赤ちゃんのためのおくるみスリング ねんねこりんの作り方
WE (love) スリング ~スリングの使い方と作り方~
スリングとは?
スリングとは、布製の赤ちゃんの抱っこ紐のことです。スリングは他の抱っこ紐と比べて作り方がとてもシンプルなのが特徴で、最近では日本でも抱っこ紐としてスリングを使う人が増えています。
スリングはママの満足度が高い!
スリングは、最初は使い方に慣れるまでに少し時間がかかるなどの声もありますが、慣れると「赤ちゃんがよく寝てくれるようになった」「コスパが最高」など、多くのママからの満足度が高いようです。
自作のスリングを持っているママも多い
スリングは作り方が簡単なので、手作りする人は多いようです。ショップや通販では見かけたことのないおしゃれなスリングを持っている人は、自作のスリングかもしれません。
ベビースリングの種類
クロススリング
スリングと一言で行ってもいろんなタイプがあります。最もシンプルで作り方が簡単なのがクロススリングです。使い方は、クロスしている部分に赤ちゃんの脚を入れて抱っこします。
生地を新しく購入して作れますが、古くなって使用しなくなったズボンでも手作りできるので経済的です。
リングスリング
クロスタイプど同様に作り方が簡単なのが、リングスリングです。こちらは長方形に切った生地の片方にリングを通して縫い付けているだけのシンプルな作り方で、抱っこした後に紐の長さを調整できます。
パパとママで体格差がある場合は、クロススリングよりもリングスリングの方がいいでしょう。
バックルスリング
バックルとはベルトのことで、スリングにはプラスチックタイプのバックルが付いています。こちらもリングタイプのスリングと同様に、バックルを締めた後に紐の長さが調整できます。
バックルタイプであればリュックの紐の調整と同じ要領なので使いやすいと人気です。バックルスリングの作り方は探すのが難しく、市販品を購入することが多いようです。
ベビースリングは自作できる?
例えば、抱っこ紐で人気のエルゴベビーのようなものは手作りとなると作り方が複雑で難しいですが、スリングであれば基本的には生地とミシン、リングなどが揃えば作り方は簡単です。
スリングの中でも手作りできるのは、クロススリングとリングスリングが人気です。
好きな生地でのスリング作り!
市販の抱っこ紐を見ていると、完璧に自分の理想のデザインを見つけるのは難しいです。一方のスリングは一から手作りできるので、自分の好きなデザインの生地で自作のスリングが作れます。
誰とも被らない自作のベビー用品を作りたいという方には、手作りスリングはおすすめです。
自作する際の注意点
できれば手縫いは避ける
ベビー用品を手作りするのは素敵なことですが、赤ちゃんの安全が第一です。作り方を間違えると重大な事故にも繋がりかねないので、手作りする時は十分注意が必要です。
抱っこ紐は手縫いで作り方が不十分だと、赤ちゃんが落下の危険性もあります。頑丈な作りにするためにも、ミシン縫いで作った方が安心です。
手縫いでは時間がかかる
スリングの作り方は、基本的には直線縫いでできる部分が多いですが、手縫いで長い布をずっと直線縫いするのは結構キツイものです。
ボタンをつけるなどちょっとしたパーツなら手縫いで大丈夫ですが、スリングはある程度長さがあるので、全部手縫いにするという人は根気が必要です。
手縫いにするなら、本返しまたは半返し
スリングは手縫いよりミシン縫いがおすすめですが、どうしても手縫いでスリングを作るなら、しっかりと縫い付けることが重要です。縫い方は本返しまたは半返しにしましょう。
また、生地を重ねて縫う箇所だと普通の針では縫いにくいので、布団針を使用した方がいいでしょう。
リングは頑丈なものを使用
自作のスリングは愛着が沸きますが、作り方には十分注意が必要です。生地やリングなどのパーツを全て自分で選んで作るので、必ずしっかりしたものを選ぶようにしましょう。
例えばリングスリングを手作りする場合には、リングに繋ぎ目があるタイプだと頑丈性に欠けるので、繋ぎ目はないタイプを選ぶといいでしょう。
金属製のものは作りが頑丈
リングスリングには、紐を通すためのリングが必要です。そのリングを例えばプラスチック製のものにすると割れる危険があります。
最適なリングは金属製または樹脂製のもので、繋ぎ目のないものです。
ベビースリングの自作にはミシンが大活躍
ミシンは後々必要になる可能性大!
