【2023】長野の紅葉人気スポット17選！意外と知らない絶景ポイントはココ！

はじめに

長野県の紅葉は高低差ある地形が貢献

出典：ライター撮影（2019年11月松本城にて）

長野県は今でも昔の呼び名「信州」と呼ばれ、3,000m級の山々に囲まれた自然豊かな土地です。縦長の県で、長さは200Kmもあり、北部と南部では気象環境がかなり異なります。紅葉時期ともなればモミジ、ナナカマド、ダケカンバなどが、標高や地域により少しずつ異なるピークを迎えます。

長野県の紅葉は東西南北4エリアで染まる

出典：ライター撮影（2019年12月松本市にて）

長野県は長野盆地一帯、善光寺平とも呼ばれる北部信州の「北信」。千曲川流域の佐久市や、避暑地軽井沢などの東部信州の「東信」。松本市、塩尻市、白馬村や木曽町などの中部信州の「中信」飯田市や茅野市。天龍村や阿智村などの南部信州の「南信」。といった4つのエリアに分かれています。この記事では北の信州北部から紹介します。

長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント1：【北信】栂池自然園

日本屈指の湿地帯

出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/239340?title=%E6%A0%82%E6%B1%A03&searchId=61681715

栂池自然園は標高1,900m、白馬乗鞍岳の火山作用で生まれた日本屈指の湿地帯です。ゴンドラ＋ロープウェーの「パノラマウェイ」走行で環境保全が保たれ、本格的登山をせずに絶景の紅葉が楽しめます。中でも栂池自然園は信州の紅葉おすすめスポットです。

秋が駆け足で来る栂池自然園（つがいけしぜんえん）

出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/896540

赤く紅葉するナナカマド、黄葉するダケカンバ、そして常緑樹の緑が目にも鮮やかな秋の色彩を見せてくれます。好天なら、白馬三山が眺望でき、9月上旬には遊歩道でクサモミジが色づきはじめます。見頃のピークは9月下旬～10月半ばで、栂池自然園は10月31日まで入園できます。

基本情報

長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント2：【北信】戸隠高原

伝説「天の岩戸」の地

出典：ライター撮影

戸隠高原は長野市の西部、戸隠連峰の中腹広がるのが戸隠高原です。パワースポットの戸隠神社や奥社の杉並木に人気があり、「天の岩戸」伝説では、岩戸をあけた神さまが扉を戸隠山に投げたということです。この近隣にはキャンプ場や子供向け忍者村があり、多様に楽しめるエリアです

水面に映る紅葉で2倍の美

「鏡池」は戸隠神社参道から徒歩30分。紅葉ピーク時の鏡池には、戸隠山を背景にモミジやカエデ、ブナやカラマツが鏡池に映り込み、心癒される絶景となります。9月末には葉が色づきはじめ、見頃は10月上旬から2週間ほど。信州の秋を楽しめるおすすめスポットです。

基本情報

長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント3：【北信】飯綱高原

飯綱山のふもとに広がる高原

飯綱高原は長野市内から車で30分、飯縄山のふもとに広がる標高1,000ｍの一帯です。登山、キャンプ・グランピング、バードウオッチなどアウトドアライフをファミリーで楽しめるエリアです。紅葉のピーク時期は高原全体が秋色になりますが、今回は大座法師池（だいざほうしいけ）をおすすめします。

遊歩道ウオークで紅葉を楽しむ

大座法師池は長円形の広い池で、伝説の巨人がつけた足跡でできた池だといういいつたえがあります。紅葉時期にはカエデ、桜、プラタナスがいっせいに色づき、遊歩道ウオークと組み合わせるのがおすすめです。見頃は10月中旬にスタートし、ピークは10月下旬。11月上旬まで信州の紅葉を楽しめます。

基本情報

長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント4：【北信】苗名滝

超迫力の滝

苗名滝（なえなたき）は「日本の滝百選」の1つで、長野県と新潟県の県境にあり落差は55mあり、「地震滝」の異名があります。苗名滝は関川を巨岩がさえぎって止めてできたといわれ、夏の涼気にも人気があります。豊富な水量の迫力ある滝と紅葉が1つのフレームに納まる絶景を楽しみましょう。

