自転車用レインウェアを活用しよう
雨天時の自転車走行は要注意
通勤や通学、そしてお買い物から気軽なお出かけまで、自転車があるととても便利ですね。そんな自転車の大敵と言えばズバリ雨。濡れるのが嫌だからといって、傘差し運転はもってのほか。片手運転になり危険であることはもちろん、そもそも法律違反です。
安全走行にはレインウェアがおすすめ
雨天時に自転車に乗るなら、必ず「レインウェア」を着用するのが鉄則です。レインウェアといってもペラペラの雨合羽で雨が染み込んでくるようでは意味がありません。雨の日も快適・安全に自転車を使うためには、防水対策がしっかりした自転車用のレインウェアを準備しましょう。
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自転車の反射板が義務化？法律違反だけじゃない、身を守る安全装備の知識！
自転車での夜間運転のみならず、夜間運転を行うとき必ずと言っていいほど欠かせないのが反射板。ですが中には反射板を付けず自転車に乗る方もいますよ...
自転車用レインウェアの種類
ポンチョ型とセパレート型
出典：https://unsplash.com/photos/ysslkd0Fm_4
自転車用のレインウェアの種類は、大別してポンチョ型とセパレート型の2種類があります。ポンチョ型は頭からすっぽりと「かぶって」体全体を覆うようなデザインで、セパレート型は上半身のジャケットと下半身のズボンをそれぞれ「着用」するタイプです。
ポンチョ型のメリット・デメリット
ポンチョ型のメリットは、脱ぎ着が簡単にできること。また構造が簡単でコンパクトに収納、持ち運びできるのもポンチョ型ならでは。サッと着て、サッとしまえる手軽さがおすすめポイントです。
デメリットは、布面積が大きくウェア自体が体に密着していないので、風が強いとバサバサと少しあおられることがある点。また開いている足もとがやや濡れやすいという弱点もあるので注意しましょう。
セパレート型のメリット・デメリット
セパレート型のメリットは、手足が動かしやすく、上半身、下半身ともバッチリ濡れにくいことです。またポンチョ型のようにひらひらした隙間から風雨が吹き込むこともないので防寒の効果もあります。
デメリットは上着とズボンを身に着けることになるので、かぶるのみのポンチョ型よりは着用に手間がかかること。また、収納サイズも上下がある分、ポンチョ型よりはややかさばることがあります。
自転車用レインウェアの選び方
①耐水圧で防水機能を確認する
防水機能は素材の耐水圧で確認できます。耐水圧は「㎜」の単位で表され、どれだけ水が染み込みにくい生地かを示す数値です。小雨～中雨なら5000㎜、大雨や強い風に対応するなら10000㎜以上がおおむね必要とされています。
また、素材に水が浸透する前に水をはじく「撥水加工」がほどこされていると、より防水機能が高まります。撥水加工には、泥水がかかっても生地が汚れにくなるという実用的な効果もあります。
②サイズはきちんと体に合ったものを選ぶ
レインウェアのサイズが大きいと、体からはみ出た裾がチェーンやタイヤに巻き込まれる危険があります。逆にサイズが小さいと、窮屈で体が動かしにくくなり、自転車の操作そのものに支障がでて危険です
路面状況が悪い雨の日は、こうした些細な操作ミスやトラブルが大きな事故につながることも。レインウェアはきちんとサイズを見て、体にぴったり合うものにしましょう。
③携帯・収納性を確認する
雨の日にはとても役立つレインウェアですが、必ずしも毎日使うものではありません。そのため、使用頻度やどんな用途で使うことを想定しているのかを考えて選ぶことも重要です。
バッグに入れて常備品として持ち歩くことを考えるなら、収納サイズはどのくらいか、手持ちのバッグに入る余裕はあるかといった点をしっかり確認しておくのがおすすめです。
④できるだけ視認性のよい色を選ぶ
視界が悪い雨のときは、普段以上に注意深く走行するのはもちろんですが、周囲から自分の姿がよく見えるようにする工夫も大切。なるべくなら明るく目立つカラーを選ぶのがおすすめです。
注意点としては、赤や緑は昼間は目立ちますが夜間は闇に紛れて特に見えにくくなるカラーであること。もし雨天時の夜のシーンも想定して選ぶ場合は、リフレクター（反射材）が充実したものを選ぶか、赤や緑は避けて選んだ方が無難です。
