キャンプの雨対策マニュアル決定版!テント設営や撤収はどうするの?のイメージ

キャンプの雨対策マニュアル決定版!テント設営や撤収はどうするの?

野外で過ごすキャンプ生活では天候特に雨や風が大きくします。部屋の中にいても感じることのできない自然の織りなすちょっとした変化の中に、喜んだり落ち込んだり野生の感覚を少し体感することができます。今回は雨の中のキャンプを焦点にまとめてみました。

2019年10月28日更新

KOMURO
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目次

  1. キャンプと雨
  2. 雨対策!キャンプに出発する前のサイト設営のための準備
  3. 必ず持っていく予備の道具
  4. もしもの時のために携行品の防水対策
  5. キャンプサイトの設営を考えた積載順序
  6. 強い雨の中でのキャンプサイトの設営順序
  7. ①キャンプサイトでの設営拠点シートの設置
  8. ②キャンプサイトでのタープの設置方法
  9. ③雨で濡れた物を乾かす焚き火を開始
  10. ④風雨の状況を考えたテントの設置
  11. 強い雨の中でのキャンプサイトの設営を考えた服装
  12. 雨と考慮したキャンプサイトの選び方
  13. 風雨の状況に応じたタープの修正
  14. 雨の中の撤収準備
  15. 激しい雨でも最小限の被害で撤収
  16. 天気予報を勉強しよう

キャンプと雨

限られた日程で天候に恵まれるキャンプは意外と少ないものです。天気予報が良くても、いざ現地に到着したら雨が降っている場合もあります。長期ツーリングキャンプなどでは必ず雨に遭遇します。今回は現地で雨が予想される場合の事前の準備や強い雨の中でのサイト設置のコツなどについてご紹介しましょう。

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雨対策!キャンプに出発する前のサイト設営のための準備

小雨や一時的な雨なら傘を持っていくだけでもいいでしょう。強い雨や雨の日が連続することが予想される場合には出発前に準備が大切です。専門的には荒天対策といいますが、雨対策と雨につきものの風対策はサイトの設置や撤収をイメージした準備が必要です。

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雨のキャンプで必要となるタープとシートの準備

強い雨や連続した雨が予想される場合は、寒冷・温暖・停滞・梅雨前線などの影響がありますので、必ず風の影響があることをイメージしましょう。このような天候が予想される時にはワンタッチで設営できるタープテーブルなどスチール製の枠組があるタープテントはおすすめできません。 タープテントの代わりにポールで展張する広めのタープ1枚とブルーシートのようにサイドにハトメがついたシートを数枚準備します。小さいものは2m四方のもの、大は4m四方くらいのものがあればいいですね。 シートは現地で雨が強い場合にサイト設営や撤収の際の作業拠点、一時的な荷物集積場所として使います。特に撤収の時に雨が強い場合には、車の収納スペースに敷いて車内の防水とすると便利です。 安いハトメのないビニールシートでもハトメ用の道具で好きな位置に付けることもできます。

タープとシートを展張するためのポールを準備しましょう。長さはアジャスタブルで長さが調整できるもの、1mから2.5mのものをタープ展張用としてタープに付属している2本に追加して2本準備します。シート用として4本あればベストです。

ロゴス|プッシュアップポール

1mから2.5mまで調整できるポールです。強風でも耐えました。故障することもなく便利に使えました。

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サイトの地盤と風対策を考えたペグの準備

キャンプ場のサイトであればある程度整備されていますので、あまり特殊な地盤はありませんので通常のペグでも問題ないのですが、キャンプ場以外やキャンプ場でも大雨になると地盤が緩むところがあります。 また、強い雨が予想される場合などは風も強くなりますので通常のペグではタープがしっかり固定できずに風の煽られて快適に過ごせません。 地盤が緩いところで威力を発揮するペグは、ホームセンターなどで購入できる工事用のペグです。30cm程度の太めのペグを準備しましょう。 準備する数は、最低でタープのハトメの数×2本、シートの四隅×2本です。強風が予想される場合にはテントが飛ばされないようにするために予備で4本です。

