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【知らない人は損してる!】ダッチオーブンで作る本格無水カレーのレシピを大公開!

近年はアウトドアのカレーレシピも進化して、ダッチオーブンで作る無水カレーも定番になりつつあります。今回は無水カレーの美味しさの理由と、ダッチオーブンで作る本格派カレーレシピをご紹介いたします。バーベキューやキャンプシーンでぜひご活用ください。
2022年5月24日
佐藤3
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ダッチオーブンで無水カレーを作ろう

無水カレーは濃厚で美味しいカレー

カレーはその家ごとに味があるといわれるほど日本の定番家庭料理です。もし濃厚なカレーがお好きな方ならば、近年話題の無水カレーを作ってみてはいかがでしょうか。

無水カレーを作るのには煮込み料理に適したダッチオーブンのような重い蓋で圧力がかかる鍋が適しています。一口食べれば普通のカレーとの味の違いに驚く野菜の甘さが溶け出した美味しいカレーをお試しください。

蓋がしっかりと閉まるダッチオーブンは無水カレーに適した鍋

無水カレーはダッチオーブンという鍋と相性がよいとお話しましたが、こちらはキャンプで人気の調理用品となっています。キャンプのほかにもバーベキューなど屋外で調理するのにおすすめです。

ダッチオーブンを使うことで、無水カレーのよさを引き出し、さらに比較的簡単にカレーを作ることができます。今回は無水カレーの特徴や美味しく仕上げるコツ・ダッチオーブンの使い方と共にバーベキューシーンにも役立つ本格的な無水カレーレシピをご紹介いたします。

無水カレーとは?水は本当に不要か

無水カレーとは水を使わないカレーのこと

無水カレーとは読んで字のごとく水を使わないカレーレシピです。カレールーは特にこげやすい食材なので、カレーを作ったことがある方ならば、無水で本当に大丈夫なのかと思われる方も多いでしょう。

たしかに失敗すると焦げる可能性は高いです。しかし食材を選び火加減や煮込み時間を間違えないようにし、しっかりと蓋をして水分も逃しにくいダッチオーブンを使うことで、無水カレーは初心者でも簡単に作ることができるようになっています。

水分の出る野菜を使えば水は使わなくてもカレーができる

無水カレーには水を使いませんが、その代わりに野菜の水分を利用します。水を入れた調理では気づきづらいですが、実は野菜からは驚くほど水分が出るのです。そのため意外と水を入れなくても焦げることはありません。

また野菜から出た水分には、もちろん野菜の旨味も当然含まれています。野菜や肉の旨味が水で薄まることなく作れる無水カレーのレシピは、今までのカレーの味をよい意味で裏切ってくれるレシピといえるでしょう。

無水カレーにトマトが欠かせない理由

無水カレーは現代インドカレーのレシピと似ている

Photo byKirtip

先程野菜から出る水分でカレーを作るのが無水カレーだと申し上げましたが、水分が多い野菜なら何でもよいというわけではありません。ぜひ入れて欲しい野菜にトマトがあります。無水カレーを作る時は必ずトマトを入れてください。

これは無水カレーの元祖ともいえる本場インド料理の現代カレーの作り方に準拠した作り方となっています。そのため完成したときに、より本格的なカレーだと感じる人が多いです。

トマトは野菜の旨味・グルタミン酸が豊富な野菜

Photo by TAKA@P.P.R.S

それでは、なぜインドではカレーにトマトを入れて煮込むのかその理由をご説明しましょう。まずトマトに多く含まれるグルタミン酸という旨味成分があります。

このグルタミン酸だけでも、煮詰まり濃縮されることで野菜ブイヨンといわれるの美味しさを感じる成分なのです。

グルタミン酸とイノシン酸が合わさると濃厚になる

一方カレーの多くには野菜のほかにも鶏肉や豚肉・牛肉といった肉類が入ります。この肉類にはまた別に旨味であるイノシン酸が含まれる食材です。

このイノシン酸とトマトのグルタミン酸がまじり合うことで味の深み(旨味の重ねがけ)がおこります。そのためトマトを入れた無水カレーは、入れないものよりも、より本格的で濃厚な味に感じるのです。

無水カレーでトマト缶を使うならホールトマトで

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ホールトマトに使われる長細いイタリアントマトは、煮込み料理に入れて旨味が出る品種です。まるごと使用していることから中に種が入っているのもポイントで、酸味の強い種と甘みのある果肉部分の差によってトマトのグルタミン酸の旨味が引き立つといわれています。

一方カットトマトはホールトマトとは違い種を取り除いた硬い果肉の品種を使用しています。そのため旨味の重ねがなくフレッシュさを味わう用のトマト缶なのが特徴です。

キャンプ向き無水カレーレシピと鍋の使い方

ダッチオーブンで無水カレーを美味しく作るコツ

市販のカレールーで無水カレーが作りたいという方のために、ルー使用のダッチオーブンの無水カレーレシピもご紹介いたします。こちらは材料はシンプルで基本ともいえる作り方ですが、それだけにダッチオーブンでの無水カレーの使い方がよくわかるレシピです。

基本的でシンプルだけど美味しい無水カレーの材料

トマト中 3個
ジャガイモ小 2個
にんじん中 1本
にんにく 2片
豚肉 200
カレールウ 4~5皿分

引用:ダッチオーブン料理 無水カレー キャンプ料理の定番のカレーライス。今回は夏野菜で無水調理です。

スパイスを合わせて自分でルーを作るレシピとくらべて、とてもシンプルな少ない材料で作れるのがこのレシピが簡単でよいところです。

にんじんやじゃがいもといった火が通りにくい根菜類を上手に調理するため、ダッチオーブンの重い蓋の圧力がかかる煮込み料理法はとても適しています。自宅で圧力鍋で作る方法と通常の鍋で作る中間くらい時間も短縮できます。


