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沖縄のゴキブリの種類とは
日本国内に生息するゴキブリの種類はなんと52種類もいるそうですが、私たちが普段見かけるゴキブリと言えば、クロゴキブリ、チャバネゴキブリがほとんどです。
年中暖かい気候の沖縄では、なんと43種類ものゴキブリが生息していると言われています。そのうち目撃情報の多い4種類のゴキブリと、沖縄でもレアなゴキブリとされる4種類の合計8種類のゴキブリを紹介したいと思います。
沖縄のゴキブリ①「クロゴキブリ」
台所などの水回りや、冷蔵庫やエアコンの裏など暖かく湿った場所を好み、人間の住居に住みつくゴキブリです。クロゴキブリは日本国内のほぼ全域に分布すると言われており、その域は年々広がりつつあり、近年では北海道でも目撃情報があったと言われています。
クロゴキブリは外来種で、もともとは中国原産のゴキブリという情報も確認されています。脱皮前の状態では全体的に白い姿をしていることもあります。
沖縄のクロゴキブリのサイズはかなり巨大
東京や大阪など都市部に生息するクロゴキブリもサイズは大きめですが、沖縄のクロゴキブリは一段と巨大で、全長4㎝以上まで大きくなります。巨大に成長する理由は、やはり温暖な気候が影響しているようで、昆虫は暖かいとより活動的になりエサの確保が容易になるという説が挙げられているからです。
沖縄のクロゴキブリは噛むのか
普段屋内で見かけるゴキブリのほとんどは、発見するとゴキブリは一目散に逃げると思いますが、沖縄のクロゴキブリは少し違います。
彼らは逃げるどころか場合によっては人に向かって飛んでくることもあります、そのときにガブリと人の皮膚を噛むこともあるでしょう。県外から来た旅行者は沖縄のゴキブリの習性が理解できていないので、ゴキブリ噛むことに驚くでしょう。
沖縄のゴキブリ②「チャバネゴキブリ」
薄い茶色の胴体に小ぶりな姿のチャバネゴキブリもまた、日本では北海道以外の地域で頻繁に目撃されるゴキブリです。クロゴキブリに比べるとサイズはかなり小さめで、動きもそこまで俊敏ではありませんので、駆除は比較的容易に行えるでしょう。
しかし目の前にいるチャバネゴキブリの駆除は簡単でも、繫殖力が非常に優れているため、一度住居に巣を作られてしまうとコロニーの根源から駆除することは難しいとされています。
沖縄のチャバネゴキブリのサイズは巨大なのか
クロゴキブリの場合、本州に分布するクロゴキブリと比べて沖縄のクロゴキブリは巨大化する性質が確認されていますが、チャバネゴキブリにいたってはサイズ感はほぼ同じです。全長は1㎝~2㎝ほどしかありません。
沖縄のチャバネゴキブリは噛むのか
チャバネゴキブリが噛むという事例はあまり聞いたことがありませんが、噛むことは十分ありえます。万が一噛まれたとしても、チャバネゴキブリのサイズはとても小さいので痛みはそこまで強くないでしょう。しかし、アレルギーや感染症の危険を考慮すべきなので、噛まれたと感じたらすぐに患部を消毒するなど対策をして下さい。
沖縄のゴキブリ③「ワモンゴキブリ」
南九州各地や沖縄県で最も多く目撃されるゴキブリは、ワモンゴキブリです。見た目はクロゴキブリそっくりで写真を見るだけでは区別が難しいのですが、近くでよく観察するとクロゴキブリのような表面のツヤはなく、サイズも一回り大きいのが特徴です。
ワモンゴキブリのサイズは超巨大
日本に生息するゴキブリの中では巨大なサイズに分類されるワモンゴキブリ。成長したワモンゴキブリで最も大きい個体は4.5㎝にもなるそうです。その全長は500円玉2枚分相当ですので、旅行者など見慣れていない人からすれば衝撃的ですね。
ワモンゴキブリは噛むと激痛