県境を楽しむ遊歩道とスゴ滝の紅葉

苗名滝の展望台には駐車場から遊歩道が整っています。吊り橋や「一茶の歌碑」を見ながら歩く15分ほどの道のりです。紅葉の時期にはヤマモミジやミズナラなどが色づき、県境にいる楽しさや迫力ある苗名滝、紅葉を同時に楽しめるおすすめスポットです。紅葉が見頃のピークは10月中旬～10月末です。

基本情報

長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント5：【北信】懐古園

美しくて珍しい穴城

出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/460136?title=%E6%87%90%E5%8F%A4%E5%9C%92&searchId=60292489

懐古園（かいこえん）は、「日本百名城」に選ばれている小諸城本丸跡の地形や石垣を維持している公園です。大手門よりも本丸が低い位置にある珍しい「穴城（あなじろ）」で、公園も「日本の歴史公園100選」の1つです。懐古園は、紅葉の時期に1度は訪れたいおすすめスポットです。

400年の石垣に紅葉が映える

懐古園はイチョウの黄葉やモミジやカエデの朱赤の紅葉が、歴史ある石垣によく映えるおすすめの場所です。園内は10月末から葉が色づきはじめ、見頃のピークは11月上旬から2週間ほどです。2020年の「小諸城址懐古園紅葉まつり」は、10月24日（土）～11月23日（月・祝）の予定です。

長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント6：【東信】なべくら高原

県の自然百選1位に輝くブナの原生林

なべくら高原は飯山市北方にあたり、長野県の「自然百選」に選ばれたブナの原生林が広がっています。地球温暖化に伴い、日本でもブナ林が減少していく中、地元の人々がブナの原生林を守り抜いた貴重なエリアです。ここには宿泊施設もあり、四季を通じて信州の自然や文化の体験ができます。

紅葉スポットは橋・池・森の家

飯山市に冬が来る前、ブナ林のみごとな紅葉が高原を埋め尽くします。ブナだけでなくナナカマド・カエデが紅葉し、見頃のピークは10月中旬～11月上旬です。紅葉スポットは「鍋倉大橋」や「茶屋池」をはじめ「なべくら高原・森の家」ユニバーサルデザインの遊歩道（1周1.2ｋｍ)散策を兼ねての紅葉狩りもすてきです。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント7：【東信】白駒池

日本一標高の高い所にある池

「白駒池」があるのは、佐久穂町と小海町の境。東西に横長の形をしたエリアで「白駒池」があるのは標高2,115ｍの地点です。「白駒池」は「白駒の池」「白駒ノ池」とも表記されることがあり、池の名前は民話に登場する白駒が由来だといわれています。

日本屈指の原生林と紅葉

「白駒池」に一歩入れば、原生林と日本蘇菌学会が『日本の貴重な森』に選んだ苔の森が広がります。紅葉時期には真っ赤に染まるサラサドウダンや黄葉するダケカンバが、水鏡に投影し見事です。見頃のピークは10月半ば～10月末で「八千穂高原紅葉祭り」が2020年10月11日（日）9:00～15:00に八千穂レイク周辺で行われる予定です。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント8：【東信】雲場池

軽井沢は街と自然が溶け合う

軽井沢はアクセスがよく、自然と街が融合したおしゃれな雰囲気の人気エリアです。思い立ったら、電車やドライブでその日のうちに着くことも可能で、自然に肩から力が抜けたり、リフレッシュできたりする街です。軽井沢の紅葉スポットで人気のある、清々しい雲場池（くもばいけ）を紹介します。

雲場池の清らかな水と紅葉

雲場池は「明治天皇軽井澤御膳水」の湧き水が川となり、池を満たしていす。紅葉時期にはモミジやドウダンツツジ、ナナカマドが美しく、見頃のピークは10月中旬から2週間ほど。2020年の「軽井沢紅葉まつり」は軽井沢駅で10月3日（土）～11月3日（火）に開催される予定です。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント9：【中信】白樺高原