自作のベビー用品を作りたいけど、ミシンを持っていない。わざわざ購入する必要はあるのか?と考えてしまう人も多いでしょう。ただ、子供が大きくなったときを考えてミシンを購入しておくと何かと便利です。
全て手縫いで作れないことはありませんが、先に説明した通り手縫いだとどうしても時間がかかってしまうなどのデメリットもあります。
初心者にはコンピューターミシンがおすすめ
ミシンの方が作りもしっかりはするけど、「手縫いの方が簡単」「ミシンの使い方が難しくて挫折した」という人もいると思います。
そんな初心者の人でも、コンピューターミシンなら操作が簡単なのでおすすめです。アナログタイプの電子ミシンとは違い、縫い方などをコンピューターがコントロールしてくれるので安心です。
ベビースリングは型紙なしでも手作り可能
例えばスタイを手作りするときには、型紙があった方がカーブの部分の作りが綺麗にできます。一方のスリングは、基本的には布を長方形、または正方形にカットして直線縫いするという簡単な作り方なので、型紙はなくても作れます。
型紙をダウンロードできるサイトも活用してみよう!
スリングの作り方を検索していると、型紙や作り方をダウンロードできるサイトなどもあります。基本的には、生地のサイズさえ間違えなければ型紙なしでも作り方が簡単なスリングですが、より詳しい説明が欲しい時には活用してみましょう。
手作りベビースリング①クロススリング
自作のスリングでまずおすすめなのが、クロススリングです。作り方は生地を直線縫いするだけなので、ミシン初心者のママでも簡単に作れます。
また、使用しなくなったズボンをリサイクルできるというメリットもあり、ベビー用品をもっと手頃に購入したいという人にとっての救世主です。
ジーンズでかっこよく
昔履いていたジーンズが、クローゼットの中で眠っていたりしませんか?もう履く機会がないと思ったら、手作りスリングとして蘇らせてあげましょう。
履き古した感じがビンテージ感も出せるので、おしゃれなクロススリングが作れます。
手作りベビースリング②リングスリング
スリングを使っているママたちの中でもよく見かけるのが、リングスリング。リングに紐を通すので、クロススリングよりもサイズ調整しやすいのが人気です。
生地選びが楽しい!
リングスリングは、クロススリングのようにズボンをリメイクして作るのは難しいですが、自分が好きな柄の生地を選べるというメリットがあります。
コットンはいろんな可愛い絵柄がありますし、ニット素材はニットならではの柔らかく優しいスリングが作れます。
履かなくなったズボンをリサイクル!クロススリングの作り方
・使用しなくなったズボン:1着
・お好みの生地:縦幅15cm×横幅140cmを2枚
・ジッパーの部分:横幅32cm×縦幅20cmを1枚
作り方①ズボンで長めの紐を2つ用意する
ズボンやジーンズを使用する場合は、脚の部分をカットして、合計4枚の布を用意します。そして、2枚で1組でミシン縫いし長い布を2本作ります。サイズは、縦幅15cm、横幅は140cmくらいにします。
作り方②ジーンズと生地を合わせる
用意した生地と、ズボンまたはジーンズを中表にしてミシンで約1.5cm内側を縫い合わせていきます。このとき縫い合わせるのは、140cmの長い辺の方のみで構いません。
布のデザインは、ズボンやジーンズが無地なら、子供らしい柄物があると可愛いです。
作り方③生地を裏返して輪っかを作る
次に生地を表に返して、できた筒状の片側を2cmほど折り込み、もう片側をそこに入れ込みミシン縫いをして輪っかを作ります。
作り方④2つの輪っかを直角にクロスさせる
作った輪っか2本を直角に重ね、重なった部分4辺をミシン縫いします。作りをさらに強くするために、バッテン縫いをして補強します。
作り方⑤ジッパー部分を背当てにしてミシン縫い
ズボンのリメイクであれば、ジッパーの部分が余るので、そこを赤ちゃんの背当て部分として使います。横32cm×縦20cmくらいでジッパーを三角形にカットし、ジッパーがちょうど真ん中にくるように調整して、クロスした布の上の部分にミシン縫いします。
好きな生地で作る!クロススリングの作り方
作品例①
お好みの生地:横幅15cm×縦幅140cmを4枚
背当て用の生地:30cm×30cmを1枚
作り方①生地で紐を2つ作る