無水カレーの作り方のポイント

Photo byAlexei_other

無水カレーで水は加えず野菜から出す形で作るため、序盤に焦げやすいものを鍋底に入れるのを避け一番最初にカットしたトマトを入れてからそのほかの具材を入れるようにしてください。

レシピではトマトと玉ねぎ(どちらもたくさん水分が出る野菜)を入れてから、じゃがいもとトマトを入れています。じゃがいもとトマトは煮えやすいようにあまりゴロっとさせずに少し厚切り程度にとどめておくのがコツです。

鍋はあらかじめ温めておくとよい

ダッチオーブンは重い蓋の圧力調理のほかに、保温性が高いのも無水カレーのような煮込み料理が得意なところです。その特性を十分に引き出すために、あらかじめ鍋は温めておくことをおすすめします。ただし、中にはテフロン加工されたダッチオーブンもありますので、こちらの場合は空焚きするとテフロンが剥がれてしまいますので予熱はしないでください。

ルーもカレー粉も使わない無水カレーレシピ

好みのスパイスを合わせてオリジナル無水カレーを作る

こちらはよりオリジナリティを出したい人向けの、市販のルーを使わないレシピの中でもあまりたくさんのスパイスを使わない、それでもとっても本格的な刺激と香り・カレーらしい色が出るおすすめのレシピです。

肉類を鶏肉を使っていますので、鶏肉に合うスパイスともいいかえることもできます。豚や牛肉を使ってもまずいということはありませんが、まずは鶏肉で作ってみてください。

スパイスから調合して自作する無水カレーの材料

Photo bychefsunilusa

・玉ねぎ 1個(スライス)具材用
・オリーブオイル 適量
・にんにく 1個(すりおろし)
・生姜 15g(すりおろし)
・カットトマト 100g
・玉ねぎ 1個(すりおろし)
・クミン 3g
・コリアンダー 3g
・ターメリック 3g
・クローブ 1g
・塩 8g
・トマト 5個(湯むき)
・鶏もも肉 540g
・濃口醤油 5g
・ウスターソース 5g

引用:おすすめはしません。他の食べれなくなるから【無水カレー】

本格的な無水カレーには、カレーに入れるポピュラーな野菜類(にんじんなど)のほかに水分を出す要員の玉ねぎ・トマトはもちろんのこと、生姜やにんにくなどスパイスと合わせて風味付けにする香りの野菜も入れているのが特徴です。

ルーで作る無水カレーにも、これらの香り野菜を入れることでまた違った風味がでますので、自分のお好みの香り野菜を選んで入れてみてください。

カレー用におすすめのスパイス例

基本的にスパイスを合わせて作るカレーの基本は上記材料のクミン・コリアンダー・ターメリックの3つがベースとなります。ここに辛味を加えたい方はレッドペッパーをいれてください。

市販のカレールーではカルダモンが入っているものも多いです。そこにさらにカレーらしい香りづけとして加えるならば、シナモンやナツメグも使われますがこちらはあくまでもお好みとなります。ちなみにカレーの黄色い色はターメリック(ウコン)の色です。

スパイスから作る無水カレーの作り方のコツ


野菜と鶏肉のカット

Photo by bvalium

自分でスパイスをミックスして作るカレールーにおいて、玉ねぎは具材用とルー用で2個使います。1個は生姜・にんにくと一緒にすりおろして用意してください。もう1個は具材ですので薄く食べやすいようにスライスして準備します。

鶏もも肉はすじがありますので、しっかりとお掃除してから食べやすい1口大にカットしておいてください。生トマトは皮を剥きこちらも1口大のサイコロ上にカットします。

自家製のルー作りから完成まで

まずは油を敷いていない鍋でスパイスを乾煎りして香りを立たせます。別鍋ですりおろし野菜カットしたトマトでチャツネを作り、ルーと玉ねぎスライスを加えて煮込みます。ダッチオーブンの場合は普通に蓋を閉めるだけで動画と同じに作れるのでご安心ください。

火力は弱火で煮込み時間は5分が目安です。時間が経過してしっかりと野菜から水分が出たら、あらかじめ炒めておいた鶏肉を加えてさらにもうひと煮込みして完成です。

ダッチオーブンの煮込みは弱火で長時間が美味しく完成させるコツ

しっかりと予熱をしたダッチオーブンに材料を入れて煮込み、水分がでてきたところで市販のルーを割り入れます。この時一貫して火力は弱火です。通常ですと野菜の煮込みは中火程度ですがダッチオーブンで無水カレーを美味しく作るには最初から弱火であるのがコツとなります。

こちらのレシピは弱火であるので煮込み時間は10分を見てください。ルーが十分溶けて馴染んだら完成です。

ダッチオーブンなら濃厚無水カレーも簡単

Photo bydistelAPPArath

いかがでしたでしょうか。今回はバーベキューやキャンプで使えるダッチオーブンでの無水カレーのレシピを2つご紹介いたしました。また無水カレーを美味しさの理由やダッチオーブンの使い方にも触れてまいりましたので、無水カレーを作るときのコツとして是非ご活用ください。

スパイス調合からでも市販のルーを使った方法でも、お好みに合わせて気になるものから美味しい無水カレーづくりを楽しんでいただければ幸いです。

ダッチオーブンレシピが気になる方はこちらもチェック

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