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皇居乾通りの紅葉を見に行こう!一般公開の期間や見頃の時期などを解説!

春と秋の年2回だけ一般に公開される皇居乾通りは最高の紅葉を観賞できる場所として有名です。皇居乾通りの一般公開される期間や紅葉の見頃の時期、混雑事情やおすすめのアクセス方法まで解説。ただ通り抜けるだけで晩秋のわびさびを感じられる皇居乾通りの魅力を全て説明します!
2020年8月27日
石倉
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都内で最高の紅葉を見たければ皇居乾通りに!

秋もすでに終わりが見えてきた今日この頃。紅葉を楽しめる時間もあとわずかになってきましたね。都会の喧騒で毎日を過ごしている方は、「もう今年は無理かな…」と諦めている方もいるのでは?そんな方たちに朗報です。都内で最高の紅葉を見られるスポット、皇居乾通りが12月に解放されます!

皇居乾通りの基本情報

皇居乾通りの基本情報は以下の通りです。
・住所:東京都千代田区千代田1-1
・入場料:無料
・TEL:03-3284-6780
・見頃:12月上旬
画像にあるのは皇居のなかでも外苑にて色付いている紅葉たちの姿。毎年多くの方がカメラを手に取りこれらの美麗な樹木をフィルムにおさめています。最近ではスマートフォンの発達で気軽に高画質な写真を撮影できるのも嬉しいですね。

皇居乾通り一般公開について - 宮内庁

紅葉を見に行く前に知っておきたいこと

ただ、この場所は日本のなかでも特別なスポットです。何しろ、普段は厳重に封鎖され中に入ることができない場所。2014年から年に2回、春と秋に数日間だけ解放されることになった場所ですから、行く前にはそれなりの準備が必要です。今回は皇居乾通りにて紅葉を見ようと考えているあなたのために“この場所に行く前に知っておきたい情報”をお届けします。他にはない必見の内容となっていますのでぜひ最後までお読みください!

皇居乾通りの紅葉を見に行こう!①:一般公開の期間は?

皇居乾通りの紅葉は通年で見られない?

左に紅葉、右に松を仰ぎ見るこの場所には、一般的な公園のように通年でいつでも入ることはできません。また、一般公開の期間中であっても、原則「通り抜ける」ことが許されるのみです。「通り抜ける」だけとは、すなわち立ち止まって三脚を立てじっくりと撮影をしたりだとか、シートを敷いてお弁当を食べたりだとかはできないということ!あくまでもこの場所は「観賞」のために、一時的に解放されているだけです。

解放された光景はまさに「絶景」!

それでも一般公開の時期になると、この場所は凄まじい人数の参観者たちで賑わいます。この場所では日本でも最上級の紅葉を堪能できるので賑わうのも当然です。解放された光景はまさに「絶景」と称するのがふさわしいパノラマ。日本の古き良き”わびさび”を十分に肌で感じることができます。

一般公開の期間を正確に把握しよう!

一般に公開される期間は年によって変わります。紅葉は生き物ですからある程度幅があるのは考慮しなければいけません。毎年11月の初旬~中旬の頃になると宮内庁の公式HPに一般公開される期間が告知されますので来年度以降にこの場所に足を運びたいという方はあらかじめチェックしておきましょう。2018年の一般公開期間は以下のとおりです。公式HPへのリンクも参照してください。
・公開期間:2018年(平成30年)12月1日(土曜)~12月9日(日曜)
・入場時間:午前9時~午後3時まで
・備考:毎年大変な混雑になるため時間に余裕をもって向かいましょう。入場時間、退場時間は厳守です。

平成30年12月1日(土)から12月9日(日)までの9日間,秋季皇居乾通り一般公開を実施します。各日,入場時間は午前9時から午後3時までとし,皇居坂下門から参入,皇居乾門から退出,又は皇居東御苑の大手門,平川門若しくは北桔橋門から退出となります。

皇居乾通りの紅葉を見に行こう!②:見頃の時期はいつ?

皇居周辺を含めると見頃の時期は11月下旬~12月上旬

綺麗に分かれた7つの葉形が、まるで熟れたリンゴのように綺麗に色付けば見頃となります。ちょうど画像にあるような光景が、まさに見頃といえるでしょう。皇居が一般公開されるのは12月からとなりますが、外苑のさらに外からでも遠巻きに観賞することはできます。見頃の時期は年によって前後しますがおおむね11月の下旬~12月の上旬がピークです。

山下通りの見頃をむかえた紅葉並木は圧巻!

乾通りから夕陽が落ちる西側へ続く道は「山下通り」です。両脇を雑木林で囲まれたこの場所もまた、紅葉を楽しむベストスポット。両脇を彩る紅葉の美しさに目を奪われ、右に左に首をせわしなく動かしてしまい翌日筋肉痛になってしまう方もいるほどだともっぱらの評判です。

皇居乾通りの紅葉を見に行こう!③:混雑状況は?

