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ここで差がつく!日焼け止めの正しい選び方!SPFの意味や種類の使い分けを解説!

お店へ行くとたくさんの種類の日焼け止めが販売されていますが、実は選び方がよく分からないという人が多いかもしれません。適切な日焼け止めを選ばなければ効果が弱くなってしまう可能性もあります。日焼け止めについてもっと知り、選び方を学んで、状況に応じて使用しましょう。
2020年8月28日
may.y07
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日焼け止めの選び方が重要な理由

将来の肌への影響

Photo byStockSnap

日焼け止めは肌が火照ったり色が濃くなったりするのを予防してくれるだけではありません。肌を何も保護せずに外出して日差し、つまり紫外線を浴びていると、すぐには分からなくても肌に害を与えている可能性があります。日焼け止めの有無や状況に適した日焼け止めを使用しているかどうかで、未来の肌の状態が変わってくるのです。

肌への負担

Photo bytruthseeker08

日焼け止めは肌を守ってくれる大切なものですが、肌荒れをおこすなど逆に肌への負担になってしまう可能性もあります。その時の状況や肌の性質や状態に応じて日焼け止めを使い分けることによって、肌への負担も変わってくるのです。

紫外線についての解説

紫外線が肌に及ぼす影響

Photo bydiego_torres

紫外線が肌に与える影響は大きく分類すると2種類あります。1つ目は日焼けをすることです。もう1つは肌が若々しさを失うことです。そうするとシミができたり、シワが入ったりします。誰でも年を取れば肌は老化しますが、肌の老化の原因の大部分は紫外線によるものなのです。この紫外線のせいで肌が若々しさを失うことを光老化といいます。

紫外線の種類

Photo byjplenio

一口に紫外線と言っても1本の線というわけではなく3つの種類に分かれています。UV-A、UV-B、UV-Cの3つです。そのうちUV-Cは人間が通常暮らしている高さまでは届きません。地面に届く紫外線の90%がUV-Aです。UV-Aは曇りの日や雨の日にも地面に届きますし、ガラスも通過することができます。

紫外線の種類による影響

Photo byTerriC

UV-Bは短い時間で肌にダメージを与え、日焼けを引き起こします。肌の目に見える部分にダメージを与えるので、肌が赤く火照ったり水膨れになったりするのです。そして肌の中にあるメラニン色素が増えて日焼けをします。UV-Aは悪影響が数日で目に見えるというわけではないのですが、シミなど肌の内側の深い部分にダメージを与えます。肌の奥にあるコラーゲンが固くなったり作り出せなくなったりするので、シワが増えるのです。
 

SPFによる日焼け止めの選び方

SPFの意味

Photo by hayato camera

日焼け止めにはSPFやPAと書いてあります。SPFとPAは両方とも日焼け止めが肌を紫外線からどのくらい保護することができるのかを示す数値です。まずSPFはUV-Bをどのくらい防げるかを示す数値です。数値は1から順に大きくなり、50が数字としては最大でそれよりも大きな数値は50+で表します。

SPFが示す効果

Photo byjplenio

SPFはUV-Bが肌に影響を及ぼすまでの時間を何倍くらいのばすことができるのかを表しています。この数字が大きくなればなるほど効果が長続きするということになります。

効果の例

Photo bywebandi

例えばAさんは何もしないで日差しを浴びていると肌が30分で火照ってしまうとします。このAさんがSPF30と書かれた日焼け止めを使用します。すると、30分×SPF30=900分なので、900分間肌にダメージが起こらないという計算になるのです。つまりその人の肌が元々どのくらいの時間で赤くなるのかによって、効果が続く時間は変わるということになります。

PAによる日焼け止めの選び方

PAの意味

Photo by othree

PAはUV-Aから肌を保護する効果がどの程度あるのかを示す数値です。この数値は日本化粧品工業会が設定しており、UV-Aが肌にもたらす影響について関心が高まると2013年に改訂されました。

PAが示す効果

Photo by ㄚDog

PAは+の数によって表されます。+1つは効果があるということを意味し、+2つはかなり効果が認められ、+3つは非常に効果が認められ、+4つは極めて高い効果があるということを表しています。+の数が多くなればなるほど、UV-Aを防ぐ効果が高いことになります。

紫外線防止剤の解説

紫外線防止剤の種類

Photo bywebandi

日焼け止めには紫外線を防止するための物質が含まれており紫外線防止剤と呼ばれています。これには紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があり、どちらかだけ入っているものや両方ともはいっているものがあります。