ワモンゴキブリに限らず、ゴキブリは基本的に夜行性なので夜人が寝ている間に、足の指を噛むことがあるそうです。ワモンゴキブリも例外ではありません。さらに厄介なのが、ワモンゴキブリは巨大な昆虫なので、噛むパワーも一般的なゴキブリに比べて強く、その力は人の噛む力の5倍だと検証されています。
噛まれた場合、強烈な痛みを伴うのでパニックに陥ってしまうかもしれませんが、ワモンゴキブリに毒性はないので落ち着いて消毒・冷感などの対策をとって下さい。
沖縄のゴキブリ④「ヤマトゴキブリ」
ヤマトゴキブリもクロゴキブリやワモンゴキブリと見た目が似ているゴキブリですが、羽が体に光沢がほとんど見られないのが特徴です。ヤマトゴキブリは1日の移動距離が長く、自然区域の屋外で過ごしたり人間の住居に侵入したり、さまざまなエリアで発見されます。
ヤマトゴキブリのサイズは巨大なのか
見た目はクロゴキブリとよく似ていますが、大きさはチャバネゴキブリとクロゴキブリの中間くらいで大きくても全長3.5㎝程度です。本州に生息するヤマトゴキブリは大きめで3㎝くらいなので、やはり沖縄のゴキブリは巨大化しやすい傾向にあります。
ヤマトゴキブリの噛む被害
ヤマトゴキブリだけではありませんが、ゴキブリが噛む被害というのは人を噛むことだけではありません。屋内のいたるところに設置された配線など、電気系統を噛んでしまう恐れがあります。
ゴキブリがコードを噛むことで電線がショートして、そこから火花が飛び最悪の場合家事になってしまうリスクも考えられるでしょう。普段からゴキブリを住みつかせない対策が重要になってきます。
発見できたら運がよい!沖縄のレアなゴキブリ
家やホテル、飲食店やコンビニなどで見かけるゴキブリは、全体の種類のほんの一握りでしかありません。次に紹介するのは、沖縄県でも珍しいとされるゴキブリ4種類を紹介します。
ルリゴキブリ
ルリゴキブリの分布は、国内では沖縄県八重山群に限定されます。非常にめずらしいゴキブリなので未だ情報は少なく性質など詳細は解明されていません。見た目はダンゴムシを一回り大きくしたような姿形で、何も知らなければゴキブリとは思わないかもしれません。サイズも他のゴキブリより小さく全長1㎝ほどしかありません。
リュウキュウクチキゴキブリ
リュウキュウクチキゴキブリかな? pic.twitter.com/SIKU7vOdkz
— ぷらなりあ@趣味垢 (@himeyokobai) March 9, 2017
リュウキュウクチキゴキブリは、沖縄に生息するゴキブリのなかでもレアな種類のゴキブリに分類されます。なのでもし発見することができたら、それはとても価値のある体験になるでしょう。
リュウキュウクチキゴキブリの特徴は、なんと面白いことにゴキブリなのに羽がついていないということです。そのためリュウキュウクチキゴキブリは空中を飛ぶことはありません。
ホラアナゴキブリ
スマホだと絶望的にピントが合わないホラアナゴキブリ pic.twitter.com/5VEPdZIY77
— てばおに (@brother3939) February 26, 2019
沖縄に分布するホラアナゴキブリは、基本的に自然な中で生きているので、山など森の中を探索しない限りで会うことはないでしょう。名前にもあるように、主な生息地は木が岩にできた洞穴に潜んでいます。サイズはとても小さく、成長しても全長1㎝未満に満たない小ぶりな種類のゴキブリです。
ヤエヤママダラゴキブリ
沖縄県でも西表島や石垣島など八重山諸島にしか存在しないと言われる珍しいゴキブリが「ヤエヤママダラゴキブリ」です。名前の通り体には茶色い斑点がまだら状に連なっているのが印象的です。
基本的に夜行性で野外活動をするゴキブリですが、まれに昼間の目撃情報も見られます。最大の特長はその巨大なサイズです。国内最大とも言われるヤエヤママダラの全長は大きいもので5㎝もあります。
沖縄旅行に行くなら知りたいゴキブリ対策術