毎年20万人の参観者で混雑する


日本の紅葉は今や、日本人だけの楽しみではありません。海外から日本の紅葉を堪能するためだけに来日するという外国人観光客らにも、この場所はとても人気です。画像に見られるように、一般公開の期間中は実にインターナショナルな光景が眼下に広がります。

例えば2017年の参観者は総計226,220人

例えば、2017年は今年と同様に9日間の解放でしたが日本人、外国人の総計で226,220人もの参観者が訪れ、おおいに賑わい混雑しました。今年はその混雑の具合から、開場時間と閉場時間を少しだけ去年よりも長くしてくれていますが、やはり同程度かそれ以上の混雑具合になるでしょう。

動画で去年の混雑状況を確認(音量注意)

それでは、実際に去年の混雑具合を動画で確認してみましょう。アナウンスの声が少し大きめなので、音量には注意してください。動画時間2:00前後から混雑の具合を見ることができます。老若男女、さまざまな年代の方が列をなして進んでいますね。基本的に立ち止まることはできませんので、ペースを乱さずに通り抜けてください。ちなみに、この動画は解放2日目の日曜日の光景です。

土日は特に混雑が予想される

土日を挟んで解放されるこの場所。特に混雑が予想されるのはもちろん土日です。9日間の一般公開期間のなかで土日を2回挟むわけですが、どちらも大変混雑します。通りに入場してからはノンストップで通り抜けていくわけですが、「通りに入場する」までがなかなか大変。このように、長蛇の列になってしまうのも都民にとっては晩秋の風物詩的な光景です。

できれば混雑していない平日にゆっくりと見たい

混雑を避けてゆったりと通りの景色を堪能したい方は平日を狙って行くのがおすすめ!平日のなかでも金曜はわりと混雑していますので、月~木曜の間を狙って行けば入場までの時間も土日と比較して少なく、スムーズに紅葉を観賞できるでしょう。

皇居乾通りの紅葉を見に行こう!④:便利なアクセスは?

自家用車でアクセスできる?

都内に在住している方はもはや見飽きた光景かもしれません。このシーズンになると画像のように、皇居前の通りは大変な渋滞になります。原則、この場所は自家用車でアクセスはできません。皇居には参観者用の駐車場もありません。そのため、公共交通機関を使うか、誰かに送迎してもらうかなどの方法でアクセスしましょう。

路上駐車厳禁!

毎年、この場所の周辺に路上駐車をして列に並ぶ方がいますがこれは厳禁です。事故や渋滞のもとになりますし、何かトラブルでもあれば翌年度以降の一般公開が中止になってしまう事態も考えられます。加えてシーズン中は場内、場外を含めて警察の方が多くパトロールしています。安易に路上駐車をしても、安くない罰金を支払うハメになるだけですよ!

公共交通機関を上手に使ってアクセスしよう

公共交通機関を使ってアクセスしましょう。仮に誰かに送迎してもらう場合であっても、通りから離れたところで下車して徒歩で向かうなどの配慮が必要です。例えばJR東京駅の丸の内中央口から皇居(坂下門)までゆっくりと歩いても20分ほどで到着できます(約1kmの道のり)。

地下鉄メトロを上手に活用しよう

他にも、地下鉄三田線の大手町駅D2出入口。あるいは、地下鉄千代田線の二重橋前駅6番出入口からなら、15分ほど歩けばアクセス可能です。ただし、この時間はあくまでも混雑していない状態での目安。開場時間である午前9時を過ぎると少しずつ混雑しはじめて、状況によっては皇居前から駅まで人がずらりと連なっているなんてことも!もしも、混雑を避けてアクセスしたければ開場時間前に到着して少し待つくらいの心もちで向かいましょう。

アクセス情報とあわせて知っておきたいトイレ情報

出典: https://www.irasutoya.com/2013/11/blog-post_795.html

アクセス方法とあわせて知っておきたいのが「トイレ」の情報です。シーズン中は場所内に臨時のトイレが設置されている場合がありますが、基本的に出入口に1、2か所程度しかなく当然、とても混雑します。そのため、トイレは駅ですませておくのがおすすめです。

皇居乾通りの紅葉を見に行こう!⑤:守りたいマナーは?


手荷物は最小限に!

一般公開されていてもここは特別な場所です。入場前には持ち物検査とセキュリティチェックを行う必要があります。そのため、持ち物はできるだけ身軽にして向かいましょう。持ち物が少なければ、それだけ入場までにかかる時間が少なくすみます。

列を乱さずスムーズに通り抜けよう

入場後には列を乱さず、アナウンスに従ってスムーズに通り抜けましょう。早歩きで通り抜ける必要はありません。じっくりと景色などを観賞しながら進んで行けば大丈夫です。ただし、立ち止まってしまうと後続の方たちが詰まってしまいますので、足は止めないようにしてください。

一般公開の趣旨を妨害する行為は厳禁!

