家島諸島とは
兵庫県姫路市に属する島々
家島諸島は兵庫県姫路市に属する島々の集まりで名前は付いている島は27もあり、家島諸島の代表する島々は家島(いえしま・えじま・えしま)、坊勢島(ぼうぜじま)、男鹿島(たんがじま・だんがじま)、西島、太島(ふとんじま)、鞍掛島の6島になります。人が住んでいる島は家島・坊勢島・男鹿島・西島の4島で家島諸島は東には兵庫県淡路島、西側は香川県小豆島、北側は本州で兵庫県、南側は四国香川県に囲まれた瀬戸内海にある小さな島々です。
一部は国立公園へ指定されている
家島諸島の約8000人住んでいて家島だけで約60%になります。家島諸島は兵庫県と香川県の間にあるため江戸時代など古くから質の良い魚がとれる漁場として重宝されたり、瀬戸内海航路や避難港としても利用されてきました。家島諸島の一部は瀬戸内海を中心とした瀬戸内海国立公園に指定されている自然の豊かな場所です。家島諸島で水揚げされた魚は兵庫県姫路市へ運ばれ、観光としては家島諸島の無人島カヌー体験やフィッシングが盛んです。
家島諸島の気候
家島諸島は観光しやすい気候
家島諸島は瀬戸内海式気候に分布され、夏の湿った暖かい空気は香川県などの四国山地に遮られ、冬の乾いた冷たい空気は兵庫県の隣にある中国山地に遮られるため家島諸島は年間を通して天気や湿度が安定している気候です。家島諸島は日本国内でも比較的雨が少なく温暖で2月でも最低気温の平均温度は氷点下になりません。そのため家島諸島は観光がしやすく兵庫県から近いのでアクセスしやすい離島になっています。また家島諸島は離島と言っても四国と本州の間にあるのでそこまで離島ではありません。
家島諸島へのアクセス
家島諸島へは船で
家島諸島へのアクセスのしかたは兵庫県姫路市の姫路港まで車など好きな交通手段で行きそこから定期船で家島諸島へ行くことができます。フェリーではないので車と一緒に行くことはできないので車で姫路港まで来た場合は姫路港周辺で駐車場を確保する必要があります。 家島へは高速いえしま、高福ライナーでアクセスできます。男鹿島へは坊勢汽船のみでアクセスでき、坊勢島へのアクセスは坊勢汽船、輝観光を利用します。
西島へのアクセスについて
西島へのアクセスは他の家島諸島の島々と比べると特殊なので注意が必要です。西島へは坊勢汽船または輝観光を利用するのですがあらかじめ予約が必要で行き先は西島ではなく兵庫県立いえしま自然体験センターになります。
姫路港へのアクセス
電車でアクセスする場合 JR姫路駅南口から神姫バス姫路港行きに乗車して約30分で着きます。 京都、奈良からはJR大阪駅でJR姫路駅行へ乗ります。 車でアクセスする場合 姫路バイパス中地インターで下車し、そのまま道なりに南下すると姫路港が見えてきます。
家島行きの運賃
高速いえしま 大人:1000円 学生(中学生~大学生・専門学生):500円 小人:300円 ※大学生と専門学生は乗船時に学生証の提示が必要です。また小学4年生までは大人に同伴されて乗船する場合、大人1人につき子ども二人は無料ですが3人目以降もしくは単独で乗船する場合は有料になります。 高福ライナー 大人:1000円 子ども:500円 10歳未満:無料 ※価格は全て2018年5月19日の家島諸島への片道のものです。
坊勢行きの運賃
輝観光(坊勢行き) 大人:1100円 子ども:550円 坊勢汽船(坊勢行き) 大人:1100円 子ども:550円 ※価格は2018年5月19日のもので家島諸島坊勢島行きの片道の価格です。
自然体験センター(西島)、男鹿行きの運賃
輝観光(自然体験センター行き) 大人:1200円 子ども:600円 坊勢汽船(自然体験センター行き) 大人:1200円 子ども:600円 坊勢汽船(男鹿行き) 大人:1050円 子ども:530円 ※価格は2018年5月19日のもでそれぞれ家島諸島の西島、男鹿島行きの片道の価格です。
家島の魅力・見どころ
海辺に家島が発展した独特の景観
