キャンプ初心者は雨対策が重要!
自然を相手とするキャンプは、晴天の時があれば雨が降ってしまう時もあります。そのため、キャンプに雨対策は必要不可欠です。特に雨に慣れていない初心者は、何の対策もしていないと不便な思いをする可能性があります。
キャンプ初心者必見の雨対策を確認しよう
本記事では、キャンプ場へ行く前に行っておきたい雨対策について解説します。初心者キャンパー必須の対策をピックアップしました。また、雨が降った時の設営&撤収方法や楽しみ方についても紹介しますので、雨模様のキャンプ場でも快適な時間を過ごすために役立ててみてください。
キャンプ場に行く前の判断項目
キャンプ場へ行く前から雨が降っている場合、初心者はキャンプへ行くべきか否か迷ってしまうことも多いでしょう。どのくらいの雨であれば初心者でもキャンプできるのか、判断項目を確認しておくことが大切です。
霧雨や一時的な雨なら初心者でも問題ない
細かな雨が静かに降る霧雨なら、初心者でもキャンプを楽しめると考えられます。大粒の雨ではないため、テントの設営・撤収時も雨の影響を受けにくいでしょう。
また、1日中降っているのではなく一時的な雨である時もキャンプ場へ行って問題ないと言われています。一時的な雨であれば、強い雨脚だったとしてもしばらくしたら止みますので、不便な思いをする可能性は低いです。
土砂降りの場合はキャンプへ行くのは避けておこう
一時的ではなく継続的な土砂降りが続く場合、初心者はキャンプを断念しておいた方が無難です。アウトドアに慣れているキャンパーなら土砂降りでも対処できる場合がありますが、初心者では対応しきれないでしょう。
天気予報を確認しよう
現在降っている雨が一時的なものか継続的なものか判断するため、事前に天気予報を確認するのがおすすめです。テレビやインターネットを通じて天気予報をチェックしておけば、これからの雨模様を予測しやすくなります。
服装に関連した対策2選
しっかりと雨対策をするためには、服装から見直す必要があります。雨に対応していない服装だと、体が濡れて体調不良の原因になる可能性も考えられますので、注意が必要です。そこで、ここでは服装に関連した雨対策を紹介します。
①:レインウェアを着る
雨が降っている時や、これから雨が降る可能性が高い時は、上着としてレインウェアを着用するのがおすすめです。防水性の高いレインウェアを着用しておけば、内部に水が入り込んで体が濡れるのを防げます。
雨の日は体が冷えやすくなりますので、保温性も備えたレインウェアだと安心です。また、湿気で蒸れるのを防ぐため、通気性も備えていると快適に過ごせるようになります。こうした機能を備えたレインウェアがあれば、快適性が増すでしょう。
②:防水性のあるシューズを履く
上半身だけでなく、足元の雨対策も必要不可欠です。足元に気を配っていないと、足が雨に濡れて冷える原因になります。そのため、雨対策として防水性のあるシューズを活用するのがおすすめです。
近年は、レインブーツだけでなくスニーカー感覚で履ける防水シューズも増えています。雨を防ぐだけでなく動きやすいシューズであれば、アウトドアでも安心して活用することが可能です。
持ち物に関連した対策2選
服装に加えて持ち物にもこだわることで、雨が降っても快適に過ごせるようになります。そこで、ここでは持ち物に関連した雨対策について解説しますので、初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
①:多めにゴミ袋を用意する
雨が降っている時は、通常よりも多くのゴミ袋が必要となる場合があります。例えば、水に濡れたタープやテントをそのまま持ち運ぶのは困難となるため、ゴミ袋の中に入れるのが雨キャンプの鉄則です。
また、雨水や泥で汚れたキャンプギアや、水を拭く時に使ったタオルなども、ゴミ袋の中に入れておけば他の道具が汚れたり濡れたりするのを防げます。さまざまな用途で使えますので、大きめのゴミ袋を普段より多めに準備するのがおすすめです。
②:捨ててもよいシートを活用する
雨が降っている時のキャンプでは、シートも欠かせないアイテムの1つです。雨が降った地面はぬかるんでいるため、直接ギアを置くとすぐに汚れてしまいます。
あらかじめシートを敷いておけば、一時的に持ち物を置くための場所として活用することが可能です。シートは泥で汚れることが予想されますので、あらかじめ捨ててもよいものを準備するようにしてください。
設営方法のポイント
雨の日のキャンプはアクティブに動き回ることが困難なため、テントで快適に過ごせるようにすることが重要です。そこで、ここでは雨が降った場合に意識しておきたいテント設営方法のポイントについて解説します。
水が溜まりにくい場所を厳選する
設営をする前の場所選びで意識しておきたいのは、なるべく水が溜まりにくい場所を厳選する、ということになります。地面が窪んでいたり、水を含みやすい粘土質の土が多かったりする場所は水が溜まりやすいため注意が必要です。
