黄色い絶景に秋を感じる、上野公園の紅葉スポットをご紹介！見頃や見どころも解説！

上野公園の紅葉スポットをご紹介！

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上野駅を出てすぐのところに広がる上野公園には、多くの文化施設があり、休日のおでかけスポットとして多くの人に親しまれています。桜で有名な上野公園ですが、紅葉もおすすめです。秋には園内の桜の木やイチョウ、モミジなどが色づき、鮮やかな紅葉が楽しめます。今回は、上野公園の人気紅葉スポットをご紹介しましょう。（当記事は2021年9月25日時点の情報をもとに作成しています。）

上野公園とは？

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上野公園は正式名称を「上野恩賜公園」といい、明治6年に開園した日本で最初の都市公園です。江戸時代は東叡山寛永寺の境内地だったもので、大正時代に当時の東京市に下賜されため、「恩賜」という名称が付けられています。

広々とした園内には、上野動物園、東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、東京都美術館など、多くの文化施設があり、東京の人気観光スポットの一つです。東京の桜の名所で、「日本さくら名所100選」に選定されています。

上野公園の紅葉の見頃と混雑状況

上野公園の紅葉の見頃は、例年は11月上旬から12月中旬です。上野公園ではイチョウ並木やモミジ、桜の紅葉などが楽しめます。特にイチョウの木が多く、見頃の時期には黄色に輝く美しい景観が見られると評判です。

上野公園では、紅葉まつりやライトアップイベントなどは行われていません。桜の時期は歩けないほど混雑しますが、紅葉の時期は観光客も少なく、ゆっくと楽しめます。

基本情報

上野公園へのアクセスは、JR上野駅「公園口」を出てすぐ、京成本線「京成上野」から徒歩1分です。上野公園の入場は無料で、園内は終日自由に入園できます。美術館や博物館の開館時間や休館日、入館料はそれぞれ異なるので、訪れる際に確認してください。

上野公園周辺の宿泊情報はこちらから！

上野公園の紅葉スポット【東京国立博物館】

東京国立博物館は、上野公園の東端にある人気観光スポット。1872年に設立した日本で最も古い博物館で、国宝や重要文化財など、日本や東洋の貴重な文化財を多数収集しています。

本館の他、法隆寺宝物館、黒田記念館、平成館、表慶館など多くの見どころがあり、1日で全てを回ることができないほどです。ドラマのロケ地としても有名で、本館の大階段は『半沢直樹』のドラマにも登場し、話題になりました。

上野公園・東京国立博物館の紅葉の見どころ

上野公園・東京国立博物館前のイチョウ並木

上野公園の東側、東京国立博物館の正面にイチョウ並木があり、見頃を迎える11月下旬には葉が黄色に染まり、見事な紅葉が楽しめます。

イチョウ並木からまっすに伸びる「さくら通り」もおすすめです。桜の木の枝は道を覆うように伸びており、葉が色づくと紅葉のトンネルが楽しめます。上野公園は桜の季節は大混雑しますが、紅葉シーズは観光客が少なく、のんびりと紅葉狩りができるでしょう。

ユリの木

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上野公園の東京国立博物館は、紅葉スポットとしてもおすすめです。本館前の大きなユリの木は、上野公園のシンボルツリーとも呼ばれており、秋になるとオレンジ色に染まり、見事な紅葉が楽しめます。

さらに大正天皇の御成婚を記念して建てられた「表慶館」も、紅葉の撮影スポットとして人気。池のそばに立つドーム屋根の美しい建物で、紅葉色に輝くユリの木とのコラボが楽しめる絶景スポットです。

庭園の紅葉

上野公園内の東京国立公園は、北側に美しい庭園があり、春と秋に一般公開されます。秋になると、池の周辺に植えられた紅葉が色づき、撮影スポットとしてもおすすめです。

園内には徳川綱吉が法隆寺に献納したとされる五重塔や、京都御所にあった九条館、茶室などが移築されており、紅葉シーズンには、東京にいながら美しい秋の風情が楽しめます。

法隆寺宝物館

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上野公園内の東京国立公園には法隆寺宝物館があり、その手前に人工池が作られています。池の周囲に木々が植えらており、秋になると葉が色づき、紅葉スポットに。水面に赤や黄色の葉が映り込み、絶景スポットとなります。