家島は地中海のように建造物に統一感はまったくありませんが急斜面に家々が立ち並ぶ独特の景観をしています。家島は造船施設が多いため特徴的な大きなクレーンなども見え離島にはあまりみえません。家島の漁港周辺の迷路みたいにな路地など散策が楽しめます。家島の見どころはきれいな海などで観光資源や観光スポットなどが少ない観光化されていない離島です。つまり観光のある島ではなく見どころが無いのが見どころと言え家島だけではなく家島諸島全島でのんびり過ごすことができます。春になると桜が綺麗です。
家島十景
家島諸島の旧跡群に基づいて定められたとされる家島十景あります。家島十景は平野庸脩が1762年に著した地誌『播磨鑑』に漢詩書かれていてで現在も家島諸島の見どころとなっています。 家島にあるものは ①白髭霊嗣:家島本島の宮港の近くにある宮浦神社のことです。 ②観音崎月:家島の観音崎から見える美しい月が漢詩の題材になりました。 ③天満霊樹:家島神社付近の原生林が美しいことから選ばれました。 ④間浦古郭:家島真浦地区から瀬戸内海を一望した時したこと。 ⑤監館眺望:現在の清水公園付近からの綺麗な長めのこと。 ⑥赤坂清水・櫻谷雪景:湧き水と櫻谷に降る雪景色のこと。 ⑦宮浦夜泊:家島の入江に船を泊めていた時の趣のある眺めのこと。
家島諸島、坊勢島の魅力・見どころ
展望台から瀬戸内海を一望
家島よりも漁師の島で国内でも非常に漁師の多い島です。港には至るところに船があり漁師町だと気付かされます。また8月の第一土曜にはぺーロンフェスタが開催されるため各地から多くの参加者が集まって活気が出てくるほか坊勢島の最高峰かしわの山にある山頂展望台展望台からは、360度の風景が見渡せ瀬戸内海を一望できます。見どころとしては澄んだ海に白い砂浜の坊勢海水浴場や恵美酒神社などがあります。ぺーロンフェスタなどイベントについては後述します。
坊勢島にある家島十景
⑧坊勢寺跡:坊勢寺跡で過ぎ去りし時をしのんだものです。 坊勢島の名前の由来は学論に破れてこの島へ流された比叡山の僧侶が「坊勢寺」を建立したことにちなむという説とぼうが浸食された地形を指しぜが瀬や岩礁などを指すの二通りあります。
家島諸島、男鹿島の魅力・見どころ
切り立つ断崖絶壁
家島と同じようにマリンスポーツなどを楽しめる島で海水浴場が2箇所あります。家島諸島の面白いところは近くにある他の島々は漁業が盛んで漁業で栄えているのに対し男鹿島は漁業はそれほど盛んではありません。そのかわり質の良い石がたくさん採れていたので砕石場は断崖絶壁になっていて、まるでグランドキャニオンのようです。見どころとしては弥生時代の大山神社遺跡やヒシノタイ古墳が発掘されるなど歴史的なものが多くあります。
家島諸島、男鹿島にある家島十景
⑨淡賀楯崎:淡賀楯崎から一望できる美しい播磨灘の景色をテーマにしたことです。観音崎月のように漢詩には読まれていませんが同じように月も美しい場所です。
家島諸島、西島の魅力・見どころ
定期船は予約が必要
家島諸島の他の島々と比べて全てが謎に包まれた島、と言うすこし大げさですが周辺の島も含めて上陸には許可がいります。西島からは縄文や弥生時代の遺跡が見つかっていたり古事記に出てくるオノゴロ島の伝承地のひとつで山頂には8メートルの巨石が人為的置かれたようにありとパワースポットのような不思議な感覚になります。またこの石にもさまざな噂があり夜になると光る、方位磁石が狂うなどの噂がありますが真相は不明です。西島にはキャンプなどの野外活動ができる施設いえしま自然体験センターがあります。
家島諸島、西島にある家島十景
⑩松島野馬:西島から見える松島が中国にある花山のように見えることで西島は現在は無人島ですがかつては馬が放牧されていたと言われています。
家島諸島の楽しみ方1:季節ごとのイベント
家島諸島の日帰りも宿泊もOKの各種イベント①
