夏の定番素材をアウトドア料理に活用する
さっぱりとして食べやすいそうめんは夏の定番素材
冷たく冷やしたそうめん料理は、食欲がなくなりがちな夏でもさっぱりと食べやすいと人気があります。いつものそうめんつゆではなく、炒めたり中華風のスープで食べたりと、いろいろなお好みの味付けで気軽にアレンジできます。
人気のそうめんアレンジをご紹介
今回はそんな人気のそうめんアレンジレシピの中から、キャンプでも手軽に作れるようなものを厳選してご紹介いたします。どれもとてもおすすめのレシピなので、気になったものからお好みの食べ方にチャレンジしてみてくださいね。
キャンプで美味しいそうめんを食べる方法
キャンプで食べても美味しいそうめんの選び方
キャンプギアでもそうめんを茹でることはできます。お湯さえ沸かせば細いそうめんの麺は、パスタよりも短時間に茹で上がるのですぐ食べられて便利です。キャンプで美味しいそうめんを食べたいならば、そうめんのブランドにこだわりましょう。
ブランドはお好みでよいのですが、何がよいか困ったら一般的に美味しいといわれて人気の高いのは「揖保乃糸の黒い帯」(特級か三神)です。これを選んでおけば、まず間違いありません。
キャンプでの美味しいそうめんの茹で方は
こちらは自宅のキッチンのような場所で調理していますが、キャンプでも茹で方は同じです。水はたっぷりと使うのがポイントとなります。茹で時間は沸騰したら火を止めて5分です。
この時間はあくまでも目安で、火を止めることで5分以上時間をおいても(動画内では10分でもと言っている)茹ですぎてしまうことはありません。そうめんを茹でるのに吹きこぼす・コシがないという方にもおすすめの方法です。
自宅でそうめんをあらかじめ茹でていくのにも適している
キャンプにあらかじめそうめんを茹でていく場合も、上の方法で茹でた麺であれば時間がたってもくっつくことがないと言われています。またぬめりがないため、傷みにくくもなっているので茹でていくのにおすすめの茹で方です。
しかし炎天下を移動したり何時間も放置しなくてはいけないようなキャンプ場の場合は、念のためクーラーボックスなど保冷できるものに入れて持参してください。
そうめんの上手な冷やし方と代替え案
キャンプでもできれば大きなザルを持参して一気に冷やしてください。たくさんの流水でしっかりと麺についた小麦粉のぬめりを取るのが美味しく仕上がる冷やし方のコツです。
キャンプ地ではそれは難しいという場合は、現地で茹でることにこだわらず自宅で茹で水に晒したものを持参するか、水をかけるだけで食べられる茹で麺のそうめんを持参することをおすすめします。特に炒めてしまうレシピであれば茹でたてにこだわる必要はありません。
美味しく茹でたそうめんはキャンプ流しそうめんでどうぞ
キャンプ地近くに竹林がありオーナーさんに許可がもらえるならば、利用して流しそうめんにチャレンジしてみてください。子供だけでなく大人でもテンションがあがる流しそうめんは、アウトドアにピッタリなそうめんの食べ方です。
今回はレシピ紹介なのでDIYについては詳しくは触れませんが、動画内では流しそうめん台や器も自作されていますのでそちらをご参考にしてください。
キャンプで簡単ラーメン風そうめんアレンジ
たった3分でできる激ウマそうめんアレンジラーメン風レシピ
こちらは主にラーメン風の冷やしスープの作り方となっています。そうめんは通常食べる時と同じ茹で時間や硬さにし、冷やしておくとより美味しくいただけるでしょう。
たくさんの調味料を使いますが、自宅で分量を測ってキャンプに持っていくと荷物を減らせるのでおすすめです。鶏油以外は混ぜてしまってスープの状態にして容器に入れて持参してもかまいません。
材料
●素麺：200g
●みりん：大さじ2
●醤油：大さじ2
●丸鶏がらスープ：小さじ2
●創味シャンタン：小さじ1（ウェイパーでもOK）
●砂糖：小さじ1（ラカントとかにすればより糖質が抑えられます）
●豆板醤：小さじ1（コチュジャンでもOK）
●かつお粉：小さじ1~小さじ2
●鶏油もしくはごま油：お好み量
●水：約350ml（お湯と水合わせた量）
●お好みでブラックペッパー、ホワイトペッパー、小葱、ラー油
味のポイントとなるのが創味シャンタンです。こちらを入れることで誰でも簡単にラーメン風のスープを作ることができます。鶏油は自分作るものなのですが、作るのが大変という方はごま油で代用可能です。
作り方は計って混ぜるだけ
こちらは作るのに火も一切使いませんし、調理時間は3分と短時間なのでそうめんを茹でて持参すればテント設営後すぐに食べるなどということもできてしまいます。
鶏油は冷えるとかたまってしまうため、スープを作ってから冷蔵保存するという方は、これだけ食べる直前に入れるようにしてください。調味料類がダマにならないようしっかりとかき混ぜて完成です。念のため注ぐ時にこし器などの上からそそぐと、スープののどごしや食感もよく仕上がります。
夏野菜と缶詰で作る冷やしキャンプそうめん
クックサイトでも人気のなすの冷やしそうめん
クックレシピサイトでも夏になると注目されるのがそうめんレシピです。アウトドアブランドのスノーピークのクックサイトにもなすのぶっかけそうめんレシピがあります。
ここではスノーピークのレシピ再現ではありませんが、同様にナスを使った美味しい冷やしぶっかけそうめんアレンジ動画をご紹介いたします。何といってもこのレシピの人気の理由は、少ない材料で短時間で作れてとても美味しいというところです。
