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秋を彩る独特な香りが魅力、キンモクセイの花言葉をご紹介!原産地や開花時期も解説!

キンモクセイは江戸時代に日本に登場した人気の常緑樹です。そんなキンモクセイの原産国や開花時期についてこの記事では解説。気になるキンモクセイの花言葉についてもたっぷりご紹介します。花言葉を知るとさらに欲しくなるキンモクセイの人気商品もご覧ください。
2021年8月29日
みもざ
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目次

独特で忘れられない香り「キンモクセイ」

Photo by BONGURI

キンモクセイはモクセイ科モクセイ属の常緑樹です。小さなオレンジ色の花を秋の時期に咲かせます。その香りのよさは多くの人が知るところでまさに「秋の香り」の象徴ともいえるでしょう。

かれんな花の印象に反して香りが強く、遠くでもキンモクセイの花が咲いているのがわかるほどのため「千里香」とまで呼ばれていました。

キンモクセイとは

枝に小さなオレンジ色の花をたくさんつけ、秋の訪れを告げる秋の象徴です。日本の秋の景色には定番の存在で人気での庭木ですが実は日本が原産国ではありません。

キンモクセイの原産国や独特な香りの正体など、キンモクセイについてまずは見ていきましょう。

キンモクセイとは①原産国

Photo by mk*

キンモクセイの原産国は中国です。江戸時代に中国から日本へもたらされたといわれています。キンモクセイにはオスとメスの株があり、より香りの強い花が開花するのはオスの株だったため日本にはメスの株は存在しません。

そのため、日本でキンモクセイの種や実を見かけることはほぼないでしょう。キンモクセイは「取り木」と呼ばれる手法で株を増やせるため、オスの株のみが原産国中国からもたらされたとしても問題なかったのです。

分布

キンモクセイは取り木で簡単に増やせるため、江戸時代に日本にもたらされてからは全土に広まりました。常緑のため生け垣などにも多く利用され現在の日本でも公園などでよく見かけるでしょう。日本での分布は広く、北は秋田県、南は九州までです。

また、その香りの強さから、古くは公衆便所の生け垣にキンモクセイが使われることが多かったため、トイレの芳香剤の印象が強く根付いたともいわれています。

キンモクセイとは②開花時期

Photo by zunsanzunsan

キンモクセイの開花時期は9~10月で、季節は秋に当たります。取り木から始めると最初に開花を迎えるまでに5年ほどかかりますが、キンモクセイとして売られている苗を購入して植え付ければその年の秋から開花を楽しめるでしょう。

秋まっただなかに開花するのでキンモクセイという言葉は秋の季語にもなっています。

キンモクセイとは③開花の期間

Photo by coloredby

秋の時期を迎えると一斉に花を咲かせるキンモクセイは開花期間が短いのが特徴です。開花してわずか1週間ほどで散ってしまうでしょう。キンモクセイの花は雨や強い風があればたちまち地面へと落ちるほど散りやすいといわれています。事実、雨の後の地面がキンモクセイの花で覆われているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

キンモクセイとは④独特な香りの正体

Photo by zunsanzunsan

キンモクセイの香りは実に独特です。甘い桃のような香りかと思えばミルキーな香りが感じられたり、スッとさわやかな香りがすることもあるでしょう。キンモクセイの香りはいくつか複数の成分が合わさってできています。

そのなかでもキンモクセイの香りを大きく担っているのが「γデカラクトン」と呼ばれる成分です。ベリー類やココナッツの香りにもこのγデカラクトンは存在しており、甘くミルキーな香りはこの物質によります。

甘い香りなのに虫には好かれない

Photo by titanium22

キンモクセイのように強く甘い香りを放つ花には得てして多くの虫が集まってきます。三大香木の1つでもあるほど香りのよいキンモクセイですが実はその香りは虫には好ましい香りではないようです。そのためキンモクセイにはあまり虫が寄り付かず害虫なども付きません。

一部のアブの仲間だけは好んでやってくるといわれていますが、ほかの香木に比べると圧倒的によってくる虫は少ないといえるでしょう。

三大香木について気になった方はこちらもチェック

三大香木と呼ばれる樹木は「キンモクセイ」「クチナシ」「チンチョウゲ」です。いずれも独特でうっとりするいい香りが特徴。キンモクセイ以外の三大香木について気になった方は以下の記事もご覧くださいね。

