残念ながらオコジョはペットにできない
残念ながらオコジョはペットにできません。理由はいくつかあります。ペットとしてオコジョを飼いたいと思う人はたくさんいるはずですが、ある理由によりペットとして買うことができないのです。理由を理解すれば、必ず納得してもらえるはずなので、オコジョをペットとして飼えない理由を紹介いたします。
絶滅危惧種で飼育ができない
オコジョは絶滅危惧種に指定されているため、ペットとして飼育ができません。日本では、絶滅危惧種に指定されている動物は飼うことを法律で禁じています。
オコジョが絶滅危惧種になった理由として、森林伐採や野生化した動物により食べ物が確保できず、生態が脅かされてしまいました。絶滅危惧種の動物を見つけた際は、動物のためにも、捕まえずにそのままにしてあげましょう。
そもそもオコジョは気性が荒くペットに向かない
実は、オコジョはイタチの一種で気性が荒くペットにあまり向きません。なぜなら、群れを作らない習性があり警戒心が高いからです。オコジョは単独行動を好む動物で、常に警戒をして生きています。
獲物を捕らえるために素早く行動をするので、見つけること自体困難ですが、人間に危害を加える動物ではないため、オコジョによっては興味を示すかもしれません。
ペットで買うなら似ているフェレットがおすすめ
オコジョに似ているフェレットならペットとして飼うのにとてもおすすめです。なぜなら、フェレットは人間が飼いならしやすいように飼育されてきた動物になります。オコジョを飼えないと知った人もまだ諦めるのは早いです。
フェレットは見た目もオコジョにそっくりでペットとして人気があり、人懐っこい性格に愛着がわきます。一人暮らしでペットを飼いたい方でも、食事や温度管理がしっかりとしていれば飼い方が簡単なペットです。
オコジョの生態
オコジョにについてわからない人も多いので、生態について詳しく紹介いたします。オコジョは、季節によって茶色や真っ白な毛に生え変わったり、鳴き声や性格も特徴的です。オコジョは見た目の可愛さから、とても人気があり、地域によってはぬいぐるみなどのグッズも販売されています。どんな動物か理解するために購入するのも面白いですね!
日本国内の生息地は北海道と長野
オコジョの生息地は、国内だと北海道と長野で見ることができます。理由として、自然が豊かな場所に餌があるため、近くに生息するからです。生息範囲は比較的に広いが、体温が高いため寒い地域にいる動物になります。
オコジョは年に2回毛が生えかわり、夏は茶色に、冬は真っ白な毛が生えてくるので季節によって色が変わるのです。オコジョの生態を確認する場合は、野生で遭遇する必要があります。
見た目とは裏腹に肉食な動物
オコジョは可愛い見た目をしているのに、肉食動物なのです。なぜなら、オコジョはイタチの一種であり、食べ物は基本的に肉類になります。小さくてモフモフしているので、エサは木の実や昆虫だと勘違いする方がいますが、実際は昆虫、ネズミ、ウサギなどとガッツリ肉食です。
流石に、人間を食べることはないですが、野生の動物なので噛まれたり引っかかれたりすると傷口から菌が入るのできをつけましょう!
気性は荒いが、人間に好奇心があるオコジョもいる
オコジョは基本的に気性が荒い動物です。なぜなら、弱肉強食の自然界で生き抜くために、常に警戒しています。オコジョは肉食動物の中でも最も小さいサイズなので、他の肉食動物に狙われやすいです。
他の動物に食べられないよう逃げるための脚力や自分に近づけないように警戒音も出します。オコジョによっては、人間に興味を示して近づくものもいるので、出会った際は、遠くから観察してみるのも面白いです。
オコジョの鳴き声は意外と可愛いくない
オコジョは見た目に反して、鳴き声が特徴的です。なぜなら、鳴き声を発しているときは基本的に警戒しているときで、気が立っています。
オコジョはフェレットと似ているため可愛い鳴き声をイメージしている人が多いですが、実際は「ジジジジッ」と鳴くのです。オコジョが鳴く理由として、警戒をしていて警告音を周囲に伝えています。鳴き声が聞こえてきたら近くにいる証拠なので、近づかず注意しましょう!
