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和歌山の人気神社・お寺12選!綺麗な世界遺産や最強パワースポットはココだ!

本州の最南端の紀伊半島、その紀伊半島にあるのが和歌山県です。この和歌山県の山地は古来「熊野」と呼ばれ信仰の対象だったのです。多くの人々が熊野へ熊野へと参拝しました。この熊野地方には多くの神社仏閣があります。神社では熊野三山が、お寺では高野山金剛峯寺が有名です。
更新: 2021年5月17日
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初めに

平安時代の昔から癒しと再生を願い、人々が詣出た熊野三山や真言密教の聖地、高野山、これらを結ぶ参拝道が熊野古道という絶景が続く道です。紀伊山地の世界遺産は、自然のエネルギーとスピリチュアルなパワーにあふれています。熊野三山や高野山など山岳霊場とこれらを結ぶ参拝道は、綺麗な場所も随所に見られ世界遺産に登録されています「古来より山や木・火や水など」自然の神々が宿る場所として崇められて来たこの地域は絶景も多く、古い時代から観光地としても最強のパワースポットで、日帰りのドライブ旅行も盛んに行われています。
 

おすすめの観光スポット、世界遺産「熊野古道」とは!

初めは京都の上流貴族の間で盛んとなり、平安後期には白河法皇を始め歴代上皇が訪れています。この風習は庶民の間にも広がり有名になりました。鎌倉時代から室町時代にかけては「蟻の熊野詣」と言われるほど流行しました。この熊野三山へお参りするため、 戦後問わず人々が歩いたのが熊野古道です。平成16年7月「紀伊山地の霊場と参詣道」として、大辺路、中辺路、小辺路、大峯奥駈道、伊勢神宮から辿る伊勢路などが世界遺産に登録されており、現在も紀伊半島では伊勢神宮と共に人気の観光スポットとして、また最強のパワースポットとしてもおすすめの地域です。

 

和歌山の人気の神社・お寺①「世界遺産・熊野本宮大社」

「木の国」熊野の中心である本宮大社の祭神は、有名な最強の神・スサノオの別名と言われ、多くの植物の種をまいたと言われている木の神・穀物の神です。浄土信仰における「よみがえりの地」ともいわれ、「蟻の熊野詣」で人々が目指した聖地です。明治22年に大洪水で社殿が崩壊した為、祓殿(はらいどの)王子社近くの山中高台に、流失を免れた上四社や東門だけが移転・再建されました。入母屋造(いりもやつく)りの相殿神殿(あいどのしんでん)である第一殿・大二殿は両所・西の御殿と呼ばれ、熊野牟須美(くまのむすび)の神と熊野速玉之男(くまのはやたまのお)の主祭神としております。本社殿である第三殿は証誠殿と呼ばれ、熊野家津美御子大神(くまのけつのみこのおおみかみ)を祭神としています。第四殿は若宮と呼ばれ、伊勢神宮と同じ天照皇大神を祭神としています。熊野本宮大社は、熊野観光の最終目的地で最強パワースポットとしても人気の神宮です。

特徴・おすすめの観光スポットは!

熊野本宮大社の多くの宝物類は水害で失いましたが、宝物の多くは宝物殿に収蔵されています。主要な宝物は、有名な三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)などの奉納鏡、平安時代末期の平清盛奉納の紺紙金泥経(こんしきんでいきょう)、鎌倉時代初期の源頼朝奉納「鉄湯釜(てつゆがま)」・「備崎経塚(そなえざききょうづか)出土遺物」「熊野速玉大社文書」・南北朝時代の「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)熊野本宮八葉曼荼羅(はちようまんだらず)」室町時代の「儀仗鉾(ぎじょうぼこ)二振り」・江戸時代初期の豊臣秀頼奉納「銅鍍金釣灯籠(どうときんつりどうろう)」・秀頼奉納の「神額(しんがく)」・秀頼・浅野幸長ら奉納の「銅鉢(どうばち)」「能面」・徳川頼宣奉納の擬宝珠(ぎぼし)3個などがあります。

熊野本宮大社

  • 住所
    〒647-1731
    和歌山県田辺市本宮町本宮
  • 公式サイトURL
    http://www.hongutaisha.jp/
  • 電話番号
    0735-42-0009
  • アクセス
    東京方面:羽田空港より南紀白浜空港まで70分、南紀白浜空港より直通バス140分で熊野本宮へ。京阪神:車で、電車と路線バスで、高速バスと路線バスで熊野本宮へ

    名古屋方面:車で、電車と路線バスで、高...
  • 駐車場
    あり
    瑞鳳殿ずいほうでんの隣および河原に無料駐車場がございます。
    またお身体の不自由な方は、本殿近くの無料駐車場もご利用可です。