キンモクセイの花言葉と由来

香りがよく半日陰でも育つため植木に人気のキンモクセイ。これまではトイレの芳香剤のイメージが強かったかもしれませんが、香りのよさが見直され、キンモクセイの香水なども販売されているほどです。また、キンモクセイの香りのイメージを底上げするものとして花言葉が挙げられるでしょう。

キンモクセイの花言葉はその独特で美しい香りからインスパイアされたもので、花言葉の面からも人気です。キンモクセイの花言葉と由来についてみてみましょう。

花言葉と由来①謙虚

Photo by t.shigesa

1つ目のキンモクセイの花言葉は「謙虚」です。この謙虚という花言葉の由来は花の形にあるといえるでしょう。前述したように、千里先でも花が咲いているかわかるといわれる強い香りを放つにもかかわらず、花の一つ一つは小さくまさに謙虚そのものな姿です。

花の散り方も謙虚ではかなく、1つ1つがポトリポトリと地面に落ちます。そんなキンモクセイの姿が由来となって「謙虚」という花言葉がつけられました。

花言葉と由来②初恋

Photo byionasnicolae

2つ目の花言葉は「初恋」です。派手な色の花は咲かせずとも「恋をしている」と一目でわかるほど香らせる姿に「初恋」の甘酸っぱさや奥ゆかしさを感じたのが花言葉の由来でしょう。

原産地中国では、初恋の人とのデートの前にはキンモクセイのお茶を飲んで出かけたというエピソードも残されています。「初恋」の花言葉を心に秘めてほのかにキンモクセイの香りをまとっていたのでしょう。

花言葉と由来③気高い人

Photo by kaidouminato

3つ目の花言葉は「気高い人」です。この花言葉の由来は1つ目の花言葉「謙虚」にも通ずるところがあるといえるでしょう。独特ないい香りの花を開花させるにもかかわらず、一度の雨であっという間に花を落としてしまいます。

自分の香りのよさをひけらかすことなく、雨という天からの定めに身を任せて花を散らせる姿から「気高い人」という印象を持ったのでしょう。このような由来から、キンモクセイの花言葉に「気高い人」がつけられました。

花言葉と由来④陶酔

Photo by mk*

キンモクセイの4つ目の花言葉は「陶酔」です。この花言葉の由来はまさに香りにあるといえるでしょう。一度キンモクセイの香りをかぐと心が華やぎうっとりしますね。その姿はまさに「陶酔」を象徴するものでしょう。

江戸時代から開花時期を迎えると多く人の心をうっとりさせてきたその香りから「陶酔」の花言葉がつけられました。

花言葉と由来⑤誘惑

Photo by photo.jhassy

「陶酔」の花言葉のように、独特なキンモクセイの香りにちなんだ花言葉はほかにもあり「誘惑」の花言葉は清純な花言葉を持つキンモクセイの二面性を現した最たるものでしょう。

遠く離れていてもその香りのもとを思わず探してしまうようなキンモクセイの香りはまさに「誘惑」。初恋や恋心にちなんだ花言葉が多いキンモクセイですから「誘惑」もうなづける花言葉でしょう。


金があれば銀もある!銀木犀とは

キンモクセイの原産国である中国にはモクセイ科の植物は複数あります。原産国中国から日本にもたらされたキンモクセイ(金木犀)はギンモクセイ(銀木犀)の変種であるともいわれており、原産地中国ではさまざまな品種を香水やお茶などに使い分けているほどです。

銀木犀の特徴

キンモクセイの「金」に対して「銀」がつけられているギンモクセイ(銀木犀)の特徴は花の色です。ライトイエローのような花をつけます。

香りも大変よいものですがキンモクセイほど力強く香りません。花の時期もキンモクセイと一緒で秋です。ただし、開花時期はギンモクセイのほうが長く、ギンモクセイは一年で複数回開花するといわれています。

銀木犀の香り

ギンモクセイの香りの成分はキンモクセイとほぼ同様でキンモクセイのような香りです。前述したように、キンモクセイに比べてギンモクセイのほうが香りが控えめなのはつける花の数の少なさに由来するともいわれています。

そのため、ほのかに控えめに香ってほしいのであればギンモクセイがおすすめです。

銀木犀の花言葉と由来

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キンモクセイとギンモクセイの花言葉は明確な違いがありません。そのため、キンモクセイの花言葉がギンモクセイで使われることも珍しくありません。「謙虚」や「初恋」はよくキンモクセイと重複して使われます。

