墨運堂 22758
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クワガタ飼育の厄介者「ダニ」とは?
クワガタにつくツブツブの正体
飼育ケースや虫の体についた小さな白や茶色のツブツブした物体、この物体の正体はダニです。白っぽいのが「コナダニ」で、茶色っぽいのが「イトダニ」です。この2つの種類が代表的な種類です。
他にもアカダニなどのダニが発生することもありますが、普段見かけるのはこの2種類です。クワガタに限らずカブトムシや爬虫類などの飼育でも発生することがあります。飼育している虫自体の影響や人への害についても詳しくご紹介します。
クワガタ飼育への影響
虫自体には直接は害はありません。カビや腐敗したゴミなどを食べていて、クワガタを刺したりはしないからです。しかし、あまりにも密集して付着すると虫の呼吸を妨げ、場合によっては死んでしまう可能性もあります。
人への害はあるのか
ここでご紹介している2つのダニは人を刺したりはしないので、人にとっても害はありません。ですが、ダニにもいろいろな種類があって、このダニを食べるツメダニなどもいます。このダニが人にとって悪影響があるので対策は必要です。
これらのダニに限らずその死骸などが粉塵となって、人へ影響することが考えられます。その死骸が喘息の原因のひとつとして考えられていることからも、やはりダニへの対策は必要です。詳しい方法をご紹介しますので参考にしてください。
クワガタのダニはどこから来るのか?
ダニはどこに住んでいるの?
クワガタについている、これらのダニは自然の中や身近な場所に広く生息しています。森の中や街中、家の中にも住んでいます。コナダニなどは名前の通り台所の粉の中で発見されることもあります。カビや腐敗した物をエサとして食べています。
ダニはどこから侵入するの?
どのようにしてダニがクワガタやケースに出てくるのか、可能性としてはクワガタにもともとついていたり、飼育マットや朽木などについていた可能性もあります。もちろん飼育しはじめた後に外部から入ってくることもあるでしょう。
なぜクワガタにくっついているかと言うと、住んでいる環境からエサにしているカビや腐敗した食べ物が豊富に存在するからです。なのでクワガタ自体を殺してしまうことはありませんが、エサのためにしつこく発生してくるのです。
ダニの悩みおすすめ解決方法
クワガタ飼育:洗ってダニを落とす
代表的な対策方法が、洗って取り除く方法です。歯ブラシや筆などを使って洗い落していきます。この方法の注意点としては、ブラシで虫の体を傷つけてしまうのと、洗いすぎてクワガタ自体を弱らせてしまうことです。
クワガタを水道水で流しながら、ブラシでダニを落としていきます。柔らかいブラシで優しくなでるようにしましょう。顔に掛けると弱るので注意してください。また、関節の間などはダニが残りやすいので、細い筆などがおすすめです。
洗い流しには「筆」が便利
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先程もご紹介したように、関節などにダニが残ってしまうことがあります。その残ったダニが再発生の原因になるので、細かいところもしっかり洗いましょう。そんな時は、筆だと歯ブラシの入りづらいところも洗うことができます。
クワガタ飼育:ダニを吹き飛ばす
クワガタに影響が少ないのが、この吹き飛ばし方法です。空気を噴射してダニを吹き飛ばしていきます。この方法なら本体を傷つけたりせずに駆除できますが、部屋の中にダニが飛び散る可能性が高いので外で行いましょう。
手順としては簡単で、屋外に出て虫の体についたダニを空気で吹き飛ばしていくだけです。このやり方なら、細かな関節などの部分の取りにくい場所のダニも、吹き飛ばすことができます。巣箱や朽木にも使えますし、手軽さで言えば一番の方法です。
吹き飛ばしには「エアダスター」
SUN UP エアーダスタースプレー
吹き飛ばしの方法で使用するのはエアダスターです。これがあれば手軽にダニの駆除ができます。ポイントとしてはノンフロンで圧縮空気のタイプを使うことです。これならクワガタへの影響を最小限に抑えることができます。
クワガタ飼育:スプレーでダニを防止
出てきたダニを駆除するために、専用の駆除スプレーも販売されています。この方法だけで駆除するのではなく、洗い落しや吹き飛ばしなどの方法を行った後に合わせて使うと効果的です。マットなどにも使用できます。
スプレー式の方法では酢や木酢液などを使って自分で作ることもできますが、分量や選ぶ種類など非常に難しい面もありるので、市販のものを注意事項を守って使った方が安心です。健康を第一に考えて種類を選びましょう。
駆除スプレーには「ダニストッパー」
ダニストッパー
おすすめなのはフジコンのダニストッパーです。成分も自然由来のものでクワガタへの影響も安心ですし、ダニの繁殖を抑える効果もあるのでダニの大量発生の防止が期待できます。他の種類と合わせて使うのがよいでしょう。
飼育について詳しく知りたい方はこちらをチェック
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ダニが出ない飼育環境を作る
ダニを大量発生させないためには、飼育環境を整えることが重要です。クワガタには適度な湿気が必要ですが、この湿気がダニの繁殖の要素にもなってしまいます。エサも原因のひとつです。エサが飛び散らないように置き場所なども注意しましょう。
飼育ケース内の環境はもちろんですが、飼育ケースを管理する場所も重要になります。周りで繁殖したダニがケースに入ることも考えられるので、風通しよく乾燥させ、整頓し清潔に保つことがダニ防止にも必要です。
ダニ防止に「防ダニ王」
防ダニ王
ダニの防止には、防止効果のあるマットを使うのがおすすめです。いろいろな種類が販売されていますので、買い方に合ったものを選ぶようにしましょう。人気があるのがミタニがだしている防ダニ王で、消臭効果もあります。
3日に1回のチェックでダニ予防
ダニを完全になくすには根気が必要です。ダニ防止マットや防止スプレーなどを使いながら環境を整え、3日に1回程度は環境をチェックをするようにしましょう。発生しているのを発見したらマットを交換するのも効果があります。
マットを交換したりスプレーすることで、繁殖を抑えて少しずつ減らしていくことが、ダニの撲滅には必要です。チェックをする時は、虫の体も細かく観察して、少しでもダニがついていたら吹き飛ばすなど、しっかり取り除きましょう。
細かなダニには「ダニとりスティック」
Tick Twister オリジナル ダニ取り
ダニのチェックをしたときに、1匹でも見つけたら取り除きましょう。そんな時に便利なのがマルカンが販売しているダニとりスティックです。テープでもいいですが、小さなダニをくっつけて簡単に取り除くことができます。
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クワガタと一緒に快適な飼育ライフを
クワガタを飼育していると、どこからともなく現れるダニは害はないとは言われても、何とかしたい存在です。乾燥させるのも方法ですが、クワガタにも影響がでてしまいます。今回ご紹介した方法でダニを少しずつ減らしていきましょう。
クワガタが住みよい環境は、飼育している人にとっても快適な環境です。普段の根気強い対策は必要ですが、クワガタも人も一緒に快適な飼育ライフが送れるように、楽しくがんばっていきましょう。
クワガタについて詳しく知りたい方はこちらをチェック
他にもクワガタについて詳しくご紹介している記事がいくつもあります。気になる日本に生息するクワガタの種類やその寿命、少しこだわって自作の飼育ケースを作成するのも、クワガタ飼育でおすすめの楽しむ方法のひとつです。
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出典:ライター作成