和歌山の人気の神社・お寺②「世界遺産・熊野那智大社」

那智の滝の絶景が見られる熊野那智大社には、パワースポットの大きい那智の大滝の他に、観光名所として青岸渡寺があります。青岸渡寺から那智の山を登ると、妙法山阿彌陀寺に行き着きます。那智の大滝の精霊である祭神はイザナミの別名で「大須美」から結宮とも呼ばれています。青岸渡寺がある熊野は太平洋に面し絶景が多く、古くから山岳信仰がありました。次第に仏教や神道と融合し「熊野は聖地」とみなされるようになりました。特に観光の名所である大門坂から約1時間で滝にたどり着く「熊野古道ミニコース」は、日帰りでも歩くことが出来る為人気があり、ドライブ観光が楽しめます。
 

特徴・おすすめの観光スポットは!

那智の滝は落差133 M、 幅13 M もある日本一の綺麗な大滝で、水が落ちる光景はまさに絶景であり最強のパワースポットです。この那智の滝は熊野信仰の中心の一つで。ナチという言葉はサンスクリット語の川の音訳と言われており、滝を垂直の大きな川とみなしたと考えられます。那智山中の山々を40を超える多くの滝を那智四十八滝と言いますが、那智の滝といえば一般にはこの「一の滝」を称しています。「お滝」または「大滝」とも呼ばれて絶景を望むことが出来る、観光スポットで最強のパワースポットです。
 

熊野那智大社

  • 住所
    〒649-5301
    和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
  • 公式サイトURL
    https://kumanonachitaisha.or.jp/pavilion/
  • 電話番号
    0735-55-0321
  • アクセス
    【最寄駅】JR紀勢本線 紀伊勝浦駅
         紀伊勝浦駅より熊野交通バスで那智山バス停まで約30分
  • 駐車場
    あり
    <駐車場>神社駐車場30台(神社防災道路通行料800円が必要です)

和歌山の人気の神社・お寺③「世界遺産の青岸渡寺」

青岸渡寺の参道入り口から、長い石段を登り始めると途中から山道は二つに分かれます。左は熊野那智大社、右は青岸渡寺へと続き、右に折れると朱色が鮮やかな大きな山門へと続きます。門の両側には鎌倉時代の有名な仏師の「湛慶作(たんけい)」と伝えられる金剛力像が立ち、境内に入ると目を引くのが本堂です。現在の建物は天正18年豊臣秀吉が弟の秀長に命じて建立したとされており、本堂には大黒天を安置する如宝堂、北側には鎌倉時代末期建立の宝篋(ほうきょう)印塔があります。この本堂と並ぶように熊野那智大社の拝殿が立っています。
 

特徴・おすすめの観光スポットは!


青岸渡寺の境内からは那智の滝の神秘的な姿が良く見え、滝の響きが絶えず聞こえてきます。「熊野那智参詣曼荼羅図」に描かれており、現在も滝と共に荘厳な風景を描きだす三重塔は、那智山最盛期の平安時代末期の建立と推定されています。しかし惜しくも天正9年に焼失しましたが、昭和47年に約400年振りに復活しました。三重塔から那智滝前バス停までの100メートルの滝道は、鎌倉時代からの石段で、バス停の向こうの鳥居をくぐると、滝をご神体とする那智大社の別宮の「飛瀧神社(ひたきじんじゃ)」は観光の名所でもあり、最強のパワースポットとして人気があります。

青岸渡寺

  • 住所
    〒649-5335
    和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地6丁目1番地1
  • 公式サイトURL
    https://www.nachikan.jp/kumano/seiganto-ji/
  • 電話番号
    0735-52-5311
  • アクセス
    バス:紀伊勝浦駅からバスで27分
  • 駐車場
    あり
    駐車料は有料で料金は800円、この駐車場に止めれば長い石段を上がる事無く楽に参拝できます。

和歌山の人気の神社・お寺④「妙宝山阿弥陀寺」

妙法スカイラインの終点の広場からは、目の前に大きい綺麗な太平洋が拡がっており、眼下には勝浦の町並みや、遠くには有名な潮岬までも一望できる絶景です。その広場から大きい山門をくぐり石段を登り切った先にある寺院は、法華経の行者が建立されたと言われている「女人高野」と呼ばれる「妙宝山阿弥陀寺」に到着します。石段を上り切った先は本堂で、中には「阿弥陀如来像」が安置されています。ここ妙宝山は古くから法華経修行者が集まる霊山であったそうで、この阿弥陀寺もそうした行者達によって建立された古い寺院です。

特徴・おすすめの観光スポットは!