クロススリングはズボンやジーンズのリメイクではなく、お好みの生地での作り方もあります。生地をそれぞれの長さにカットしたら、2枚1組で中表でミシン縫いします。
その後は先ほどご紹介したクロススリングの作り方と同様に、2つの輪っかを縫い合わせます。
作り方②背当ての部分を縫い合わせる
30cm×30cmにカットした生地を折って二等辺三角形を作ります。クロスした輪っかの上の部分に縫い付けて、赤ちゃんの背当て部分にします。ミシンで縫い付けるか、取り外しができるようにスナップぼたんを取り付けてもいいです。
作品例②
お好みの生地:横110cm×縦2mほどを1枚
リング:2個
作り方①生地の3辺を三つ折りにしてアイロンがけ
まず、選んだ生地の3辺を1cm幅で三つ折りにしアイロンでしっかり跡をつけてミシン縫いします。
作り方②中心に折り目をつけ10等分する
ミシン縫いができたら、生地の短い方を半分に折ってちょうど真ん中のところに線を引きます。合計で10等分になるようにじゃばらを作ります。
作り方③上を重ねてミシン縫いする
生地を重ねた部分をさらにミシン縫いし、短い辺の方を2つ折りにして縫い布のほつれを防ぎます。こうすることで、生地の作りが強くなります。
作り方④リングに布を通す
生地を用意した2つのリングに通し、1辺が短くなるようにしてミシン縫いして行きます。このときミシン縫いは2回した方がしっかりした作りになります。
作り方⑤リングの付け根部分をミシン縫いして完成!
その次に、リング付近の生地の作りも強くするためにミシン縫いをします。そして出来た四角形の部分をバッテン縫いします。ここがちょうど赤ちゃんの肩の部分になります。
リングスリングの作り方を動画で確認しよう
こちらの動画では、リングスリングの作り方や作る際のポイントなどを踏まえながら紹介しています。布をじゃばらに折るときには、最初に折った方を外側にするのがポイントです。
綿入りは作りがしっかりする
綿入りのスリングは、生地のみで作るスリングよりもクッション性があり、作りがしっかりするので赤ちゃんを優しく包み混んでくれます。
綿入りじゃなくても、タオルを入れて代用もできます。綿入りのスリングが特におすすめなのは、首の座っていない新生児から1ヶ月頃です。
綿入りはママの肩も楽にしてくれる
赤ちゃんをずっと抱っこしていると、ママの肩が凝ってきます。綿入りのスリングは、綿なしよりも肩や背中への負担が少ないというメリットもあるので、綿入りの方を選ぶ人もいるようです。
綿入りは折りたたみにくいデメリットも
綿入りのスリングは赤ちゃんの負担を軽減してくれるのでおすすめですが、作りが頑丈なぶん、収納性には少し欠けてしまいます。
ベビー用品はスリング以外にもオムツや哺乳瓶などもあり、お出かけするときにはコンパクトに収納できるアイテムが何かと便利です。そのため、スリングには綿入りではない方を選ぶママが多いようです。
綿入りは夏場は暑い!
綿入りのスリングは、涼しい季節には保温性があって暖かいですが、夏場になると逆に暑くなります。綿入りはかさばりやすい、季節によっては使いにくいなどのデメリットもあるため、それを考慮した上で綿入りにするかどうかは判断した方がいいでしょう。
裁縫初心者でも簡単!ニットスリングの作り方
手作りスリングとして人気なのは、クロススリング、リングスリングですが、ニットスリングはもっと作り方が簡単です。少し肌寒くなってきた季節などにおすすめです。
チューブ型のニット:横幅43cm×縦幅112cmを1枚
ニット糸
ニット針
またはロックミシン
作り方①ニットを半分に折る
ニットを半分に折りカットして、横幅43cm×縦幅56.6cmのチューブ型のニットを2枚作ります。
作り方②ニットの横幅を三つ折りにして縫う
カットした横幅の部分はほつれの原因になるので、2cm幅の三つ折りにして縫います。アイロンをかけると折り目がしっかりつきます。
これを2枚とも作り、ニットスリングの完成です。
ニットスリングの使い方
チューブ型のニットスリングを1枚は右肩、もう1枚は左肩にそれぞれたすき掛けします。胸元に空洞ができるので、そこに赤ちゃんを入れます。
ニットスリングだけだと安定しない場合には、ストールでさらにニットスリングを巻いて赤ちゃんを固定します。
おくるみを縛るだけの超簡単スリングも!