オコジョには2つの種類が存在する
世界にも沢山生息しているオコジョですが、日本にも2種類存在します。日本に生息しているオコジョは「ホンドオコジョ」と「エゾオコジョ」です。日本では「ヤマイタチ」や「クダギツネ」と呼ばれていて、生息地は山岳や森になります。ペットとして飼育はできないですが、種類によって生息する場所や特徴が違うので、見つけた際の参考にしてみてください!
ホンドオコジョ
ホンドオコジョは名前の通り、本州に生息しており、主に長野で見られます。もう一種のオコジョに比べて少し小さいサイズでオスとメスも最大で約24cmまで成長する動物です。
ホンドオコジョは基本に単独で行動するため、活動できる幅が広く、木を登ったり、泳げます。エサはネズミや昆虫、ウサギなどを食べるので肉食です。外敵から見つかりにくい岩の隙間や樹木の隙間に巣を作る習性があります。
エゾオコジョ
エゾオコジョは、主に北海道や青森に生息していいます。エゾオコジョも肉食で、ネズミや魚、昆虫、木の実も食べるので雑食に近いです。昼も夜も活動するため、活動時間が決まっていません。
体毛に覆われているため、冬は冬眠をすることがなく、真っ白な雪の上を歩いている姿を確認できます。また、季節によって毛の色が異なり、夏は茶色、冬は真っ白な毛に生え変わりとても目立つ色です。
ペットで買えるフェレットとオコジョの違い
ペットで飼えるフェレットとオコジョの違いは大きく分けて4つあります。よく観察してみると違いがはっきりしていてわかりやすいです。オコジョはよくペットで飼われているフェレットと間違われることが多く、同じイタチ科の一種なので見た目がとても似ています。ペットとして人気の動物、フェレットとオコジョの違いが判らない人が多いため、どう違うのかを紹介しましょう!
フェレットは懐きやすい動物
フェレットはオコジョに比べて人間に懐きやすい動物になります。人間に買われやすいように飼育されてきたペットだからです。実はフェレットは野生に存在しない動物で、2000年以上も前からペットとして飼育されていました。
おかげで、人間に対しての警戒心があまりなく好奇心が旺盛です。人懐っこい性格から、ペットとしても人気で、愛情をもって育てるとちゃんと懐いてくれます。
オコジョは群れない動物で懐きにくい
オコジョは基本的に群れない動物なので、人間に懐きにくいです。なぜなら、警戒心が高く、単独で行動する習性があります。オコジョはフェレットと違い懐きにくい動物で、気性も荒いため懐くことはあまりないでしょう。昼も夜も行動しているので常に警戒心が高く、人間と触れ合ったという話を聞いたことがありません。
大きさが違う
ペットのフェレットとオコジョの違いの一つに大きさがあります。フェレットのほうがオコジョに比べて一回り大きいのです。フェレットの大きさは、大人で約35cm~50cmで、オコジョは約15cm~30cmになります。
ペットでフェレットを飼っている人なら見ただけで判断できるとは思いますが、飼っていない人からすると大きさだけで判断するのは難しいかもしれません。
どちらも鳴き声が特徴的
フェレットとオコジョは鳴き声が全く違います。理由としては、鳴き声を発する時の状況が違うからです。フェレットが鳴くときは飼い主に甘えるときや何かの意思を伝えようとしている時ですが、オコジョが鳴くときは周りに警告音を伝えています。
フェレットの鳴き声は「キュキュ」、「コッコッ」、「クークー」で、オコジョは「ジジジジッ」と虫に近い鳴き声をあげるのが特徴です。
オコジョはペットで飼えないけど面白い動物
オコジョはペットとしては飼えませんが、観察する分には面白い動物になります。なぜなら、小さくて愛くるしい見た目なのに、肉食で警戒心が高いというギャップがあるからです。生息地は主に山岳や森などの岩や木の隙間で、基本的には単独で行動しています。
野生化した動物や森林伐採によって数が激減し、今では絶滅危惧種に指定されているのです。なので、自然に配慮した生活をして動物を守っていきましょう!
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