家島諸島はイベントなどがたくさんあり、日帰りでもOKですが宿泊してゆっくりと楽しむこともできます。 節分祭:家島本島宮浦の宮浦神社(2月2日)、家島本島の真宮浦神社(2月3日)と坊勢島の坊勢恵美酒神社(2月4日)に行われてる祭りです。小さな島ですが大きな祭りです。 観光釣り大会:家島諸島の恒例の大会で6月の第1日曜日に行われていて2018年は男鹿島で行われます。2018年5月19日現在参加者募集中です。詳しくは家島諸島観光事業組合のHPを御覧ください。 家島天神祭:家島の真浦地区、同じく家島の宮地区のだんじり船で獅子舞奉納が行われる家島神社の祭りで7月24、25日に行われます。
日帰りも宿泊もOKの各種イベント②
ペーロンフェスタ:漕手が1隻20人によるレースで8月の第1土曜日に開催される。 盆踊り:家島本島の真浦、同じく家島の宮地区で8月の14~16日に開催される祭り。 ひめじ家島オープンフォータースイミング大会:男鹿島から家島本島の清水の浜海水浴場までの3.2キロを泳ぐ大会で8月の第三日曜日、もしくは第四日曜日に開催されます。 秋祭り:二台の屋台が練り合う祭りで家島本島の真浦、家島本島の宮地区と坊勢島の恵美酒神社で開催されます。時期は家島本島が11月2、3日で坊勢島が11月3、4日です。
家島諸島の楽しみ方2:ランチ・グルメ
家島諸島は魚が絶品グルメ
兵庫県姫路市は工業地帯ですが船で約30分で家島諸島に着きます。すると辺りは瀬戸内海だけになり国内有数の漁場なので魚の数が豊富で魚が絶品グルメになり家島本島の魚屋でも生簀などがあり生きた魚が取り扱われています。家島諸島にある旅館では宿泊と同時に魚を使ったグルメ料理を味わうことができるのでおすすめです。宿泊については後述します。
家島諸島、家島でグルメなランチ・ディナーを堪能できるお店
焼肉・炉端 でみせ 住所:姫路市家島町真浦622番地 電話:079-325-1206 ランチもしています。 料理旅館おかべ 姫路市家島町真浦2421 電話:079-325-0340 ランチもあります。 味恋Ⅱ 姫路市家島町真浦2425 電話:079-325-2650 予約が必要でコース料理の店で、ランチコースもあります。 かわさき 姫路市家島町真浦1946-2 電話:079-325-0177 会席料理の店でランチコースもあります。予約推奨です。 大立旅館 姫路市家島町真浦522-34 電話:079-325-0248 アイランドハウスいえしま荘 姫路市家島町真浦1533-30 電話:079-325-2882 ランチもありますが予約が必要です。 割烹旅館志みず 姫路市家島町宮85 電話:079-325-0777
家島諸島、坊勢島でグルメなランチ・ディナーを堪能できるお店
みなと旅館 姫路市家島町坊勢42 電話:079-326-0114 宿泊とランチがあります。 漁師民宿 森 姫路市家島町坊勢702-43 TEL090-7870-9117 TEL 079-326-0735 ランチもあります。
家島諸島、男鹿島でグルメなランチ・ディナーを堪能できるお店
海の家中村荘 姫路市家島町男鹿2165-15 電話:079-325-0492 モーニング、ランチ、ディナーと堪能できます。またグルメだけではなく船の手配などを頼めます。 ペンション青井 姫路市家島町男鹿青井の浜 電話:079-325-2094 ランチやグルメだけではなく漁業体験などもできますが予約が必要です。
家島諸島の楽しみ方3:日帰り旅行
家島諸島は宿泊しなくても日帰りでグルメなど体験できる
先程紹介した魚を使ったグルメ料理を堪能できるお店の中に旅館など宿泊できる施設もありましたが泊まることなく食事だけをすることもできるので日帰りで家島諸島を楽しむことができます。また家島を簡単に見て回れるように自転車も有料で貸してくれたり、日帰り旅行はプランを自分で立てて楽しむことができるのでゆっくりと時間を使えます。兵庫県姫路市と家島諸島は船で30分なので定期船の時間さえ合えば思い立ったらすぐに家島諸島へ観光にいけるのも魅力的です。
家島諸島の楽しみ方4:日帰りのツアー
日帰り・宿泊のイベントが開催されることがある