サイト設営・撤収作業のための長靴とゴム手袋は必携

意外と気がつかないのが手足の準備です。よほど整備されたキャンプ場でない限り、強い雨が降ると、場内は水たまりやぬかるみが出来ます。ひとり一足の長靴が必携です。 雨の中の作業を考えると少し大きめのしっかりしたゴム手袋があると、設営や撤収作業中に手が滑って思わぬ怪我をすることを防止することができます。

安全長靴|(先芯あり)アイトス タルテックスAZ-4702作業靴

これが理想ですが、普通の長靴でもOKです。森林など整備されていない自然のキャンプ場なら必携ですね。

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必ず持っていく予備の道具

予備のシートはレインコートの代用

必要なシートを準備したら、小さいものでいいので予備のシートを追加して入れましょう。雨が強い時のサイト設営や撤収の際にレインコートを着る人がいます。設営や撤収は結構体力を使います。 セパレートのレインコートは30分以上着ていると蒸れてきます。作業をしていると汗も噴出してきて設営や撤収作業で疲れが出てきます。 そこで活躍するのがシートです。簡単な作業の時にはシートを頭に被せて羽織るように使って、危険を伴う作業の時には濡れても良い服装でシートは使わずに作業しましょう。

ユタカメイク|PE透明糸入りシート クリアー 1.8m×2.7m (B-309)

小さいサイズはこれくらいでいいでしょう。大きいものはできれば4m四方以上のものがおすすめです。

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サイト設置で失敗しないためのペグの準備

必要なペグを準備しても現地の状況によっては、あと1本あれば良かったという場合がけっこうありあす。ペグは収納のスペースはあまり考えなくていいので車内の足元などでいいので数本の予備を携行しましょう。

TRUSCO|ロープ止め(丸型)(ユニクロ)TRM-Y920 275-5068 1本

キャンプ専用ではありませんが、40cmのもので1本330円、50cmでも360円で購入できます。

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風対策!あれば便利なタープポール

雨といえば風がつきものです。雨の中のキャンプで快適に過ごせるかどうかはタープの展張要領によります。そのためにはタープポールが絶対に必要です。 サイトの周囲に樹木があればベストですが、一般的にはサイトの周囲に樹木はありません。 雨や風対策でバッチリのタープの張り方はのちほどご紹介しますが、ポイントはポールです。樹木がなければポールを使用します。必要なポールにプラスして1本だけ予備を携行しましょう、ポールが折れた場合などに使用します。

予備のロープとエリッゼ

風雨対策に使用するタープの展張では付属品の展張ロープでは不足します。できれば20mのテントロープ一巻と、ロープの長さを自由に調整できるエリッゼというロープ(コード)スライダー1個セット(金具10個程度)を携行品に入れておきましょう。

キャプテンスタッグ| キャンプ カラー テント ロープ 紐 径3.5mm×20m

20メートルでもコンパクトです。なんにでも応用できますから、多めに持っていった方が便利です。

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Blue Ocean| アルミ 合金 コードスライダー 自在金具 20個セット

エリッゼ ロープスライダー・コードスライダー

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もしもの時のために携行品の防水対策

荒天に際しての準備は出発前にしておきましょう。雨は必ず降って荷物はずぶ濡れになると思って準備することが大切です。特に着替えの下着などは一枚毎に小さなビニール袋に入れてしっかりとビニールテープで止めておきましょう。 雨が降らなければ幸いです。強い雨で全身びしょ濡れの時に着替えがないのは最悪です。気分までも落ち込んでしまいます。 下着以外でも衣類は一枚毎にしっかりと防水処置をして携行することが大切です。 強い雨が続くと必ずテントは浸水します。防ぎようはありません。どうしても濡らしたく無いものは車に入れておきましょう。