蓼科山麓の大自然を体感

白樺高原は日本百名山の「蓼科山」山麓の北西側に広がる高原で、女神湖や白樺湖、御泉水自然園などの自然環境に恵まれたエリアです。登山やトレッキング、キャンプのほか、星空観察もおすすめです。最近では静かでさわやかな環境がワーケーションの地としても着目されています。

白樺高原の紅葉で秋を満喫

夏と冬の狭間には、白樺高原にも紅葉のピーク時には色鮮やかな光景が広がります。シラカバ、モミジ、ドウダンツツジの紅葉にはじまり、黄葉するカラマツも加わり高原に彩りを添えます。白樺高原の紅葉は10月上旬にはじまり、紅葉が見頃のピークは10月中旬～11月上旬です。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント10：【中信】松本城

国宝の松本城や城下町がある

出典：ライター撮影

松本城は16世紀初頭にできた深志城を礎に、武田氏により支配された時期を経て、16世紀終盤に石川数正と息子康長により、城郭や城下町が整いました。漆喰の白と漆塗りの黒が勇壮で、5重6階の作りが特徴の国宝です。水堀で囲まれた平城には庭園があり、秋に大層美しい紅葉が楽しめます。

黒白のお城と紅葉がこの上なく美しい

Photo by ehnmark

松本城は紅葉の時期を迎えるとモミジ、カエデ、サクラ、ケヤキなどが色づき、松本城に華を添えます。お堀ばたは撮影スポットで、記念写真の撮影におすすめです。紅葉が見頃のピークは10月下旬～11月中旬。秋は国宝松本城と紅葉を同時に鑑賞できるおすすめの季節です。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント11：【中信】上高地

神秘的な自然に圧倒される

出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/1284049?title=%E4%B8%8A%E9%AB%98%E5%9C%B0%EF%BC%88%E7%B5%B5%E7%94%BB%E9%A2%A8%EF%BC%89&searchId=50644829

上高地は中部山岳国立公園を象徴する場所で「特別名勝」と「特別天然記念物」両方に指定されている貴重なエリアです。紅葉見頃のおすすめ時期は10月上旬のハルニレ、10月中旬から下旬のシラカバやカエデ、その後カラマツが紅葉見頃を迎えます。上高地はトレッキングと組み合わせて紅葉の時期に1度は訪れたいおすすめの場所です。

トレッキング＋紅葉狩りがおすすめ

出典：ライター撮影

上高地の紅葉を実感できる定番コースの1つは明神池への往復ルート。スタートは河梓川右岸から。10分ほどで岳沢湿原、その後40～50分ほど進めば明神池です。帰路は橋を渡って梓川左岸を歩いて河童橋にもどります。輝く山吹色の紅葉をみせるカラマツは11月初旬まで楽しめ、きっとまた訪れたいと思わせるでしょう。

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【2020】上高地の紅葉スポットおすすめ13選！絶景名所や見頃の時期もご紹介！

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント12：【中信】乗鞍高原

乗鞍岳山麓に広がる大自然

Photo by ozma.ht03a

日本百名山の1つ乗鞍岳（標高3,026m）山麓に広がる乗鞍高原は標高1500～1600mのダイナミックな自然が豊かな場所。紅葉時期のモミジ、シラカバ、カラマツが乗鞍高原を彩ります。乗鞍高原は登山の経験がないといけないのでは？と思われるかも知れませんが、実は行きやすいスポットもあります。

紅葉おすすめスポットは「乗鞍三名滝」

おすすめするのは、駐車場から近い豪快な「番所大滝」、遊歩道のある「善五郎の滝」、日本の滝百選の1つ「三本滝」。「乗鞍の三名滝」と呼ばれ、滝の落水や音で、一層紅葉シーンを楽しめます。乗鞍高原の紅葉は10月上旬にはじまり、見頃の時期は10月中旬です。トレッキングシューズをはく方がいいでしょう。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント13：【中信】美ヶ原高原

1900mまで車で行ける百名山

美ヶ原は八ヶ岳中信国定公園の一角にある「日本百名山」の1つです。標高2,034m、美ヶ原全体が紅葉に染まるので壮観です。美ヶ原はそのアクセス性のよさが魅力。なんと1900ｍまでマイカーやバスで行けます。紅葉時期ともなれば、シラカバやレンゲツツジ、カラマツなどが山に彩りを添えます。

