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【2020】立山の紅葉名所人気10選!秋を大満喫できる見どころや見頃を解説!

ド迫力な山岳風景がある立山は、秋の紅葉も楽しみなところです。幾多の乗り物で通り抜ける立山黒部アルペンルートの紅葉鑑賞も魅力的で、山には感動の見どころはいっぱい。立山の見どころや見頃の時期など、2020年の紅葉の必須情報をお伝えします。
2020年10月3日
はぐれ猫
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立山とは

長野の北アルプスの主峰

全国でトップ3に入る名山の立山は、北アルプスの中部山岳国立公園にある山岳です。標高3,015mの立山の主峰を始めとし、立山連峰にそびえる雄山(おやま)や大汝山(おおなんじやま)、そして周囲の高原地帯を含めて立山と呼びます。古来より山岳信仰の山であり、近年には氷河も確認されるなど特徴が際立っている山です。

紅葉が綺麗な立山

秋になれば標高2,500m地点から、紅葉の絶景に包まれるのが立山です。高所であるほど見頃の時期は早く訪れ、月日が過ぎるごとにふもとへと雄大な色づきが広がります。ロープウェイやハイキングなど、様々な角度や高度から紅葉を鑑賞できるとあって、秋の服装に身を包んだ大勢の観光客が訪れる名所です。

秋はアルペンルートが人気

この立山でも不動の人気を誇る観光の目玉が、立山黒部アルペンルート。総延長37.2kmに渡る世界でも屈指の高さを誇る山岳観光ルートは、1970年に開業しました。様々な種類の交通手段を駆使し、天に届く高山地帯を突き進みます。高低差は1,975mもありながら天空の山脈へ日帰り旅行ができるとあって、紅葉の時期には大人気です。

立山の紅葉の時期

9月下旬~10月上旬が見頃のスポット

平野部はまだ残暑も厳しい気候の中、立山では9月の下旬から、紅葉が見頃を迎えるスポットも存在しています。それは立山ロープウェイからも見られる、標高2,300mを超える地点。日本でも稀有な高所の紅葉名所を求めて、早めの時期からアルペンルートに乗り込むのもおすすめです。

11月中旬まで見頃のスポットがある

山頂部よりも標高が低い中腹部や山麓部では、10月の上旬から11月の中旬の時期まで、紅葉が楽しめる名所があります。標高や場所によって紅葉の時期は違うことについては、留意しておかねばいけません。この時期に立山黒部アルペンルートを通るなら寒さ対策の服装をして、見応えたっぷりな名所に挑んでください。

混雑する時期は

室堂や黒部ダムなどの立山の紅葉の名所は、週末や休日には確実に混雑します。その混雑は長野や富山の道路、電車やバスから始まって、アルペンルートのロープウェイやトロリーバスなどの移動手段でも同様。平日も含めて混雑しやすいのは、朝の9時から夕方までの時間帯です。

立山黒部アルペンルート入口までのアクセス

電車でお出かけ

東側の長野側か、西側の富山側からアクセスします。長野側へ電車でお出かけする場合、新幹線の松本駅かJR信濃大町駅を経て、バスで起点となる扇沢駅へ向かいます。富山側からは富山地鉄本線に乗り、立山駅を目指します。通り抜けコースを踏破した後は、反対側の駅からの電車やバスで帰宅する必要があります。

車でお出かけ

西側の場合は北陸道の立山ICや富山ICで降り、県道を走って立山駅の駐車場を目指します。東側の場合、長野道の安曇野ICが最寄りで、大町アルペンラインを通って目指すは扇沢の駐車場です。通り抜けコースで紅葉鑑賞する場合、車をゴール地点まで運んでくれる、マイカー回送サービスを使うとベンリです。

高速バスでお出かけ

安い料金で立山の紅葉観光をするなら、高速バスの移動もおすすめ。関東では東京、新宿、池袋、成田などの主要駅から、西日本では名古屋、京都、大阪の主要駅を出発点としています。高速バスは富山、長野のどちら側を目指すのも可能。富山駅や長野駅から電車や路線バスに乗って、立山黒部アルペンルートの始発点に移動します。

