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夜間ライトアップが人気、醍醐寺の紅葉の見頃は12月?徒歩でのアクセス方法も解説!

マイナーな紅葉巡りがしたい人へ!京都で穴場の紅葉スポットとして人気の醍醐寺。夜間のライトアップ情報や見頃の時期、アクセスから周辺の紅葉スポットまで。おすすめの見所をご紹介します。ぜひお出かけやデートの参考にし、秋の醍醐寺の紅葉を楽しんでみてください!
2021年9月25日
辻川 ひろみ
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醍醐寺とはどんなお寺?

世界遺産 京都 醍醐寺 HP

醍醐寺は京都府京都市伏見区にあり、874年に空海の孫弟子の聖宝理源大師によって開かれました。醍醐寺は五重塔や庭園などの国宝がある「下醍醐」と、醍醐山と呼ばれる醍醐寺開創の地である「上醍醐」の山全体を含めた広大な敷地を誇っており、京都の中でもトップクラスの文化財がある世界文化遺産のお寺として有名です。

(当記事は2021年9月1日時点の情報を元に作成されております。)

醍醐寺ではどんな紅葉が見られる?

醍醐寺の紅葉は、豊臣秀吉が果たせなかった紅葉狩りの名所として有名で、この時期はこの広大な山々に四季折々の自然を感じられる綺麗な景色がみられます。醍醐寺は京都府内の有名な紅葉スポットよりも比較的混みにくく、紅葉の見頃の時期でも落ち着いて紅葉を楽しむことができる隠れた人気スポットです。

世界文化遺産や国宝の数々と色とりどりの紅葉を一緒に楽しむことが出来るのが、他のスポットにはない醍醐寺の1番の見どころでもあります。

醍醐寺オススメの紅葉スポットは?

醍醐寺の境内は広く、いたる所で紅葉を楽しめるのですが今回は醍醐寺の中でも有名なおすすめのスポットを3つご紹介します。各スポットによって雰囲気も異なる紅葉が楽しめるのもポイントです!もちろん写真映えのする綺麗な景色が楽しめます。

醍醐寺で人気No. 1スポットの弁天堂

醍醐寺といえば弁天堂というほど、醍醐寺のメインとなる有名なスポットです。水面に映る赤色黄色の紅葉とその奥に広がる緑の木々たちのコントラストを感じられ、そこに佇む弁天堂と弁天橋が神秘的な空間を醸し出しています。

夜のライトアップでは昼間とはまた違う雰囲気を味わうこともでき、夜も水面にくっきりと弁天堂が映る景色は醍醐寺の中でも広大な空間に吸い込まれそうになる風景は圧巻で、醍醐寺1の人気スポットです。

時間を忘れるほど広大な三宝院庭園

豊臣秀吉が設計したと言われているこの三法院庭園は紅葉が合わせて楽しめるスポットです。紅葉と緑、石たちの色のバランスがとれた場所であり紅葉の主張が控えめなところも趣があります。

ライトアップでは、より立体的な景色が広がります。醍醐寺のこの広い庭園の中にポツリと色づく紅葉がなんとも趣のあるスポットです。目の前に庭園しか目に入らない空間はなんともホッと落ち着く紅葉の空間を感じられます。

木々に包み込まれるような紅葉のトンネル

醍醐寺の仁王門から続く山道を「紅葉のトンネル」といいます。紅葉の見頃〜見頃を少し過ぎた時期になるとこの参道一帯が紅葉のじゅうたんになるのも見所の1つです。

特に夜のライトアップ時の景色をおすすめします。明るく照らされた木々たちが頭上を覆う紅葉の空間は物語の中のような景色になり、醍醐寺内のインスタ映えの紅葉スポットとしておすすめです。

醍醐寺の紅葉の見頃の期間は?

例年醍醐寺の紅葉が色づき始めるのが11月中旬ごろです。紅葉の見頃は、11月中旬〜下旬となります紅葉シーズンは11月中旬〜12月下旬の期間で、ライトアップは11月13日〜12月6日までです。

紅葉の見頃は最低気温が8℃以下の日が続き、5〜6℃になる時期が見頃となる目安となります。醍醐寺に行く際、事前に気温の変化や天気などを確認して行くとベストな見頃で紅葉を見ることができるので、紅葉の時期は参考にしてみてください。

醍醐寺に行くのにおすすめの時間帯は?