沖縄では、その温暖な気候の影響で、どんなに清潔にしているホテルやレストランでも、ゴキブリが1匹も出ないということは避けにくいのが事実です。
そのため県外から沖縄旅行に来られる方は、見慣れないゴキブリに戸惑うかもしれません。もし旅行先でゴキブリに遭遇したとき慌てず対応するためには、事前に対策方法を知っておくと安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
ホテルでゴキブリに遭遇したときの対策
沖縄のホテルだけに限らず、日本に100%虫が発生しないホテルなどありません。防虫対策に最善を尽くしているホテルであれば、ホテル内にゴキブリがあらわれる可能性は極めて少ないので、過敏に心配する必要はないでしょう。
もし綺麗なホテルでゴキブリに遭遇するとしたら、それは連絡通路やロビー、階段室など屋外に面した部分が大半を占めます。
ロビーや連絡通路でゴキブリに遭遇したら
本州のゴキブリであれば、基本的にゴキブリのほうから勝手に逃げてくれますが、沖縄の場合はゴキブリが逃げてくれないこともあります。なぜ逃げないのかは不明ですが、目の前に巨大なゴキブリが堂々と居座っていたら、どう対処したらよいのか分からなくなってしまいます。
特に下記シーズンは暖かいのでゴキブリも元気になるため宙を飛ぶようになります。飛ぶゴキブリの駆除は極めて困難なので、殺虫剤などを携帯している場合を除いて、ホテルでは素直にスタッフさんの手助けを求めましょう。
もしも客室でゴキブリがあらわれたら
お部屋でゴキブリを目撃してしまったら、かなりショックですよね。自分で対応できそうなら駆除しても構いませんが、まずはホテルの従業員に知らせることをおすすめします。
スタッフさんがくるまで少し時間がかかる場合は、コーヒーやお茶用に常備された熱湯を使ってゴキブリを弱らせて駆除する方法もあります。ただし、火傷をする恐れもあるので熱湯の取り扱いには十分注意しましょう。あまりにも気分が悪くなってしまった場合は、ホテル側と相談して部屋を変えてもらえるかお願いしてみるのもよいでしょう。
空中を飛ぶゴキブリの対策
沖縄のゴキブリは本当に空をよく飛びます、特に夏場はハエのようにずっと電気の周りを飛ぶゴキブリもいます。そんなすばしっこい飛ぶゴキブリを駆除するのは非常に困難なので、対策として最もおすすめしたいのが殺虫成分を一切含まない「瞬間冷却殺虫スプレー」です。
飛ぶ虫にはスプレー噴射による駆除が容易ですが、微量ですが殺虫成分を吸ってしまうリスクもあります。冷却スプレーなら空気を汚さずに飛ぶゴキブリめがけて存分に狙い撃ちすることができます。
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コーヒーがゴキブリ対策になる噂について
ドリップコーヒーを淹れた時に出る残りカスや、コーヒー豆自体の香りがゴキブリを引き寄せない効果があると噂されていますが、現時点ではあいまいな情報しかなく信憑性に欠けるのが事実です。たしかにコーヒーの残りカスは、コバエやボウフラの発生を抑制する効果があると言われており、実際に検証されています。
しかしゴキブリも同じように効くかどうかという観点においては、答えは難しくコーヒーがゴキブリ対策になると言い切れません。ゴキブリは雑食で、水だけで数ヶ月以上も生き延びることができる生命力の強い昆虫なので、コーヒー豆が効果的だとはまず考えられないでしょう。
まとめ
沖縄のゴキブリは種類も豊富で、サイズも巨大、さらには夏になると頻繁に空中を飛びます。本州のゴキブリと比べてもかなり活動的なので、繫殖力も高く沖縄旅行では目撃する機会も少なくないでしょう。ゴキブリと遭遇することが心配な方は、事前に冷却殺虫スプレーを準備するなど事前の対策を考えておきましょう。
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