皇居ってどんなところ?
皇居は日本の首都である東京の真ん中に位置する、広大な面積を誇る土地です。西側は現在の皇族の宮殿、東側はかつての江戸城本丸・二の丸・三の丸の跡地になっています。
皇居は風水的にみてとても特別なパワースポットで、どんな悪霊でもはじきだす場所です。この記事では皇居がパワースポットと呼ばれる理由と、皇居の中のおすすめパワースポットを紹介していきます。
皇居はかつての江戸城
現在の皇居は、皇族のお住まいがある江戸城西の丸を中心とした宮殿と、江戸間本丸・二の丸・三の丸を中心とした皇居東御苑、皇居外苑に分けられます。西の丸は隠居した将軍や世継ぎの住む場所で、本丸は将軍の御座所になっていました。
一般公開されているのは皇居外苑と皇居東御苑です。西側の宮殿などは予約制での申請が必要になります。
皇居って見学できるの?
皇居はいつでも一般公開されている皇居外苑、特別な手続きが必要な皇居参観、入場手続きは必要なものの時間内であれば入場可能な皇居東御苑に分かれています。ここではそれぞれの場所への入り方をご紹介します。
なお新型コロナウイルスの影響で時間帯や人数に変動があるため、リンク先の宮内庁のホームページを確認してください。
①皇居外苑
皇居外苑は和田倉噴水公園を含む庭園で、一般公開されています。芝生とクロマツの林、千鳥ヶ淵から見る桜の風景など、東京の中でも自然豊かな庭園です。入場は無料で開園時間なども決まっていない、誰でも立ち入ることのできる皇居の土地になっています。
皇居外苑
- 住所〒100-0002
東京都千代田区皇居外苑1-1 - 公式サイトURLhttps://fng.or.jp/koukyo/
- 電話番号03-3213-0095
- アクセス東京メトロ・二重橋前駅から徒歩で約2分
②皇居参観
特別な手続きをすると、普段は入ることのできない桔梗門から先の宮内庁や宮殿を参観できます。手続きは予約制でインターネットや郵便、電話で予約可能です。午前と午後の二回参観が行われていて、先着順ですが当日受付もやっています。
現在は新型コロナウイルスの影響で参観できる人数が限られています。詳しくは下記のリンク先をご覧ください。
③皇居東御苑
江戸城の本丸や二の丸が庭園に整備されて開放されている土地です。開園時間や入場できない日は決まっていますが、入場は無料で入れます。江戸城天守台跡や二の丸庭園など、かつての日本の中心地だった江戸城の名残を感じられる庭園です。
現在は新型コロナウイルスの影響で検温や開園時間が変わっているため、下記のリンク先の確認をお願いします。
皇居東御苑
- 住所〒100-0001
東京都千代田区千代田1-1 - 公式サイトURLメンテ中
- 電話番号03-3213-2050
- アクセス竹橋駅1a出口から徒歩約9分神保町駅A8出口から徒歩約15分
新型コロナウイルスによる参観制限(令和3年9月8日現在)
新型コロナウイルスの流行の影響により、皇居と皇居東御苑の参観に制限が出ています。上記二つのリンク先に詳しい注意事項がのっていますが、人数制限や開園時間の短縮などです。
37.5℃を基準とした皇居の外での検温や消毒の徹底、皇居東御苑では混雑時の入園制限がありますので、サイトの情報をチェックしておきましょう。
皇居がパワースポットになる理由
東京には多くの神社やお寺がありますが、その中でも強力なパワースポットと言われるのが皇居です。皇居がなぜ強力なパワースポットと呼ばれるのか、風水や神社の位置関係などから理由を挙げていきます。
風水と龍穴
風水には龍脈と龍穴という考え方があります。龍脈は大地のエネルギー、龍穴はそのエネルギーが湧き出る場所です。皇居は龍穴の場所に作られています。どんな強力な悪霊でもはじきだすと言われるのはこのためです。
皇居に流れ込むエネルギーは、富士山からのものと秩父からのものの二種類あり、そのエネルギーが皇居にある龍穴から湧き出るため、日本有数のパワースポットである理由になっています。
風水による立地
風水には四神相応という、東に川、西に道、南に湖や海、北に山があるという都にふさわしい土地の考え方があります。江戸城は東に隅田川、西に東海道、南に東京湾、北に富士山という立地が四神相応であるという理由で選ばれました。
実際には富士山は江戸城の北からはズレていますが、あえて富士山を北にある山と見立てて江戸城を風水的に最適な土地に立てたと言われています。
神社やお寺による鬼門封じ