醍醐寺の紅葉のシーズンでおすすめの時間帯は平日の午前中〜昼頃。紅葉の見頃期間は比較的混んでおり、人混みを避けるには平日です。境内は広いので時間に余裕を持って行くことをおすすめします。

ライトアップは17:30〜。もしくは20:00〜頃を目安に行きましょう。ライトアップは受付開始30分ほど前から並んでおくか、受付終了時間前に行くと見ごろの期間でも人混みを避けゆっくり紅葉を観て回ることができます。

醍醐寺の拝観料金は?


[醍醐寺]

  通常期
 (三宝院庭園・伽藍のみ) 
 ライトアップ時期
(紅葉期間のみ)
大人 1000円      1000円
中高生    700円 1000円

拝観料には三宝院庭園・伽藍エリアが含まれます。より広大な紅葉の景色を観流には上醍醐への入山を追加料金500円で、登ることも可能です。入山は徒歩のみですが、紅葉に染まった山を散策できるのもこの期間の醍醐寺ならではの楽しみ方の1つでしょう。

醍醐寺の拝観時間は?

[醍醐寺](ライトアップ期間は11月13日〜12月6日)

通常期       9:00〜17:00  受付は16:30まで
※12月第1日曜日の翌日〜2月末日は16:30まで
紅葉期間  18:00〜20:50 受付は20:10まで

ゆっくり散策する場合の注意点として上醍醐に入山する方は、上醍醐まで徒歩で約1時間かかりますので、下山する時も1時間かかることも頭に入れた上で登山しましょう。

醍醐寺へのアクセスは?徒歩で行ける?

醍醐寺

  • 住所
    〒601-1325
    京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
  • 公式サイトURL
    http://www.daigoji.or.jp/
  • 電話番号
    075-571-0002
  • アクセス
    地下鉄醍醐寺より徒歩約12分。
  • 営業時間
    9:00〜17:00(ライトアップは18:00〜20:50)

醍醐寺への行き方は主に3つあり、1番おすすめは電車徒歩で行くことです。比較的アクセスしやすい場所なので、日中はお散歩がてら駅より徒歩で行くことをおすすめします。

醍醐寺への道は夜になると人気のない道になるので、1人で行く場合や女性が行く際はより注意が必要です。夜の醍醐寺へはバスやタクシーなどで行くことをおすすめします。

 

電車でのアクセス方法は?

電車でのアクセスでは、地下鉄を使って醍醐寺まで行くことが可能です。今回は1番早く着くアクセス方法として、京都駅からJRを使って向かうパターンを例にご案内します!この路線は比較的本数も多いのでスムーズに向かうことができるのでおすすめです。

京都駅より電車で約40分で着きます。

JR京都駅から出発し、JR琵琶湖線・湖西線行きJR山科駅まで(約5分)乗ります。その後、地下鉄六地蔵行きに乗り換え地下鉄醍醐駅まで(約10分)乗り、醍醐駅の改札を出て2番出口より地上へ上ってください。

地上のアルプラザの北側の交差点をに曲がり信号の交差点をに曲がります。道なり徒歩約12分程進むと門が見えてきて醍醐寺に到着です。

バスでのアクセス方法は?

醍醐寺方面へのバスは京阪バスのみですのでご注意ください!今回は京都駅から向かう方法としてご案内します。また1日で多くの紅葉を巡りたい人には1Dayチケットがおすすめです。大人650円で乗り放題になります。醍醐寺含め近隣にも多くの紅葉の名所があるので、いろんな紅葉スポットを巡りたい人はぜひ使ってみてください。

京都駅よりバスで約30分で着きます。

京都駅八条口バス停(H4) 「京都醍醐寺ライン」に乗車 約30分。
基本的に1時間に2本の便しかありませんが、時間に余裕のある人はバスでのアクセスもおすすめです。駅から直行で醍醐寺まで行けるので道に迷うことなく行くことができます。

車でのアクセス方法は?