基本情報

上野公園の紅葉スポット【寺社仏閣・史跡】

上野公園には上野東照宮や旧寛永寺の建築物、史跡など、見どころが多くあります。江戸時代に造られた建築物を巡りながら、紅葉を楽しむのもおすすめです。

上野公園・西郷隆盛像

西郷隆盛像は上野公園のシンボルで、上野公園の西側の入口付近に立っています。高さ3.7mある大きな像で、愛犬のツンを連れた姿が印象的です。銅像のそばに大きなイチョウの木があり、秋になるときれいな黄色に染まり、銅像と紅葉のコラボが楽しめます。

上野公園・西郷隆盛像の見どころ

西郷隆盛は鹿児島出身の武士で、幕末から明治維新にかけて日本の発展に大きく寄与した人物です。上野公園の隆盛像は明治31年12月に除幕式が行われました。近くで見ると頭が少し大きいのですが、見上げた時にバランスが取れるようにしたものです。

西郷隆盛の写真は一枚も残っておらず、像は肖像画やいとこの顔をモデルにして作られました。浴衣姿で愛犬を連れた姿は、西郷隆盛の庶民的な人物像を表現したとされ、「上野の西郷さん」と呼ばれ親しまれています。

上野公園・上野東照宮

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上野東照宮は上野公園の西端に鎮座し、徳川家康を祀っています。イチョウやモミジに囲まれており、秋には紅葉が楽しめるおすすめスポットです。境内には諸大名から奉納された200基を超す石灯篭や銅灯籠が並び、紅葉をバックに幽玄な雰囲気が楽しめます。

豪華絢爛な社殿や唐門、透塀などが並び、色鮮やかな紅葉とのコントラストも美しいと評判です。東照宮ぼたん苑の紅葉も美しいのですが、残念ながらぼたん苑は、紅葉の時期は一般公開されていません。

上野公園・上野東照宮の見どころ

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上野東照宮の黄金色の唐門は1651年に造られたもので、国の重要文化財に指定されています。唐門には、日光東照宮の眠り猫を掘った左甚五郎による昇り龍・降り龍の彫刻があるので、チェックしてみましょう。夜になると、龍が不忍池の水を飲みに行くという言い伝えがあります。

社殿は、内部は非公開となっていますが、江戸時代に造られた煌びやかな建物で、権現造りの重厚な建物です。 社殿の四方を囲む透塀には、動物の彫刻が色鮮やかに彫られています。

上野公園・上野東照宮は強力なパワースポット

上野公園の上野東照宮は、勝運のパワースポットとして有名です。関東大震災でも倒れなかった大鳥居、唐門の昇り龍、大空襲でも焼失しなかった社殿など、境内には多くのパワースポットがあります。毎月17日は家康公の月命日で、この日にだけ授与される「昇龍守」は、勝利や出世のご利益がある強力なお守り。会社員や受験生におすすめです

基本情報

上野公園・旧寛永寺五重塔

旧寛永寺五重塔は、上野公園の上野東照宮のすぐ隣にある紅葉スポットです。周辺にはモミジが植えられており、秋には五重塔と紅葉とのコラボが楽しめます。現在は周囲に柵があり近づけませんが、風情のある建物です。

五重塔はもともとは上野東照宮の一部として建てられたもので、明治の神仏分離令によって取り壊しになるところを、寛永寺の所属として保存されることになりました。現在の塔は1639年に再建されたものです。

基本情報

上野公園・寛永寺清水観音堂

寛永寺清水観音堂は上野公園の西郷隆盛像の近くに佇む小さなお堂で、周辺はモミジに囲まれており、秋には紅葉が楽しめます。清水観音堂は、寛永寺を開いた天海大僧正が作ったもので、京都の清水寺を模した美しい建物です。上野公園の不忍池は、琵琶湖に見立てられています。

月の松

上野公園の寛永寺清水観音堂には、「月の松」と呼ばれる絶景スポットがあります。丸く弧を描いた松の木で、松の木から覗くと不忍池に浮かぶ弁天堂と、紅葉の時期には大イチョウの木が見える人気スポット。

「月の松」は歌川広重が『名所江戸百景』にも描いた有名な場所で、撮影スポットとしてもおすすめです。「月の松」は、琵琶湖に浮かぶ月をイメージしたとされ、紅葉の季節は風情あふれる景観が楽しめます。