一方で、砂利が多めの場所や、芝生が敷き詰められた場所は比較的水が溜まりにくいと言われています。地面の様子を見ながら最適な場所を選んでみてください。
最初にタープを設営する
設営時には、まず雨を避ける必要があります。テントではなく、タープを先に設営して雨避けにしてください。タープを設営したら、汚れてもよいシートを敷いてテント設営に必要なギアを置いておくとスムーズです。
傾斜のあるテントを設営する
傾斜がほとんどないテントだと、上部に水が溜まりやすくなります。雨水の重みでテントの形が崩れる可能性が高いため、傾斜のあるテントを設営するようにしてください。また、たわみがあると雨が溜まりやすくなりますので、生地を張るようにして設営するのもポイントです。
撤収方法のポイント
キャンプを楽しんだ後は、撤収方法にもこだわることが重要です。最後まで対策を怠らないことによって、雨の影響を最小限に抑えられるようになります。そこで、ここでは撤収方法のポイントについて解説します。
最初に小物を片付ける
小物類を片付けないままタープやテントをしまうと、あっという間に大切なギアが濡れてしまいます。まずは小物類をバックパックなどに入れて、片付けておくのがポイントです。すべての小物をしまった後に、テントやタープの撤収を行います。
テント・タープの順番で撤収する
次に、タープではなくテントから撤収作業を始めます。タープは雨避けの役割があるため、最後まで残しておくことが重要です。テントについた雨水をタオルで軽く拭き取り、準備しておいたゴミ袋の中に入れます。その後、タープも解体し、テントと同じように軽く拭いてからゴミ袋に入れて撤収の完了です。
自宅に帰ったらしっかり乾燥させる
帰宅後の対策をきちんと行うのも、撤収の重要なポイントです。雨に濡れたままのテントやタープを放置しているとカビの原因になりますので、直射日光を避けて風通しのよい場所で陰干しをしておきます。小さな物干しだとテントやタープを同時に干すのは難しいため、あらかじめ大きめの物干しを用意しておくと安心です。
のんびり楽しむコツ
雨が降っているとキャンプを楽しめないと思いがちですが、雨ならではの楽しみ方もたくさんあります。ここでは初心者におすすめの雨キャンプの楽しみ方を紹介しますので、アウトドアでのんびり過ごしてみませんか。
雨音を聞きながら飲み物を嗜む
静かな雨音は、のんびり過ごすのにぴったりなBGMになります。お酒が好きな方は、雨音に耳をすませながらゆっくりお酒を飲むのがおすすめです。自然の音を聞きながらのお酒は、特別感を盛り上げてくれるでしょう。お酒が飲めない方は、ココアやホットミルクなど、好みの飲み物を堪能してはいかがでしょうか。
テント内でボードゲームなどを楽しむ
テントの中で楽しみたい時は、ボードゲームなどを準備しておくのがおすすめです。電子機器を使用しないゲームであれば、アウトドアでも気軽に遊べるのが嬉しいポイントとして挙げられます。近年はバリエーション豊かなボードゲームが販売されていますので、キャンプ用に準備しておくとよいでしょう。
意識しておきたい注意点
雨の日は、キャンプを楽しむ上で気をつけておくべきこともたくさんあります。全く注意を払っていないと、思わぬトラブルに見舞われるかもしれません。そこで、ここでは意識しておきたい注意点について解説します。
雷が鳴ったら安全な場所に避難する
雷が鳴り始めたら、車の中やコテージ、管理棟など安全を確保できる場所に退避してください。そのままテントの中にいると、雷が落ちてくる危険性があります。雷の音も意識して、キャンプを楽しむようにすることが重要です。
テントの中は火気厳禁
キャンプではバーベキューなどのアウトドア料理が定番ですが、雨が降っているからといってテントの中で火を使うのはNGです。火事や一酸化炭素中毒のリスクがあります。バーベキューなどを行う時は、必ずテントの外で火を起こしてください。雨避けとしてタープを使えば、雨に濡れることなく調理を楽しめます。
雨対策をして初心者もキャンプを満喫!
初心者の場合、雨が降った日のキャンプはハードルが高いように思えますが、事前に対策をしておけば快適に過ごせるようになります。ただし、1日を通して土砂降りの場合は初心者がキャンプを行うのは困難なため、あらかじめ天気予報を確認することが重要です。
レインウェアや防水シューズなどの雨対策の他に、設営・撤収のポイントも押さえておけば、初心者でも効率的にキャンプを満喫できます。今回解説した情報を参考にしながら、キャンプに出かけてみませんか。
キャンプ初心者の雨対策が気になる方はこちらもチェック!
初心者に限らず、キャンプではしっかりとした雨対策を行っておくことが大切です。関連記事でもアウトドアの雨対策について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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