アクセスルート

【電車とバス(長野)】北陸新幹線→松本駅→アルピコ交通バス→扇沢
【電車とバス(富山)】北陸新幹線→富山駅→富山地鉄→館山駅
【車(長野)】長野道→安曇野IC→大町アルペンライン→扇沢駐車場
【車(富山)】北陸道→立山IC→県道→立山駅駐車場
【高速バス(長野)】高速バス→長野駅→アルピコ交通バス→扇沢
【高速バス(富山)】高速バス→富山駅→富山地鉄→立山駅

立山黒部アルペンルートで紅葉を見る

アルペンルートの概要

ふもとから標高2,500mまでに並ぶ複数の交通手段を駆使して進むのが、立山黒部アルペンルートの醍醐味です。富山や長野の平野部からアルペンルートをたどれば、立山の紅葉の名所を訪ねやすいことは言うまでもありません。宿泊だけでなく、日帰りで紅葉の観光ができるスポットもあります。

通り抜けコース


長野側から立山黒部アルペンルートを出発した場合、扇沢で関電トロリーバスに乗り込み、絶景の名所黒部ダムへ向かいます。僅かなハイキングルートを経てケーブルカーの後は、いよいよロープウェイの空中散歩。その後トンネルトロリーバスに乗り、高原バス、ケーブルカーと乗り継ぎ立山駅に到着します。富山側からの場合は、これと反対のコース設定です。

往復コース(扇沢~室堂・立山~黒部湖)

気軽に立山の紅葉を楽しむ場合は、往復コースがおすすめです。東の扇沢からは立山の室堂駅に向かい、折り返します。西の立山駅からは、黒部湖へと向かって折り返しです。いずれも通り抜けコースに劣らない魅力があり、帰り道の移動時間を少なくしたり、迷わなくて良いというメリットもあります。

立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド

立山の紅葉おすすめスポット①ロープウェイ

立山ロープウェイ

9月下旬という早い時期から紅葉の目的地に選びたいのが、立山ロープウェイ。1970年にはすでに開業していたロープウェイは、標高1,828mの黒部平から、立山の標高2,316mの大観峰までを結んでいます。7分のド迫力な空中散歩は、北アルプスの大山岳の紅葉を鑑賞できるので人気も絶大です。

ロープウェイの紅葉の見どころ

2,000mを超えるほどの高所に通るロープウェイなので、黄色いゴンドラに乗り込むとスリルは満点。もっとも早い9月の時期は周囲も紅葉していませんが、大観峰など山岳の高所の紅葉は見事で、その断崖のカラフルな迫力に圧倒されます。10月下旬以降にはゴンドラ眼下のタンボ平が一面に紅葉する姿が素晴らしいと評判です。

基本情報

立山ロープウェイ

  • 住所
    〒930-1406
    富山県中新川郡立山町芦峅寺
  • 電話番号
    076-463-5037

立山の紅葉おすすめスポット②山岳

大観峰(だいかんぼう)

そんな立山ロープウェイに乗り込めば、最大級の見どころと言えるのが大観峰。この立山の名所が見られるポイントはロープウェイの空中、そして標高2,316m地点にある大観峰駅です。紅葉は9月から10月上旬の早い時期のみとなっているので、大観峰の場合は早い時期のお出かけが不可欠となります。

大観峰の紅葉の見どころ

断崖にあるロープウェイの大観峰駅に降り立てば、離れている黒部湖の姿も含め、立山連峰の秋の絶景を見渡せます。早い時期に訪れると目の前には東壁の紅葉が見られ、時には雲海に遭遇することも。10月下旬以降ならば、タンボ平のカエデなどの紅葉を鑑賞しやすいポイントになっています。

基本情報

大観峰

  • 住所
    〒930-1406
    富山県中新川郡立山町芦峅寺
  • 電話番号
    076-441-3331(立山黒部貫光)

立山の紅葉おすすめスポット③山岳

室堂

立山トンネルトロリーバスの入口にある室堂駅は、立山の紅葉でも見逃せないポイントです。室堂は標高2,450mもあり、その名は昔修験者が室堂を建て拠点としたことに由来しました。立山黒部アルペンルートの中では最高地点なため、最も早くから色づいています。ここは立山の登山の拠点ともなっている場所です。

室堂の紅葉の見どころ

室堂駅に降り立てば、室堂平のむこうに立山や浄土山といった峰々が眺められ、早い時期から紅葉の見応えがあります。駅からはハイキングもおすすめで、もくもく噴煙があがる地獄谷、高原のミクリガ池、ミドリガ池といった火口湖の姿も感動的。紅葉が見頃な中、雷鳥沢キャンプ場での一泊をするのも魅力的です。