基本情報

上野公園・上野大仏周辺

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上野大仏は、上野公園のほぼ中央に静かに佇む、頭部だけの仏像です。上野大仏の入口付近にイロハモミジの木があり、見頃の時期には紅葉が楽しめます。場所が分かりにくいので、上野精養軒を目印にするといいでしょう。階段を上ったところに鎮座しています。

上野公園・上野大仏の見どころ

上野大仏は1631年に建立された釈迦如来坐像で、かつては像高約6メートルあったと言われています。地震で何度も倒壊し、そのたびに再建されましたが、大正時代の関東大震災で被災し、頭部が落ちてしまいました。

胴部より下は寛永寺が保管していたのですが、戦争中に軍への金属供出によって失われ、現在は頭部のみに。上野大仏は、「これ以上落ちない」と受験生に人気のスポットで、合格祈願お守りや絵馬などがあります。

基本情報

上野公園の紅葉スポット【不忍池】

上野公園に広がる広大な不忍池。自然豊かな池で、野鳥や水辺の生き物などが観察できるおすすめスポットです。周辺にはイチョウ並木が続く遊歩道があるので、紅葉を楽しみながら散策をするといいでしょう。

上野公園・不忍池でボート遊び

不忍池（しのばずのいけ）は上野公園の南西部に広がる大きな天然の池で、周囲は約2キロ。北側は上野動物園西園に接しており、蓮の花が楽しめる蓮池、カワウが生息する鵜の池、ボート遊びができるボート池の3つに分かれてます。

不忍池の周辺には桜の木やモミジなどが植えられており、春は桜、秋は紅葉を眺めながら散策やボート遊びが楽しめるおすすめスポットです。デートスポットとしても人気があり、サイクルボートやスワンボートなどが楽しめます。

上野公園・不忍池辯天堂

不忍池辯天堂（弁天堂）は、不忍池に浮かぶ中島にある小さなお堂です。寛永寺を開いた天海僧正が創建したもので、八本の腕で煩悩を打ち壊す「八臂辯才天」を祀っています。当時の建物は焼失してしまい、再建された八角形のお堂が印象的です。

本尊は谷中七福神の一つである弁財天で、金運のパワースポットとして有名。ご利益にあやかろうと、多くの人が訪れる上野公園の人気スポットです。夜になるとライトアップされ、幻想的な景観が楽しめます。

基本情報

紅葉の上野公園で訪れたいカフェ

上野公園は広く、紅葉スポットを巡りながら歩いていると疲れることもあります。そんな時におすすめのカフェをご紹介しましょう。公園の景色を眺めながら、カフェタイムやランチを楽しんでください。

上野の森 Park Side Cafe

「上野の森 Park Side Cafe」は、上野公園内の大噴水の近くにあるおしゃれなカフェです。テラス席がある静かで落ち着いた雰囲気のカフェで、上野公園の緑を眺めながらリラックスできます。サンドイッチやパスタ、タパスなど多彩なメニューが揃っており、ランチにもおすすめです。

摘みたてのハーブを使ったハーブティーや手作りケーキなどもあり、上野公園の散策で疲れた時に、ゆっくりと楽しめるでしょう。

上島珈琲店 黒田記念館店

東京国立博物館の黒田記念館別館内にある、上島珈琲店です。朝7時から営業しているので、散策前のモーニングにもいいでしょう。レトロな建物の中にあり、1階はカウンター席とテラス席、2階は落ち着いた雰囲気のテーブル席となっています。

人気メニューは、すっきりとした甘さの黒糖ミルク珈琲。レトロな銅製マグカップに入っています。サンドイッチやケーキなども揃っており、ランチもおすすめです。

上野公園で紅葉を楽しもう！

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上野公園は広大な敷地を持つ公園で、園内には多くの史跡や寺社仏閣、文化施設があり、おでかけスポットとしても有名です。紅葉スポットとしてもおすすめで、見頃を迎える11月下旬から12月にかけて、散策を楽しむといいでしょう。

桜で有名な上野公園は、紅葉のシーズンは観光客が少なく、ゆっくりと紅葉を眺めて過ごすことができます。カップルや家族と訪れて、秋の一日を満喫してください。

東京の紅葉スポットが気になる方はこちらをチェック！

東京都内の紅葉スポットは多く、美しい自然が楽しめます。紅葉の見頃に合わせて、おでかけをてみましょう。東京の紅葉スポットの情報は、こちらの記事を参考にしてください。

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