寺院の境内には2つの宝篋印塔があり、1つは応照上人の供養塔です。上人が焼身してその身を諸仏に捧げたとされる「火定跡ほうきょう)(かじょうあと)」とされる遺跡があります。また1つは1488年に補陀落渡海(ふだらくとかい)した渡海上人の供養塔です。本堂の横にある鐘楼は、人が死ぬとここに詣でて鐘を打つため「人なきに鳴る亡者の1つ鐘」として有名です。山門の先から見下す大海原の眺めは絶景そのものです。沖合から陸地を目指す船乗り達は、この山腹にある「妙法」の大文字を目にし航海の無事を確信しました。那智山参詣者の多くは妙法山の寺院に参詣したのち、大雲取り、小雲取りの峠道を超えて本宮に向かいました。現在は車での日帰り旅行も可能ですが、古代には京都から1月の時間がかかりました。

妙宝山阿弥陀寺

  • 住所
    〒649-5453
    和歌山県東牟婁郡那智勝浦町南平野2270-1
  • 公式サイトURL
    http://www.za.ztv.ne.jp/yominokuni/
  • 電話番号
    0735-55-0053
  • アクセス
    アクセス方法は自動車のみで、那智山から車でスカイラインを終点ま登った先にあります。那智山へは国道42号線から、那智山への案内標識に沿って進入。
  • 駐車場
    あり
    無料で那智山スカイラインの終点または、広場の手前の左側に境内まで続く山道を上がれば、境内にも2~3台ほどのスペースがあります。

和歌山の人気の神社・お寺⑤「世界遺産の熊野速玉大社」

JR 新宮駅から商店街を通り抜け、国道42号線を約15分歩くと三重県と和歌山県の県境に流れる大きい川である熊野川。その綺麗な水が流れる熊野川の川ぶちにあるパワースポットが「熊野速玉大社」です。川の上流には瀞八丁(とろはっちょう)と呼ばれる川下りができる絶景があり有名です。速玉大社の社殿は明治16年に火災で焼失しましたが、昭和28年に再建された際には社殿構成が大きく改変され、第二殿が左端に置かれるとともに、 第一殿である結の宮、第三殿第四殿が相殿となり、さらに第五殿から第八殿、第九殿から第十二殿がそれぞれ相殿になりました。これらの改変により現在の熊野速玉退社の社殿は、文化財に指定されていません。

特徴・おすすめの観光スポットは!

速玉大社の神宝館には、約1000点もの古新宝類を所蔵しており、一括して国宝に指定されています。これらの宝の大半は1390年の遷宮に際して、当時の天皇・上皇や室町3代将軍で有名な足利義満及び各地の守護によって奉納されたものであるとされています。この他に本願寺院から出土した鎌倉時代の鉄斧や鎌倉時代に製作された入峰の斧や、室町時代中期の儀式用具3点などがあります。速玉大社付近には多くの塚が残っていたり、平安時代から鎌倉時代に栄えた武家屋敷などの街並みや、東方にある丹鶴城(たんかくじょう)は、南紀ドライブ旅行の見どころとも言えます。

熊野速玉大社

  • 住所
    〒647-0081
    和歌山県新宮市新宮1番地
  • 公式サイトURL
    http://kumanohayatama.jp/
  • 電話番号
    0735-22-2533
  • アクセス
    JR:紀勢本線新宮駅からバス
    自動車:和歌山方面から国道42号線「速玉大社前」信号左折5分
        名古屋方面から国道42号線「速玉大社前」信号右折5分

和歌山の人気の神社・お寺⑥「世界遺産の慈尊院」

慈尊院は有名な空海が開いた高野山の正式な登山口として知られており、平成16年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されました。この地は讃岐から空海を訪ねてきた母親が没した地として伝えられており、空海がその廟所に弥勒菩薩堂を安置した所として有名です。後世、女人禁制の高野山に対して「女人高野」と言われ、女性の参拝者に人気となりました。有吉佐和子の小説「紀ノ川」にも、安産祈願の乳型を奉納する寺院として描かれており、この信仰は現在も続いています。

特徴・おすすめの観光スポットは!