基本情報

室堂

  • 住所
    〒930-1414
    富山県中新川郡立山町
  • 電話番号
    076‐463‐5037(室堂駅)

立山の紅葉おすすめスポット④高原

弥陀ヶ原

標高1,600mを超えている立山の西側の高原では、この山でも屈指の絶景どころの弥陀ヶ原が広がります。立山黒部アルペンルートでは室堂や美女平からの高原バスで訪れるのも容易です。バスで訪れてハイキングもしやすいところであり、高原の植物が紅葉するのはかなり早い時期になります。

弥陀ヶ原の紅葉の見どころ

弥陀ヶ原に整備された遊歩道を歩くと、紅葉と共に立山の火砕流台地の様子も鑑賞できます。弥陀ヶ原は餓鬼の田(池塘)と呼ばれる池を含む湿地帯が広がり、周囲の斜面の樹木や高山植物の独特な色づきが綺麗。秋は弥陀ヶ原の紅葉ハイキングを目的とする旅も楽しそうです。


基本情報

弥陀ヶ原

  • 住所
    〒930-1406
    富山県中新川郡立山町芦峅寺
  • 電話番号
    076‐463-1121(立山町役場代表)

立山の紅葉おすすめスポット⑤山岳

黒部平

日帰り紅葉観光をする時は、黒部平は選びたいスポットです。ここはちょうどアルペンルートのケーブルカーとロープウェイの接続する駅がある場所だから、長野側からの所要時間も短め。駅の周辺は立山の大観峰などの紅葉の絶景が迫る場所です。駅ではレストランを利用できることも魅力になっています。

黒部平の紅葉の見どころ

標高1,800mを超える黒部平駅前からは、ロープウェイからも見えたタンボ平のU字谷へと遊歩道が伸びています。このタンボ平は大昔に氷河によって削られた地形であり、立山の大観峰の絶景を見られる場所。秋の見頃にはナナカマド、ミネカエデ、ブナの紅葉に包まれながらの散策ができます。

基本情報

黒部平

  • 住所
    〒930-1406
    富山県中新川郡立山町芦峅寺
  • 電話番号
    076-441-3331(立山黒部貫光)

立山の紅葉おすすめスポット⑥ダム

黒部ダムと黒部湖

戦後から日本一のダムとして君臨する黒部ダムは、立山黒部アルペンルートでも最大級の見どころです。立山のお膝元の黒部渓谷のダムは1963年に完成し、ダムの堤高186m、幅492m、ダム湖の貯水量は2億トンという特大な姿。秋になると黒部ダムには紅葉を見る観光客が押し寄せ、名物のダムカレーにも引き寄せられています。

黒部ダムの紅葉の見どころ

特大級ダムがある黒部渓谷と立山連峰の斜面は、見頃になると紅葉で埋め尽くされる名所です。ダムと湖付近の紅葉は絶景として知られ、膨大な水が流れる様子と合わせれば見応えは十分。遊覧船ガルベに乗り込んで観光したり、ダムや湖畔の遊歩道を歩くのも楽しみとなります。

基本情報

黒部ダム

  • 住所
    〒930-1406
    富山県中新川郡立山町芦峅寺6
  • 電話番号
    076‐463-1121(立山町役場代表)

立山の紅葉おすすめスポット⑦船

黒部湖遊覧船ガルベ

迫力の黒部ダムを見に行ったならば、乗り込んで楽しみたいのが観光遊覧船のガルベです。ガルベは標高1,448mに達する黒部ダム湖に浮かぶ、日本で一番高所にある遊覧船。紅白カラーの遊覧船では、綺麗な湖面から立山の紅葉を鑑賞することができます。

ガルベの紅葉の見どころ

ガルベは広い黒部ダム湖の上を、スイスイと滑り出します。南北に6kmも細長く続く湖は、秋になると立山連峰と黒部渓谷の紅葉のすごさに感動。船に乗れば水面で流れていく紅葉風景が魅力です。ガルベの遊覧時間は30分間で、陸地を歩くのとは違った爽快感や満足感を得られます。