材料
太口そうめん 100g
ナス 1本
ツナ缶 1缶
塩 少々
めんつゆ 大さじ２ ※お好みで適宜増やす
ねぎ 適宜
材料のポイントは太口のそうめんを使用するというところです。細いものでも作れるのですが、より美味しいのは太口そうめんを使ったものとなります。あとは野菜以外はどこでも揃う手軽な材料ばかりです。
キャンプ場周辺に野菜の直売所があったり、途中の道の駅で新鮮なナスが手に入ったなどという時にも、コンビニやスーパーに寄ればすぐ試せるレシピとなっています。ツナ缶でなくひき肉でアレンジしても美味しいですよ。
動画との変更点・レンジがない場合
キャンプ場ではなかなか電子レンジを使ったレシピは難しいですね。しかしこのナスとツナ缶のぶっかけそうめんアレンジは、フライパンで炒めても作ることができます。
ナスは皮付きよりも皮を剥いた方が炒めには適していますし、何よりもナス色がでにくく見た目もよく仕上がります。乱切りにして用意しておいてください。
炒め時間は2-3分で最後にフライパンの中でめんつゆと合わせて皿に盛り付けたそうめんにかけて出来上がりです。
キャンプでも作れるそうめん油そばレシピ
火を使わずに作れる油そばつゆはキャンプ向き
油そばは中華麺で作るのがポピュラーですが、そうめんを使って作るレシピもあります。作り方もとてもシンプルでキャンプでも材料さえあれば簡単に再現することが可能です。
また油そばはあまり得意ではないという方でも、そうめんで作ることでさっぱりとして食べやすくなっているのもポイントとなります。
材料
素麺 ２束（約２リットルのお湯で２分湯がく）
ごま油 大さじ３
酢 大さじ1/2
醤油 大さじ１
砂糖 大さじ１
味噌 大さじ１
コチュジャン 大さじ１
白炒りごま 大さじ３
豚バラ ２枚（素麺とともにさっと茹でる）
キムチ 適量
刻みネギ 適量
卵黄 １個（お好みで）
卵黄1個はお好みでとありますが、混ぜて食べる楽しさも油そばの魅力でもありますのでできれば入れて欲しい食材です。余った白身はほかの料理にお使いください。
豚バラ肉はさっと湯がいて使いますが、少数手に入りにくいという場合はコンビニのサラダチキン(薄切りのものが使いやすい)で代用してもよいでしょう。
簡単！そうめんの油そば風レシピの作り方
こちらもラーメン風スープの作り方と同様に、たれは調味料を合わせるだけで火を使いません。材料をキャンプに持っていきそうめんを茹でている間や、豚バラ肉を茹でている間に作れてしまいます。
トッピングの具材は動画にあるものを材料としてご紹介していますが、手に入りやすいものやお好みの具材に変えてもかまいません。コチュジャンは辛いの調味料なので、お子さん用にする場合はこちらは後で足すようにしてもよいですね。
キャンプで作るそうめんチャンプルーレシピ
炒めたそうめんがくっつかないチャンプルーレシピ
そうめんを炒めたことがある方は体験ずみだと思いますが、そうめんは炒めていくうちに固まってひとつの塊のようになって食べにくくなることが多いです。
味がしみて炒めたそうめんも美味しいのですが、それだけが困るという方はこちらのレシピを参考にそうめんチャンプルーを作ってみてはいかがでしょうか。
材料
そうめん 1束
ニラ 20ｇ
ツナ缶 1缶
塩 ひとつまみ
かつおだし 小さじ1/2
サラダ油 大さじ1
ごま油 小さじ1
かつおぶし お好み
こちらはチャンプルーの具材としてはツナとニラだけのシンプルなものです。ニラはもやしミックス(焼きそば用の具材としてよくあるもの)に代用してもよいですし、ほかの料理で余った野菜を使うこともできます。トッピングの削り鰹節はお好みでかけてください。
炒めてもそうめんがくっつかないコツ
1.そうめんの茹で方
炒めた時にそうめんがくっつかないコツは茹で方にもあります。前述でご紹介したぬめりのない茹で方をした麺であれば、こちらのコツは飛ばしていただいてかまいません。
新たに茹でる場合は茹で時間は30秒から1分と短縮します。少し固めに茹でるイメージですね。その後冷やす時も自分が長いと感じるくらい流水ですすぎます。もちろん、小麦粉のぬめりは最初にしっかりともんで取り除いてください。しっかりと水を切れば茹では完成です。
2.そうめんの炒め方
茹でたそうめんを炒める前に、ボウルの中に材料を入れておおまかに混ぜておきます。そうすることでそうめんをフライパンに入れてから炒める時間が短縮され、結果的にそうめんがくっつきにくくなるためです。
またこちらはツナ缶を使っているのでその油も混ぜることでそうめんをコーティングする意味も出てきます。茹で時間どうよう炒める時間もできるだけ短くし、すぐにいただくのがくっつかない炒め方のコツです。
さっぱりレシピで夏のアウトドア料理は決まり
今回は湯で時間も短く手軽に主食として使えるそうめんの美味しい茹で方・冷やし方とそれを使ったアレンジレシピをいくつかご紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか？
冷やしてそのまま流しそうめんにして食べても、炒めたりラーメン風スープで食べてみたりといろいろな食べ方ができキャンプの食事を盛り上げてくれるでしょう。ご紹介した中にお好みそうめん料理がありましたら、是非チャレンジしてみてくださいね。
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