今までご紹介してきた作り方は、ミシン縫いをする作り方でしたが、おくるみを使えば縫う作業は一切必要ありません。おくるみスリングは、おくるみを三角形に折って首で縛り、お腹の部分の布の片側をグルッと回して縛れば完成です。
大判のおくるみがあれば、意外にも簡単にできます。
ベビースリングの作り方を本でチェック
赤ちゃんのためのおくるみスリング ねんねこりんの作り方
著者 | 釘村千夜子 |
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こちらの「赤ちゃんのためのおくるみスリング ねんねこりんの作り方」では、シンプルで簡単なスリングの作り方が詳しく説明されています。購入者からは、「とても分かりやすかった」「こんなスリングを探していた」など高評価です。
「ねんねこりんの作り方」では、リングなしのスリングの作り方が紹介されています。大きな布を1枚用意してそれをじゃばら折りにして布を1つの輪っかにします。
そして、肩にかける部分だけをミシン縫いするだけという、とてもシンプルな作り方です。
スリングの作り方をDVDで確認もできる!
WE (love) スリング ~スリングの使い方と作り方~
種別 | DVD |
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こちらはスリングの作り方や使い方をDVDで説明したものです。スリングの作り方も動画で材料などを分かりやすく説明していて、しかも安全なスリングの作り方のポイントも教えてくれるので、安心して手作りができそうです。
ベビースリングの4つの抱き方
ベビースリングのだき方①コアラ抱き
コアラ抱きは「基本抱き」とも言われ、新生児のときから使えます。赤ちゃんはまだ首が座っていないので、ベビースリングで赤ちゃんの頭をすっぽりと包んであげます。
また、脚をM字に開脚させることで、赤ちゃんの股関節脱臼を防ぎます。
ベビースリングの抱き方②寄り添い抱き
赤ちゃんの首が座ったらできるのが、寄り添い抱きです。この抱き方では、赤ちゃんの首をベビースリングで包む必要はありません。
寄り添い抱きは首が座ってから2歳くらいまでできる抱き方で、一番よく使います。
ベビースリングの抱き方③カンガルー抱き
赤ちゃんもお外に出かけるようになったら、周りの景色に興味を持ち始めます。カンガルー抱きは赤ちゃんの顔を外側に向けた状態でベビースリングで包む抱き方なので、赤ちゃんの視野もグッと広がります。
ベビースリングの抱き方④腰椅子抱き
寄り添い抱きの変化バージョンが、腰椅子抱きです。まずは寄り添い抱きをして、そこから45度傾けさせたら完成です。腰椅子抱きは赤ちゃんが1歳くらいまで大きくなって、歩けるようになった頃から使えます。
ベビースリングの抱き方を動画でチェック!
コアラ抱き
慣れればとても使いやすいベビースリングですが、最初はどのように使うのか戸惑うものです。手作りして見たものの使い方が分からないとならないために、それぞれの抱き方を動画で確認しておきましょう。
寄り添い抱き、カンガルー抱き、腰椅子抱き
寄り添い抱き、カンガルー抱きでは、赤ちゃんの脚がお尻よりも上にくるようにして、お尻に重心がいくように抱くのがポイントです。
作り方がとても簡単なクロススリングは、赤ちゃんをスリングの中にすっぽりと入れるだけと、使い方もとても簡単です。お裁縫が好きなパパなら、パパに手作りクロススリングを作ってもらうのも楽しそうです。
手作りベビースリングで子育てをさらに楽しく
スリングの作り方に慣れてきたら、お友達へのプレゼントにもおすすめです。世界でたった一つの手作りスリングを貰えば、お友達もきっと喜んでくれるはずです。
最近はたくさんの主婦の方たちが、手作りの商品をフリマアプリなどに出品しています。ベビー用品をフリマアプリで探している人は多いので、手作りスリングを出品してみるのもおすすめです。
以上、手作りスリングの作り方のご紹介でした。赤ちゃんにとっての必需品の抱っこ紐。スリングはどれも簡単な作り方なので、赤ちゃんのために何か手作りしたい人にはおすすめです!
手作りスリングで、子育て生活を楽しみましょう!
スリングの作り方に興味のある人はこちらもチェック!
今回はスリングの作り方をご紹介しましたが、既製品の抱っこ紐や、他のベビー用品についてのサイトもチェックしてみましょう。
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