ラグビーは今や人気のスポーツ!
ラグビーは今や日本で人気のスポーツですが、ラグビーを観戦していて「今のプレーは何だったのか?」とか「あの選手はどんな反則で退場したのか?」などと思ったことはありませんか?
ラグビーは一つのボールを両チームが奪い合いプレーするいわばグランド上の格闘技とも言われているスポーツです。そのため試合中に発生するいろいろなプレーに対処するために、また危険なプレーを防止するためにたくさんのルールが定められています。
ラグビーには多くのルールがある!
ラグビーは15人で行いますが、他にも13人でプレーする「ラグビーリーグ」やオリンピックの競技種目となっている「7人制ラグビー」などがあります。
今回は、15人制のラグビーのルールやラグビー場の概要、各選手の役割、得点方法、反則の基本ルールなどに関して初心者の方々にも分かりやすく解説していきます。今後のラグビー観戦が一層楽しいものになれば幸いです。
ラグビーフィールドのルール
ラグビーフィールドの広さは実は厳密に決まっていないと言われていますが、国際試合などの公式試合ではタッチラインと呼ばれる縦のゴールポスト間の長さが100mで横が70m、得点エリア(インゴール)の奥行が最大22mとなっています。
左右のゴールポスト間は5.6m、地上からポストまでの高さは3mです。その他にセンターラインからの10mライン、ゴールポストから内側にある22メートルラインや、縦のタッチラインから5mラインや15mラインが決められています。
ラグビー選手や審判の数
ラグビー選手の15人は、背番号が1から8まで選手をフォワード(FW)、9から15までの選手をバックス(BKS)と呼んでいます。また通常一試合の登録人数はリザーブの8選手を併せて1チーム合計23人で、各選手の役割は下表の通りです。
ラグビーの審判は、ルール上主審と線審2人、選手の交代を管理する審判の合計4人です。その他に最近では、ビデオ判定をするレフリーもいます。
ポジション | 背番号 | 役割 |
PR (プロップ) |
1,3 | スクラムの最前列の両サイドの2人です。直接相手と接触するので重く、がっしりとした体型の人が多くスクラムの要となっています。 |
HO (フッカー) |
2 | スクラムの最前列の中央でスクラムをコントロールします。またラインアウトの際にボールの投げ入れをするケースが多いポジションです。 |
LO (ロック) |
4,5 | スクラムの2列目の2人で長身の選手が多くラインアウトの時に持ち上げられてボールをとる中心的な役割をします。 |
FL (フランカー) |
6,7 | スクラムの3列目の両サイドから押し込み、常にボールをゲットしタックルと走力に長ける重戦車的な役割。 |
No.8 (ナンバー8) | 8 | スクラムの最後尾に位置し、状況を見極め次の攻防の中心となる役割。 |
SH (スクラムハーフ) | 9 | スクラムにボールを投入するフォワードとバックスのパイプ役で、常にボールを拾い上げパスをする敏捷な動きが求められ小柄な選手が活躍しています。 |
SO(スタンドオフ) | 10 | アタックを組み立て、コントロールする司令塔的な役割で判断力に優れたゲームメーカー。 |
WTB (ウィング) |
11,14 | バックスの両サイドに位置し、俊足と優れたステップワークで走り抜けるポイントゲッター。 |
CTB (センター) |
12,13 | アタックでは巧みな球まわしとデフェンスでは優れたタックル力が求められるポジション。 |
FB (フルバック) |
15 | 最後尾でゴールラインを守るチームの最後の砦的な役割。高いキック能力と強いタックル力が求められます。 |
ラグビープレーの基本ルール
危険なプレーはしない
ラグビーは一つのボールを巡り敵味方でタックルをしながら取り合う、いわばフィールド上での格闘技とも呼ばれ常に危険が付きまとうスポーツです。そのためルール上ジャンプをしている選手や無防備な選手への攻撃はしてはなりません。
またタックルする時も首から上や腕などの細い部分を狙って攻撃することは避けなければならず、これに反した場合はラフプレーとみなされルール上反則が課されます。
ボールはアクセスできる状態を保つ
ラグビーはフェア精神に則って行われるスポーツなので、ボールを隠したり抱え込んだりすることは相手にボールを取らせないアンフェアなプレーとみなされます。