ポンチョ型のおすすめレインウェア2選
①手軽に使えて便利：Wpc. レインバイシクルポンチョ
背中にリュックを背負って着られる、自転車通勤や通学に便利な自転車用ポンチョ。着用時に自転車の前カゴも一緒に覆えるのでお買い物にも便利でおすすめです。表面は撥水加工つきで耐水圧も10000mmと防水性は十分。前後にライトを反射して光るリフレクトプリントを配置しているので、夜の走行時の安全性も高いポンチョです。
裾のまくれが抑えられ雨でも快適走行
サスペンダーでズボンや手にポンチョを固定できるので、走行中の裾のまくれ上がりが防止できます。また、フードの端で視界が狭まらないように、ドローコードで頭とフードをぴったりフィットさせる機構も装備しています。
収納はポンチョを収めると手提げ状になる専用スタッフバッグが付属。袋の開口部を底より大きくしてあるのでパッキングはとても楽ちん。持ち運びも便利なので、いろいろなシーンで使えるおすすめのレインウェアです。
②ママチャリにおすすめ：マルト 自転車屋さんのポンチョ
自転車用品メーカーが、まさに自転車用に設計したポンチョ。前カゴ付き自転車をターゲットにした少しマニアックな製品ですが、シリーズ累計30万個（2021年3月時点）を超えるおすすめヒット商品です。
耐水圧は10000㎜以上で防水機能は十分。使用時にポンチョを前カゴにクリップ固定すると、胸元から手元にかけて、通気性のよい広い空間ができるので、蒸れ感なく快適に使えます。
ママチャリユーザーへのイチ押しウェア
ポンチョのハンドルにあたる部分が透明窓になっており、電動アシスト自転車のパネルや変速ギアの操作を目で確認しながらできます。フードにも透明のツバがついており視界の確保も良好です。
付属品として収納袋がついているので携帯もOK。脱ぎ着も簡単で気軽に使えるので、お買い物などで前カゴ付きの自転車、いわゆるママチャリを頻繁に使う方に特におすすめできるレインウェアです。
セパレート型のおすすめレインウェア2選
①通勤・通学におすすめ：サギサカ サイクルレイン
自転車の卸売りメーカー「サギサカ」が販売しているセパレート型で上下セットのレインウェア。背中のファスナーを開けると背面が大きく広がり、リュックの上からジャケットを着られます。
シンプルなレインウェアですが、耐水圧は10000㎜と機能性は十分。裏地はマイクロメッシュになっているので、汗をかいても蒸れにくく、サラっとした感触で着用できるおすすめウェアです。
シンプルで使いやすさ抜群のレインウェア
フード部の透明バイザーは大型なので、前だけでなく左右の視認性も良好。また、内袖を伸ばぜば、フィンガーレスの手袋のようにハンドルごと手を覆えるので、袖口から雨が入り込むのを防げます。
ジャケットとズボンのセットなので、常時携帯しておくというイメージの商品ではないですが、性能もよく使いやすさは抜群。持っていれば雨天時の自転車使用でとても重宝するおすすめアイテムです。
②伸びる素材で着心地抜群：ネームレスエイジ レインウェア
耐水圧が20000mmで豪雨の環境でも防水性を発揮するレインウェア。脇の下の開閉式ベンチレーションで内部に外気を取り入れて体温調節ができるので、快適な着用感が続きます。
ジャケットの後ろの裾部分は少し長めのデザイン。自転車の前かがみ姿勢でもジャケットとズボンの間に隙間ができないので、雨が染み込んでお尻がヒヤッとするのを防げます。
ストレッチ素材でのびのび快適な着用感
生地にゴワゴワ感のないストレッチ素材を使用。自転車の乗り降りやペダルをこぐ足の動きがスムーズできるので、自転車走行中も安定したシルエットで乗り続けられます。
また、生地が柔らかく薄手で折りたたみやすいので、ジャケット、ズボン込みでコンパクトに携帯OK。自転車用のほか、ランニングやキャンプ、登山などさまざまなシーンで活用できるおすすめレインウェアです。
女性におすすめのおしゃれレインウェア2選
①反射材で夜間も安心：KiU バイシクルポンチョ
グリッド柄がおしゃれなファッション性あふれる自転車用ポンチョ。色の種類が多くかわいいデザインながら耐水性は安心の10000㎜で撥水加工付きで、性能に関しても十分な実力があります。
裾のめくり上がりを防止するクリップや、フードと頭部のフィット感を高める調節コードなど、細かい機能も充実。ポンチョ型で気軽に使えるので、雨の日のちょっとしたお出かけにおすすめです。