空海が有名な高野山を開いた折り、山麓の拠点として開き、高野山の発展と共に整備されてきました。古い時代に高野山の玄関口として「高野政所」とした寺領支配の拠点でもありました。本尊の「木造弥勒仏座像」は、調査で「寛平4年(892年)」の銘が確認されています。像が安置された「弥勒堂」は、平安時代末期の様式を残しており、内陣は鎌倉時代、外陣は室町時代の作と言われており関西からは日帰り観光や、ドライブでの観光もおすすめです。

 

慈尊院

  • 住所
    〒648-0151
    和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832
  • 公式サイトURL
    http://jison-in.org/
  • 電話番号
    0736-54-2214
  • アクセス
    電車:南海高野線「九度山駅」下車、徒歩20分車:南海九度山駅からタクシーで約8分
  • 駐車場
    あり
    無料で利用できます。

和歌山の人気の神社・お寺⑦「世界遺産の丹生官省符神社」


紀ノ川沿いにある「慈尊院」の奥の石段を上ると「丹生(にう)官省符神社」に行くことが出来ます、この神社の御祭神は「丹生明神」「高野明神」「気比明神」「厳島明神」「天照大神」「八幡大神」「春日大神」です。古い時代から慈尊院と一体になった神社で官省符荘の総氏神だったのです。中世には神通寺七社明神、近代には丹生神社と言われ、第二次世界大戦後に現在の神社名になりました。慈尊院と同様に関西地方からは、電車での日帰りや車でのドライブ観光ができるおすすめの観光スポットです。

特徴・おすすめの観光スポットは!

総氏神の祭礼は、官省符祭を訛って「カンジョボ祭」と呼ばれていました。近世になって官省符荘の村々が当地に集まって、旧暦の9月下旬に祭礼を行っていましたが、平成7年からは10月第4日曜日に挙行されています。古い時代の様式は神輿の渡御に残っています。神社の境内からは紀ノ川の綺麗な光景を見る事が出来ます。

丹生官省符神社

  • 住所
    〒648-0151
    和歌山県伊都郡九度山町慈尊院八三五番地
  • 公式サイトURL
    http://niujinja.sakura.ne.jp/
  • 電話番号
    0736-54-2754
  • アクセス
    電車:大阪難波から南海高野線で九度山駅下車、九度山駅から西へ徒歩約30分
    JR和歌山線高野口駅から、タクシーで約10分
  • 駐車場
    あり
    慈尊院の駐車場と共用

和歌山の人気の神社・お寺⑧「丹生都比売神社」

丹生都比売(にうつひめ)神社はJR笠田駅から車で20分の場所にあり、祭神は「丹生都比売神」で、神功皇后が「新羅出兵」の際に丹生都比売神が託宣し、呪術力のある赤土を得た皇后は勝利したと古い伝承が残っています。赤土とは硫化水銀の事で、神社は採掘や生産に関わる丹生氏の氏神としての性格を持っています。丹生都比売神はイザナギ・イザナミの両神の子で、伊勢神宮に祀られている、天照大神の妹です。
 

特徴・おすすめの観光スポットは!

この神社の高野山との関係は深く、高野山を開くとき空海が丹生神より土地を譲られたものとする説や、高野明神に高野山を案内され、そこで丹生神に土地を譲られたとする説があります。高野明神は狩場(かりば)明神とも称し、丹生神の子供になる神とされており、この神が姿を猟師に変え白と黒の犬2頭の犬を連れて空海を案内されたとされています。この2頭は後に高野山の守り神とされ、のちに高野山に明神社が建立されました。

和歌山の人気の神社・お寺⑨「世界遺産の高野山金剛峰寺」

高野山は紀伊半島北部の山岳地帯にある、 東西約6 km 南北焼き3 kmの盆地を山々の峰が取り囲む様子は、いつの頃からか八葉の蓮華に例えられてきました。胎蔵界曼荼羅の中心は、大きな八枚の花びらをつけたハスの花が描かれています。 花の中央には大日如来、花びらの一枚一枚には仏や菩薩の姿が表されています、高野山はまさにその聖なる蓮華を形をしているのだと言われており、それを囲む八大蓮華の山々の総称です、つまり高野山は最強のパワースポットです。京の都を守護する位置で、また伊勢神宮を東に望むこの場所は、まさに日本の国を守る絶好の場所だったのです。

特徴・おすすめの観光スポットは!