江戸城の周囲の神社やお寺も風水によって位置を決められました。北東である鬼門には徳川家の菩提寺である寛永寺と神田明神を、南西である裏鬼門には増上寺と日枝神社を配置し、風水によって江戸城を守る配置になっています。
風水による立地や鬼門・裏鬼門を封じる配置を決めたのは南光坊天海というお坊さんで、徹底したパワースポットとしての土地を選定して江戸城を設計した人です。
皇居内にある神社
皇居の中には、宮中祭祀を行なう神社があります。賢所・皇霊殿・神殿の三ヶ所です。特に賢所には天照大神が、神殿には日本国中の神々が祀られています。決まった日にちに祭礼も行われているのも特徴です。
直接神社として参拝することはできませんが、皇居の全体が強力なパワースポットになっている理由の一つになっています。
皇居のパワースポット7選
皇居は場所そのものが龍穴という特別なエネルギーを持つパワースポットですが、西側には皇居参観以外で立ち入ることはできません。そこで、立ち入りが可能な皇居外苑と皇居東御苑で有名なパワースポットを7つ挙げていきます。
皇居東御苑は江戸城の本丸・二の丸・三の丸という重要拠点です。そのため、皇居外苑よりも強力なパワースポットが多い理由になっています。
皇居のパワースポット①桜田門
幕末期に有名な「桜田門外の変」が起こった現場がこの桜田門です。1961年に「旧江戸城外桜田門」として国の重要文化財に登録されています。
正式には外桜田門と呼ばれ、江戸城西の丸の南側の入口でした。外と付く理由は江戸城本丸に近い桔梗門が内桜田門と呼ばれていたためですが、現在桜田門と呼ばれるのは皇居外苑の入口になります。
桜田門のパワースポット
桜田門は皇居外苑への入り口であり、皇居正門に続く門です。皇居に集められる龍穴のエネルギーが通る土地であり、入り口という性質からかパワースポットになっています。
どんな悪霊もはじく門の一つなので、皇居の門をくぐると身が引き締まると感じる人もいるほどです。
皇居のパワースポット②二重橋
桜田門をくぐると二つの橋が見えてきます。かつての江戸城の西の丸正門は現在の皇居の正門であり、正門から中に入る場所に架かるのが正門鉄橋と正門石橋の二つの橋です。この二つの橋を合わせて「二重橋」と呼ばれています。
二重橋は皇居参観や一般参賀の際だけ渡れる特別な橋で、普段は皇居前広場から見ることだけしかできません。
二重橋のパワースポット
皇居参観や一般参賀など、特別なとき以外では見ることしかできない土地にある二重橋ですが、見ているだけでご利用があると言われます。現在の皇居としての正門を繋ぐ橋のため、龍穴からのエネルギーもとても強い場所です。
皇居のパワースポット③和田倉噴水公園
和田倉噴水公園は、江戸時代以前には東京湾の入江に面した漁業の盛んな場所でした。江戸時代の初期に江戸城の本丸へ物資を運ぶための海上輸送の拠点として埋め立てられ、和田倉濠と呼ばれました。
現在の和田倉地区は皇居外苑に位置していて、上皇陛下のご成婚を記念して造られた大噴水を、天皇陛下のご成婚を機に再整備された公園です。多くの噴水や休憩所がある憩いの場となっています。
和田倉噴水公園のパワースポット
和田倉噴水公園はかつての和田倉濠で、海上輸送の拠点でした。現在は噴水という「水」が共通点になっている土地で、土地のエネルギーである龍穴だけでなく、水の流れという特別なエネルギーが流れ込んでいる土地でもあります。
さまざまな噴水や休憩所などゆっくりと休んでエネルギーを補給できる場所なので、皇居を散策したあとはぜひ立ち寄りたい公園です。
皇居のパワースポット④大手門
大手門は皇居の東側に位置する入り口で、現在は皇居東御苑に通じています。かつては江戸城の登城口で、諸大名は大手門から三の丸、二の丸を経て本丸へと登城していました。
大手門は入り口の高麗門と櫓である渡櫓門で構成されていますが、高麗門のみ江戸時代の姿を保っています。渡櫓門は戦災で消失し、皇居東御苑の開園に伴って昭和40年に再建されたものです。
大手門のパワースポット
皇居東御苑という、江戸城の本丸へと入るための門です。日本の中で特に龍穴の集まる本丸への入り口のため、門の先は空気がとても清浄になります。門自体もパワースポットになる理由は、どんな悪霊もはじく土地の入り口だからです。
また、大手門には戦災から奇跡的に焼け残ったシャチホコが展示されていますので、忘れずに見ておきましょう。
皇居のパワースポット⑤江戸城天守閣跡
江戸城の天守閣跡は皇居東御苑の北側、かつての本丸跡地に位置しています。三代将軍家光の時代まで建て替えが続いた武力の象徴でしたが、1657年の明暦の大火で焼け落ちてしまいました。