出典: https://www.monotaro.com

下着用ビニール袋

50枚で70円程度です。100円ショップにも様々なサイズがありますのでサイズ別に準備しておくと便利です。

キャンプサイトの設営を考えた積載順序

強い雨の中でも短い時間でサイト設定をするためには、荷物の積み方によります。現地での作業をイメージしながら最後に設置するものから順に積載しましょう。 キャンプ場で最初にする作業は何かをイメージしながら、それに必要な物を現地到着後すぐに取り出せる場所に積載するだけで強い雨の中でも迅速にサイト設置ができます。

強い雨の中でのキャンプサイトの設営順序

①キャンプサイトでの設営拠点シートの設置

サイト付近でタープを展張する位置に出来るだけ近い位置に車の荷台が風下になるように駐車します。 ルーフキャリアがある車はそれを利用してシートの短辺をロープで留めます。ない場合は樹木を利用するか、最悪の場合には後部座席のウインドから車内を通してロープを両側に垂らし、それにシートの短辺を留めます シートの反対側も樹木やポールなどを使用して展張します。この時のコツは車側より高くすることです。雨が車の上部に流れるようにします。出来ない場合には予備のポールを使用してシートの中央が高くなるように一時的に配置します。 これさえしっかり出来れば強い雨の中でも快適に作業が進められます。

②キャンプサイトでのタープの設置方法

サイトの配置はテントを基準として決めます。テントの風上側にタープを張ります。このときキャンプ場の経営者などにサイトでの風の特性などに聞いておくことが大切です。 タープを地面に広げて風上側を短辺としてハトメの直近にペグを打ち込んで短いロープで直接ペグにつなぎます。 次に長辺の頂点のハトメの位置にポールを1m50cm程度の低めにアジャストしてペグとロープで固定します。ロープとペグはポール1本に2本(長いロープ1本の中間に輪を作ってポールの先端につけても可)です。ペグはポールを立てる位置からポールの長さの2倍から3倍(3mから5m程度)の位置に打ち込みます。 長辺のポールの次は風上と反対側のタープの短辺を展張します。ここで大事なのがポールの高さです。この短辺はポールを一番高くアジャストします。2.5m程度あればベストです。ペグとロープの位置と長さは長辺のポールの設置と同じです。 できあがりは屋根型ではなくて、風上に向かって斜面のようなタープになります。この形であれば10メートル以上の強風が吹いてもしっかりとしたペグでロープが緩まず緊張していれば十分にテントを守ることができます。

③雨で濡れた物を乾かす焚き火を開始

タープが設置できれば強い雨の中の作業もほぼ終わりです。ここまで設置作業をした人はずぶ濡れでしょう。ここで焚き火を始めます。 風雨対策はタープで充分ですからタープの中央付近で焚き火の準備をしましょう。着替え休憩を兼ねて火が大きくなるまで待ちましょう。この時に飲む暖かいコーヒーは格別ですよ。 タープの下の焚き火ですから炎がタープまで届かないように注意しましょう。 ポールとポールの間にロープを張って濡れた物を干しましょう。焚き火なら2時間もすれば乾きます。

出典: https://www.flickr.com

タープの下で焚き火

④風雨の状況を考えたテントの設置

一般的にテントの入り口は風下がベストですが、現在のテントは進化していてどの方向でも強風に耐えるように設計されていますので昔のテント以外は入り口はどの方向でも構いません。今回はタープで風雨対策をしていますのでその方向に入り口を持っていった方が便利でしょう。

テントの設置以降はキャンプの目的に応じて自由に設置

テントの設置が終わったらあとは、キャンプの目的に応じて準備をしましょう。強い雨の中の設営はほぼ終わりです。あとは状況に応じてもっと風雨が強くなったらどうするかど考えながら修正していけばいいだけです。ここまで上手く出来るとキャンプのエキスパートになったような気分になります。