紫外線吸収剤の性質

Photo byJillWellington

紫外線吸収剤は紫外線を変化させて空中に放出します。こうして肌にダメージが及ぶことを防ぐのです。この物質は透き通っている場合が多く、塗り心地が良いことが特徴です。汗をかいても落ちにくいのですが、肌への負担が強く、敏感肌の人には刺激が強すぎる可能性があります。これが含まれていない日焼け止めはノンケミカルと書いてあることもあります。

紫外線散乱剤の性質

Photo byLarisa-K

紫外線散乱剤は紫外線を肌の上で反射させます。こうすることで紫外線が肌にダメージを与えることを防ぐのです。紫外線散乱剤は肌への負担が少ないので、吸収剤ではなくこちらを使用した日焼け止めの方が肌に不調をきたすことが多い人におすすめです。
 

日焼け止めの選び方の基準

状況に応じた使い分け

Photo bydimitrisvetsikas1969

日焼け止めはどのような時に、どのような場所で使うのかに応じて使い分けます。いつもSPFやPAの数値が高いものをつけていれば良いという訳ではありません。SPFやPAの数値が高いものは肌への負担も強いので、外にいる時間が短いなどの普段使いであれば数値が低いものの方が肌に余計な負担をかけずに済みます。また、汗をかきやすい場面では塗り直ししやすいもの、というように使用する場面や日焼け止めの特徴を考えた上で使い分けます。

肌の傾向に応じた使い分け

Photo byFree-Photos

日焼け止めで紫外線から肌を守っても、日焼け止めで肌に負担がかかっては意味がありません。肌が荒れやすい人は特に日焼け止めに入っている成分などに気を配る必要があります。また、すぐに日焼けしやすい、シミになりやすいなど、肌の特徴は人それぞれですので、それに応じて日焼け止めの強さなどを使い分けます。

値段に応じた使い分け

同じSPFとPAの数値が表示された日焼け止めでも価格にずいぶんと差がある場合があります。値段の高い日焼け止めは美容液などに含まれる肌に良い影響のある成分を含んでいる場合が多いです。日焼け止めによる肌荒れが気になる人は、値段が高めでも成分の良い商品の方が肌に良い可能性があります。一方、普段使いで毎日使用するので量や価格にもこだわりたいということであれば、手頃な値段の商品の方がしっかり使えて良いという場合もあります。

日焼け止めの形状の種類①

スプレータイプ

スプレータイプは顔や身体にスプレーして使用します。髪にも使用することができ、手が届きにくい場所でもスプレーであれば塗りやすいという特徴があります。また、メイクをした顔にも使用できます。爽やかで簡単なので、スポーツなどの時に何回も使用する際に向いています。しかし、日焼け止めが均一につきにくく、周りに飛び散ってしまうという弱点があります。
 

ジェルタイプ

ジェルタイプは白っぽさがなく、肌にのびやすく、塗ったときの感触が良いことが特徴です。肌がくっつくような感触が少ないので日焼け止めの感触が嫌いな人にも向いています。塗りやすいので普段使いや忙しい通勤前にも適しています。ただ、紫外線吸収剤を使っているものがあるので敏感肌の人には負担が強いかもしれません。
 

ローションタイプ

ローションタイプは液体なので、簡単に塗りやすいという特徴があります。塗った時の不快感が少なめで日焼け止めが苦手な人にも適しています。また簡単に落とすことができます。ただ、肌を保護する程度は弱いものが多いので、屋外での長時間の活動よりも普段使いに向いています。
 

日焼け止めの形状の種類②

乳液タイプ

乳液タイプはのびやすく、しっとりした感触です。化粧下地として使用できるものもあり、普段使いに適しています。耐水性が高いという特徴があるので、水に触れる場合や汗をたくさんかく時に適しています。

クリームタイプ

クリームタイプはしっとりした感触で、しっかりと塗ることができます。化粧下地になるものも販売されているので普段使いに適しています。ウォータープルーフの日焼け止めもあるので、汗をかいても長時間効果が続くことが特徴です。しかし他のタイプよりも落ちにくいので、クレンジングなどを使ってしっかり落とす必要があります。

パウダータイプ

パウダータイプの日焼け止めもあります。化粧をした後で顔にパウダーをはたいて使用します。普段使いで使用しやすい特徴があります。ただ、落ちやすいのでこまめに塗り直す必要があります。

