくいただけるレシピです。メバルは小さなサイズを使うことで、頭から身・骨まで堪能できます。おつまみとしてだけでなく、食事の献立のメニューにもご活用ください。
作り方のコツ・ポイント
小型のメバルの唐揚げ用の下ごしらえ・捌き方
頭までウロコを取ったメバルの腹を上にして、エラの周りに包丁で切り込みを入れエラを外します。頭を手前にし、背中から包丁を入れ頭も半分にカットしてください。反対側も同様にして骨と身の間に包丁を入れてから、骨だけ切り落とし内臓を取り除きましょう。これでメバルの下ごしらえは完了です。
小型のメバルの唐揚げの揚げ方と味付け
フライパンや揚げ物用鍋にたっぷりの油を入れ、160度まで熱してください。メバルには下味は付けず片栗粉のみをまぶしてじっくりと揚げていきます。このとき取り外した中骨も同様に唐揚げにして召し上がれるので、骨まで残さずお楽しみください。
カラッと揚がったメバルの唐揚げに、アジシオと味の素をあわせた調味料をかけ、揚げたてを食べるのが美味しいレシピです。
メバル 小サイズ5尾
片栗粉 適量
揚げ油
素塩(アジシオ・味の素 6:4の割合) 適量
野菜も一緒にメバルの唐揚げあんかけレシピ
しっとりとサクッのコンビネーションが人気
あんかけは大人だけでなく子供にも人気のメニューです。作りたてをいただくことにより、タレが染みて柔らかくなった部分とまだ染みておらずカリッとした食感が残るふたつの美味しさが楽しめます。
中くらいのサイズのメバルを3枚におろして身と骨別々に唐揚げにして、美味しい野菜あんかけでいただく方法をご紹介いたしましょう。
作り方のコツ・ポイント
中から大きなサイズのメバルの捌き方や下ごしらえ
頭や骨まで唐揚げにしていただくには、中・大サイズは身と一緒だと揚げ時間の関係で美味しくできません。身と骨・頭の2つに分けてそれぞれ揚げ時間を調整しやすくします。
3枚おろしにしたら余分な水分を取り除くために、塩コショウを振ります。バットなどにメバルを並べ、キッチンペーパーをかけた上からラップをして30分ほど置いてから唐揚げにしていきましょう。
唐揚げのコツと野菜あんかけの作り方
まずは野菜のあんかけ作りからはじめます。野菜はそれぞれ細切りや薄切りといった、火の通りやすい形にカットして準備してください。小鍋に水と市販のつゆの素を入れたところに野菜を投入し火が通るまで煮込んでおきます。
フライパンに油を熱し、片栗粉をまぶしたメバルを入れて唐揚げにしていきます。このとき火が通りにくい時間のかかる骨から入れるのがおすすめです。この時油から出ている部分に、お玉などを用い熱い油をかけることでカリッと仕上がります。残った片栗粉に水を加え、野菜のあんかけのとろみを付けて唐揚げにかけて完成です。
メバル 中サイズ1尾
片栗粉 適量
ニンジン・小松菜・玉ねぎ・しいたけ 食べたい量
水と市販のめんつゆ パッケージのつゆの割合で薄める
砂糖と酢 1.5:2の割合
水溶き片栗粉用の水 少々
塩コショウ 適量
魚の基本の捌き方はこちらの記事がおすすめ
動画ではよくわからない部分があった場合は、暮らしーののこちらの記事もお役に立ちます。魚の刺し身・3枚おろしの基本のやり方をご覧ください。
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メバルの唐揚げを合わせ酢で食べるレシピ
揚げたてでも味が染みても美味しいレシピ
こちらは瀬戸内の石の島というところで食べられている、伝統的なレシピです。作り方はとても簡単で通常のメバルの唐揚げを揚げたての状態で合わせ酢のタレにつけいただけます。
あんかけのように別途タレやあんを加熱する必要もありませんので、コンロが1口しかないという方でも作りやすく作りたてをお召し上がりいただきやすいレシピです。
作り方のコツ・ポイント
骨やヒレなどはそのまま揚げて食べられる小から中サイズくらいまでのメバルが適しています。メバルはウロコをとり頭を落としてから、内臓は腹ごと包丁で切り取ってしまう簡単な下ごしらえの方法で作ることが可能です。
フライパンにお好みの揚げ衣を付けたメバルを入れて唐揚げにし、調味料をあわせたものを揚げたてにかけてください。パリッと感がお好きな方は付けてすぐに、タレの味をより楽しみたい場合はしばらく時間を置いてとお好みの食べ方でお楽しみいただけます。
骨や頭も一緒に唐揚げにするコツ
メバルを骨と身に分けず一緒に揚げてしまう唐揚げの作り方はこちらの動画でご確認いただけます。動画のような大きなサイズの場合は、頭と背に包丁を入れて火の通りをよくするのがおすすめです。
揚げ衣となる片栗粉は、この背の切り込み部分やエラや内臓を取り除いた穴部分にもしっかりと、指につけた粉を塗り込むように付けることで全体にカラッと美味しく仕上がるでしょう。
このような下処理をした場合、油の温度は菜箸を入れて軽く泡が出る程度の低温にしてください。揚げ時間の目安は、片面7分ずつで両面で14分分となっています。
メバル小 10匹くらい
砂糖 カップ1
酢 カップ8分目
みりん カップ半分
醤油 3まわし
味の素 3振り
こちらはクックパッドのレシピをご紹介しています。詳しい作り方と、料理の作り方工程の画像を下のリンク先からご確認いただけますので、ぜひご活用ください。
小魚を骨までばりばり美味しく食べよう
今回は小さめのメバルも上手に美味しくいただける、メバルの唐揚げの作り方・捌き方とおすすめのタレ・あんかけの味付けバリエーションで食べるレシピをご紹介いたしまた。いかがでしたでしょうか。
大きなメバルは刺し身や煮付けにしても美味しくいただけますが、それには少し小さくて不向きなサイズは唐揚げにすると骨までばりばりと食べられて絶品です!
今回ご紹介したレシピの中で気になったものがありましたら、ぜひご自分でもお試しになってその味や食感の違いを楽しんでみられてはいかがでしょうか。
唐揚げ料理が気になる方はこちらもチェック
暮らしーのではメバルのほかにも、カナガラシという魚の食べ方レシピもご紹介しています。魚以外でもキャンプで小型フライパンやスキレットで唐揚げを作るコツなども発信していますので、アウトドアで唐揚げを作りたいという方にもお役立ていただけるでしょう。
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