醍醐寺には専用駐車場がある為車で行くことも可能です。100台ほどが駐車できる醍醐寺専用の有料駐車場があります。

普通車は1000円 (5時間まで)

ただし醍醐寺周辺は狭い道が多く観光バスなども通行します。紅葉期間は満車の場合もあるので混み合う紅葉期間は出来るだけ公共交通機関で行くのがおすすめです。今回は高速からのアクセスとしてご案内します。

名神高速より車で約20分で着きます。

「京都東」にて高速道路をおりたら五条通りを西へまっすぐ進み、カーブをすぎた「山科大塚」の交差点を左へ曲がります。細い道なので注意です。そのまままっすぐ進み、左手に高校のある「醍醐新町」の交差点を左に曲がると左側に醍醐寺が見えます。

※注意:醍醐寺専用駐車場は1つ目のところではなく、門を越えたところにあるのが醍醐寺の専用駐車場です。

醍醐寺周辺の有名紅葉スポットは?

醍醐寺周辺の山科・伏見エリアには数多くの有名な観光地と紅葉の名所があり、その中でも紅葉が綺麗と有名なスポットを4つご紹介します。醍醐寺からのアクセスもしやすいところが多いので1日で紅葉めぐりがしやすく、いくつか紅葉の名所を巡ってみるのもおすすめです。ぜひ穴場のスポットをたくさん見つけてみてください。


毘沙門堂(醍醐寺→バスで約40分)

毘沙門堂門跡

  • 住所
    〒607-8003
    京都府京都市山科区安朱稲荷山町18番地
  • 公式サイトURL
    http://www.bishamon.or.jp/
  • 電話番号
    075-581-0328
  • アクセス
    JR・地下鉄東西線・京阪「山科」駅より徒歩約20分
  • 営業時間
    通常期9:00~17:00(受付終了16:30)
    冬季(12/1~2月末日)9:00~16:30(受付終了16:00)

毘沙門堂の紅葉は、勅使門に続く参道の階段を紅葉の枯葉で敷き詰めた、まるで真っ赤な絨毯のような景色が見どころです。

拝観料金      500円
※注意:毘沙門堂ではライトアップは基本開催されていないのでご注意ください!
 

[醍醐寺からのアクセス]

醍醐寺から毘沙門堂までは、バスもしくは地下鉄にて行くことが可能です。

バスの場合、京阪バスの醍醐寺前から京阪バスの外環三条まで約20分ほど乗車します。外環三条のバス停にて下車し、徒歩にて毘沙門堂まで約20分ほど歩くと到着です。地下鉄の場合は、地下鉄醍醐駅より地下鉄山科駅まで約10分乗車し、その後徒歩にて約20分ほどで着きます。

紅葉の見頃時期

色づき初めは例年11月下旬〜12月上旬頃で、醍醐寺にはない紅葉の絨毯が見ものです。見頃は12月上旬くらいで紅葉が枯れ落ちる頃がより綺麗な紅葉の絨毯のようになっておいます。醍醐寺よりも京都市内から近いのもポイントです。

随心院 (醍醐寺→バスで約11分)

随心院

  • 住所
    〒607-8257
    京都府京都市山科区 小野御霊町 35
  • 電話番号
    075-571-0025
  • 公式サイトURL
    https://www.zuishinin.or.jp/
  • InstaのURL
    https://www.instagram.com/zuishinin/
  • 営業時間
    午前9時〜午後5時(受付終了は午後4時半)
    ライトアップ期間 18:00〜20:30
  • アクセス
    電車でのご来院
    〇京都市営地下鉄 東西線
     「小野駅」より徒歩5分
     「烏丸御池駅」から
      「小野駅」電車で18分
    〇JR「京都駅」から電車で25分車でのご来院
     京都東ICから10分
    ...