一方、キンモクセイにつけられた花言葉以外には、「あなたの気を引く」「唯一の恋」などがあてはまるでしょう。いずれにせよ、キンモクセイやギンモクセイの小さく謙虚な花の姿や高貴な香りからつけられたといえます。

初恋にまつわる花言葉について気になった方はこちらもチェック

花言葉と恋愛は切っても切り離せない関係といえるでしょう。初恋のような甘酸っぱさを感じさせる花言葉から嫉妬や憧れといった複雑な感情が込められた花言葉を持つものも数多くあります。

花を相手に送る際は花言葉もぜひチェックして送りたいものですね。キュンとくる花言葉についてまとめた記事は以下からチェックしてみてくださいね。

キンモクセイの香りを楽しめる商品

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秋に開花する人気のキンモクセイ。江戸時代からその香りはひとびとに愛されてきました。トイレの芳香剤のイメージを脱し、近頃は香水やそのほかの商品に人気があります。

原産国中国では香りを楽しめるお茶やお酒も。最後はキンモクセイの香りや花言葉を感じられる商品についてご紹介します。

キンモクセイの香りを楽しめる商品①香水

人気コスメブランド「shiro」は香水も大人気です。そのなかでも毎年キンモクセイの開花時期である秋に限定発売される「キンモクセイ」は発売と同時に売り切れてしまうほど。「謙虚」や「気高い人」という花言葉にぴったりな印象の香りでさりげなく印象をアップさせてくれるでしょう。

「初恋」や「陶酔」といった花言葉をこめて意中の人にプレゼントするのもいいかもしれませんね。

キンモクセイの香りを楽しめる商品②ルームフレグランス

ボタニークフォークリードディフューザー

出典:楽天
出典:楽天
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容量50mL
サイズ直径約4cm×高さ約11.8cm

玄関や洗面所、トレイにおくディヒューザータイプも人気があります。ボタニークフォークのルームフレグランスはまさにキンモクセイの香りや花言葉をほうふつとさせる香りです。

香料でキンモクセイの香りを調合することは非常に困難といわれており、その独特な香りを生み出すために1年もの歳月を費やした自信作。秋空の下、まるでキンモクセイを下から見上げるようなそんな晴れやかな気持ちにさせてくれるでしょう。

キンモクセイの香りを楽しめる商品③お茶

金木犀の原産国中国では、キンモクセイを「桂花」とも呼び、キンモクセイの花で作ったお茶を「桂花茶」と呼びます。お茶にしてもキンモクセイの豊かで独特な香りは健在。緑茶やウーロン茶の茶葉にキンモクセイの花をブレンドしたものやキンモクセイの花だけを使って作ったものなど種類はさまざまです。

キンモクセイのお茶でほっと一息つきながら、キンモクセイの花言葉「謙虚」さを振り返ってみるのもいいかもしれませんね。

キンモクセイの香りを楽しめる商品④お酒

桂花陳酒(麗白)

出典:楽天
容量500mL
アルコール度数15度

キンモクセイの原産国である中国では、花をさまざまな使い方で活用しています。キンモクセイの花を焼酎などのアルコールに付け込んだお酒は「木犀花酒」と呼ばれ、その香りのよさから不眠症や低血圧に効果があるとされ親しまれてきました。

古くは漢方薬としても使われるほどだったキンモクセイの香りはリラックスを誘い、お酒の力と相まって疲れた体や心をほぐしてくれるのでしょう。

キンモクセイの香りを楽しめる商品⑤入浴剤

生活の木バスミルク キンモクセイ

出典:Amazon
出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
内容量250mL

独特な香りが愛されるキンモクセイは入浴剤も人気です。アロマオイルで知られる「生活の木」のバスミルクは肌を滑らかにしながらバスルームにキンモクセイの香りを漂わせてくれます。

キンモクセイの香りにはリラックス効果もあるためまさにバスタイムにうってつけ。秋の時期に限定販売されることが多いため、この時期の発売は見逃せません。キンモクセイの花言葉に思いをはせながらゆったりしたバスタイムを過ごしましょう。

秋に人気の花「キンモクセイ」

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中国を原産国とし江戸時代から日本の人々に秋を知らせてきたキンモクセイ。「謙虚」や「初恋」といった控えめな花言葉を持ちながらも「誘惑」や「陶酔」といった花言葉があるのが面白いところでしょう。

香りをかぐ人の心模様によって香りの印象が変わるからこそ二面性をもった花言葉がつけられたといえそうです。

キンモクセイの花言葉について気になった方はこちらもチェック

さらにキンモクセイの花言葉について詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてご覧ください。