弘法大師空海が高野の山中に開いた真言密教の本山の「高野山金剛峰寺」のご本尊は木造「不動明王立像」(国の重要文化財)です。空海が唐からの帰朝の時、空海を助けた伝えられています。高野山霊宝館には、空海が唐から持ち帰ったと言われる「飛行三鈷杵(ひぎょうさんこしょ)」1口、「金銅仏具」八口、「木造釈迦如来」「諸尊像」一基や、空海筆と言われる「聾͡瞽指帰(ろうこしいき)」2巻などが収蔵されています。
 

高野山

  • 住所
    〒648-0294
    和歌山県伊都郡高野町高野山132
    高野山真言宗 総本山金剛峯寺
  • アクセス
    電車:南海高野線 極楽橋駅下車、南海高野山ケーブルで高野山駅へ自動車:国道24号線高野口町から九度山経由・高野山道路(国道480号線)で高野山へ

和歌山の人気の神社・お寺⑩「世界遺産の高野山・奥の院」

高野山の奥の院は835年に入定されたと言われている空海の「御廟」を中心とした最強の霊域です。11世紀に祈親の高野山復興によって、大師信仰の聖地とされ整備されました。後世、一の橋から御廟に至る十八丁の参詣道周辺にある墓石郡を指すようになりました、深い杉木立の中に建つこの墓石郡の眺めは絶景と言えるでしょう。江戸時代に徳川家康が菩提所と定めてことにならい、諸大名が競ってそれぞれの菩提寺とすることにより、墓石郡の中核となりました。菩提寺に定めた諸大名の数は百十家とされ、全国の大名家の40%を占めているこの奥の院は最強のパワースポットでもあります。

特徴・おすすめの観光スポットは!

この墓石郡に連ねる大名家は外様大名の物が比較的多くあり、奥の院に並ぶ墓石は20万基を超えるとされています。一の橋バス停から一の橋を渡ると、参道に沿って歴史的に知られた墓石が多くあり、中の曽我兄弟の墓は鎌倉時代のものである。参道の中には上杉謙信の墓や、明智光秀の供養塔などもある墓石郡の眺めはまさに絶景で、普通にお墓を散歩する感覚とは少し違い感動さえ覚えます。


和歌山の人気の神社・お寺⑪「粉河寺」

平安時代には観音浄土、弥勒浄土の聖地として大いに信仰を集め、貴族から庶民まで多くの参詣者が訪れました。鎌倉時代には広大な境内に大きい綺麗な七堂伽藍が並び 、坊舎は550を超えたと言われています。天正十三年豊臣秀吉の紀州攻めの兵乱で全山を消失し、多くの寺宝も失われました。江戸時代初期、紀州藩主の徳川頼宣の助力や信徒の寄進によって、粉河寺中興の祖と言われる御池坊天英が伽藍を再興し、現在のような綺麗な池や塔が立ち並ぶ寺に至っています。
 

特徴・おすすめの観光スポットは!

粉河寺の本堂裏手の左手にある産土神社は、この寺の守護神で「粉河寺祭礼」の中心をなしていて、祭りになれば山車が出て渡御が行われます。粉河寺と粉河駅の間に門前町が開かれていました。昭和40年頃を境に無くなりましたが、この門前町には粉河酢、粉河鋳物、粉河団扇などが生産され全国にしれ渡っていました。JR粉河駅から東に1キロの場所には王子神社があり、その眼下には旧伊勢街道(大和街道)があります。古代天皇が紀伊の国へ行幸のおり行宮した玉垣頓宮跡(たまがきとんぐうあと)などが残っており、この粉河寺界隈は関西方面からドライブや、電車でも日帰りで行ける距離です。

和歌山の人気の神社・お寺⑫「道成寺」

安珍と綺麗な容姿をした清姫の物語を伝えているのが道成寺です。能や歌舞伎など多くの芸能の舞台となったゆかりの遺跡が残り、訪れる人々に人間の業の悲しさを教えてくれます。朱色の美しく綺麗な姿の大きい仁王門をくぐると、正面に堂々たる本堂と右手には三重塔がそびえています。左手には縁起堂と大宝殿、重厚な堂塔がゆったりと配された境内は、 安珍清姫の激しい物語世界をイメージして訪れる人には意外な印象を受けます。

 

特徴・おすすめの観光スポットは!

道成寺にかなり早くから荘厳な伽藍が並んでいたことを推測させるのが、本尊の千手観音立像と脇侍、伝日光、月光菩薩立像です。千手観音は千の手で世の無情を救ってくれるという仏様です、そして左手には赤い日輪の蓮の茎を持つのが日光菩薩、右手に金色の月輪の蓮の茎を持つのが月光菩薩です。日光菩薩、月光菩薩像はともに綺麗なお顔をされた仏像です。

 

まとめ

「和歌山の人気神社・お寺12選!綺麗な世界遺産や最強パワースポットなど」について、最後までお読み頂きありがとうございます。和歌山県への日帰りドライブ観光や、絶景が数多く見られる世界遺産登録された地域を巡る場合の参考になれば幸いと存じます。

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紀伊半島の世界遺産をご紹介しましたが、世界遺産に興味がある方はこちらも参考にいかがでしょう。いずれも世界遺産の詳細に紹介している文章です。