時々イベントなどで家島諸島への日帰りツアーなどが企画されている場合もあります。2018年5月19日現在はちょうどイベントが開催されていてまだ参加者募集中です。家島諸島で海ほたると山にいる普通のホタルを日帰り、宿泊で楽しむことができます。時々このようなツアーが企画されるので家島観光事業組合のHPなどを定期的に除いてみると新たな発見があるかもしれません。今回の日帰り・宿泊のツアーにつきましては下記のリンクを参照してみてください。
家島諸島の楽しみ方5:旅館
家島諸島の宿泊施設の紹介
旅行と言えば宿泊施設が必要です。家島諸島にはたくさん宿泊施設がるので一部紹介します。また一部、食事だけすることもできるので前述と重複していたり魚料理の他にもバーベキューを楽しめたりできる場所もあります。
大立旅館 姫路市家島町真浦522-34 電話:079-325-0248 家島の2つある港に近い旅館でアクセスがしやすいの特徴です。 アイランドハウスいえしま荘 姫路市家島町真浦1533-30 電話:079-325-2882 家島の塩や兵庫県の名物イカナゴの釘煮などお土産もあります。 漁師民泊わたつみ 姫路市家島町坊勢702-100 電話・FAX:079-326-0360 見た目は家島の民家のようではありますが建物中はしっかりとしていて旅館のようです。 井伊旅館 姫路市家島町宮1099 電話:079-325-1856 民泊に近い温かみのある雰囲気あります。外見も普通の民家のようになっています。 割烹旅館志みず 姫路市家島町宮85 電話:079-325-0777 家島の中でも日本酒がたくさん取り扱われている旅館でメディアでも紹介されたことがある旅館です。
家島諸島の楽しみ方6:散歩・散策
自然の中を自由に散策
家島には平地が少ないので海辺に多くの家が集まって集落になっているので路地と路地裏が点在します。家島には昔ながらの井戸がいまだ現役で水を吐き出す姿などをみることができます。家島と同じように坊勢島を散策すると漁船に出会え、弁天島 (神権さん)と呼ばれる神社に行くこともできます。男鹿島では港を降りてすぐの近くに立ノ浜海水浴場あります。時間を忘れて自由に探検するのも面白いです。
家島諸島の楽しみ方7:マリンスポーツなど
家島だけでもいろいろなことができる
家島にある姫路市家島B&Gセンターは体育館、グランド、テニスコート、温水プールなどがある総合スポーツ施設なので艇庫では、ヨットやウインドサーフィンなどを体験することができます。家島に観光に行って美味しい魚料理をたべて運動もできます。家島諸島の中で家島がやはり1番観光しやすくなっています。同じく家島にある海上釣堀、家島フィッシングパークSea遊では釣り竿、餌がなくても釣りをすることができ家島だけで釣り、散策、グルメ、スポーツが可能です。
家島諸島の見どころのまとめ
家島諸島の良い点は近いこと
家島諸島は船30分の離島なのですごく近いのですぐに観光にいけます。また家島諸島は魚が美味しいですが姫路市近いので姫路周辺で家島諸島産の海産物を買うこともでき、日帰りのプチ旅行などにおすすめです。家島だけではなくそれぞれ4つの島にも魅力があるので1泊してそれぞれをまわるという楽しみかもできます。
家島諸島の1番の魅力は海産物
口コミなどではやはり家島諸島の魅力は魚介料理など海産物にあります。そのため食事は海産物がメインになるので1食2000円ほどの予算がかかるのが唯一の欠点とも言われています。
同じ兵庫県の淡路島の観光が気になる方はこちらもチェック
家島諸島だけではなく兵庫県には淡路島があります。家島諸島より遥かに大きく離島ではありませんが行く価値ありますよ。よかったらチェックしてみてくださいね。
淡路島のおすすめ観光ドライブコース19選!季節別にご紹介【デートにも】
淡路島へ車に乗ってドライブをしてみてはいかがでしょうか?淡路島の北側から南側まで、ドライブデートなんっていいですね。関西から、四国から日帰り...