強い雨の中でのキャンプサイトの設営を考えた服装

夏で整備されたキャンプ場であればびしょ濡れ覚悟で短パンTシャツ、履き物はビーチサンダルでもいいでしょう。 整備されていない自然に近い森林内などに設営するのであれば夏でも長袖長ズボンで靴も底の厚い物を準備して怪我を防止します。 春先や冬が近い秋で寒さが厳しい時には雨で体温が下がりますので、羊毛のセーターとズボン下などを準備した方が良いでしょう。 その際セーターは直接肌に接するように着ます。綿製品を間に入れると汗と雨で濡れて羊毛の保温効果がなくなります。 強い雨の中の作業には経験上、ポンチョが一番便利です。

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雨と考慮したキャンプサイトの選び方

一般的なキャンプサイトの選び方

初めて使用するキャンプ場はどのサイトが雨の時に使用しやすいのか分かりません。サイトで見てもその様な情報は掲載されていません。 予約する時にキャンプ場にしっかり電話やメールなどで確認することが重要です。 サイトの予約がなくて早い者順であれば午前中早めにキャンプ場へ着くようにしましょう。

@aki0901keroさんの投稿
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浸水対策を考えたキャンプサイトの選び方

一般的に高い場所のサイトがいいのですが、注意する点は水の道を見ることです。水の道は同じように見える平地でもあきらかです。草地の一部に小石が多くある所が続いているのは水の道です。林内でも水が流れたような跡があるところは高くなっていても水の道です。 水の道の上には絶対にテントを張らないようにして下さい。

風雨対策を考えたキャンプサイトの選び方

できるだけ樹木に近いサイトを選びましょう。タープを展張するロープを張るにも便利です。人工物に近いサイトでもいいですが自然の楽しみが減ってしまします。最悪の状況が予想される場合は安全のためには勇気を持って選んで下さい。

出典: http://www.ashinari.com

樹木のそばのサイト

理想的な位置ですね。なかなかこんな場所はありません。サイトに選定に慣れているようです。

風雨の状況に応じたタープの修正

タープは一度張ったら終わりではありません。雨や風でロープが緩んできたらエリッゼを使用してロープを緊張させましょう。一度緩むと緩みがどんどんひどくなって、タープが破れたりロープが切れたりする原因になります。 はじめはこまめに点検しましょう。半日もすればしっかりと固定してきます。 また風雨の方向が変わってきたら、吹いてくる方向のタープのハトメを地面に落として逆のハトメをポールで高くしましょう。この時に予備のペグを使用すると、風雨が元に戻った時にも前に設置したペグがそのまま使えます。 ちなみにロープが着いていないペグには短いロープや雑巾などなんでもいいので目印をつけましょう。暗いときに足を引っかけて転ぶことを防止するためです。

雨の中の撤収準備

不幸にも強い雨の中で撤収することが予想される場合には、動き出す前に出来る限りの準備をして、雨中での作業を最小限にするようにしましょう。 寝具や小物、焚き火台などの道具は梱包して濡れないようにシートを活用して車に積みます。タープとテント以外は出来る限り全て積み込みましょう。

@imabaimabaさんの投稿
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激しい雨でも最小限の被害で撤収

いよいよ最後の撤収です。撤収する人の車の座席にバスタオルを置きましょう。・その他の人は車に乗車して待機です。 タープとテント、ロープとペグの泥水が垂れてもいいように、収納スペースにビニールシートを広げます。 ペグは強めのビニール袋に、ロープは別のビニール袋に、テントの支柱も大きめのビニール袋にまとめていれましょう。ペグとロープとテントの支柱を積載したら、最後にタープとテントです。 キャンプ場からの帰路、もし天候が回復するようであれば途中のインターや休憩場所で一度タープをテントなどを出して水切りし、ペグ等の泥を洗い流して、積み直すことができればベストです。帰ってからの後始末が楽になります。

天気予報を勉強しよう

キャンプは自然を楽しむものです。自然の力は人智を超えたものがあります。謙虚に天気予報などについて学びましょう。そうすることでキャンプをより安全に楽しむことが出来ます。一番良い教材は気象庁の様々な資料です。キャンプ中でも携帯電話が通じるのであれいば見ることができます。

気象庁 | 天気予報のホームページ

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