そのためラグビーでは常に味方はもちろん相手側からもボールが奪える状況にしておくことが必要です。
常に立った状態でプレーをする
ラグビーはプレーヤー同士がタックルなどで激しくぶつかり地面に倒れることもありますが、その後に寝たままの姿勢でプレーをすることは禁じられています。そのため寝たままの姿勢でボールを奪うことやパスすることはルール上反則行為です。
ボールが常に先頭にあるようにする
ラグビーではボールをパスする時には自分より前方にいるプレーヤーに投げることはルール上反則となり、常に自分より後ろにいる選手にパスしなければなりません。
ラグビーの試合形式のルール
ラグビーの試合時間のルール
ラグビーの試合はルール上前半が40分、そして10分のハーフタイムを挟んで後半の40分の合計80分がプレー時間です。一般的に前半と後半にそれぞれ数分のロスタイムがありますので、大体の試合時間は90分近くになります。
試合終了はラグビー独特のどちらのチーム(サイド)という区別がなく、同じ仲間であるという精神に基づいて「ノーサイド」と呼び、敵味方を越えて互いのプレーを称賛し合います。
ラグビーの試合の開始
キックオフ
ラグビーでは前半や後半の試合の開始や得点した後の試合の再開は、フィールドの中央からボールを地面にワンバウンドさせて相手陣地に蹴り入れる「ドロップキック」で開始します。
ボールを前に進める際のルール
ラグビーでは、相手インゴールに向かってボールを前に進める方法は「ボールを持って前に進む」もしくは「キックする」の2通りです。ボールを味方にパスする際には常に自分より後方にパスするルールとなっています。
もし前方に投げた場合はルール上反則となり相手ボールとなります。また選手がボールを前に落とした場合や手や腕に当たったボールが前に弾かれて落ちた場合は「ノックオン」というペナルティです。
ラグビーのタッチキックのルール
ラグビーでは相手側が反則してペナルティキックのチャンスがきた場合にゴールポストまで距離があるような時には、ボールをタッチラインの外側にキックして出して味方チームを前進させるプレーを言います。
自陣22メートルラインの内側からのペナルティゴールキックの場合は「ボールがタッチラインを横切った位置」から、それ以外の場合は「キックした位置」からラインアウト(後述)によりゲームを再開します。
パントキック
ラグビーではすぐそばの味方の選手へのボールを蹴ることをショートパントと呼び、味方選手が走っていく地点を予測してそこにめがけて高いボールのキックをハイパントと呼びますが、これが決まった時はラグビー観戦の醍醐味の一つとなります。
またボールを持ったプレーヤーがタックルをしに向かってきた相手方のプレーヤーに対し、ボールを持っていない手で押しのける豪快なプレーをハンドオフと言います。
攻撃の際のルール
タックル
ラグビーのタックルとはボールを持った相手のプレーヤーに激しく飛び付き相手を倒してボールを奪おうとするプレーで、これもラグビー観戦の醍醐味の一つと言えるでしょう。
但し、タックルする場合に相手の首や顔、頭などへの危険なタックルやボールを保持していない選手にタックルをすると、ルール上ペナルティとなります。
モールやラックのルール
ラグビーのモールとは両方のプレーヤーが立った状態でボールをとり合おうとして選手同士が密の状況になることで、この状況がしばらく続くと審判判断によりルール上スクラムに移ります。
ラックとは双方のプレーヤーが集まった状況で地面にあるボールを足でとり合うことで、この状況がしばらく続くとモールと同じように審判判断によりスクラムとなります。
プレーを再開する上でのルール
スクラムのルール
スクラムは反則した後のプレー再開の際などに行われ、両チームのフォワードの8人が前傾の姿勢で組んで押し合い、スクラムハーフの選手が投げ入れたボールを組んだまま足で味方側にかき出します。スクラムがつぶれた場合や90度以上廻った場合はルール上組み直しです。
フリーキックやペナルティキックのルール
「フリーキック」は、相手側が反則した場合のプレー再開時にもらえるキックで、ルール上どのように蹴るかは選べますがゴールポストへのダイレクトキックは許されません。
「ペナルティキック」は、相手が反則した場合にもらえるキックで、どのように蹴るかはルール上キックする側に任され、ペナルティゴールキックをする方法も可能です。