基本情報

黒部湖遊覧船ガルベ

  • 住所
    〒930-1406
    富山県中新川郡立山町芦峅寺
  • 電話番号
    026‐122‐0804(黒部観光遊覧船ガルベ)

立山の紅葉おすすめスポット⑧駅

扇沢駅

秋に長野側から立山に行ったなら、確実に立ち寄る拠点が扇沢です。ここは標高1,433mにも達しながら、立山黒部アルペンルートの路線バスと関電トロリーバスを乗り換える駅が設置され、観光バスが集まる駐車場の場所としてもお馴染み。そして扇沢駅前は気軽にすごいレベルの紅葉を見られることでも、注目のスポットです。

扇沢駅の紅葉の見どころ

秋に扇沢駅前から周囲を眺めると、蓮華岳、岩小屋沢岳などの山々が取り巻いています。その山肌はひと目見てすごいと感じるほど、見頃には黄色や赤の紅葉に彩られています。カラフルなバスの色も霞むほど鮮やかな紅葉なので、立山のアルペンルートの観光が楽しみになってきます。

立山の紅葉おすすめスポット⑨滝

称名滝(しょうみょうだき)

国内屈指の規模を誇っている称名滝は、立山の秋に見たい絶景の現場。この滝は立山の弥陀ヶ原に源流があり、称名川を流れ下った先の標高1,000m地点にあります。350mの落差は、常時見れる滝としては日本一の規模。アルペンルートから外れた場所にありますが、国指定名勝や天然記念物にもなっている滝は紅葉と共に見逃せません。


称名滝の紅葉の見どころ

目もくらむ立山の絶壁から4段に分かれて落ちる称名滝は、誰もが圧倒されるド迫力です。滝の周囲の急峻な岸壁が紅葉すれば、滝の姿も一層派手さを増しています。秋の雨によって立山の称名川が増水すれば、右側に落差497mのハンノキ滝が現れることもあるので、天気が雨でも訪れたい名所です。

基本情報

称名滝

  • 住所
    〒930-1406
    富山県中新川郡立山町芦峅寺
  • 電話番号
    076‐463-1121(立山町役場代表)

立山の紅葉おすすめスポット⑩渓谷

日向山高原

バスで大町温泉郷から扇沢へ行く途中にあるのが、日向山高原です。標高900m地点の高原は、温泉やホテルなどレジャー開発が進んでいるので、アルペンルートを走るなら宿泊拠点にもしやすく感じます。日向山高原には後立山連峰を見渡すポイントがあり、紅葉の見頃には人気の絶景です。

日向山高原の紅葉の見どころ

日向山高原の篭川の渓谷地帯に行けば、2,700mを超える蓮華岳や爺ヶ岳など、北アルプスの山々を一望できます。迫力の山並みでは、秋になると斜面全体が紅葉に彩られて見事。篭川の流れや広い空の様子も組み合わさっているため、立山の東側エリアではかなりおすすめの風景です。

基本情報

日向山高原

  • 住所
    〒398-0001
    長野県大町市日向山2017
  • 電話番号
    0261-22-0420(大町市役所)

立山の紅葉におすすめの服装

9月中旬~10月中旬の服装

9月の平野は残暑厳しく、Tシャツ三昧な服装も当たり前な時期ですが、北アルプスの立山は暑さと無縁な世界です。大観峰で紅葉が始まる9月にはすでに気温10度を下回り、10月下旬は5度を下回る日も。だから紅葉の旅では、高い場所になるほど寒くない服装が不可欠。帽子も服装に加えておきたいものです。

10月下旬~11月の服装

もう冬と言っても過言ではないのが、立山の10月下旬以降です。気温は3度以下で、11月に入れば氷点下の世界。紅葉鑑賞では服装は防寒を意識したものが必須で、平野部で過ごすような服装では耐えられません。山頂部は雪が降り凍結ことを考慮して、服装には滑りにくい靴、温かい帽子、手袋、マフラーも揃えて置くと良いです。

秋の立山に行ってみよう

天空の紅葉を求めて

早ければ9月からでも紅葉が見られる立山は、高原に大観峰や室堂などの見どころが満載でした。立山黒部アルペンルートを進めば、色んな交通手段で移動できることも紅葉の見頃に楽しい要素です。2020年の秋の服装は万全にして、立山の名所へとお出かけしてみたいですね。

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