光を反射するリフレクターで安全性アップ
生地にはライトに反射して光るリフレクター素材を採用。車のライトが当たるとポンチョにグリッドデザインのシルエットが浮かびあがります。周囲からの視認性がとても強化されているので、夜間走行のリスクが軽減されます。
また、使わないときはベルト付きの収納袋に入れて自転車のフレーム（トップチューブ）に取り付けておけるので携帯性もバッチリ。おしゃれと実用性を合わせ持ったおすすめレインウェアです。
②おしゃれで雨の日も楽しく：ナモラダ レインスーツフェミニンII
ギンガムチェックをはじめ淡い色のカラーバリエーションがキュートなレインウェア。耐水圧は10000㎜で裏地は蒸れないメッシュ素材を使っているので、防水性、快適性ともバッチリです。
レインウェアのズボンは暗色系の種類が多いなか、この商品はベージュ色な点もポイント。着用時の見た目を重く暗い感じにさせないので、まさに女性向きのレインウェアです。
ふんわりカラーでおしゃれ度満点
立体をもとに型紙を作る3Dカッティングを用いているので、シルエットはとてもスタイリッシュ。着用時も腕や足がスムーズに動かせるので自転車走行も快適にこなせます。
ジャケットは、カラフルな色味と襟元のかわいいドットデザインを生かして、街着のウィンドブレーカー感覚で着てもよいでしょう。自転車の通勤、通学だけでなくキャンプやアウトドアでも目を引く魅力的なアイテムです。
アウトドアメーカーのおすすめレインウェア2選
①ハイスペックを求める方に：コロンビア シンプソンサンクチュアリ II
アウトドアメーカー「コロンビア」のエントリーモデルのレインウェア。野外での激しい動きに対応できるように作られているので、自転車用としてもおすすめできます。肩や膝など関節部分は、動かしやすいように立体的な裁断で製作。膝の曲げ伸ばしなど、自転車をこぐ動きも負荷がかかることなく楽々こなせます。
携帯便利でハイスペックなレインウェア
防水素材にコロンビア独自の「オムニテック」を使用し、耐水圧は20000㎜以上の高スペックです。左右のポケットは内側がメッシュで、開けるとジャケット内を換気して熱や湿気を逃がせます。
また、ズボンの裾にファスナーがあり、靴を履いたままズボンの脱ぎ履きがしやすい点も便利。付属のスタッフバッグに入れてコンパクトに携帯できるので、遠出の装備品からデイユースまで活用の幅が広いおすすめレインウェアです。
②豊富な調節機構が便利：リプナー バックパックレインスーツ アディ
アウトドアメーカーの「ロゴス」が、ワークウェア特化の姉妹ブランド「リプナー」から提供しているレインウェア。ロゴスのアウトドアウェアのノウハウが盛り込まれ、高い機能性を持っています。
その一つが、ロゴスの特許技術「ファスナー式拡張システム」。胴回りを拡張し、リュックの上からジャケットが着られるほか、厚手のインナーの上からでもゆったり着用できる便利な機構を搭載しています。
全面クリアフードで360度の視界確保
ジャケットとズボンの腰回りや袖、足先のサイズと長さを個別に調節できるアジャスターを搭載。体のサイズやシルエットにぴったり合わせられるので、風雨が内部へ入り込むことなく着られます。
また、ノーマルフードとは別に、頭部全体がクリアな透明フードが付属。左右の視界を妨げることなく自転車に乗れるので、交通量が多い場所で走行することが多い方におすすめです。
レインウェアで快適・安全な自転車ライフを
出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/3709228
自転車用レインウェアを使うメリットは、「雨に濡れずにすむ」ということだけではありません。路面状況や視界が悪い雨天時のリスクを減らし、安全に走行できるようにするのもレインウェアの大きな役割です。
日常生活で自転車をよく使う方や、サイクリングが趣味の方は、レインウェアを取り入れて、自転車ライフを快適かつ安全にしていきましょう。本記事を参考にして、ぜひお気に入りのレインウェアを見つけて活用してみてください。
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出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/22645244