MIZUNO スイムタオルN2JY501068
Speedo マイクロスポーツセームタオル SE62050
吸い上げて排水!圧倒的な吸水タオルをご紹介
バケツのように使えるタオル
風呂上がりの濡れた体を拭いたり汗をふいたりと、タオル類は水分を吸収して取り除く目的で使われることも多い布製品です。しかしその吸水力には限界があって、キャパシティ以上の水分を吸おうとしてもあまり意味がありませんね。
しかし高機能タオルの中には、通常のタオルの数倍の吸水性をもっていて、バケツのように水分を取り除けるタオルがあります。
セームタオルの特徴や使い方レクチャー
今回はそんな高機能なタオル「セームタオル」の詳しい特徴や素材についての解説・沢登りや川下り・プールや釣りといった、水辺のシーンでの便利な使い方についてレクチャーいたします。またセームタオルを使う上で注意しなければいけないちょっとした使い方ポイントも、ぜひチェックして効果的に活用してください。
セームタオルの素材とそれによる効果を解説
セームタオルは主にPVAスポンジ
セームタオルの素材はポリビニルアルコールスポンジです。通常のスポンジとして扱われる場合、中の90%以上が空洞になっていて吸水性と水に対する親和性がとても高いスポンジとなっています。
それを薄くタオル状に加工したものが、セームタオルと呼ばれるものです。そのため通常のタオルが繊維を編んだり織ったりして作られているのとはちがって、スポンジ状で拭き跡に繊維は残りません。その代わり強くつまんで引っ張る力を加えることでちぎれてしまいます。
絞ればほぼ完全に吸水性が復活し排水効果バツグン
セームタオル(PVAスポンジ)の水の親和性が高いということは、水に触れさせるだけで人が何らかのアクションをしなくてもスムーズに吸水してくれるということです。空洞が90%ということは、タオルの体積の90%は確実に水分を吸えます。通常のタオルでは、ここまでの水の親和性や吸水率はありません。
吸水性が高いといわれるマイクロファイバータオルとの違い
高機能タオルにもいろいろな種類があり、セームタオルとよく似た吸水性の高さをうたったタオルのひとつとして、マイクロファイバータオルがあります。このふたつの違いは、見た目・肌触り・吸水性能の差です。下にマイクロファイバータオルとセームタオルの性能差を、わかりやすく表にしましたのでご参照ください。
マイクロファイバータオルとセームタオルの違い一覧表
セームタオル | 効果 | マイクロファイバータオル |
---|---|---|
ごわごわ | 乾いている時の肌触り | ふかふか |
皮のように薄手 | 見た目 | 厚みがあり空気を含んでいる |
非常に高い | 吸水性 | セームタオルに圧倒的に劣る |
手洗い | 洗濯 | 洗濯機OK |
注意が必要 (記事中で説明) |
保存 | 通常のタオルと同様に |
セームタオルの一般的な用途
用途1.洗車用タオル
もともとセームタオルのセームという言葉の意味は、洗車やメガネ拭き・貴金属などを拭くセーム革という製品に似せて作られたことに由来しています。
セーム革は皮ですから毛羽立ちが起こらず、ニ度拭きの手間が不要な素材です。そのため洗車時の拭き取り・拭き上げ作業に重宝します。セーム革を参考に作られたセームタオルも、前述の水をよく吸う性質から洗車後の拭き取りに適した素材です。
水に濡らすと適度なやわらかさを持つため、拭いている車のボディを傷つけにくいというメリットもあります。
用途2.スイムタオル
車を持っていない人や子供でも、セームタオルは重宝します。それは水をよく吸うところを利用した、体拭き用タオルとしててです。
セームタオルは別名スイムタオルという名称でも売られていることが多く、プールでの体ふきとしてすぐれた効果があることからスポーツ用品店などでも売られています。
用途3.川遊びなどアウトドアに
スイムタオルと同じ使い方ではありますが、セームタオルはアウトドアにおいても、川遊びで濡れた足や手を拭く・雨で濡れた椅子やテーブルなど屋外用用インテリアを素早く拭いて乾かすのにもおすすめのタオルです。