季節による日焼け止めの選び方

季節による紫外線の変化

Photo byValiphotos

紫外線の強さは季節によって変わります。春から夏にかけて増えて、秋から冬にかけて減ります。しかし冬になっても紫外線がまったくなくなるという訳ではないので、日焼け止めは1年中必要です。UV-Aは冬でも夏の半分くらいの量が肌に届いています。UV-Bは4月から夏の終わりにかけて特に量が増えて、冬でも夏の20%くらいの量が肌に届いています。
 

季節に応じた選択

Photo byCouleur

季節に応じて紫外線の量は変化しますので、日焼け止めも季節に応じて変えた方が良いです。外出時間や汗をかく量によっても異なりますが、普段使いであれば春はSPF30以下でPAが+1つから2つくらいのもの、夏はSPF30か数字がそれよりも大きいものでPAは+が最低でも2つ以上のもの、秋は春と同じくらい、冬はSPF10から20でPAが+1つから+2つくらいのものが目安になります。


時間や天気による日焼け止めの選び方

時間による影響

Photo byobpia30

紫外線の量は1日のうちの時間によっても変わってきます。紫外線の量は午前7時くらいから増えていき、午前9時くらいに急増して、正午くらいに最も多くなります。その後だんだんと減っていきますが、夕方でもまったくなくなるという訳ではありません。ですので日焼け止めは朝から夜まで、通勤の時間から帰宅時まで必要なのです。

天気による影響

Photo byEvgeniT

日焼け止めは晴れている日だけ必要という訳ではありません。曇りの日は、紫外線は晴れの日の半分以上の量が肌に届いていますし、雨が降っていても晴れている時の5分の1の量の紫外線が肌に届いているのです。陽の光が出ていない時は肌は焼けにくいかもしれませんが、日焼け止めは塗った方が良いです。

顔用日焼け止めの選び方

使用場所に応じた日焼け止め

Photo byAdoreBeautyNZ

日焼け止めとして販売されているものには用途に応じて顔に塗るものと身体に使用するものの2種類があります。顔用の日焼け止めには顔に使用することを念頭に置いた成分が含まれていたり、肌に負担をかけない工夫か施されていたりします。化粧下地として用いることができるものがあることも特徴です。

顔用と身体用の使い分け方法

Photo by422694

身体に使用する目的で開発されたものの方が日焼け止めとしての能力は高いのですが、その分だけ刺激が強い場合が多いです。顔に使用することを目的として開発された商品の方が皮膚への負担が軽くて済みます。最近は、顔も含めて全身に使用できる商品も販売されているので、使い分けが面倒な方に向いています。
 

敏感肌に適した日焼け止めの選び方

皮膚の保護

Photo byPublicDomainPictures

コンディションが悪くなったり刺激を感じたりしやすい肌は一般的な肌よりも肌を保護する力が弱い傾向にあります。こうした肌質の人は日焼けなどによる害を受けやすいので特に日焼け止めを塗った方が良いです。しかし影響を防ぐ効果が高い商品はその分だけ皮膚にかかる負担も大きいので注意が必要です。

敏感肌用の日焼け止め

Photo byTama66

肌に問題が起こりやすい人は専門に開発された基礎化粧品のシリーズから販売されている日焼け止めは、余計な負担がかかりにくくておすすめです。最近では肌が荒れやすい人用に開発されたスプレータイプやジェルタイプなど様々な種類の日焼け止めが販売されているので、使い分けができるようになりました。

敏感肌に適している種類

Photo bykrivitskiy

着色料などが使用されていない日焼け止めは皮膚への負担が少ないので適しています。つけてみて心地よいと感じるものがよいです。日焼け止めが肌に付着したままになってしまうと良くないのでローションタイプなどの洗い流しやすい種類がおすすめです。

普段使いの日焼け止めの選び方

普段使いの時のSPFとPA数値

Photo bymarkusmarcinek

皮膚を防御する効果を表す数値は高ければ高いほど良いように感じますが、効能が高いほど皮膚に対する負担も大きいということになりますし、テカりやすくなります。家の周りの散歩や近くのコンビニへ行くなど、近距離であればSPF15か少し高いくらいでPA+1つから2つくらいがちょうどよい強さです。外にいる時間が数十分ならSPF30以下で十分なのです。