小野小町が晩年を過ごしたと言われる有名な地で、最近ではSNSで人気の「極彩色梅匂小町絵図」という色鮮やかな小野小町の一生を描いた襖絵が有名です。そのほかにも多くの襖絵や仏像などがあります。

  通常期 ライトアップ期間
 大人      500円      700円

[醍醐寺からのアクセス]

醍醐寺から随心院へは、バスもしくは徒歩にて行くことが可能です。徒歩では約20分ほどで随心院に着きます。バスの場合、醍醐寺前バス停より京阪バスに約5分ほど乗車し、小野随心院口バス停にて下車し徒歩にて約6分ほどで随心院に到着です。

紅葉の見頃時期

色づき出すのは11月中旬〜で、見頃は11月中旬〜下旬頃がおすすめです。またライトアップは11月20日〜11月29日の期間となっています。醍醐寺近くでライトアップされる場所はここのみです。醍醐寺から一駅の近さなのでアクセスも便利なスポットとなります。

勧修寺(醍醐寺→バスで約20分)

勧修寺

  • 住所
    〒607-8226
    京都府京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
  • 電話番号
    075-571-0048
  • アクセス
    地下鉄東西線「小野」下車、徒歩西へ6分
    小野駅に附近の地図があります。
  • 営業時間
    9:00〜16:00

知る人ぞ知る穴場の名所である紅葉スポットです。醍醐寺からは電車、バス、徒歩、車のどの手段でもアクセスできます。

拝観料金(大人)           400円      
※注意:勧修寺はライトアップは行なっていませんのでご注意ください!
 

[醍醐寺からのアクセス]

醍醐寺より勧修寺へは徒歩もしくはバスにて行くことが可能です。徒歩の場合は約30分で着きます。バスの場合は、醍醐寺前バス停より京阪バスに約7分ほど乗車し、小野駅前バス停にて下車し徒歩にて約10分ほどで勧修寺に到着です。

 


紅葉の見頃時期

勧修寺の紅葉は11月中旬から11月下旬頃で、見頃は醍醐寺と同じ時期です。特に本堂前のカエデは真っ赤に染まり人気スポットとなっています。醍醐寺のような広大な紅葉というよりかは所々に紅葉を感じられる場所です。

山科疏水沿い(醍醐寺→電車で約40分)

山科疏水

  • 住所
    京都市山科区四ノ宮新開畑ほか
  • アクセス
    京都市営地下鉄御陵駅または京都市営地下鉄山科駅下車 北へ徒歩約10分
  • 電話番号
    075-643-5405(京都市建設局 南部みどり管理事務所) ※8時30分~17時/土・日・祝日を除く

醍醐寺とは雰囲気の違う紅葉スポットの山科疏水沿いの紅葉が楽しめます。ここは観光客にはかなりのマイナーな紅葉スポットですが地元の人には人気のお散歩コースでもある穴場の紅葉スポットとして人気です。また近くにある本圀寺は紅葉を楽しめるパワースポットでもあります。
 

[醍醐寺からのアクセス]

醍醐寺から山科疏水までは主に電車にて行くことができます。地下鉄醍醐駅より地下鉄山科駅まで約11分ほど乗車し、地下鉄山科駅にて下車し徒歩にて約10分ほどで山科疏水沿いに到着です。また本圀寺へは疏水沿いを西側にまっすぐ進んでいくとあります。

紅葉の見頃時期

山科疏水沿いの紅葉は11月中旬〜下旬が見頃です。12月上旬になると散り紅葉が楽しめ、ゆっくり歩きながら散策したい人にはぴったりなスポットの1つになるでしょう。醍醐寺と違い無料なので気軽に楽しめます。
 

まとめ

知る人ぞ知る有名な「醍醐寺」は京都府内の穴場の紅葉のスポットの1つでもあります。
水面に映る紅葉の姿や、紅葉と庭園のコントラストなど紅葉だけでなく、貴重な文化財との組み合わせは歴史好きにも紅葉好きにも好まれる通な人気の紅葉スポットです。

醍醐寺のように、京都府の人気のある紅葉名所以外にも足を運んでみると素敵な景色に出会えるかもしれません。

京都の紅葉名所が気になる方はこちらをチェック!

他にも、京都府の紅葉といえば!という有名なスポットが気になる方はこちらも合わせて読んでみてください。京都府には数多くの紅葉スポットがあるので、人気の場所から穴場の場所まで。お気に入りの紅葉探しに訪れてみるのはいかがでしょうか。