稜線が徐々に染まる高原の秋

美ヶ原が紅葉に染まり始めるのは9月下旬から。夏の終わり、美ヶ原高原の朝夕の気温が下がり、日照時間が減ると山峰からすそ野に向かって紅葉がはじまります。紅葉の見頃は10月上旬～10月中旬。眺望の良いおすすめの場所は「王ヶ頭」で、ここにある宿泊施設に1泊するのも1案です。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント14：【南信】もみじ湖

もみじ湖は美しいダム湖

「もみじ湖」は「箕輪ダム」のダム湖です。1992年にダム底に眠った集落の人々が手塩にかけた苗木1万本が植樹され、湖をぐるりと囲んでいます。今ではすっかり紅葉の人気スポットとなりました。近隣には自然公園や、赤そばの里やキャンプ場があり、さまざまな楽しみ方ができます。

ライトアップも楽しめる紅葉名所

もみじ湖の名にふさわしい、とびきり美しい紅葉が見られます。例年紅葉時期には夜間のライトアップが行われ、紅葉が見頃のピークは10月下旬～11月上旬。第2回みのわもみじ湖フェスティバルは令和2年10月31日（土）午前10時～午後3時に「もみじ湖イベント広場」で行われる予定です。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント15：【南信】天竜峡

天竜舟下りの絶景

天竜峡（天龍峡）は天竜奥三河国定公園の一角にあり、長野・愛知・静岡の各県を経て太平洋に注ぐ天竜川随一の美しい峡谷です。断層が多く深く切れ込んだ険しい地形と、荒々しく流れる川は変化に富み、天竜舟下りが有名です。また「天竜十勝」と呼ばれる奇岩10個や、紅葉時期の絶景地として知られています。

舟や遊歩道から楽しむ絶景の紅葉

天竜川の岩壁は、モミジやドウダンツツジ、ドングリの紅葉で覆われる美景に人気があります。紅葉の見頃は11月上旬～中旬で、サクラやカエデが目にも鮮やかな紅葉を見せます。船上や吊り橋「つつじ橋」、そして遊歩道などから眺望する紅葉は長く記憶にとどまるでしょう。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント16：【南信】千畳敷きカール

宝剣岳の根元に広がる太古の椀型地形

木曽駒ケ岳は標高2,956ｍの高峰ですが、2,612ｍまで一息に上がるロープウェーが中央アルプス駒ヶ岳ロープウェーです。「千畳敷きカール」は、その広さをたたみ「千畳」に例えたのだといいます。紅葉の時期は一度みたら忘れられない紅葉の絶景をみることができます。

千畳敷きカールの紅葉を俯瞰できる！

千畳敷きカールの紅葉は「中央アルプス駒ヶ岳ロープウェー」を利用します。「しらび平駅」から「千畳敷き駅」まで7分30秒、空中から俯瞰する紅葉は忘れられない思い出となるでしょう。ナナカマドやダケカンバが紅葉する見頃時期は9月下旬から10月上旬。休日の混雑を避け、平日訪れるのがおすすめです。

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長野の紅葉名所や穴場の絶景ポイント17：【南信】長円寺

知る人ぞ知る街中の紅葉トンネル

長円寺は「信州のもみじ寺」と呼ばれ、17世紀半ばに建てられた真言宗の歴史あるお寺です。この寺に並ぶ「石仏百体観音」を拝めば日本中を巡礼するのと同じだと言われ、紅葉時期には石仏と100年以上前に植えられたという見事なもみじの風景は、とてもインスタ映えします。

一行寺楓の色や風情を楽しむ

長円寺の紅葉は「一行寺楓」というもみじで、江戸時代からのお寺のたたずまいとよく調和します。長円寺の境内に立ち、紅葉と石物百態観音を見ると、心が癒されるようです。紅葉のみごろは11月初頭の1週間ほど。遠くにでかけなくても、身近にも素晴らしい紅葉があるんですね。

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まとめ

信州の紅葉を見にいこう