ラインアウトのルール
ラインアウトとは、ボールを持った相手プレーヤーやボール自体がタッチラインの外側に出た時にはルール上プレーが中断され、味方ボールとなりその地点から5m離れた位置に双方のチームの選手が縦に並びます。
そして味方の選手がタッチラインからボールを投げ入れて双方のチームの選手が飛び上がりボールをとり合うプレーです。
ラグビーの得点のルール
得点の取り方のルール
ラグビーの得点は「トライ」または「キック」のどちらかの方法で取ることになります。トライは相手チームのインゴールの地面にボールをつけるプレーで、キックは蹴ったボールが相手のチームのゴールポストのクロスバーを越えることによる得点です。
トライ | 得点は5点。相手チームのインゴールの地面にボールをつけることにより得点。 |
コンバージョンゴール | 得点は2点。トライをした後に行うキックでボールが相手チームのゴールポストのクロスバーを越えると得点。 |
ペナルティゴール | 得点は3点。相手が反則をした際にその地点からボールをキックして、相手チームのゴールポストのクロスバーを越えると得点。 |
ドロップゴール | 得点は3点。ゲーム中にボールを地面に一旦落として蹴り、相手チームのゴールポストのクロスバーを超えると得点。 |
上記の他にルール上「認定トライ」というのがあり、試合中にレフリーが「もし反則がなければトライが成立していた」と判断した際には、反則された側に無条件に2点が加算されます。この場合キックは行われません。
ラグビーにおける反則
一般的な反則
ラグビーでは試合中にルール上反則が定められており審判が判定します。以下の反則をした場合は、相手ボールによるスクラムかラインアウトによる方法でプレー再開です。
スローフォワード | 自分よりも前方にボールを投げる |
ノックオン | パスされたボールやキャッチしたボールを前方に落とす |
ノットストレート | ラインアウトの時にボールを双方のチームの真ん中に投げなかった |
スクラムでの反則
以下の反則をした場合は、ルール上相手のフリーキックによりプレー再開となりますが、この場合ペナルティゴールキックはできません。
ノットストレート | スクラムを組んだ中にボールをまっすぐに投げ入れなかった |
タックル時などの反則
ラグビーでは以下の反則をした場合は、ルール上相手のフリーキックによりプレーを再開します。またはペナルティゴールキックが与えられます。
オーバーザトップ | ラックまたはモールの際に相手のエリアに倒れてプレーの障害となった時 |
オフサイド | 味方のボールより前にいる者が後方に下がらずゲームに参加した時 |
オブストラクション | 相手選手がボールを保持していないのに障害となった時 |
コラプシング | ラックやモールをわざと潰したとき |
ノットリリースザボール | ボールを持つ選手が倒されてもボールをリリースせず保持し続けた時 |
ノットロールアウェイ | タックルで倒した選手と一緒に倒れ次のプレーの障害となった時 |
ハンド | ラックまたはスクラムの最中に地面のボールを拾い上げた時 |
なお反則の程度や状況によりレフリーの判断で、反則した選手にルールとしてイエローカード(10分の退場)やレッドカード(退場)を与えるケースもあります。
試合終了後はノーサイド!
試合終了後はラグビー独特のどちらのチーム(サイド)という区別がなく、同じ仲間であるという精神に基づいて「ノーサイド」と呼び、双方の選手が相手のプレーをたたえ合います。
この「ノーサイド」という言い方はイギリスの古い時代のラグビーで審判が試合終了時に使ったとされていますが、現在では試合終了はほとんどフルタイム(Full Time)と呼ばれているのが実情です。ただ、日本では昔の伝統から「ノーサイド」という言葉が残り使われています。
ラグビーのルールを知って楽しく観戦!
【初心者でも簡単】ラグビーの基本ルールのご紹介は、いかがでしたでしょうか?日本でも人気のラグビ―はプレーする選手も多く、さまざまことがおきるのでたくさんのルールがありますね。今後ルールを理解されて初心者の皆さんも一層楽しくラグビー観戦ができればと思います。
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