一般公開は純粋に皇居内の風景などを楽しむために解放されています。その趣旨に反する行為は、仮に明記されていなくても慎むようにしましょう。例えば、グデングデンに酩酊している状態での入場や、養護・介護犬以外のペットの同伴などは禁止です。ただ純粋に晩秋の光景を満喫しましょう。

皇居乾通りの紅葉を見に行こう!⑥:紅葉以外の見どころは?

皇居乾通りで見られるのは紅葉だけではない!

ここまで紅葉をメインにご紹介してきましたが、この場所で楽しめるのは紅葉だけではありません。普段は閉じられた空間であり、そこにはさまざまな動植物が息をして根を張っています。ここからは場内に存在する動植物について簡単に見ていくことにしましょう。

「ハゼノキ」

皆さんは幼い頃にクレヨンを使ったことがあるでしょうか。この木は古くからさまざまな形に加工されていた植物で、江戸の時代には工芸品や弓の材料として大人たちに利用され、昭和の時代にはクレヨンとして子供たちの情操教育を手伝っていました。

「ウメモドキ」

赤い実が特徴的なこの木は、県によっては絶滅危惧植物として保護されているほどの希少な植物です。盆栽を趣味とする方は見たことがあるかもしれませんね。自生しているものはなかなか目にすることができません。12月であっても実が残っている場合がありますのでぜひ探してみてください。

「ムラサキシキブ」

この植物は低木ですが、高さ3m程度にまで成長します。このような色鮮やかな実を秋になると結びます。名前の由来はかの女性歌人にあり、その名に恥じぬ風雅な佇まいをしています。運が良ければ、まだ落ちる前の実を確認できるかもしれません。

運が良ければ晩秋を彩る野鳥を見られる

小さく黒いクチバシが愛らしい小鳥。スズメの仲間ですが、この時期のいわゆる「ふくらスズメ」よりも一回りほど小さく、モノトーンカラーでおしゃれに決めているのが特徴です。好奇心が強いのでカメラを向けると「ん?何だろう?」と目線を向けてくれることもあります。

皇居乾通りの紅葉を見に行こう!⑦:楠公レストハウスとは?

楠公レストハウスの概要

皇居外苑から歩いて3分程度の距離にあるのがこのお店。絶品の和食が食べられるレストランと、お土産を購入できる売店があります。
・住所:千代田区皇居外苑1-1
・TEL:03-3231-0878
・営業時間:午前8時30分~午後5時まで
・定休日:年末年始


楠公レストハウス | 皇居外苑 | 一般財団法人国民公園協会
楠公レストハウス 外濠を超えて90秒。楠公像を目印に進むと、二重橋を臨む緑に囲まれた一角に楠公レストハウスはあります。 国有財産である楠公レストハウスは、1967年(昭和42年)に全国から皇居参観に来られる方...

皇居外苑で美味しいお食事を

ランチメニューは税込1,000円からさまざまなメニューを選べます。おすすめは画像にある国産豚肉の生姜焼き御膳(税込1,000円)。他にもお魚からお肉料理まで、計7種類のメニューを食べることができます。詳しくは下記リンクから公式HPを参照してください(価格は2018年11月16日時点のものです)。

お食事 メニュー | 皇居外苑 | 一般財団法人国民公園協会

一般公開参観の記念に

他にも売店ではさまざまな記念品を購入できます。例えば画像にあるどら焼きは人気のお土産の一つです。どら焼きの他にもきんつばやようかん、皇居特製の和菓子を買うことができます。

楠公レストハウス売店 取扱商品 | 皇居外苑 | 一般財団法人国民公園協会
皇居外苑オリジナル商品を各種取り揃えておりますので、皇居参観の記念に是非ご利用下さい。また、全国どちらからでもご購入頂けます。

皇居乾通りの紅葉を見に行こう!⑧:周辺のグルメ情報は?

最高の紅葉の次に美味しい料理を堪能しよう

この場所に近い日本橋付近には美味しいお食事処がたくさんあります。デートスポットとしても名の知れた場所なので、紅葉を楽しんだあとは日本橋まで足をのばしてウィンドウショッピングや美味しいグルメを堪能してはいかがでしょうか。下記リンクから「暮らしーの」がおすすめする日本橋近辺のスポット情報を参照できますのでぜひ参考にしてください。

秋の最後を皇居乾通りで満喫しよう

秋の最後を満喫できる皇居乾通りの紅葉情報についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。晩秋になると、何やら理由もなく寂しい気持ちになりますね。世代を問わず、性別も国籍も関係なく、ただ紅葉を愛でるためだけに賑わうこの場所で秋の終焉をその目に映しておきましょう。それでは、最後までありがとうございました!

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