固めるテンプル
IWATANI ジュニアコンパクトバーナー
はじめに
あなたはキャンプでのお料理レパートリーにお困りではありませんか?キャンプで行う料理は揚げ物などの手の込んだ料理以外を選択するという方も多いでしょう。
しかし何度もキャンプを重ねていくうちに、禁断の揚げ物が食べたいと思うこともあるのではないでしょうか。今回はスキレットでの簡単揚げ物のレシピをご紹介していきましょう。(この記事は2021/11/30時点の情報をもとに作成されています。)
揚げ物を簡単に作るには?
簡単に揚げ物が作れたらキャンプでのあと1品に追加して、よりボリュームと満足感のある素敵な食卓にしたいという瞬間が幾度あったでしょう。
しかし①片付け面倒②油の量が必要③油はねが怖いなど、揚げ物をする決断をするまでに沸き起こるさまざまな感情に邪魔されていませんか?キャンプの食卓をもっと楽しくするために揚げ物を簡単に調理するための極意をまとめました。
アウトドアでの揚げ物は実は簡単?
自宅のキッチンだとしてもハードルが高い揚げ物は実はキャンプでの方がやりやすい疑惑があります。キャンプでの揚げ物はキッチンのようにはねた油を拭かなくてもよく、逃げ場が広々としているからです。揚げ物が億劫になる理由の1つである油はねの怖さと面倒くささが少しやわらいだのではないでしょうか。
揚げ物するなら便利グッズとアイデアに頼ろう
揚げ物のハードルを下げる方法の1つに便利グッズの使用があります。油を固めて燃えるゴミに捨てられる便利アイテムはキャンプでの揚げ物でも大活躍でしょう。
使ったことがない方も、キャンプでは新しいギアを試すのも醍醐味の1つですから試してみると面白いかもしれません。大切なことはキャンプはすべて手作り手作業でなくてもいいということです。便利なものも使ってOKとすることでキャンプを楽しむ時間が増えるでしょう。
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キャンプ飯に意外と向いてる揚げ物“唐揚げ”
唐揚げのレシピは鶏肉に味を滲みこませて衣をまとわせるだけで完成する、揚げ物の中では意外と時間と手間がかからない簡単な料理です。行程もさほどないだけでなくフライなどのように何回も粉にまぶす必要もありません。
また唐揚げは他の揚げ物と違って、炒め物のときにフライパンに敷く油よりも少し多め程度の油でも可能なため、応用が利くという点でもキャンプ飯に向いています。
スキレット唐揚げの材料
今回はスキレットでの揚げ物方法をご紹介しましょう。スキレットは今ご家庭でも使われるほどに人気があり、キャンプでもスキレットで調理しそのまま食卓に出すお洒落レシピが流行しています。
そのためお持ちの方も多いスキレットでの揚げ物方法を注意点なども交えながらお伝えしていきましょう。スキレットで揚げ物をすることでスキレットへのシーズニング効果も得られるため一石二鳥です。
スキレット唐揚げに必要な調理器具
用意する調理器具
- スキレット
- ポリ袋(あれば2枚)
- まな板
- ナイフ
- 布巾
- 軍手など手袋
- キッチンペーパー
- 油処理用固めるキット
- バーナー
必要な調理器具は基本的に料理を伴うキャンプでも持ち物の中にほとんどがあるものでしょう。ポリ袋は今回の唐揚げの必須アイテムですが揚げ物をしなくてもキャンプでの余った食材の保管、ゴミ袋や衛生手袋的な使い方もできて便利です。
スキレットはキャンプに1つあるだけで朝食の目玉焼きから夕食のアヒージョなどまで幅広く使えます。深さがそれなりにあり油との相性がいいスキレットは、揚げ物にもぴったりなのです。
唐揚げは道具次第でより簡単に
普段の調理器具はかさばる原因にもなるためキャンプではポリ袋で代用しましょう。キャンプでのごみの処理用などに持ち歩くキャンパーも多いポリ袋は、鶏肉も調味料も全て入れて揉み込むことができます。ジップロックなら余ったお肉を保存しておきやすいでしょう。こうした工夫をすればますますキャンプでの揚げ物が簡単になるのです。
スキレット唐揚げに必要な食材
用意する食材
- 鶏もも肉・・・1枚(300g程度)
- にんにくチューブ・・・2cm
- しょうがチューブ・・・2cm
- 醤油・・・大さじ2
- 酒・・・大さじ1
- 薄力粉・・・大さじ1
- 片栗粉・・・大さじ2
- 揚げ油(サラダ油など)・・・スキレットの4分目程度
今回の唐揚げレシピは食材もなるべく材料を減らしたレシピでご紹介しています。本当はマヨネーズを入れると美味しいのですがベーシックな材料は上記の通りです。マヨネーズもキャンプに持っていくという方でしたら、大さじ1強くらい入れてみることをおすすめします。それでは唐揚げをスキレットで作る方法をご紹介していきましょう。
スキレット唐揚げのレシピと作り方!