また濡らしてしぼった状態だと、冷却タオルの代わりにも利用できます。外遊びでほてった腕などの部位に濡らしたセームタオルを当てると、水分の気化熱で一時的に体を冷やしてくれるでしょう。
セームタオルの上手な持ち運び・保存方法
セームタオルの持ち運びのコツ
セームタオルをアウトドアなどに持ち運びする時には、一度濡らして絞ったものをプラスチックケースや密封できるビニール袋に入れるのがよくやられる持ち運び方です。
川遊びなどアウトドアでの使用は特に、使いたい時にセームタオルを浸して濡らすだけの水がない場合もあります。前述の冷却タオルがわりに水道や清流などが近くにない屋外でセームタオルを使う場合は、このようにすぐ使えるようにしておくことが大切です。
セームタオルの保存方法
セームタオルの保存方法は、濡らしたまま保存するやり方と感想させて保存する方法の2通りあります。頻繁に使う場合は濡らしたまま保存する方が使いやすく便利です。
しかし濡らしたまま保存するとカビが生えたり、雑菌が繁殖してにおいが出ることもあります。使う頻度や季節によって濡らしたままケースや袋に入れて保存するか、一度洗ってきれいにまっすぐな状態で乾かして保存するかを選択してみてはいかがでしょうか。
おすすめのセームタオル2選
MIZUNO スイムタオル
MIZUNO スイムタオルN2JY501068
サイズ | 44×68cm |
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ミズノのプール用のセームタオルは肌触りもよく、サイズ展開も豊富でいろいろな種類の中からお気に入りのカラーが選べます。子供さん用にはキャラクターが付いたデザインも人気があります。ご紹介しているのは、一般的に髪や体を拭くのに使いやすい、少し大きめなお風呂タオル程度の大きさのセームタオルです。
Speedo マイクロスポーツセームタオル SE62050
Speedo マイクロスポーツセームタオル SE62050
サイズ | 100×30cm |
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Speedoもスポーツ用セームタオルでは人気があるブランドです。こちらのセームタオルの特徴はよくあるPVAスポンジを使っていないタオルであるというところです。
そのため乾くとごわごわする肌触りが解消されています。大きめなバスタオルサイズで、旅行用のバスタオルとして・海水浴用の体拭きとしても便利に使える大きさです。PVAスポンジ製のセームタオルと違い、乾いても折り畳めるので持ち運びにも困りません。
持ち運びに便利なおしゃれなボトルケース付き
Speedoのマイクロスポーツセームタオルは、写真のようなおしゃれなボトルケース付きです。上部持ち手の部分を登山用ザックなどに吊り下げて、持ち運ぶのにもむいています。
ご紹介したものはバスタオルサイズですが、もっと小さな浴用タオルサイズも同じボトル入りシリーズとしてラインナップされていますので、シーンに合わせてお選びください。
高機能タオルを上手に活用しよう
今回はPVAスポンジで作られた人工セーム革という意味のセームタオルについてご紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか。
マイクロファイバーと違い吸水力が衰えないのが魅力ですが、濡らした状態でないと効果が発揮できないので少し使い方に癖があるタオルです。
その癖を理解して持ち運び方や保存方法を工夫し、うまく活用するのがセームタオル活用のコツとなります。吸水タオル・冷感タオル代わりとして、アウトドアシーンに1枚持っておくと便利なタオルとなってくれるでしょう。
いろいろなタオルが気になる方はこちらもチェック
セームタオルのほかにも高機能タオルはいろいろあります。暮らしーのでは、超吸水・超速乾などさまざまな高機能タオルについての解説・おすすめのご紹介記事をご用意しています。それぞれのタオルの意味が気になる方も、是非合わせてこちらの記事をご覧ください。
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