普段使いにおすすめの日焼け止め

Photo byBru-nO

パウダー状でメイクの上から顔につける種類のものであれば楽に使用することができます。高級でなくても能力の優れた日焼け止めも増えています。毎日使うものですから価格が手ごろなもの、そして塗ったときの感触が自分にとって良いものをおすすめします。

軽いスポーツ時の日焼け止めの選び方

軽いスポーツ時に必要なSPFとPA数値

Photo byfotshot

長時間街中を歩き回る際や木陰で軽いスポーツをする時は、普段使いよりも日焼けなどを予防する効能がより強い商品が必要になります。SPFの数値は最低でも30くらい、PAが+3つくらいのものがちょうど良い強さになります。

軽いスポーツ時におすすめの日焼け止め

Photo byPezibear

散歩や日陰でのそれほど激しくないスポーツをする時は、汗をかいても効果が弱まりにくい日焼け止めがおすすめです。乳液タイプの日焼け止めは失われにくいという利点があるので向いています。また、汗をかいた後にメイクをなおして、その上からスプレータイプの日焼け止めをするという方法もあります。保湿成分などが含まれている商品であれば、紫外線からの悪影響を予防しつつ美容対策もできます。

外でのレジャー時の日焼け止めの選び方

レジャーの時に必要なSPFとPA数値


Photo by12019

日差しを遮るものがない場所で長時間のレジャーを行う際には、皮膚を防御する効能ができるだけ優れているものが良いです。SPFとPAの度数ができるだけ高いものを選ぶのがおすすめです。

SPFの高さに関する注意点

Photo bymarijana1

外にいる時間が長い場合は基本的に日焼け止めとしての能力を表す数値が高いものを選択しますが、数値が高ければ必ず紫外線の影響から肌を守れるという訳ではありません。外にいる間にたくさん汗をかけば、日焼け止めは少しずつ失われていってしまうからです。数値が高くても定期的に使用しなおすなどの注意が必要です。

外でのレジャー時におすすめの日焼け止め

Photo byMonikaIris

日差しを遮るものがない場所で長時間過ごすと汗をたくさんかきますし、水辺でのレジャーでは肌が濡れます。こうした場合には水分がついても失われにくい日焼け止めを選びます。『ウォータープルーフ』という表示のある、防水加工がされた肌への密着度が高いものがおすすめです。また、海外の湿度が低い場所で休暇を楽しむ際は保湿効果の高い日焼け止めが良いです。
 

スキー時の日焼け止めの選び方

スキー場でも日焼け止めが必要な理由

Photo bygsibergerin

スキー場で肌が焼けてしまったという話はよくあります。これは、紫外線が頭上から当たっているだけではなく、地面に積もった雪に反射するからです。ちなみにこれはアスファルトの地面でも同じです。ですからスキー場では冬でも紫外線に注意が必要なのです。

スキーをする時の数値

Photo byUp-Free

通常、冬場は軽い日焼け止めで十分ですが、スキー場へ行く場合には数値の高い商品を使用することをおすすめします。具体的にはSPF30くらいからそれよりも大きいものでPAの+が最低3つくらいのものが良いです。

子供用日焼け止めの選び方

肌への負担

Photo byJillWellington

幼い皮膚は成人の皮膚に比べて薄いので、可能なかぎり皮膚にかかる負担が少なくなるような日焼け止めを選択した方が良いです。紫外線吸収剤が含まれていないものや無添加と書かれているもの、石けんで簡単に取り除くことのできる日焼け止めが良いです。また、アルコール成分が含まれている商品もあり、これは特に子供の皮膚には刺激が強すぎる場合があるので注意が必要です。

虫よけ効果

Photo byHaiRobe

子供用の日焼け止めの中には虫よけ成分も含まれている商品があります。日焼け止めや虫よけスプレーを嫌がる子供は多いので、こういった商品を使用すると両方使用する手間を省くことができます。

日焼け止めの選び方のまとめ

Photo byMonikaP

紫外線は肌を火照らせたり色を濃くしたりするだけではなく、肌の状態に悪影響を及ぼします。こうしたダメージを防ぐため、日焼け止めは1年中必要です。単純に効果を表す数値が高い商品を選びがちですが、肌への負担を考えると、使用する状況や肌質に応じて適切な商品を使い分けた方が良いのです。様々な種類の商品が販売されていますので、正しく選んで使い分けることが大切です。

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