ここからは時間が掛からない簡単なスキレット唐揚げの作り方について詳しく紹介していきます。スキレットを使うからこその注意点も交えて紹介するためそちらも合わせてご覧ください。お手持ちのエプロンのリボンをキュッと結んだら調理開始です!ちなみにライターはワークマンで販売されているフィールドコアのエプロンを使用しています。
①下ごしらえ
まずは鶏もも肉をひとくち大にナイフで切りポリ袋の中にそのままいれましょう。そのポリ袋の中に直接にんにくチューブ、しょうがチューブ、醤油、酒、あればマヨネーズを入れて袋の上からもみ込みます。
十分にもみ込んだら袋の口を閉じて15分ほどおきましょう。時間があれば30分ほど置くと味がより滲み込みます。たったこれだけで下ごしらえは完了です。
②粉と混ぜる
15分経ったら袋に小麦粉と片栗粉をいれて振りましょう。片栗粉だけでもサクッと美味しい唐揚げができるので、もし材料を少しでも少なくしたい方は参考にしてください。ここで注意するのは水分です。もし余裕があるのなら唐揚げをキッチンペーパーで少し拭いて別のポリ袋で粉をまぶすと、この後の加熱の工程での油はね被害が少なく済みます。
③揚げる
いよいよ唐揚げをスキレットで揚げていきましょう。今回ライターはIWATANIのジュニアコンパクトバーナー使用です。スキレットの高さ半分くらいまでの揚げ油を用意しましょう。
箸先に衣をまとわせ温めた揚げ油に入れてジュッと音がしたらお肉を投入します。気泡が小さくなってきて唐揚げらしいいい色になったら完成です。油少なめで作る場合はひっくり返しながら揚げ焼きします。
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スキレット唐揚げの注意点
アウトドアにはお家のキッチンにあるような揚げ物専用鍋や油の温度を測る調理器具もないことがほとんどです。しかしそんな不完全な環境でも揚げ物はできます!最近では持っている方も多いスキレットで唐揚げを揚げる際のコツや注意点をご紹介していきましょう。
注意点①加熱時のスキレットに注意!
ライターもそうだったのですがスキレットの取っ手の熱さに悶絶します。必ず熱に強い素材の手袋と布巾を使用しましょう。焚き火用グローブは物によって薪をくべる用で120度程度の耐熱であることもあるため、180度などでする揚げ物調理には不十分である可能性があります。お持ちのグローブの適正を確認しましょう。
注意点②揚げ物するときは油はね対策で長袖を
例え夏のキャンプでスキレット唐揚げをするとしても長袖を着用することをおすすめします。アウトドアでの唐揚げは油がはねても逃げ場は広々していますが、それでも生身の腕や手に飛ぶ可能性があり注意が必要です。手は手袋、腕は長袖で守るようにしましょう。
注意点③外気の温度によっても出来が異なる!
スキレットでの唐揚げをする際にはバーナーやカセットコンロなど比較的安定した火のもとで行いますが、それでも風や外気の影響を受けて油が温まりにくい場合などがあります。唐揚げをする場合は片手間で行わないようにしましょう。風が強い場合は油の入ったスキレットが倒れないように、熱さ対策をした手で押さえながら調理を行うと安全です。
おわりに
ポリ袋を使えば簡単にできてしまう唐揚げは、意外とアウトドア飯に向いているのではないでしょうか。むしろ油はねに悩んでいる人にとってはアウトドア環境のほうが思う存分唐揚げを揚げられるかもしれませんね。それでは美味しいおかずをたくさんテーブルに並べて仲間との団欒が楽しいキャンプに行ってらっしゃいませ!
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出典:ライター撮影