その後の再建で現在残っている天守台が築かれましたが、天守閣自体は結局再建されないまま終わっています。武力の象徴としての天守閣は時代遅れであり、大火により復興の急がれる江戸の街の再建を優先すべきという提言が受け入れられたからです。
天守閣跡のパワースポット
かつての江戸の街の中心地で、龍穴からエネルギーが湧き上がる、皇居の中でも特別に強力な土地です。風水を駆使して選ばれただけあって、パワースポットとしての効果は絶大です。天守台がかなり大きいこともあり、圧倒されてしまいます。
見上げるだけでなく上に登れるのも天守台の特徴です。ぜひ上まで登ってエネルギーを感じてみてください。
皇居のパワースポット⑥二の丸庭園の井戸
皇居東御苑、二の丸庭園の端にある井戸です。特に案内図や表示があるわけではないので自力で見つける必要があります。
まず大手門から入り、案内図を頼りに菖蒲田を目指しましょう。新雑木林や菖蒲田のある小道の右側を注視していると、小さくて四角い井戸があります。この井戸が皇居のパワースポットである二の丸庭園の井戸です。
二の丸庭園の井戸のパワースポット
二の丸庭園にある井戸は、井戸の中の水は少し白濁しているのに流れてる水は無色透明ということで話題になりました。特別なエネルギーを持つ龍穴のある皇居で、井戸という「湧き出る水」が結び付けられたのです。
特別なエネルギーの他にも見つけにくい場所にあることから、見つけたらご利益があるとカップルに人気の恋愛運アップの場所でもあります。
皇居のパワースポット⑦大芝生と大奥跡
皇居の大芝生と大奥跡は、天守台の南側にあります。ここは江戸城本丸の一部で、かつては3000人もの女性が住んでいた場所です。今は建物もなく広い芝生の土地になっていて、案内板だけが往時を忍ぶ手がかりになっています。
大芝生のパワースポット
大奥跡の大芝生は天守台のすぐ南側だけあって、エネルギーにあふれている場所です。立ち入りが可能な芝生なので、レジャーシートなどを持ってきて寝転んでいる人もいます。
ゆっくりと過ごせるうえに日本、そして東京の真ん中という風水からしてもよいスポットなので、時間をかけて滞在するとパワーを感じられるかもしれません。
パワースポットには向いていない場所
日本の中でも特別な土地で強力なパワースポットである皇居ですが、パワースポットとしては向いていない場所もあります。どんなパワースポットでも風水ではよくない方角とされる北東の土地、鬼門があるからです。
皇居はどんな悪霊も退けるパワースポットですが、方角や来歴からよくないとされる土地と理由を紹介します。
皇居の鬼門を守る平川門
かつての江戸城の三の丸の正門であった平川門は、皇居の北東側の出入口です。大奥の通用門として「お局御門」という呼び名や、田安家・清水家・一橋家といった御三卿と呼ばれる名門の登城門でもあります。
北東側は風水では「鬼や悪霊の通り道」とされる方角で、平川門は鬼門から皇居を守っている門です。鬼門を守っているため強力なパワースポットではあるのですが、マイナスの気も強いため、あまり長居をしない方がよいでしょう。
罪人の出口だった不浄門
平川門には他に小さな出入口があり、かつて江戸城を補修した際の事故による死者を搬出した場所でもあります。そのため、城内での遺体や罪人を平川門から送り出したことから、「不浄門」という呼び名が付けられました。
この不浄門から送り出された罪人として有名なのが、赤穂浪士の主である浅野長矩や、生島絵島事件の首謀者である大奥の最高責任者、絵島です。
皇居のパワースポットに行ってみよう!
皇居が日本有数のパワースポットである理由と、おすすめパワースポットを7つ紹介してきました。日本の首都ということで考え抜かれた風水による立地は、江戸城ではなく皇居になった現在でもパワースポットとして機能しています。
東京の中心地ということでアクセスもよく、旅行で来訪しやすい場所にあるのも利点です。パワースポットに興味のある方は、ぜひ東京旅行の予定に皇居への来訪を組み込んでみてください。
東京や皇居のパワースポットが気になる方はこちらもチェック!
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以下の記事では皇居以外の東京のパワースポットや、都内近郊のパワースポットを紹介していますので、パワースポットに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
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